2015年07月14日
真夏の祭典=日本クラブユース選手権U-18に出場するコンサドーレ札幌U-18への支援企画の続報です。 4年前にチームトレーナーさんからのリクエストで「プール」と言われたときは大型のプール2個を差し入れました。アイシングに使用するもので、選手たちの身体を冷やしケアに努めるためのものです。 もちろんトップチームでもプールは使用されており、練習後に大柄な選手たちが肩を寄せあってプールに浸っている光景は微笑ましく写りました。 しかしユースチームの場合、遠征先のホテルではプールを設置できる場所が限られるため、宿泊先によってはせっかく大型のプールを持ち込んでも活用できず、その効果を発揮できない懸念がありました。 そこで!トレーナーさんは一人用アイスバス(携行タイプ)を発見してしまいました! これなら空気を抜いて運べばそう荷物にはなりませんし、設置も広い場所を必要としません。 我々サポーター有志はこの「一人用アイスバス(携行タイプ)」を3セット購入することを決めました。すでに手配を終えて、大会前には宿泊先に配送される予定です。 大会は22日(水)から始まります。 皆さまからのカンパは以下の口座にてお受けしております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 口 座 北洋銀行・本店、普通口座、「1904654」 名 義 コンサユース支援基金 代表者 谷口 恭(タニグチ タカシ)
2015年07月14日
情け容赦ない炎熱地獄のグンマーで開催される日本クラブユース選手権U-18に出場いたしますコンサドーレ札幌U-18への支援企画の続報です。 先週、先々週とプレミアリーグの会場で皆さんからお預かりしました「塩飴」ですが、今週末にも機会を設けております。 7月19日(日)11:00~、SSAPにおいて開催される市立船橋高校戦においてお預かりします。「熱中症対策」あるいは「塩分補給」などと表記されている飴をご持参できます方は、声掛けをしている方(あきっくさん他)にお渡しください。(下の画像は商品の一例です。これと同じ品物でなくても構いません) どうぞよろしくお願いいたします。 募金のお預かりは引き続き実施いたしております。金額の多寡は一切問いません。選手たちの健闘によって感謝の気持ちを表してくれます(確定)。よろしければ下記口座へご協力をお願いいたします。 【支援金お振込先】 口 座 北洋銀行・本店、普通口座、「1904654」 名 義 コンサユース支援基金 代表者 谷口 恭(タニグチ タカシ) たくさんの皆様のご協力・ご厚情を心からお待ちしております。
2015年07月04日
【支援物資「塩飴」のお預かり】 真夏のグンマーでの開催となる「日本クラブユース選手権U-18」に出場するコンサドーレ札幌U-18チームへの支援企画です。 これまた恒例となっておりますが「塩飴」の実物を広く皆さんから集めたいと思います。 汗をかくと体内の塩分や各種のミネラル分が一緒に失われていってしまいます。これらが不足すると熱中症にかかりやすくなるばかりではなく、足を攣ったりなどプレーに重大な影響を及ぼす場合もあります。 私たちサポーターはこうした面を考慮し「塩分、ミネラルなど各種成分を含んだ飴類(通称=塩飴)」をU-18チームに毎年贈ることにしています。 今年も以下の高円宮杯プレミアリーグU-18のホームゲーム会場となるSSAPにてお預かりする予定です(昨年のコピペ文^^;;)。 ○高円宮杯U-18サッカーリーグ 2014 プレミアリーグ イースト 7/5(日)10:00 JFAアカデミー福島(宮の沢白い恋人サッカー場) 7/12(日)11:00 柏レイソルU-18(SSAP) 7/19(日)11:00 市立船橋高校(SSAP) さっそく明日の試合会場で集めたいと思います。 明日の会場は宮の沢ですのでお間違えなく! 「熱中症対策」あるいは「塩分補給」などと表記されている飴をご持参できます方は、上記会場にて声掛けをしている方(あきっくさん他)にお渡しください。 おおむねひと袋150~300円程度で市販されているものです。 今年も多くの塩飴をチームへ寄贈したいと思います。皆さんどうぞよろしくお願いいたします。
