関東サポーターＳの不定期コラム 【月が変わればツキも変わる】 今季総括編

今年は端的にいって、選手も監督もクラブもサポーターも、勘違いというか心得違いをした年だった。 要するに、「したいこと」と「できること」が、まったく４者4様に、単純に区別ができない、それが逆回転でチームが沈没したとしか言えない。 まず、私は、「オールコートマンツーマン」というミシャのスタイルは、守備の効率が悪いと言ってきたが、事実後半20分以降運動量が落ちて失点を重ねたことはデータ上明らかである。 コレは、ミシャと、その構想に乗っかった野々村元社長の責任が大きい。 その戦術に見合った選手は、必然として、テクニックより走力重視になる。判断力が備わっていればまだ良かったが、残念ながら、補強で得られるそういう選手は、大崎や近藤くらいである。 つまり、走力任せの選手しか揃えられない、フロントも、ミシャのオーダーに応えたといえばそれまでだが、責任の一端があるさらにいえば、スタジアムの一体感を作るサポーターも、単に目障りな存在に堕したことは指摘し断罪さるべきといえる。 これ迄の諸先輩が作った財産を、崩しとったのである以上の各論点が、「したいこと」と「できること」の区別が出来ていない、ということである。 岩政大樹監督については、まあ堅く行く人だという印象があり、会見で言っていることが本心かはともかく、ミシャの時よりかは常識的線で行くのだろうとは思う。