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Jリーグ トラッキングシステムを導入!J1毎節全試合!こりゃすごい!

2015年03月09日

Jリーグが今年からトラッキングシステムを導入しました。

Jリーグのプレスリリース
Jリーグトラッキングシステムの導入を決定

1)軍事技術として使われる自動追尾(トラッキング)システムを応用
2)走行距離、走行スピード、プレーの位置やボールの動き等のデータをリアルタイムで取得可能
3)取得データを可視化できるシステムによって、選手の動きをリアルタイムでアニメーションに再現
track


ここに金をかけてきたかーというのが正直なところ。
たぶん、最初のころは「すげー」って感想が飛び交うと思うけど、
だんだんこなれてきて、目新しさがなくなったあたりでどうなるか。
でも、データに残すことで、データオタクの血が騒ぐ人は多いかも。

以前から、走行距離は出回ってましたが、スプリント回数を
掲載するようになったのはよいですね。

全試合と思ったのですが、すごくめんどくさいのでw、
昇格組の試合の最も走行距離が長かった選手と
スプリント回数の多かった選手を並べてみました。
各クラブとも特徴が出てます。


仙台 
走行距離1位 MF奥埜12.18Km  スプリント1位 MF菅井36回
    チーム合計110.56Km       チーム合計180回
※仙台は63分に1人退場になった。
山形 
走行距離1位 MFキム11.89Km  スプリント1位 MFキム35回
    チーム合計114.22Km       チーム合計168回
http://www.jleague.jp/match/j1/2015/030701/live#trackingdata
チーム全体の運動【量】で勝負する山形。
1人1人のクオリティが必ずしも高いわけではないので、
そこを強みにするしかないよなあ。


名古屋
走行距離1位 MF矢田11.06Km  スプリント1位 MF永井21回
    チーム合計102.16Km       チーム合計135回
松本
走行距離1位 MF岩上11.76Km  スプリント1位 MF岩上19回
    チーム合計110.90Km       チーム合計161回
http://www.jleague.jp/match/j1/2015/030702/live#trackingdata
名古屋の走行距離が少ないですね。
確かに、自分のエリアから出て行かない、あまり動きのないチームでした。
永井と小屋松の
松本は動く場面と動かない場面がはっきりしていて、
後ろから大きく蹴り出したときは、全員が押し上がるのではなく、
1人いかせてサイドに出させれば、岩上高速スローインのために、
ダラダラ上がっていくという場面もあった。
使い分けしてますね。


湘南
走行距離1位 MF菊地11.77Km  スプリント1位 MF高山25回
    チーム合計113.39Km       チーム合計172回
浦和 
走行距離1位 MFキム11.96Km  スプリント1位 MF武藤20回
    チーム合計113.46Km       チーム合計147回
http://www.jleague.jp/match/j1/2015/030708/live#trackingdata
走行距離で浦和が僅かに上回ったが、ほとんど差はない。
そして、雪崩攻撃が特徴の湘南は、スプリント回数で圧倒。
浦和は、つなぐことができるチームなので、あまりスプリントが多くないのか、
ACLあるから省エネサッカーだったのか。



分析)明治安田生命J2第1節 栃木-札幌

2015年03月09日

全体的な雑感。
札幌には都倉とナザリトがいた、栃木にはいなかった。
そういう試合でした。
栃木本間の退場で10人になるまでは、決定機の数は栃木のほうが多かったし、
栃木に何度かあったエリア内でのフリーのシュートを決めていれば、
スコアは変わっていたともいえます。


選手別、ポイント別にコメントの書き連ね。

ナザリト
外しすぎ。(PK1本、GKと1対1を2本)
決めたことより、こっちに方が気になってしまった。
PKの場面は、最後のタッチが大きくなってしまい、GKが先に触れる場面だったので、
つかまれてなくてもノーチャンスだったのですが、
エリアに入るところまで粘ってから倒れたあたりは、冷静で狡猾なプレーだったなあ。
決定機が1度あるかないかという試合でも持ち前の【強さ】を発揮できるか。
それでも2本決めてることで、結果を残したといえる。
前半の詰めを狙ってるポジショニングは見事だったし、結果を残したことは喜ばしいけれど、
後半については相手が10人になり、かつ前がかりになったことで裏にスペースがあった
からこそ、これだけチャンスがあった。
ナザリトがいることで、ナザリトの特徴を活かすサッカーになっている。
強さ(power)と速さ(speed)のあるナザリト、強さ(power)のある都倉。
DFラインの裏にスペースさえあれば、この2人で何とかしてしまうのは大きな強みです。
J2を勝ち抜くのに必要なピースを手に入れた感があります。
ところで、試合中に左太腿のチェックしてましたが、なんだったんでしょう?