2015年07月02日
あの震災があった2011年以来、ついうっかり開催場所を炎暑酷暑爆暑のグンマーに移して以来今年で通算39回目を数える真夏の若きフットボーラーの祭典(確定)日本クラブユース選手権U-18。この大会に今年も当然コンサドーレ札幌U-18チームは出場します(決定)。毎年恒例の彼らへのサポート企画を今年も堂々実施したいと思います! なぜ「当然」なのかと言いますと、昨年に続き今年も北海道には協会普及枠が適用され、通年1チームのみの出場のところ2チームの出場となっているからです。北海道協会への登録チームがU-18の場合たった3チームしかないので、3分の2が出場できるという誠にもってヤ○ザなシステムであり、つまり今年も決勝戦のみを戦ったコンサドーレはその時点で既に北海道代表となっていたわけです。 ともかく、昨年に続く出場となるサンクくりやまとともに全国の舞台で旋風を巻き起こしていただきたいものです。昨年はグンマー開催以来初めて、そして鈴木智樹らを擁した2002年以来となるベスト4進出で、三ツ沢陸上に詰め掛けたサポーターやOBたちが感涙にむせび泣いたのも記憶に新しいところです(限定)。今年も目標は高く、「目指せ頂点!」 では恒例により、昨年の大会成績と公式記録に記載された試合時の気温(今年は変えてみました)を記します。 <2014年7月~8月> 24日(木)11:30~ GR1 塩釜FC(前橋総合) ○5-1 36℃ 25日(金)11:30~ GR2 鹿島アントラーズ(前橋工) ×1-3 38℃ 27日(日) 9:00~ GR3 浦和レッズ(宮城総合) ○3-0 33℃ 28日(月) 9:00~ R16th 大宮アルディージャ(宮城総合) ○1-1(PK)29℃ 30日(水) 9:00~ Q/F ジュビロ磐田(前橋総合) ○5-0 33℃ 1日(金)16:00~ S/F 三菱養和(三ツ沢陸上) ×0-3 32℃※ ※8月1日のみ横浜市で開催 2013年が奇跡的な冷夏だったことと比較すると、この気温は極めて普通の夏のグンマーの気温と言えます(確定)。 今年も我々ビョーキ有志はチームトレーナーと相談いたしまして、次の酷暑対策の品々を差し入れることにいたしました。ほとんど昨年、一昨年と同様なのですが、塩飴のみ現在ペンディングとなっています。 (1)塩飴 汗とともに失われていく塩分を補給するための食塩やミネラル等を含んだ飴です。 (現在ペンディング中です。詳細は追ってお知らせします) (2)ポカリスエット(パウダー) ジャグ(大型の水筒)に溶かして選手たちに飲んでもらいます。今年も多めに仕入れる予定です。 (3)アミノバリュー(パウダー) こちらもジャグで溶かして選手たちに飲んでもらいます。 (4)ウィダー・リカバリーパワープロテイン 「運動で消費されたエネルギーの補給と酷使された身体の修復に役立つ」成分を含んでいます。 (5)その他、ゼリー類(ウィダー・イン・ゼリー等) 具体的にはウィダーの「エネルギー」「エネルギーレモン」等を考えております。 このうち、(1)の塩飴に関しましては皆さんから直接集めたいと思っているのですが現在のところちょっとお待ちください(詳細は追って別項で)。 (2)~(5)が購入品となりますが、今年も「コンサユース支援基金」を原資として利用させていただく予定です。。 運営者は札幌の谷口恭さん(通称:リンダさん)です。 本企画の趣旨にご理解をいただき、支援金のご協力を頂けます方は、以下の口座にお振込みをお願いいたします。 口 座 北洋銀行・本店、普通口座、「1904654」 名 義 コンサユース支援基金 代表者 谷口 恭(タニグチ タカシ) HFC育成部には本企画についてご理解を頂戴しております。あくまで主催は発起人ですので、HFCへのご意見やお問合せ等はご遠慮いただきますようお願いいたします。 ご意見やお問い合わせは当ブログコメント欄、または下記のメールアドレスかハッシュタグを付けた上でTwitterでお願いいたします。 今年も熱い戦いを繰り広げてくれるコンサドーレ札幌ユースU-18へ、ご声援とともにご支援もよろしくお願いいたします! 発起人=ひぐま(当ブログ管理者)、あきっくさん「コンサ中心生活」 ご協力=「コンサユース支援基金」(谷口恭さん) 連絡先=higuma@j.web5.jp Twitterハッシュタグ=#CSYshien
