カレンダー

プロフィール

最新のエントリー

月別アーカイブ

リンク集

カテゴリー

コメント

検索

Jsgoal閉鎖され監督コメントに困ったのでクラブ公式サイトコメントを比較した2

2015年04月08日

Jsgoalが閉鎖され、試合後の監督やコメントの閲覧をどこですればよいのか困ったので、いろいろ探した。
すると、Jリーグ公式の各試合結果の「レポート・フォト」ところに、各クラブ公式サイトへのリンクがあることが判明。

例)
5節4/1(水)19:00 札幌vs京都 札幌ド の場合
http://www.jleague.jp/match/j2/2015/040101/live#recap
 ↓こんな感じ。
【札幌】監督・選手コメント(クラブ公式サイト)
【京都】監督・選手コメント(クラブ公式サイト)

少し見てみると、クラブによってバラツキがあるので、
それぞれのクラブ公式サイトの監督や選手コメントを覗いて比較した。


前回記事
Jsgoal閉鎖され監督コメントに困ったのでクラブ公式サイトコメントを比較した1
第1節栃木、第2節長崎、第3節福岡編


なお、比較の対象は以下の通り
1)監督コメント(=記者質問)数
2)監督コメント文字数
3)選手コメント数(人数)
4)選手コメント文字数
5)試合レポート文字数
6)ハイライト動画

■4節3/29(日)16:00 大宮 NACK5
大宮
http://www.ardija.co.jp/match/2015/j2/04/review.html
⇒監督Q=3、計833字(=316字+217字+300字)、
⇒選手5人、計1180字(=石櫃243字+山瀬258字+黄258字+大黒199字+内田223字)
⇒試合レポあり、1491字(写真12枚)
⇒ハイライト動画リンクあり
⇒監督記者会見動画リンクあり
★おなかいっぱいです。試合レポートは、ライターさんから提供(原稿料あり?)された
 総評を載せていますし、監督や選手コメント量もJsgoalと遜色がないか、それ以上!?
 広報に金をかけられるクラブは一味違うなあという印象です。

札幌
http://www.consadole-sapporo.jp/info/topteam/detail/04_150329.html
⇒監督Q=1、計361字、(QA形式で書いてないだけで、Q2かも)
⇒選手コメなし、試合経過あり


■5節4/1(水)19:00 京都 札幌ド
京都
http://www.sanga-fc.jp/games/result/2015040101/
⇒監督Q=2、計1098字(=642字+456字)、
⇒相手監督Q=3、計410字(=145字+153字+112字)、
⇒選手5人、計1180字(=石櫃243字+山瀬258字+黄258字+大黒199字+内田223字)
⇒試合レポなし(オフィシャル携帯サイトでLIVEテキスト速報を実施!してる模様)
★監督、選手コメともに量が豊富で読みごたえがあります。
 しかも、監督コメントのすぐ下に、対戦相手監督のコメントを載せてる!
 アウェーでこれだけのことをやるのですから、すごいですね。
 やはり広報に金をかけられるクラブは一味違います。

札幌
http://www.consadole-sapporo.jp/info/topteam/detail/05_150401.html
⇒監督Q=1、計289字、(QA形式で書いてないだけで、Q2かも)
⇒選手コメなし、試合経過あり2410字


■6節4/5(日)13:00 東京V 札幌ド/NHK札幌
東京V
http://www.verdy.co.jp/information/result/
⇒監督Q=2、計622字(=263字+359字)、
⇒選手2人、計1190字(=南568字+井林622字)
⇒試合レポ1つ、1583字
⇒ハイライト動画リンクあり
★どちらかというと緊縮財政モードなはずの東京Vですが、監督・選手ともに多い。
 選手の方がしゃべってるくらい。しかも試合レポ付き。
 これ、アウェーですよ?すごいなあ。広報活動に投資している様子がうかがえます。

札幌
http://www.consadole-sapporo.jp/info/topteam/detail/06_150405.html
⇒監督Q=1、計239字、
⇒選手コメなし、試合経過あり1930字


大宮、京都ともに資金力の違いを見せつけられた気がする。
J1並みの資金力を持つクラブは広報にも人を割けるのだろう。
社内の体制もさることながら、外注(ライターさん発注)することも可能。
そういう体制の組めないクラブは「サポが手伝えば」的な発想が一瞬よぎったが、
誤って伝えたりした場合「誰が責任を負う?」という話になるのでやめたほうがよいだろう。

なお、1つ補足すると、コンサドーレ札幌公式携帯サイト「チャオ!コン」では、
選手コメントが掲載されている。
ここは考え方によって良し悪しの判断が分かれるところだが、
監督コメントや選手コメントが有料コンテンツとして商材になりうるのであれば、
そこから少しでも収入を得ようとする考え方は間違っていない。

しかし、それを閉じた世界でのみ扱いすぎると、いわゆる「コアサポ」のみが知る情報と
なってしまい、ライトなサポーターやもっとライトな人たちには届かなくなってしまう。
このバランスが非常に難しい。

大宮や京都のように、経費をかけた無料サービスとして割り切ってしまうか、
毎月少額(数10万~数100万)の売り上げにつながるのであれば有料コンテンツ化するかは、
運営会社の方針次第だろう。
発信と露出と収入と経費。
携帯(ガラケー)専用コンテンツが衰退する今、これらのバランスと、何を優先するのがベストか、
再考する時期に来ているのは間違いない。(むしろ遅いくらい)


さて、今回の隠しテーマとして「Jsgoalと各メディアの関係」というのがある。
Jsgoalが無くなって、その恩恵を受けていたはずのサポーターがどこへ向かうのか注目していた。
Jリーグ公式、クラブ公式、サッカーメディア、スポーツ新聞、一般紙(全国、地方)、SNSなど。