都倉
前にDFがいるときはあまり怖くないですが、
裏に抜けるのに前向いて並走したときは、その強さを活かしてシュートまで持っていく。
決してスピードがあるタイプではないのですが、
1点目のときのようにポジション争いしてマークを外す動きが増えれば、
もっと活躍しそうです。
1点目は詰めたナザリトよりも、タイミングよくいいフィードをした福森と、
自分の強さを活かしてDFに当たり勝ちしGKが弾くしかないシュートを打った都倉を褒めたい。
これもまた連動した崩しです。

稲本
相手に前を向かせない寄せの速さ、体を当ててガツっと奪う刈り取りのうまさ。
距離がかなりあるのにガーッといく判断力。
相手の視線を見て、球際を詰める技術はすごい。
ピュアに日本の指導を受けすぎると「待って構える」守備をしてしまうけど、
稲本にはそういうものを感じられない。
(最近はそういう風潮もかなり減ってきたが)
後半の後半はキレが落ちてきたけれど、存在感は際立ってました。
河合がそういう役割を担っていたけど、稲本がそれをやることで、河合の負担が減る。

ハンドオフ(腕で相手を押さえるプレー)
ナザリトと都倉が相手DFと並走するとき、体の強さもさることながら、
相手を腕で押さえるハンドオフのうまさはラグビーっぽかったな。
競られてコロコロ転がる選手が多いので、こういう強さのある選手は私好みなだけに、
2人とも活躍してほしいですね。
でも相手が引いてスペースがないとき、どうなることやら。
「強さ」で打ち破りそうだけど。

守備時は5-2-3。
中原と都倉がやや下がって、5-4-1や5-3-2の場面も。
5はただ引きっぱなしではなく、誰かが仕掛けて奪いにいくこともある。
全体的に下がり目なのではなく、守備ラインのスペースを埋めている。
守備ラインからの出し入れがあるが、基本的に4人でスペースは埋めておく。
(裏のスペースではなく、守備ラインの選手間のスペース)
昨年までは4-2-3-1の3のところが守備のポイントで、
高い位置から激しくいく特徴だったが、
今年は奪うポイントを下げて、スペースを埋めるようになった。
おそらく被シュートは増えるだろう。
ただしそれは、相手を前がかりにさせて、都倉+ナザリトが活きるスペースを
作るために取っている戦術だろう。
相手に高さがあるときは、櫛引に代えてパウロンを使うという選択もある。

湘南はこういう守備に加え、前線からの運動量とカウンター時の雪崩っぷりに活路を見出した。
松本は、運動量と岩上のセットプレーに活路を見出した(セットプレーで34点ってすごすぎ)。
札幌はそれを都倉+ナザリトを活かすことで狙っているような。
先制すれば守りきれる力はあるだけに(ほんとか?)、
稲本とナザリトと福森の加入は本当に大きいかもしれない。


栃木の雑感。
強いFWがいないが故の選択なのかなあ。阪野が先発ってのがそれを表している。
4-2-3-1。たまに2トップっぽいけど。
3のところの機動力を活かし、2人目3人目の動きでDFの突破を図る。
高い位置で奪ってショートカウンター狙いもある。
(何だか昨年前半までの札幌見てるみたいw)
サイドを崩すのに人数をかけすぎている感があるが、
パスのテンポがよくて、見ていておもしろさはあった。
が、スペースのないエリアにくると、パスの精度の悪さや
札幌の体張った守りもあって、崩しきるところまでいかない。
しかし僅かでもコースがあると積極的に打つ姿勢は、かなりよい。
エリア内で打ってもブロックにあったシュートが多かったが。
それでも枠を捉える場面や、GKのセーブで防がれる場面もあり、
思わず頭を抱える場面が多かったのは栃木のほうだった。
廣瀬の怖さはいつもどおりだけど、それに対するプラスが外国人選手ではなく、
日本人選手というか、栃木出身選手を育てようとしている。
湯浅は栃木県生まれで高校まで栃木の矢板中央高、栃木県生まれ栃木JY出身。
湯浅はドリブルで仕掛けてシュートまで持っていけるし、
中美も二列目からの駆け引きで裏を狙う動きが多いし、今後に期待がもてる。
最後まで11対11の試合を見たかったなあというのが、本音であった。
シュートも打てず、チャンスもないのであれば、栃木サポやファンは
つまらん試合だったと言うかもしれないけれど、
見せ場はあっただけに、今後の戦いに期待を持てる内容だった。

グリスタ行きたかったなあ。


post by sca25

12:18

AWAY遠征 コメント(0)

ス儲会7)どんな施設との複合型スタジアムにするの?モール?ホテル?