2015年05月04日
諸般の事情により試合ダイジェストはまた後日(推定)。 鳥栖U-15戦 https://www.youtube.com/watch?v=KHL3mI7DA5Q 準決勝・長岡Jr.ユースFC戦 https://www.youtube.com/watch?v=SVpTZAVTRGY&feature=youtu.be
2015年05月04日
【堺】JFAプレミアカップ2015準決勝においてコンサドーレ札幌U-15は北信越代表の長岡Jr.ユースFCを2-0で下し、初の決勝進出を決めた。 試合は終始双方活発に仕掛けあう稀に見る好ゲームとなった。札幌は0-0で迎えた後半14分(通算44分)に今大会のラッキーボーイ2船戸一輝が抜け出して先制点を決め、24分(同54分)に10山保璃空のシュートがポストに当たった跳ね返りを9宮脇健太が決め2-0としダメを押した。 決勝はこの後行われている広島と京都との勝者と行われる。勝者には世界大会への切符が与えられる。
2015年05月04日
日本サッカー協会主催のU-15の全国大会であるJFAプレミアカップ2015が大阪・堺市の堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター(J Green堺)で行われている。 全国12の代表チームを4つづつ分けて行われた1次ラウンドで、北海道代表として出場しているコンサドーレ札幌U-15はグループBに属し、青森山田中(東北代表)、アルビレックス新潟U-15(北信越代表)、サガン鳥栖U-15(九州代表)と対戦した。 実力伯仲のグループとの評判に違わず初戦の青森山田戦は終盤まで互いに攻めあい、守りあう白熱の好試合となった。青森山田は190センチの長身FW三國ケネディエプスがターゲットとなり得ず、周囲の選手たちの連携で札幌守備陣を崩そうと試みたが、最終盤のアディショナルタイムに札幌が左サイドから7飯野敬太、8中村友哉とワンタチで素早くつなぎ、最後は攻撃参加してきた右サイドバックの2船戸一輝が押し込み貴重な決勝ゴールを挙げた。(札幌1-0青森) 次戦のアルビレックス新潟戦は青森山田戦の午後に行われた。自らのミスが重なって前半に2点のリードを許すが、前半終了間際に6福田心之助がPKを得てこれを自ら決めて1点差とする。DFの要である3濱田雄也を負傷で失う中、一丸となって勝ち点を掴もうとする札幌は57分に2船戸が敵陣深くまで勝負をかけ、折り返した低いクロスボールに10山保璃空が詰めて同点に追いつく(実は相手DFのオウンゴールだった)。この時点で勝ち越せれば準決勝進出が決まっていたところだったが、無暗にリスクをかけずドローで終え、すべては4日のグループ第三戦に持ち越された。(札幌2-2新潟) サガン鳥栖U-15戦は2戦2引き分けだった鳥栖も札幌を降せば準決勝進出の可能性が残されていた。再三コーナーキックの好機をつかむものの札幌GK1前川廉の牙城を崩せず、札幌も徐々に疲れからか足が重くなり前半は0-0で終える。後半になって札幌は高い攻撃性を発揮していた2船戸の突破からPKを獲得し、34分に船戸が落ち着いて蹴りこみ先制する。その後45分にはセットプレーから鳥栖9鶴陽裕に同点ゴールを許すが、自力で決勝進出をつかみたい札幌は腰痛のためスタメンを外れていた9宮脇健太を満を持して投入。これが図に当たり右サイドの突破から10山保がヘッドで勝ち越しゴールを突き刺す。試合はこの一点を最後まで懸命に守り切った札幌に凱歌が上がり、あの古田寛幸や堀米悠斗ら数々の選手たちが成し遂げられなかった「春の全国4強」を10回目の出場で自らの手で堂々と掴み取った。