1つ付け加えたいのは、地域でシェア1位を誇る一般紙(北海道なら北海道新聞、栃木なら下野新聞など)が、
どのくらいクラブのことを報じてくれるのか?
ちなみに開幕前の下野新聞を見ると、上中下の3本で特集記事を組み今季の分析をしていた。
試合以外の日でも、どのくらいの報道がなされるのか。
練習風景だけでは記事にならないので、「社会面に載る話題の提供」を欠かさず繰り返すことを
もっと増やしていく必要があるだろう。
(こういうとき、平日でもやってるプロ野球すげーってなる)

Jsgoalがあったころ、無料で数多くの情報が集積されていて、それで事足りるため、
サッカーメディアやスポーツ新聞、一般紙などから
Jリーグの試合後コメントなど試合周辺の情報を得る機運が下がっていたように思える。
集積されていたことのメリットが大きかった(他に集まる場所がなかった)頃は、
これでよかったかもしれない。

しかし、ここ数年は、ゲキサカ、サッカーキング、フットボールチャンネルといった
速報性の高いサッカーメディアが台頭してYahooニュースを席巻しており、
Jsgoalはコアなサポーターは見るが、それ以外の人には届かないメディアに
なってしまっている感が強かった。

この状況はコアサポーターのスポーツメディア離れ(スポーツ紙などを見ない)にも繋がっており、
各メディアとしては、「報道しても売れない⇒記事は小さくなる⇒露出減る」という
負のスパイラルに陥っていたと考えられる。

Jsgoal閉鎖が、この状況を打破するきっかけとなるのか、
それともJsgoalに成り代わる新たなスタンダードが生まれるのか、
Jリーグ公式サイトがその役割を担うのか、
各クラブ公式サイトがコンテンツとして発展していくのか、
興味は尽きないが、今後の動きに注視していきたい。


Jsgoal閉鎖され監督コメントに困ったのでクラブ公式サイトコメントを比較した1

2015年04月08日

Jsgoalが閉鎖され、試合後の監督やコメントの閲覧をどこですればよいのか困ったので、いろいろ探した。
すると、Jリーグ公式の各試合結果の「レポート・フォト」ところに、各クラブ公式サイトへのリンクがあることが判明。

例)
5節4/1(水)19:00 札幌vs京都 札幌ド の場合
http://www.jleague.jp/match/j2/2015/040101/live#recap
 ↓こんな感じ。
【札幌】監督・選手コメント(クラブ公式サイト)
【京都】監督・選手コメント(クラブ公式サイト)


少し見てみると、クラブによってバラツキがあるので、
それぞれのクラブ公式サイトの監督や選手コメントを覗いて比較した。

なお、比較の対象は以下の通り
1)監督コメント(=記者質問)数
  ⇒Jsgoalだと2~4つは書いてました。冒頭の総評も1Qとしました。
2)監督コメント文字数
  ⇒監督の個性によるので長ければよいわけでないが読み応えの基準にする。
3)選手コメント数(人数)
  ⇒Jsgoalだと勝利チームは2~4人負けると1~2人かな。
4)選手コメント文字数
  ⇒選手の個性次第で長くも短くもなる。
5)試合レポート文字数
  ⇒まとめたレポートか、時間ごとの試合詳細か分かれます。あり/なしで。
6)ハイライト動画
  ⇒スカパー提供のハイライト動画へリンクがあるか。公開は翌日8時頃?


■1節3/8(日)16:00 栃木 栃木グリスタ
栃木
http://www.tochigisc.jp/news/article/00006367.html
⇒監督Q=4、計531字(=200字+131字+128字+72字)、+監督写真付き
⇒選手3人、計397字(=廣瀬170字+尾本121字+竹重106字),(3人とも写真付き)
⇒試合レポなし
★栃木は、試合後の写真を使って監督や選手のコメントを載せるあたり、
 広報活動に力を入れているように見受けられます。

札幌
http://www.consadole-sapporo.jp/info/topteam/detail/01_150308.html
⇒監督Q=1、計438字、(QA形式で書いてないだけで、Q3かも)
⇒選手コメなし、試合経過あり


■2節3/15(日)13:00 長崎 札幌ド/UHB
長崎
http://www.v-varen.com/news/23869.html
⇒監督Q=1、計272字(=272字)、監督顔写真付き
⇒選手1人、計299字(=木村299字),(顔写真付き)
⇒試合レポなし
★長崎は、監督の短いコメントに、選手コメントを1人分。
 アウェーだと、このくらいなんでしょうか。
 ホーム試合を見ると、監督Q2くらいのロングコメント、選手コメ2人でした。
 アウェーとホームでは差が出るようです。

札幌
http://www.consadole-sapporo.jp/info/topteam/detail/02_150315.html
⇒監督Q=1、計532字、(QA形式で書いてないだけで、Q3かも)
⇒選手コメなし、試合経過あり


■3節3/21(土)14:00 福岡 札幌ド
福岡
http://www.avispa.co.jp/game_practice/game_file_1503.html
⇒監督Q=1、計181字(=181字)、監督顔写真付き
⇒選手コメなし
⇒試合レポなし
★福岡は、短い監督コメントのみ。札幌とほぼ同じです。アウェーだから?
 ホーム試合を見たら、コメントが長くなり試合写真が12枚もありました。
 負け試合というのも関係してそうですが、アウェーだと短いようです。

札幌
http://www.consadole-sapporo.jp/info/topteam/detail/03_150321.html
⇒監督Q=1、計178字、(QA形式で書いてないだけで、Q2かも)
⇒選手コメなし、試合経過あり


ここまで札幌も含めると4チーム。
はっきり言って、札幌のコメント量がホーム・アウェイ関係なく少ない。
栃木や長崎に負けている。
広報にかける金がないとか、マンパワーがないというのが垣間見える。
割り切ってライターさんに外注するものよいが、
それではクラブの広報のスキルが蓄積しないような?
でもまあ、確かに時間かかるのだ、記者会見内容の文字起こしは。
それを試合後の多忙な時間帯にやるくらいなら、
運営の後片付けにでも人手を回した方がよいという気がする。
とすると、やはり外注(ライターさん)を有効活用するのがよいのか?