2015年03月09日

北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。を発足しました。
会といっても、当面は1人でウダウダ語りつくします。
想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。

当会の名称についての重要なポイントを。
★サッカー”専用”スタジアムではなく、複合型スタジアム、サッカースタジアムと呼ぶ
 ⇒「専スタ」「サッカー専用」の言葉を廃止する
★作るでも造るでもなく、「儲かる」

スタジアム形式を以下の3本柱と定めました。
★全天候型ドームとすることで、通年利用可能にする
★ピッチ可動式とすることで、スポーツ以外のイベント利用を促進する
★1万人~2万人規模とすることで、既存施設の隙間を埋める規模にする
 (札幌ドーム未満、アクセスサッポロ以上、アイスアリーナ&グリーンドームの代替設備)


前回記事
ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと
ス儲会2)「専スタ」って言葉の使用をやめませんか?
ス儲会3)札幌ドームってなぜドーム型で野球場併用で可動式ピッチなんだっけ?
ス儲会4)スタジアム稼働率向上を通年で考える(冬使えないなんて問題外)
ス儲会5)世界の可動式ピッチ サッカースタジアム事例
ス儲会6)札幌に1万人前後のイベントホールってあるの?


今回は、どんな施設のある複合型スタジアムにするかを検証します。
改めて言いますが「サッカー専用スタジアム」ではなく、
「複合型スタジアム」「サッカースタジアム(サッカー以外がメイン使用)」と呼んでください。
サッカーにしか使えない大規模設備など、全く不要です。

複合型といっても、様々な形があります
・商業施設複合型(ショッピングモール、ホテルなどの商業施設に併設)
・球技併用型(野球、ラグビーなどの球技と併用可能)
・イベントホール型(コンサート、展示会などの巨大イベントホールとして利用可能)
・スポーツクラブ型(スポーツクラブ施設、トレーニングセンターとして利用可能)

1つずつ検証していきましょう。
1)商業施設複合型(ショッピングモール、ホテルなどの商業施設に併設)
ショッピングモールの運営に必要なのは、人の流れです。
どれだけ多くの人が日常的に訪れるか。
サッカースタジアムの一部が商店街だったり、ヨーカドー、アリオ、イオンだったり、
アウトレットモールだったりというイメージが湧くだろう。
たぶん、これは失敗すると思う。
今の札幌におけるショッピング施設の成功例は、軒並み「駅直結型」であり、
次いで「新興住宅街併設型」だろうか。
つまり、郊外型施設のように人を呼び寄せるためのショッピングモールではなく、
人の流れが生まれるところにモールを形成しなければ長期的には成功しない。
20代以下の若者が激減してるのに、一般消費を当て込んだ計画というのは、
個人的には無謀だと考える。
小樽築港のアレと同じ結果になると、言いたいのだ。

1つ例外がある。
海外からの観光客による一般消費だ。
消費の単価も高いが、買っていく量がものすごい。
でも、ここをターゲットにするなら一理あるかなという程度のパワーしかない。

海外か国内かを問わないなら、ショッピングモールのような商業施設ではなく、
ホテルの方が現実的だ。
イベント利用時の宿泊客が見込めるからだ。
イベントホールの稼働率を上げることが、ホテルの売り上げに直結するからだ。
あとは大きい駐車場を擁することで、バス観光の宿泊用としても需要を見込むのもよいだろう。
繁華街に近いビジネスホテルのような用途は望めないので、イベント利用のビジネス客や一般客と
団体観光の利用をターゲットとすべきだろう。
ホテルの1室から、ピッチが見えるとなおよしだ。
これは、海外でも事例が多いため、別途検証しよう。

2)球技併用型(野球、ラグビーなどの球技と併用可能)
サッカーとラグビー併用。
これしか考えられません。
アメフトもいいんですが、結構芝が痛むんですよね。
まあ、アメフトも含みますか。
これらに類似してるスポーツならよいですが、他は断固なし。