(札幌2-1鳥栖) 結果だけを見れば札幌が勝ち点7でひとり勝ちをした形であるが、ひとつ間違えば得失点差、あるいは抽選で勝ち抜けが決まってしまうくらい伯仲した状況であった。鳥栖戦も相手シュートが2度もゴールポストを叩くなど決定的なシーンはむしろ相手に多く、薄氷の準決勝進出と言って差し支えない。 準決勝は本日の午後2時から、北信越1位の長岡ジュニアユースFCとの対戦となる。佐藤尽監督から見れば今年1月にコンサドーレ旭川U-15を率いていた当時に全日本ユースフットサル大会で苦杯をなめた相手とのリベンジチャンスの一戦となる。何としても勝ち抜け、明日の決勝で京都か広島と覇権を競いたい。 この大会の優勝チームには「プレミアカップ・ワールドファイナル」と銘打たれた世界大会への招待切符が用意されている。まさに「北海道から世界へ」を現実のものとする絶好の機会がいま訪れている。 (ひぐま)
2015年05月04日
【堺】大阪・堺市の堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター(J Green堺)で行われている中学生年代の春の王者を決めるJFAプレミアカップ2015で、北海道代表のコンサドーレ札幌U-15はグループBの3試合目で九州代表のサガン鳥栖U-15と対戦し2-1で勝利した。この結果、札幌は通算2勝1分けとなり、勝ち点を7と伸ばし、グループ1位で出場10回目で初の準決勝進出を決めた。 試合は双方連戦の疲れが残る中、堅い試合となったが、後半4分に今大会好調の2船戸一輝が自ら倒されて得たPKを決めて札幌が先制。その後追いつかれるも同21分に途中出場の9宮脇健太が右クロスを入れ、10山保璃空がヘッドで突き刺し、全員一丸の守りで凌ぎ切った。 他グループからの準決勝進出チームは京都U-15、長岡Jr.ユース、広島U-15となった。対戦カードは抽選で決まり、試合は本日午後に行われる。
2015年05月03日
【堺】JFAプレミアカップ2015は3日、大阪・堺市の堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター(J Green堺)で開幕し、北海道代表のコンサドーレ札幌U-15はグループBの2試合目で北信越代表のアルビレックス新潟U-15と対戦し2-2で引き分けた。 初戦勝利を収めた札幌は勢いのままに新潟を降したかったが、初戦を引き分けて後がない新潟の攻めをしのげず前半で2点を失う。しかし前半終了間際に6福田心之助が自ら得たPKを決めて1点差に追いすがると、後半27分(通算57分)に右サイドを突破した2船戸一輝のクロスをゴール前に詰めてきた10山保璃空が押し込んで同点に追いつき、そのまま試合終了となった。 もうひとつのゲームである青森山田中とサガン鳥栖が引き分けており、勝ち越せばコンサドーレ史上初の準決勝進出が決まるところだったが「あの状況で勝ちにいってもし失点していたらと考えると…」(佐藤尽監督)リスクをかけない戦いぶりで勝ち点1を上澄みするにとどまり、明日の試合に準決勝進出をかけることとなった。 札幌は明日朝9時45分から本日2戦2引き分けのサガン鳥栖U-15と対戦し、勝てば無条件で準決勝勝ち抜けを決める。
2015年05月03日
【堺】中学生年代の春の日本一を競うJFAプレミアカップ2015は3日、大阪・堺市の堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター(J Green堺)で開幕した。北海道代表のコンサドーレ札幌U-15はグループBに属し、青森山田中(東北)、アルビレックス新潟U-15(北信越)、サガン鳥栖U-15(九州)と1次ラウンドを戦うこととなった。 初戦となった青森山田戦は本日の午前10時より行われた。 双方好機を数多く作り出す活発なゲームとなったが、引き分け濃厚とみられた後半アディショナルタイムに右サイドバックの2船戸一輝(3年)がゴールを挙げ、青森山田を1-0と振り切った。札幌の本大会での勝利は2年前の愛媛FC戦以来となる。 札幌の第二試合は本日午後2時40分から同所にてアルビレックス新潟と行われる。グループBは新潟と鳥栖が引き分けているため、第2試合で札幌が新潟に勝ち、青森と鳥栖が引き分けた場合、札幌の今大会初の準決勝進出が決まる。 船戸のゴール!↓ https://www.youtube.com/watch?v=kEQ3HFnpNLY&feature=youtu.be