長くなってきたのでつづく


内山裕貴(札幌)がシンガポールSリーグで5戦連続フル出場!

2015年04月08日

コンサドーレ札幌からシンガポールSリーグ1部Hougang United FCに期限付き移籍中の内山裕貴が、
第5節TAMPINES ROVERS FC戦(HOME)にCBでフル出場しました。
結果は
HOUGANG UNITED FC 2-3 BRUNEI DPMM FC	
で2連敗。
厳しい戦いが続きます。
 試合記録、 試合動画、 レポート

これでHOUGANG UNITED FCは、3分2敗。
現在10チーム中8位です。
しかも下位2チームは消化試合が2試合少ない(3試合消化)なので、暫定8位。
勝ったBRUNEI DPMM FCは、4試合消化ながらも3勝1分の無敗で暫定首位に。


これまでの成績と試合レポート、動画のリンクを貼っておきます。

1節 03/02 HOUGANG UNITED FC 1-1 COURTS YOUNG LIONS (HOME)
 ⇒先発フル出場 試合記録、 試合動画、 レポート
 
2節 03/06 HOUGANG UNITED FC 1-1 HOME UNITED FC (HOME)
 ⇒先発フル出場1得点★ 試合記録、 試合動画、 レポート
 
3節 03/13 GEYLANG INTERNATIONAL FC 0-0 HOUGANG UNITED FC (AWAY)
 ⇒先発フル出場 試合記録、 試合動画、 レポート
 
4節 03/18 TAMPINES ROVERS FC 2-0 HOUGANG UNITED FCRONG (AWAY)
 ⇒先発フル出場 試合記録、 試合動画、 レポート
 
5節 04/04 HOUGANG UNITED FC 2-3 BRUNEI DPMM FC (HOME)
 ⇒先発フル出場 試合記録、 試合動画、 レポート

5節終了まで
 出場5試合 450分 1得点


内山過去記事
1/25内山裕貴選手 ホウガン ユナイテッドFC(Sリーグ1部)へ期限付き移籍のお知らせ
公式リリースはこちら

第1節 速報)内山裕貴(札幌)がシンガポール開幕戦で先発デビュー!
   内山裕貴がシンガポール先発デビュー!でも試合前の記念撮影にいない(画像動画)
第2節 内山裕貴がシンガポールデビュー2戦目で初ゴール!(画像、動画あり)
第3節 内山裕貴がシンガポールデビュー3戦目も先発!(画像、動画あり)
第4節 内山裕貴(札幌)がシンガポールで4戦連続フル出場!今季の日程つき


★札幌公式★4月1日試合観戦されたお客様へクラブ力向上の為アンケートのお願い

2015年04月04日

コンサドーレ札幌公式twitterから拾いました。
4/1京都戦に来場されたお客様へのアンケートを実施されているそうです。
アンケートはこちら


ぜひ率直なご意見、ご感想を頂けませんか?
声は全て参考にしており、仕事人の販売スタッフや張り紙を増やすなど、
アンケートの声から取り組みました。
クラブ力向上の為、よろしくお願いします。

4月1日試合観戦にいらした方へ。アンケートの結果が少ないと、判断が難しい事があります。
多くの声を下さい。声が多い程、私達は変化をしやすくなります。
もっと愛されるクラブになる為、皆さんの声を聞かせて下さい。


VOCS(マッチデープログラム)にアンケート募集が書かれていたようですが、クラブのマーケティング活動にご協力ください。
アンケートはこちら

先日公開した、私の開幕戦42人連れてったアンケートもすでに送った。
毎年1度はドームを訪れていますが、毎回レポートを作成して送付しており、
翌年来たときに改善されていると、(自分のおかげかはともかく)報告した甲斐があったと勘違いするようにしている。
運営の多くを外務委託し、少ない自社スタッフで回していると、
客目線の当たり前は、見えていないものです。
なので、以前一度言ったからとか言わずに、毎回しつこくアンケートをするおことが大切です。
とはいえ前回の長崎戦、今回の京都戦と、本当にほしいアンケート対象者は、「サポーター以外」だと思いますけどね。


post by sca25

00:04

市場 コメント(0)

コンサドーレ決算分析(赤字?黒字?債務超過?)2014その3広告料収入は過去最高

2015年04月04日

コンサドーレ札幌の2014年度決算情報が公開されました。こちら
赤字、黒字、債務超過にばかり目が行ってしまいますが、
そこへ行く前に各費目に重要な内容がありますので、手短に分析します。
なお、分析に当たっては、5段階計画が動き始めた2004年度からの数字のみを扱います。
2001年はドーム開業特需、2002年はW杯特需、2003年はW杯余韻と、ほとんど参考にならないため。


前回記事
コンサドーレ決算分析(赤字?黒字?債務超過?)2014
その1入場料収入過去3番目
その2客単価は過去最高
その3広告料収入は過去最高


★広告料収入は2004年以降(J2期のみ)で最も多い。
年度 部 広告料収入
     (千円)  
2014 J2 588,124★
2009 J2 560,797
2004 J2 421,975
2006 J2 445,774
2010 J2 439,952
2007 J2 432,816
2013 J2 432,134
2005 J2 404,586
2011 J2 399,003
これはすごいですね。
2004年以降(J2期のみ)で最高の数字。
トップパートナーやクラブパートナーの増額、
サポートシップパートナーの拡大など様々な要因があったと思われますが、
金額だけで判断すれば、素晴らしい数値です。