3)イベントホール型(コンサート、展示会などの巨大イベントホールとして利用可能)
これは絶対条件です。
複合型スタジアムで稼働率を上げるには、月寒グリーンドームや真駒内アイスアリーナで
やってるイベント需要を、全てのみ込んでしまわないと、
他に稼働率を上げるアテがありません。
考え方自体は札幌ドームがプロ野球球団招致を前提としたことと同じです。
違うのは、イベントの規模。
札幌ドームだと大きすぎるけど、月寒グリーンドームや真駒内アイスアリーナや
アクセスサッポロで開催されているイベントを移してくることが稼働率UPの最大のポイントです。
細かい話ですが、大規模イベントに限らず、数十~百人程度の会議室などは必須です。
大規模イベントの別室や控室にもなりますし。

4)スポーツクラブ型(スポーツクラブ施設、トレーニングセンターとして利用可能)
これも絶対条件ですね。
Jリーグ百年構想にもつながりますが、スポーツクラブ施設があることで、日常的な利用が見込めます。
札幌ドームにもありますし、ここ最近建てられたスタジアムなら、どこでもあるんじゃないでしょうか。
スポーツクラブやトレーニング施設は、会員制を主体として安定した収入が見込めます。
他スタジアムの具体的な施設については、別途調査することにします。


その他もあるので、つづく。


札幌に1万人前後のイベントホールってあるの?(ス儲会6)

2015年03月09日

北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。を発足しました。
会といっても、当面は1人でウダウダ語りつくします。
想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。

当会の名称についての重要なポイントを。
★サッカー”専用”スタジアムではなく、複合型スタジアム、サッカースタジアムと呼ぶ
 ⇒「専スタ」「サッカー専用」の言葉を廃止する
★作るでも造るでもなく、「儲かる」

スタジアム形式を以下の3本柱と定めました。
★全天候型ドームとすることで、通年利用可能にする
★ピッチ可動式とすることで、スポーツ以外のイベント利用を促進する
★1万人~2万人規模とすることで、既存施設の隙間を埋める規模にする
 (札幌ドーム未満、アクセスサッポロ以上、アイスアリーナ&グリーンドームの代替設備)


前回記事
ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと
ス儲会2)「専スタ」って言葉の使用をやめませんか?
ス儲会3)札幌ドームってなぜドーム型で野球場併用で可動式ピッチなんだっけ?
ス儲会4)スタジアム稼働率向上を通年で考える(冬使えないなんて問題外)
ス儲会5)世界の可動式ピッチ サッカースタジアム事例


今回は札幌市内にあり、収容能力が1万人前後の施設について調べてみよう。

■
設営もあるので全日とした場合。
着席時1m2あたり約1人として考える。

(以下はステージや座席など設営が必要。ステージがない)
札幌ドーム:14,460m2/450万円/開場2001年6月2日
アクセスサッポロ:5,000m2(6000席)/82万円/開館1984年3月
きたえーる:3,886m2(仮設席4,036席)+常設6000席/営利358万円/非営利149万円/竣工1999年9月20日
真駒内アリーナ:10,133m2(10,770人)/営利370万円/非営利246万円/竣工1970年
つどーむ:11,484m2(常設1000席+アリーナ)/営利162万円/非営利135万円/開場1997年6月15日
月寒グリーン:2,532m2(5,831席)/202万円/開館1972年3月

きたえーる、真駒内アイスアリーナは、1万人程度の収容能力があり営利目的使用料が350~370万円。
サッカースタジアムの使用料はこれより少し高く、400万円程度になるだろうか。


屋内体育館であるきたえーるを除き、結構古いんですね。
古い順に並べてみました。
真駒内アリーナ :竣工1970年
月寒グリーン  :開館1972年3月
アクセスサッポロ:開館1984年3月
つどーむ    :開場1997年6月15日
きたえーる   :竣工1999年9月20日
札幌ドーム   :開場2001年6月2日

真駒内アイスアリーナ、月寒グリーンドームは、会場から40年経過。。。
ぼちぼち耐用年数に達しています(超えてる?)。
アクセスサッポロも30年経過。もっと新しいと思ってました。
これって、チャンスです。
真駒内アイスアリーナ、月寒グリーンドームがぼちぼち限界で更新せねばならない。
アクセスサッポロも10年もすれば、そういう話になる。