2015年03月13日
いよいよ明日14日に迫った「サッポロ・フットボール映画祭」。今の段階になっても「行こうかなぁ~、ど~しよぉかなぁ~」と逡巡しているそこのアナタの背中をドンと押す(確定)。サッカー好き、あるいは映画好きならば見ておいて決して損をしない4本をご紹介しよう。そう、ひぐまさんにはこの映画祭を全力全開で推す資格(ってゆーか、むしろ義務)があったりするのだ(後述)。 「ご紹介から」と書いておいていきなり見ていない作品からスタートする(笑)。 「ネクスト・ゴール!」。今年のヨコハマ・フットボール映画祭でも上映されていたのだが、所用のため見逃していた作品だ。 日本版ではサブタイトルとして「世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦」と付く。これで内容はほとんど割れたも同然の作品ではある(苦笑)。「0対31」とは2001年にW杯オセアニア地区予選で記録されたFIFA国際Aマッチ史上最多の得点差がついた試合であり、勝った方は現在ではアジア地区に組み入れられているオーストラリア。負けた方がこの映画の主役:アメリカ領サモア代表を指す。 映画的な見どころとしてはこのアメリカ領サモアの新監督としてトーマス・ロンゲンという人物がやってくるところがひとつのポイントになると思う。彼はそもそもはオランダの出身で、現役半ばにアメリカに移住し、引退後は指導者となる。2011年前半までアメリカ本土でアンダー世代の代表監督を務め、そこそこの実績を残してきたと思われる彼が、アメリカサッカー協会から派遣される形でサモアの土を踏み、選手たちを鍛え上げて国際試合初勝利を目指す姿が描かれる。その情熱の背景にあるものは何なのかを見たい。 これまでの上映レポートを読むと、観客はラストには鼻をすするらしい。花粉症が酷いのだろうか?いや、そんなことはない。自分自身も初めて見るこの作品に酔いしれたいと思う。 二本目は「エリックを探して」。日本では2010年の年末に一般公開されている。僕もその翌年に一度鑑賞している。前年のカンヌ映画祭コンペ部門出品作という触れ込み付きであり、実際に最高賞であるパルム・ドールを「麦の穂をゆらす風」で2006年に受賞したイギリスの名匠ケン・ローチがメガホンを取った。 ケン・ローチ自身が大のサッカーファンであることは有名であり、監督作の中にもたびたびサッカーシーンやサッカーにまつわる話が出てくる。2005年製作のオムニバス映画「明日へのチケット」でもチャンピオンズリーグに出場するセルティックスのサポーターたちを、あの中村俊輔も袖を通したライトグリーンと白の横縞のユニフォームを纏わせて登場させている。 ネタバレしないように内容に触れると、ショボくれたオッサンであるエリックの元に、彼の憧れの的であったエリック・カントナが現れて「オッサンも頑張れよ!」と尻を叩いてくれる作品である。途中、本物のカントナのマンチェスター・ユナイテッド時代の試合映像も挟み込まれており、プレミアリーグ通をも納得させる構成となっている。 日本ではあまり有名ではないかもしれないが、カンヌの最高賞に輝いたケン・ローチのコメディ映画である。「麦の穂…」の衝撃かつ非情なラストとは好対照のタッチを楽しみたい。 三本目の「メッシ」は今回のジャパン・ツアー中、各地で最も引きの強い作品と言えるだろう。僕も横浜で鑑賞した。 