(参考)
年度 部 広告料収入
     (千円)  
2001 J1 516,968 (ドーム開業)
2002 J1 570,077 (W杯)
2003 J2 416,120 
2008 J1 605,310
2012 J1 475,304
2014年度の広告料収入は、ドーム開業年やW杯年も超えています。
J1期も含めると、過去2番目に大きい広告料収入だったんですね。

さて、この広告料収入は、J1クラブと比較すると、どのくらいなのでしょう?
2013年度の数値と比較してみましょう。

★2013年J1広告料収入順(百万円) (一部のみ)
親会社クラブ広告料 営業収益 広告料の割合
トヨタ名古屋2,457 4,226 58%
三菱 浦和 2,319 5,786 40%
Docomo大宮 2,296 3,228 71%
ヤマハ磐田 1,645 3,298 50%
ヤンマC大阪1,499 3,213 47%
===J1平均1,417 3,078 46%==
-- 新潟  963 2,548 38%
-- 仙台  901 2,429 37%
-- 甲府  683 1,481 46%
-- 大分  680 1,406 48%
-- 鳥栖  632 1,704 37%
-- 札幌  588 1,327 44%★2014年度札幌決算★
-- 湘南  387 1,191 32%

 ★2013年J2広告料収入順(百万円)(一部のみ)
親会社クラブ広告料 営業収益 広告料の割合
パナ G大阪1,696 2,786 61%
JEF千葉 1,515 2,330 65%
京セラ京都 1,235 1,930 64%
大塚 徳島  821 1,211 68%
楽天 神戸  682 1,960 35%
-- 札幌  588 1,327 44%★2014年度札幌決算★
-- 横浜FC 579 1,152 50%
-- 東京V 534 1,236 43%
===J2平均 533 1,090 49%==
-- 松本  386  939 41%
-- 山形  258 1,041 25%

J1で下から2番目です。
J2ではビッグな親会社クラブを除いて最も高いレベル。
つまり、札幌の広告料収入はJ1残留には手が届かないレベルといえます。
ここを新潟や仙台並みの金額に押し上げていかねばなりません。
そのためには、クラブの価値をもっと向上していかねばなりません。

これらの数値は、2013年度のものですから、2014年度は各クラブとも増減しているでしょう。
それでもDocomo大宮(2,296千円)、ヤマハ磐田(1,645千円)、ヤンマーC大阪(1,499千円)を見ると、
ビッグな親会社の財力がいかにクラブの財政に寄与しているかよくわかります。
これら3クラブは、広告料収入だけで札幌の営業収益(1,328千円)を超えちゃってる。
さっさとJ1帰れ!と言いたくなります。
でも、大宮はスタジアムが素晴らしいので、来年もJ2残ってほしいかなw


コンサドーレ決算分析(赤字?黒字?債務超過?)2014その2客単価は過去最高

2015年04月03日

コンサドーレ札幌の2014年度決算情報が公開されました。こちら
赤字、黒字、債務超過にばかり目が行ってしまいますが、
そこへ行く前に各費目に重要な内容がありますので、手短に分析します。
なお、分析に当たっては、5段階計画が動き始めた2004年度からの数字のみを扱います。
2001年はドーム開業特需、2002年はW杯特需、2003年はW杯余韻と、ほとんど参考にならないため。


前回記事
コンサドーレ決算分析(赤字?黒字?債務超過?)2014
その1入場料収入過去3番目
その2客単価は過去最高
その3広告料収入は過去最高


★客単価(入場料収入/入場者数)は2004年以降(J2期のみ)で2番目に多い。
年度 部 興行収入 入場者数 客単価
     (千円)  (人) (円)
2004 J2 378,194 208,241 1,816
2014 J2 390,356 232,255 1,681★
2005 J2 402,355 244,935 1,643
2007 J2 464,358 290,676 1,598
2010 J2 305,385 193,478 1,578
2011 J2 310,544 199,162 1,559
2013 J2 329,788 211,568 1,559
2006 J2 358,693 251,476 1,426
2009 J2 355,113 265,376 1,338
★これは高く評価したい。★
単価が1600円を超えたのは、2005年以来9年ぶり。
客単価だけでいえば、2007年をも上回っている。

(参考)
年度 部 興行収入 入場者数 客単価
     (千円)  (人) (円)
2001 J1 710,294 333,425 2,130(ドーム開業)
2002 J1 711,219 287,098 2,477(W杯)
2003 J2 481,240 236,861 2,032
2008 J1 520,248 247,305 2,104
2012 J1 396,819 204,114 1,944

この客単価1681円が、どのくらいすごいかは、他のクラブと並べてみるとよくわかる。
参考として2013年のJ1J2クラブと比較してみよう。

★2013J1客単価(=入場料収入/入場者数)(一部のみ)
クラブ客単価 入場料 入場者数 試合数
___(円)_(百万円) (ナビ含) (ナビ含)
浦和 3,132 2,132 680,641 19 サカスタ
仙台 2,868  757 263,901 18 サカスタ
木白 2,788  646 231,713 19 サカスタ
C大阪2,642  954 361,103 21 サカスタ+陸スタ
名古屋2,529  736 291,036 20 サカスタ+陸スタ
鳥栖 2,510  548 218,326 20 サカスタ
鹿島 2,386  748 313,498 21 サカスタ
磐田 2,166  446 205,908 20 サカスタ
J1平均2,124  693 318,948 20==
甲府 1,727  403 233,358 20 陸スタ
札幌 1,681  390 232,255 21 サカスタ★2014年度札幌決算★
大宮 1,670  341 204,189 20 サカスタ
川崎F1,603  540 336,894 22 陸スタ