2020年までに建てよう!みたいな流れだと、建設費が非常に高くつくので、
その後で完成させる計画のほうがよいです。
東京オリンピックが始まる前後で、ゼネコンの締め付けが始まるし、
人件費、鋼材費など下がってきて、いろいろな面でメリットが出てくると思います。

あ、札幌ってオリンピック招致を検討中なんですね。
https://www.city.sapporo.jp/sports/olympic/documents/201410.pdf

2026年(平成38年)大会を想定した開催都市決定までのスケジュール
2015年~招致に向けた開催計画の策定など
2017年:IOCに日本の候補都市を申請
2019年:IOC総会で開催都市が決定

2021になると、札幌ドームも開場20年を経過しますし、
そのころには、月寒グリーンドームも真駒内アイスアリーナも限界を超えちゃってますから、
タイミングとしては、よさそうです。
と、なると、2021~2024年あたりでサッカースタジアム建設⇒開場のイメージが湧いてきました。

各施設の稼働率や使用頻度などを分析し、イベントホールの需要を探りる必要があります。
これについては、別途調査を行います。


可動式ピッチ 可動式天然芝フィールド 世界のサッカースタジアム事例(ス儲会5)

2015年03月09日

世界の可動式ピッチ 可動式天然芝フィールド サッカースタジアム事例を調べました。
札幌ドーム(北海道札幌市)
ヴェルティンス・アレーナ(ドイツ、シャルケ、旧称アレーナ・アウフシャルケ)
ヘルレドーム(オランダ、フィテッセ)
ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアム(University of Phoenix Stadium)
 (アメリカ合衆国アリゾナ州グレンデール。アメフト専用ですがサッカー代表戦で使用歴あり)
の4つあるようです。


北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。を発足しました。
ネーミングセンスについてはこの程度のレベルだとご理解くださいw
会といっても、当面は1人でウダウダ語りつくします。
想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。

当会の名称についての重要なポイントを。
★サッカー”専用”スタジアムではなく、複合型スタジアム、サッカースタジアムと呼ぶ
 ⇒「専スタ」「サッカー専用」の言葉を廃止する
★作るでも造るでもなく、「儲かる」

スタジアム形式を以下の3本柱と定めました。
★全天候型ドームとすることで、通年利用可能にする
★ピッチ可動式とすることで、スポーツ以外のイベント利用を促進する
★1万人~2万人規模とすることで、既存施設の隙間を埋める規模にする
 (札幌ドーム未満、アクセスサッポロ以上、アイスアリーナ&グリーンドームの代替設備)


前回記事
ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと
ス儲会2)「専スタ」って言葉の使用をやめませんか?
ス儲会3)札幌ドームってなぜドーム型で野球場併用で可動式ピッチなんだっけ?
ス儲会4)スタジアム稼働率向上を通年で考える(冬使えないなんて問題外)


前回、スタジアム形式を以下の3本柱と定めました。
★全天候型ドームとすることで、通年利用可能にする
★ピッチ可動式とすることで、スポーツ以外のイベント利用を促進する
★1万人~2万人規模とすることで、既存施設の隙間を埋める規模にする
 (札幌ドーム未満、アクセスサッポロ以上、アイスアリーナ&グリーンドームの代替設備)

屋根付き&可動式ピッチのスタジアムが、札幌ドーム以外で世界のどこかにあるのでしょうか?
北国でサッカースタジアムを夢見る人なら
知ってる人はたくさんいらっしゃると思いますが、今回改めて調べてみました。
今のところ、札幌ドーム含めて世界には4つあるようです。
(ロシアにもW杯向けの計画があったような気がするが、見つけられず。
 スコットランドのレンジャーズは計画だけありました


★ヴェルティンス・アレーナ(旧称アレーナ・アウフシャルケ)
広大なスポーツ公園「Schalker Feldes」内に2001年にドイツ初のドーム型スタジアムとして完成。
UEFAエリートスタジアム(5つ星)の一つで、シャルケ04のホームスタジアムとして使用されている。 
30分で開閉する屋根、可動式ピッチ、スタジアム地下のビールタンク、
そこから張り巡らされたビール専用のパイプ管など世界でも稀な機能を多数持ち、 
2006年ドイツW杯会場の他、2004年にはUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦の会場にも選ばれた。 
2005年からネーミングライツにより「ヴェルティンス・アレーナ」と呼ばれている。
開場 2001年8月13日 
収容能力 61,973人(リーグ戦)
     54,442人(座席のみ)
建設費 1億9,200万ユーロ