今をときめくアルゼンチンの名選手であるリオネル・メッシをめぐるドキュメンタリー映画であり、彼の周囲の様々な立場の人間たちがとあるレストランに集い、彼らの視点からメッシが何故あれほどまでの偉大な選手への道を辿っていけたのかを描いている。この手法が巧みだ。メッシの幼馴染たちやイニエスタ、ピケらのバルセロナでのチームメートに、クライフ、メノッティといった名選手・名伯楽らが咲かせる会話劇を卓越した編集で整理し、メッシ自身の成長を追った映像を絡ませて描いている。レストランには登場していないが、マラドーナ(兄)ももちろんメッセージを寄せている。その豪華絢爛たる顔触れもさることながら、日本では無理じゃないかなと思わせるその製作技法に敬意を表したい。サッカーファンなら1食抜いてでも、映画ファンなら2食ガマンしてでも見るべき一本だ。 ラストを飾る「プライドinブルー」は今回最もひぐま的に楽しみにしている作品である。と、いうことは未見ではあるのだが、2010年に発表された「アイ・コンタクト」の上映会の際に中村和彦監督と知り合い、今年もヨコハマでご挨拶させていただいている。両作品とも札幌では未上映というお話であり、中村監督自身も楽しみにしておられた。 知的障がい者サッカーという、一般社会から見るとニッチな世界にカメラが入り込んで撮った作品であり、その点では非常に気を使って作られた作品ではあると思う。しかし一旦「中」に受け入れてもらえれば、選手たちの飾らない素顔が見えると思われる作品であり、そんな彼らの素顔から、我々が抱いている誤解や差別・偏見というネガティブな要素は拭い去られていく構成になっているのではと思われる…頼りない書き方で申し訳ないが、「アイ・コンタクト」がそうであったためあえてこう書かせていただいた。 中村監督によると、この2本に続く3本目の障がい者サッカー映画がすでに完成を見ているらしい。とりあえず今年と来年は既発表の2本を楽しみ、3年後にその新作をサッポロで…という方向性もアリだと思う。 「サッポロ・フットボール映画祭」は「ヨコハマ・フットボール映画祭」のジャパンツアーという位置づけで行われる。2011年にスタートした「ヨコハマ」は今年で5年めを迎え、満を持して全国進出!という段取りだ。やがて回を重ねて、コンサドーレのホームゲーム開幕と同様に冬の札幌にひと足早く春の訪れを告げるイベントとして定着してほしいと思う。 実は「ヨコハマ」の5年前の第一回目、前売りの一日通し券購入者の第一号がひぐまさんで、映画祭当日の整理券番号の1番をゲットしたのもひぐまさんだったのである!(大本当)このブログでも積極的に宣伝させていただいた記憶も新しいところであり、映画祭がここまで続いたその礎の一部となったことは自負している(本当)。ついでに書くとサッポロの実行委員長であるKくんは昨年W杯予選「日本-コートジボワール」のパブリックビューイングなどで協力していただいている。オレが札幌在住であればもっと力になれたのに(Kくんすまん)…というのはともかく、つまりぜひ成功させてもらいたいと心から願っているわけだ。 話をちょいとそらせると、問題はヨコハマやサッポロなどジャパンツアー各地だけのものでもない。昨年1年間に日本国内で公開された映画作品はついに600本を超えた(注・日本で制作された映画。洋画は含まない。総本数は615本=統計はすべて一般社団法人日本映画製作者連盟調べ)。史上最高の公開数であり、全国的に映画館の軒数が3,364スクリーンとほぼ横ばい傾向である現状(蠍座も閉館になったんだよなぁ…)を鑑みると、ごくごく1部の単館系映画館でわずか1週間だけレイトショー公開、あるいは1日だけの公開などという、よほどの映画ファンでもなければ見逃してしまうような興行形態を取らざるを得ない作品が大多数を占めているとしか思えない。 そんな中で、日本製のサッカー映画が極めて少ないという悲しむべき現実がある。ためしにWikipediaで「サッカー映画」と検索すると、出てくるのはたった6本(無論本当はもうチョイ多いのだが)。今回サッポロでかかる「プライドinブルー」の上に記載されているのはなんと「かにゴールキーパー」である!