★2013J2客単価(=入場料収入/入場者数)(一部のみ)
クラブ客単価 入場料 入場者数 試合数
___(円)_(百万円) (人) 
G大阪1,802  465 257,996 21 陸スタ
札幌 1,681  390 232,255 21 サカスタ★2014年度札幌決算★
千葉 1,680  353 210,078 21 サカスタ
京都 1,569  260 165,717 21 陸スタ
J2平均1,127  179 139,963 21==

2014年度コンサドーレ札幌の客単価1681円は、
J1親会社クラブ大宮や川崎F、J2トップクラブの千葉にも匹敵するレベルなのだ。
これら大都市圏(主に首都圏)のクラブと同等の客単価というのは、もっと誇っていい数字だろう。
J1平均にはまだ遠く及ばないが、少しずつ詰めるべく上昇していくことが求められる。
それにしても、仙台の2,868円という客単価は驚異的だ。
スタジアム規模がそれほど大きくない以上、客単価向上は重要な施策なのだ。
それにJ1の客単価が高いクラブの大半が、サッカースタジアムなのは特筆すべき点だろう。

なお、J1とJ2の客単価に差がある大きな要因の1つとして、「アウェイ客数の違い」がある。
J2だとアウェイ客がまばらな試合が多いが、
J1クラブのサポーターは大量に有料入場し、開幕戦や最終戦に至っては数千人が札幌まで来ます。
すごいですね。

その3広告料収入に続きます。


関連記事
コンサドーレ決算分析(赤字?黒字?債務超過?)2014
その1入場料収入過去3番目
その2客単価は過去最高
その3広告料収入は過去最高


コンサドーレ決算分析(赤字?黒字?債務超過?)2014その1入場料収入過去3番目

2015年04月03日

コンサドーレ札幌の2014年度決算情報が公開されました。こちら
赤字、黒字、債務超過にばかり目が行ってしまいますが、
そこへ行く前に各費目に重要な内容がありますので、手短に分析します。
なお、分析に当たっては、5段階計画が動き始めた2004年度からの数字のみを扱います。
2001年はドーム開業特需、2002年はW杯特需、2003年はW杯余韻と、ほとんど参考にならないため。


関連記事
コンサドーレ決算分析(赤字?黒字?債務超過?)2014
その1入場料収入過去3番目
その2客単価は過去最高
その3広告料収入は過去最高


★入場料収入(興行収入)は2004年以降(J2期のみ)で3番目に多い。
年度 部 興行収入(千円)
2007 J2 464,358
2005 J2 402,355
2014 J2 390,356★
2004 J2 378,194
2006 J2 358,693
2009 J2 355,113
2013 J2 329,788
2011 J2 310,544
2010 J2 305,385
という優秀な結果になっています。
ドーム開催が過去最多の17試合になったことが最大の要因です。
小野伸二の加入など、話題性があったことも寄与しています。
2014年度予算は440,000千円だったことから勘案すれば、
厳しい結果に終わったと判断せざるを得ません。
小野の怪我と、プレーオフ争いが最終戦までもつれなかったのが痛かったですね。


(参考)
年度 部 興行収入
     (千円)
2001 J1 710,294(ドーム開業)
2002 J1 711,219(W杯)
2003 J2 481,240
2008 J1 520,248
2012 J1 396,819

2001年と2002年の決算を初めて見た時の感想は「イケイケの状況と勘違いしてしまうよね、コレ」
というものでした。
つまり、この成長曲線は上昇カーブのまま続くと思ってしまう。
翌年以降少し落ちるかもしれないが、ドームでの試合数を増やせば増収可能と勘違いするはず。
しかし、その勢いがわずか2年で終了したのは、改めて言うまでもありません。
だからといって、何の意味もなかったというと、そんなこともなく、
長くサポーターをやっている人たちは、96~02年の間に何らかの強い影響を与えた人たちが
数多く入るはずで、そういった人たちの心を鷲づかみにする投資として効果はあったと言えます。
高くついたとも言えるが。

なお、ドーム開業特需とW杯特需とその翌年のドームの平均入場者数は以下の通りです。
年 試合 入場者数 平均
2001  5 185,814 37,163 (ドーム開業)
2002  9 212,289 23,588 (W杯)
2003  9 140,559 15,618 

もし、2002年の23,588人が昨年のドーム17試合で達成したら、
17試合×23,588人=400,966人
J1の横浜FMやFC東京に匹敵する入場者数になっていたわけです。
当時の経営層やサポーターがドーム平均11,848人になるなんて、想像できたのでしょうか?
少なくとも当時は「今より成長を続ける」と考えていたのではないでしょうか。
当時のクラブの価値基準から、いまのクラブの価値基準に、人の心を変えていくのは大変です。
そういえば、私がJ2を見るようになるまでに、10年くらいかかりましたw

その2客単価に続きます。


関連記事
コンサドーレ決算分析(赤字?黒字?債務超過?)2014
その1入場料収入過去3番目
その2客単価は過去最高
その3広告料収入は過去最高


AFCU23選手権兼五輪一次予選の札幌関係選手の出場記録。北海道から世界へ!

