昨夜、６月25日にお亡くなりになった札幌Ｕ－18の前監督である故・森下仁之さん（享年57）の通夜が東京都町田市の南多摩斎場でとり行われました。 　コンサドーレアカデミーサポーター有志として出席させていただきましたゆえ、ここでお知らせします。

　詳細な原因の記述は避けますが、既に昨年の末あたりには僕にも「身体の調子はあまりよくはないね」と話されておりました。「ちょっと太りすぎじゃないんですか？」と僕も冗談めかして口にし、お互いに笑ったのですけれど、年明けに町田に引っ越してから徐々に体調が悪くなる一方だったようです。今期からアカデミーコーチとして同僚となった関浩二さん（元札幌ほか）によりますと「『何を食べてもおいしくない』と言ってましたね。一緒に食事に行きましょうと誘ったのですが、叶いませんでした」とのことでした。

　「若すぎるよね」と悼んだのは偶然僕のすぐ後に会場に着いた柳下正明さん（現浜名高校コーチ／元札幌監督）で、静岡県の浜名高校のＯＢ同志。札幌Ｕ－15監督の後に磐田に誘ったのがヤンツーさん、逆に森下さんが金沢の監督を退いた後に監督に就任したのもヤンツーさんという間柄。 　このお二人には取材を通して、またサポーターという立場でも、サッカーに関する様々な知見をめっちゃたくさん教えていただきました。千人のＳＮＳの書き込みを見るよりも実際に現場で指揮を執る側から話を聞く方が殊更にためになることばかりで、僕自身がここ（サポーターズブログ）から遠ざかるきっかけを作った方々ではあります（本当ですすみません）。 　横浜ＦＣの現監督の四方田修平氏や竹内清弥コーチ（ともに元札幌）とも久々にかなり長時間お話しさせていただきました。元アカデミーダイレクターの北原次郎さん（現ＦＣ東京）にＧＫコーチだった阿部勝弘さん（現ＦＣ今治）さん。遅れて駆けつけてくれたのが、ともにＵ－15で全国準優勝に導いてくれた当時コーチだった名塚善寛さん（現湘南コーチ）。また、佐藤洋平氏（あれ？いま代表スタッフだっけ？）などの姿もありました。 　札幌からは財前ヘッドオブコーチと赤池ヘッドコーチ。現役選手としては荒野、西野。札幌ＯＢの前兄弟。水戸にいる松原修平には「来年はＪ１だな」と冷やかしてやりました。既に選手を引退した中からは群馬県在住で図南ＳＣのコーチを務めている中山和弥、現役学生では砂田（中大）、瀧澤兄弟（早稲田と関東学院）など。 　そして元社長であり選手でもあった野々村芳和チェアマンの姿もあったことを記しておきます。

　先にも書きましたけれど本当にいろいろと教えていただいたのです。サポーターの目で見ることなんて事実の中の一角だけであって、指導者・選手・審判員それぞれの立場で見て、考えて、判断して、それぞれのファクトを積み上げていかなければとてもとてもサッカーを理解したなんて言えないわけです。過去の自分が恥ずかしくて恥ずかしくてたまらなくなってきました。

　それはそれとして（汗）。 　蒸し暑い日々が続くのに昨今の遺体冷凍技術というのは凄いものでして、魂が旅立ってまる10日。今にも目を開けそうなくらいの鮮度で森下さんは眠っておられました。記憶にある中の氏の姿からは幾分か痩せたようです。それでもスーツ姿で今にも起きだして指揮を取りそうな、そんな姿を最期に目に焼き付けることが叶いました。 　ご子息はお二人。中でもご長男（似ている！）は札幌に残って就職されたといいます。関わりあう機会がございましたらご指導ご鞭撻をよろしくお願いします。

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　まだまだ聞きたいことがたくさんありました。不勉強なサポーターであり取材者であり申し訳ありませんでした。非常に楽しい日々をありがとうございました。どうぞ安らかにお眠りください。