アレも確かにサッカー映画ではある(オレも見た)が、膨大な作品数が検索にヒットする野球映画と比べると寂しい限りである。この現状を打破するためには「サッカー映画でも客が入る」ということを、映画詐欺師(プロデューサーと読んでください)たちに知らしめてやる必要がある。(だから来年は「ガンバレとかうるせぇ」を是非・笑) だから来て! ホラ、そこの「え~、どーしよっかなぁ~」と考えている皆さん!明日は「ストロボ」なんちゃらとか「風」なんちゃらとか「イントゥ」なんちゃらいかにも客が入りそうな作品の公開初日だったり、も○クロが来るとか(「幕が上がる」は意外に素晴らしい映画だった)いろいろありますが、とにかく4本中1本でもいいから「札幌プラザ2・5」(旧札幌東宝プラザ)に足を運んで、サッカー映画を楽しんでいただきたい。 本家「ヨコハマ」が漢字ではなくカタカナで表記される理由は、前年公開の一般映画を表彰する「ヨコハマ映画祭」に倣ったものであるそうだ。今年36回目を数え、日本で最も良心的な映画ファンが集う祭典として業界でも一目置かれる存在になった「ヨコハマ映画祭」を目標にしようとは良い志を抱いていると思う。その志の一部でも札幌に根を付け、やがて太い幹となっていくよう、微力ながら応援していきたい。
2015年01月12日
愛知県豊田市の「スカイホール豊田」で開催されておりました第20回全日本ユース(U-15)フットサル大会において準決勝に進出していた北海道第2代表のコンサドーレ旭川U-15は、長岡JYFCボルボレッタと対戦し2-4で敗れ、今大会は昨年の準優勝に続いてベスト4となりました。 試合は序盤からボルボレッタの勢いを旭川がしのいでいる展開でしたが、前半の半ば(決勝ラウンドからは15分ハーフ)に守備が破たんし、たて続けに3点を奪われます。攻撃面でも身体を厳しく寄せてくるボルボレッタの守備に手を焼き、なかなかいい形でシュートができません。 0-3のまま折り返した後半も追加点を許さない旭川でしたが、時折りGKを外してパワープレイを試みたのが裏目に出て、バックパスが無人のゴールに入ってしまい0-4となります。 残り3分を切って、何とか2点を返しましたが時すでに遅し。2-4のまま試合終了となりました。 3位決定戦は行われないためこのまま大会を終了。大会は旭川をくだしたボルボレッタが決勝でもブリンカールFC(愛知県)を破って優勝を果たしました。 旭川は昨年も決勝で新潟県長岡市のFC五十嵐に敗れており、長岡勢に連敗を喫しました。 残念ながら今年のメンバーから札幌のU-18に進む子はいないそうです。目を見張るような個人技を持つ子(通称:変態)もおらず、それでも一定の技術に高い戦術理解を持つ選手を多数集め、登録された選手全員をピッチに送り出し勝ち取ったベスト4です。道内予選で旭川が敗れた伊達中もあと一歩でベスト4の好成績を残し、帯北アンビシャスも奮闘を見せるなど、冬の間、室内での練習を余儀なくされる道内勢のレベルの高さを感じさせた大会でした。 また女子では北海道のクラブフィールズリンダが準決勝で残り5秒で奇跡的な逆転勝利をおさめ決勝に進出し、グループラウンドで下している東京の十文字中と一進一退の攻防を繰り広げたものの一歩及ばず2年連続準優勝に終わっております。しかしながら2試合とも鳥肌が立つような素晴らしい試合であったことを記しておきます。
2015年01月11日
こちらでレポートした第20回全日本ユース(U-15)フットサル大会でのコンサドーレ旭川U-15の全ゴールシーンです。 (1)緑東FC戦 https://www.youtube.com/watch?v=O72Q8UUvy4M (2)エスプリ長岡FC U-15戦 https://www.youtube.com/watch?v=txwwx2aQIUk (3)山口SCグレイスインフィニティ戦 https://www.youtube.com/watch?v=LDEbJvqRiXk 明日の準決勝は長岡JYFCボルボレッタと10時30分キックオフです! 勝てば決勝戦は13:00から。頑張れ!旭川U-15!