2015年04月03日

AFC U23選手権 兼 五輪アジア一次予選に出場した、札幌所属選手ならびに、
過去に練習生として参加した選手の出場記録をまとめました。
ついでに、記録とハイライトと日本ベトナム戦から、雑感も記録しておきます。

ク・ソンユン(札幌-U23韓国代表GK)
 第1戦vsブルネイ戦⇒出場なし
 第2戦vs東ティモール戦フル出場
 第3戦vs戦⇒出場なし
 雑感:この世代では2番手争いのようだ。世代的に1つ下なので評価は高そう。

荒野 拓馬(札幌-U23日本代表FW)
 第1戦vsマカオ戦⇒出場なし
 第2戦vsベトナム戦⇒出場なし
 第3戦vsマレーシア戦⇒先発82分交代
 雑感:南野、久保のテストがメインだったとはいえ彼ら2人より評価は低いと改めて確認。
    今のままだと、中島、南野、久保はほぼ確定で、
    18人枠になると、2列目の選手としてだけでは押しが弱いかも。
    浅野、野津田、原川、矢島、豊川らとの争いは激しいな。
    ユーティリティな能力が買われてるかも。

奈良 竜樹(FC東京(札幌から期限付き移籍中)-U23日本代表DF)
 第1戦vsマカオ戦⇒先発フル出場
 第2戦vsベトナム戦⇒出場なし
 第3戦vsマレーシア戦⇒フル出場
 雑感:岩波、植田の不動の2枚に割って入れるパフォーマンスが問われました。
    危ない場面が少なくて評価しづらいですが、バランスを意識してましたし、合格点かな。
    吉野(?)がケガして西野が呼ばれたときは、彼との3~4番手争いは続いてることを再確認。
    今後は、FC東京での5番手という評価を覆していきたいですね。

★2013年12月にベトナムから札幌の練習に参加した2人にも注目。
ドー・ズイ・マイン (DO DUY MANH)(ハノイT&T-U23ベトナム代表MF)
 第1戦vsマレーシア戦⇒出場なし
 第2戦vs日本戦⇒75分から途中出場
 第3戦vsマカオ戦⇒先発フル出場
 雑感:あまり映像には映ってないのですが、日本戦では運動量の減った中盤に入り、
    動き回る役目だったようです。U23代表には最初から入っているので、
    評価は高そうです。でも見てる範囲では特徴はつかめなかったなあ。
    

ファム・ドゥック・フイ(PHAM DUC HUY)(ハノイT&T-U23ベトナム代表MF)
 第1戦vsマレーシア戦⇒61分から途中出場
 第2戦vs日本戦⇒先発フル出場
 第3戦vsマカオ戦⇒先発フル出場
 雑感:短期決戦ながら3試合出場しました。
    vs日本戦で見た人は多いかと思いますが、試合終盤でも運動量豊富で動き回ってました。
    U22代表にケガ人続出して追加召集されたにも関わらず、評価を上げたようです。
    以前ベトナム代表を見た時も、試合終盤まで走り切れる選手が重宝していたので、
    三浦監督は評価しているかもしれません。

ベトナムの2人については、過去記事も参照してください。
一次予選 日本代表vsベトナム代表(3/29)は 札幌対決!


おまけで、監督も。
三浦 俊也(元札幌監督-現ベトナム代表兼U23代表監督)
 2勝1敗 得失点+6 で見事に2位グループ3位で予選突破しました。
 日本にロスタイム弾食らったときは、痛恨の1点と思ったでしょうが、そんな雰囲気を
 全く感じさせず、第3戦では豪雨後のピッチという悪条件の中、マカオに7-0で勝利し、
 予選突破を確定させました。
 もし1得点足りなかったら延期になったBグループ待ちになっただけに、
 マレーシアに2-1で辛勝、日本戦を0-2で乗り切り、マカオに大勝したのは、
 三浦監督のマネージメントが素晴らしかったといえそうです。
 最終予選(来年1月)までに、ベトナムU19黄金世代がどのくらい成長するか要注目です。


大宮戦試合レポート(選手やサポやセレモニー)

2015年04月01日

2015/3/29(日) J2 第4節 大宮アルディージャ vs コンサドーレ札幌
NACK5スタジアム大宮へ行ってきました。
バクスタホーム自由席で、前方の席に陣取ります。
とにかく近い!
選手がボールを蹴る音や、走るときの風切る音や、選手間の指示の声まで聞こえます。
双方のゴール裏に屋根がないので、必要以上に音が反響せず、ピッチの音が身近に感じられます。


前回記事
アタッカー対決!古田vs泉澤(工藤光の同期)に注目


今回は、選手やサポやセレモニーの様子など。

★パウロン
裏を突かれても一瞬で追いつく瞬発力、圧倒的な高さ。
周りにいた大宮サポでさえ「パウロンすげえ」って声が漏れるほどでした。
レッドカードもらったプレーも、パウロンだからこそ追いついたプレーに見えました。
(河合と櫛引だと追いつけたかどうか?)
週の中日にお休みなのは、パウロンが壊れないためにもちょうどよいですね。
一人ターンオーバーw
夏に名古屋あたりに買われないよう、気を付けましょう。


★櫛引
富山に押し込まれる場面や、ハイボールの処理がまずい場面が目立ちました。
対人でマークを外すことはなかったですしシュートブロックにも入れてましたが、
体を当てて相手の動きを止めて落下地点に入るとか、
奈良がよくやるプレーが櫛引からはあまり見られず、
「差がついたなー」という印象は今のところ覆っていません。


★ナザリト
彼の場合、全力で走り回る守備は不要です。
いやらしいポジショニングでスペースを消して動き回るだけで、十分威圧感があります。
全力で走り回ることだけを見て「守備してる」と判断するのは、彼の場合間違いかな。
後半も枚数で負けてるのに空中戦でシュートまで持っていったり(枠上に外れたが)、
周りの大宮サポも「ナザリトこえー」て唸ってました。
私が見ても、あの胸板と尻と太腿は怖いですw反則です。
なお、ナザリトが抗議してイエローもらったプレーですが、
菊地がナザリトの前にギリギリで左肩をねじ込み
左腕でナザリトの体を巻き込むように抑え込んでいたので、
ナザリトからすると「腕使って抑えていて反則だろ!」と怒るのも無理はなく、
怒ってガス抜きしたんなら、まあしょうがないかなという感じです。
菊地といい、河合といい、腕を使った狡猾さがよく見える。さすがサカスタだ。


★河合竜二
富山がうまーくファウルを取りに行ったり、泉澤にはスピードに負けていたり、
河合を狙っていたプレーが散見されました。
でも、最後のところでやらせない河合はさすがです。
ずるさを感じさせないうまさがあるなあ。
でもちょっと手を使いすぎかな。気を付けないと。


★堀米悠斗
フル出場。
パウロン退場につながったバックパスはスピードも緩く、判断がいまいちでしたが、
それを除けば目立ったミスもなく、及第点だったといえます。
パウロン退場後、福森が最終ラインに、堀米が左サイドに、宮澤が中盤の底にスライドしたのも、
堀米が先発してたからこそできたシフトですし、
今後もうまく使い続けたいなあと思わせてくれました。
願わくば、もう少し強気のパス(縦やサイドチェンジ)をしてほしいかな。
稲本が縦とサイドの出し入れの判断が良く、とても目立つのに対し、
堀米からは稲本ほどのインパクトがありませんでした(全くないわけではない)。
最後の方、左サイドで活き活きしていたのは気のせいでしょうか。
ナザリトに合わせたセンタリングは見事でした。
どちらかというと、左サイドバックの方が向いてる気がします。


★金山隼樹
横谷のFKで逆を突かれたのは、駆け引きに負けたかな?って感じでしたが、
パウロン退場後のFKを弾いたのビッグセーブは見事。
あれで札幌サポは一気に盛り上がりましたし、大宮サポは頭抱えてました。
遠目に見てもいいコースでした。


★福森晃斗
初めて見た。うまい。うますぎる。(これ気に入った)
たぶんサッカー脳は相当高いんじゃなかろうか。とにかく判断が良い。
行くべきところと待つところとか、全体が見えてる感じがする。
対人で負けちゃったり、プレーエリアがちょっと狭いかな?と感じる場面もあるけれど、
全体的には目立たないけどよいプレーが多い。「当たり」の選手だな。


★大宮の運営スタッフ(アウェーゴール裏)
前半の最初の方「パホーッ」って聞きなれないホーン(ブブゼラじゃないけど、たぶんその類)の音が聞こえて、間もなく没収されてました。
サーっと階段を滑り降り、現場に入り込み、没収して撤収。
その素早いこと、決断の早いこと。
こういうとき、入り込みやすい立見席って有効かもしれませんね。
何が起きたのか理解できなかった人は噛みつきに行った風でしたが、どちらかというとそれをなだめて「ルール順守」していた人が多かったかな。
大した話でないですし、どっちが悪いとかそんな話はどうでもよくて、戦いの真っ最中で殺伐としてるエリアに突入し、毅然とした態度で瞬時に相手を納得させ、周りには何事もなかったかのように気づかせない。
場の空気が壊れることもなく、単にその手際の良さに「J1クラブさすがや」と思ったのでした。
試合中、ピッチ見ないでそこに目が行く自分もどうなんだろ?試合見てない証拠だw

★「集中しろー」
これって何してほしいんだろう?
具体性のない声って、結局のところ、ピンチを脱する具体的な手法を提示できない⇒ただ叫んでるだけ⇒邪魔、と思うわけです。
それを外(客席)から中(ピッチ)に向かって何度も発して何か意味あるの?
試合中、全く中身のない声を何度も発する客が近くにいて、ちょっとイライラ。
どっちかに肩入れするとかいう以前の話。
「どんどんいけいけー」とか中身が薄くても、周りを少しでも盛り上げる声ならいいけど。

★家長を見たかった
家長を初めて生で見たのは、札幌が天皇杯準決勝で戦ったG大阪戦。
ドリブルして相手に体を寄せられても全く軸がぶれない姿に感動した記憶があります。
とにかく倒れず、バランスが良い。
そのプレーを再び見れる良い機会とおもっていたのに。
三ツ沢で見るか。

★ムルジャを見たかった
ムルジャとパウロンのマッチアップも見たかった。
パウロンが欧州のリーグのトップスコアラーと対峙して、どのくらい通用するのか。
札幌の勝ちを求める方には悪いのですが、家長とムルジャを見たかったです。
いたら結果は違ったのかなー。いればもっと圧倒されたかもー。たられば。

★札幌サポの太鼓がうまい
バンドでドラムでもやってるんでしょうか。
単調なリズムでなくて、左右でリズムとかたたく回数が微妙に違って、
ずっと聞いていても飽きが来ない。
音楽に造詣がないので、うまく表現できませんが、心地よく高揚するのが自分でもわかります。
客が客をノせる技術があるといってよいと思います。

★試合開始の札幌コールでみんな立った
ゴール裏の2階席も、アウェーバクスタ指定席もほとんど立ちました。
思わず見入ってしまいました。
「すっげー!なっまらたくさんいるわ!」と思わずポロリw

★前売り28(土)時点で、1800枚売れてたアウェー席。
ビジターバック指定	当日券 無 0
ビジターサポーターゾーン	当日券 有 1,856
http://www.ardija.co.jp/news/detail/8408.html
ビジターバック指定は約300席
ビジターサポーターゾーンは約3300席
合計3600席のところ、残りが1856席ということで、ざっくり1800枚。
当日券の客が多いのかわかりませんが、2000人弱は入ったんじゃないかなあ。
ビジターゴール裏は全面開放してましたし。