2015年01月11日
愛知県豊田市の「スカイホール豊田」で開催中の第20回全日本ユース(U-15)フットサル大会において、北海道第2代表で昨年度のこの大会準優勝のコンサドーレ旭川U-15が、今年の大会においても快進撃を続け、準決勝への進出を決めました。 出場全16チームを4組に分けて行われるグループリーグ戦において、旭川はA組に属し、昨日午前にまず地元・愛知県の東海地域第1代表である緑東(みどりひがし)フットボールクラブと対戦。初戦の硬さが目立ちましたが5分に相手が反則で退場となる隙をついて挙げた10櫛部悠路くんのゴールを全員で身体を張って守りきり初陣を飾りました。 午後に行われた北信越第3代表で実力ある新潟県のエスプリ長岡との2戦目では後半に攻撃が爆発し最後はフィジカルの強さも出て6-1と快勝しました。 勝ち点6同士で勝った方が準決勝に進出できる本日の中国地区代表山口SCグレイスインフィニティ(山口県)との一戦でもその勢いは持続し、7-2で一蹴し3戦3勝でA組1位となり、明日の準決勝へと駒を進めました。 北海道からは3チームが出場していますが、他の2チームは北海道大会優勝の伊達中が惜しくもB組2位となり、伊達中を破った長岡ジュニアユース・ボルボレッタが明日の旭川の対戦相手となりました。もうひとチームの帯北アンビシャスは残念ながら3戦3敗で大会を去りました。 なお本日より開催しております女子のユース(U-15)大会においても北海道代表のクラブフィールズリンダが2戦2勝で同じく明日の準決勝進出を決めています。 ……ええ、実は来ているんです(^^;;; 今期の旭川をナマで見るのは初めてだったのですが、なかなかまとまっていていいチームだと感じました。 この調子でアベック優勝しちゃえ!(笑)
2014年12月21日
昨日行われました高円宮杯全日本ユース選手権(U-15)の一回戦、カティオーラFCとの試合の動画ハイライトをアップしました。 https://www.youtube.com/watch?v=TNoaqKBVmCU ※冒頭の字幕で「茨木県」と間違ってます。面倒なので直しません(笑)。 序盤はカティオーラの勢いが勝っていたように思われましたし、決定機は同数ぐらいありました。札幌は2得点とも相手のクリアボールを拾って決めており、試合経験の差が出たともいえるかもしれません。相手の体力が落ちてきた終盤はもっと追加点が取れたかもしれません。…主力選手が足をつらなければ…(-_-;; 道内の子供たちというのは冬の間水分の摂取が少なくなるのかもしれませんねぇ…。3年前の悪夢が頭をよぎってしまいました。 きょう11:00からの二回戦は京都サンガFC U-15です。昨年一回戦で屈している相手とのリベンジ・マッチとなります。