★日本人はスーツ姿が恰好悪い!
オーダースーツSADAの社長がセレモニー絶叫。
「日本人は体に合わない既製服を着て、似合っていない。恰好悪いと言われる」
「私はこれを変えて、日本人のスーツ姿が恰好よいと言わせたい」
「体形に合ったオーダースーツを作って、東洋オリンピックで日本人は恰好よいと言わせたい」
大宮サポだけでなく札幌サポからも拍手喝さいでした。
腕が長くて尻がでかい私は、既製服を買ったことがないな。
体に合うスーツが売ってないからだけなんだけど。
自分に合う既製服探し回る時間があったら、オーダーしたほうが速いし、結果的に安いし。

★大宮公式サイトのイベントレポート
楽しい雰囲気が伝わってきます。
こういうところに記者、カメラマン、広報の類を投入できる層の厚さを感じさせます。
札幌公式にはできないです(マンパワーが足りない)。
それを補完するのがサポーター発信のSNSだったり、サポーターズブログだと思うのですが、
どれだけスタジアムが楽しい雰囲気を伝えているのでしょう?
皆さんのホームにあるサッカースタジアムの楽しい雰囲気をどんどん伝えてほしいなあ。
http://www.ardija.co.jp/match/2015/j2/04/report.html


post by sca25

17:09

AWAY遠征 コメント(0)

大宮戦試合レポート(アタッカー対決!古田vs泉澤(工藤光の同期)に注目)

2015年04月01日

2015/3/29(日) J2 第4節 大宮アルディージャ vs コンサドーレ札幌
NACK5スタジアム大宮へ行ってきました。
バクスタホーム自由席で、前方の席に陣取ります。
とにかく近い!
選手がボールを蹴る音や、走るときの風切る音や、選手間の指示の声まで聞こえます。
双方のゴール裏に屋根がないので、必要以上に音が反響せず、ピッチの音が身近に感じられます。

さて、今回の注目は、ドリブルでのアタックを得意とする
大宮・泉澤仁 vs 札幌・古田寛幸 のサイド対決。

泉澤仁といえば、昨年札幌に加入した工藤光輝の阪南大時代の同窓生。
当時の評価は、大学3年のころから全日本大学選抜の常連だった泉澤に対し、
3年冬になって活躍し始めた工藤光輝ということで、泉澤が圧倒していました。
昨年加入した大宮・J1リーグで16試合に出場し、少しずつ頭角を現し始め、
今年はJ2でその実力を発揮し始めています。

おそらく、大宮がJ2降格したことにより、最も大きな恩恵を受けるのは彼でしょう。
J1レベルでなかなか大活躍とまでいかずともシーズン後半で非凡なところを見せ始めたところで
まさかのJ2降格。
しかしながら、彼のようなドリブルとキレを主体とした選手にとって、
プレッシャーのきついJ1から始めるより、J2で場数を踏んだほうが成長を促すと思います。

そんな泉澤と対峙するのは、札幌の至宝とも称された古田寛幸。
彼もまた、ドリブルからのアタックでシュートを打ってくる見ていて気持ちの良い選手です。

そんな彼ら2人がどんな戦いを繰り広げるのか注目していました。

試合は前半から、個の能力で勝る大宮が押し気味の展開。
泉澤は左サイドを縦に斜めに横にと縦横無尽に切り裂いていきます。
しかし、古田はそれにくらいついていきます。
サイドでは決してフリーにさせず、縦にスピードの乗ったドリブルで突破してきても、
最後までついていきますし、体を寄せて刈り取る場面もありました。
私はその姿を見て、ようやくフィジカルの不安がなくなり、
古田本来のキレのあるプレーができるようになったのかなと感じました。

古田は攻撃面でもよい動きを見せ、サイドチェンジなどややスペースのある展開でボールを受けると
積極的に縦に突破を図ります。
当然古田が相手を振り切って、シュートまで持ち込めればよいですが、そこは相手もうまく、
中へは入らせない守備をしていました。
私が見た限り、前半だけでCKを3本取っています。
こういうセットプレーを得られるのは古田のアタックが効いている証拠。
その1つが、PKにつながりました。

前半、泉澤が古田を簡単に突破できないと見るや、積極的にDFラインと稲本の間や、
ボランチ2枚がやや上がったエリアに入り込んでくる。
大宮の2トップはDFラインを押し込んで、その後ろを泉澤が狙う。
常に「間」を突いてきて、泉澤にボールが入ると、
瞬時にターンしてシュートまで持っていく怖さを見せる。
これが非常に効果的で、古田が守備時にやや浮き気味で、中に入って泉澤をケアするか、
サイドを押し込んでくる和田をケアするか、はっきりしない場面もあったが、
3バックで枚数が足りてる状況を活かして、決定的場面は作らせません。

大宮の2トップ富山と清水は、ほとんど怖さがなく、前を向かれなければ問題ないかなという感じ。
富山は体の強さを活かして、櫛引や河合を押し込んだり、
裏を狙ってファウルをもらいに行くプレーが怖かったかな。
実際、札幌の失点は富山の狡猾なプレーで河合からファウルをもらったFKからでした。
(狡猾というと語弊がありますが、体の寄せ方と河合の弱いところを突くのが上手いという意味)

後半は、逆サイドでばかりプレーしてたので、あまり印象がありませんw。
実は横谷が右サイドを突破する場面が多くみられるかなと思っていたのですが、
アタックする怖さを見せたのは泉澤の方が多かったです。

試合後、バックスタンドまであいさつに来た選手の中で、
思わず「泉澤、よかったぞー」と声を挙げてしまいました。

古田と泉澤に今後も注目。


ここからは試合の雑感を。
でも長くなってきたので、次回へ続く。


post by sca25

17:05

AWAY遠征 コメント(0)