★★★写真が多く良記事
★写真少なめ
wikipedia
芝のピッチが中にあるとき、ピッチのあった場所は駐車場になってます。
sch1

inside view
sch2


★ヘルレドーム
オランダ、フィテッセがホームとして使うサッカースタジアム。
開場 1998年3月25日
収容能力 32,500人(コンサート以外)
     39,000人(コンサート時)
建設費 70.000.000ユ-ロ
★★解説有
★★★甲府の政治家の視察報告書。かなり詳細
ヘルレドーム wiki

周りは駐車場だらけ。カマボコ状の屋根はそれぞれ横にズレる開閉式です。
ger1

四つ角に柱があります。開閉式にして強度を維持するには必要なのでしょう。
ger2


★ユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアム(University of Phoenix Stadium)
アメリカ合衆国・アリゾナ州・グレンデールにある開閉式ドームスタジアム。
北米では2014年現在ここだけが天然芝フィールドの格納式。
NFLのアリゾナ・カージナルスが本拠地としている。
サッカークラブがホーム使用していませんが、サッカーのアメリカ代表が親善試合するなど、
サッカーでの利用も可能です。
開場 2006年8月1日
収容能力 63,400人(通常時)
     78,600人(スタンド拡張時)
建設費 4億5500万ドル
Wikipedia

駐車場が外周を囲んでいます。駐車場広っ!さすが車社会のアメリカ。
uof1

inside view 奥からピッチが入ってきます。大きいなあ。
UF2


★札幌ドーム
開場	2001年(平成13年)6月2日[1]
収容能力 41,484席(サッカー)
     40,476席(野球)(双方とも固定客席数)
最大収容人数 53,845人
建設費	約422億円
wikipedia
札幌ドーム公式
sap


とまあ、こんな感じである。
規模からいって、ドイツのヴェルティンス・アレーナとアメリカのフェニックス・スタジアムは、
大きすぎるし建設費が上がりすぎてしまう。
規模感としては、オランダ・フィテッセのヘルレドームが近いが、
3万人以上収容だと、札幌ドームとあまり住み分けができず、
イベント利用がバッティングしてしまい利用回数の向上が見込めない。
もっと小さく、最大2万人程度がよいだろうか。
実は、J2規格で1万人程度がよいと考えている。

J1規格を前提とするならば、1万5千人が最低要件になる。
それは札幌ドームが満たしているのだから、そっちに任せておけばよい。
大規模になりすぎると、その他のイベント利用での利用頻度が落ちてしまうし、
真駒内アイスアリーナや月寒グリーンドームの代替施設という位置づけから逸脱してしまう。

万が一J1定着すれば、集客や収入を考慮して札幌ドームを重視して使用し、
いつも通りJ2にいるならば、J2規格スタジアムをメイン使用し、
開幕戦&最終戦など集客の見込める場合のみする。
クラブライセンスのスタジアム使用要件で、規格にあったスタジアムを8割使用しなければならないが、
J1ライセンスを保持しつつ、J2にいるときはJ2規格のスタジアムを重用するというのは、
できないのだろうか?
過去に事例がないので、この点は別途調べてみることにしよう。

つづく。



衝撃】内山裕貴がシンガポールデビュー2戦目で初ゴール!(画像、動画あり)

2015年03月08日

内山裕貴がシンガポールデビュー2戦目で初ゴール!
シンガポールS-League開幕から2戦連続先発した内山裕貴(Hougang United-札幌)。
前半35分に右サイドFKから見事なボレーシュートを決めています。

Hougang Unitedのfacebookを覗いていたら、
35' Yuki Uchiyama taps in a freekick from Nakatake.
HGFC 1:0 Home
とかかれてて、ビックリ。
yukigoal

昨年からHougang Unitedに所属する7番中武駿介選手のFKからの得点でした。

説明とか面倒なのでwハイライト動画(youtube)見てください。
0:55くらいからそのFKのシーンになってます。
Great Eastern-Yeo's S.League 2015 : Hougang United vs Home United 
S.League Videos
3/7 23:30現在 視聴回数 150 回

S-League公式のレポートから。
report

S-LeagueのDetailから。
detail

S-LeagueのDetailをアップで。
detailup


その他、情報収集したい方は、Hougang Unitedのfacebookからどうぞ

でも、Hougang Unitedは2戦連続引き分け。
むむー。


内山過去記事
1/25内山裕貴選手 ホウガン ユナイテッドFC(Sリーグ1部)へ期限付き移籍のお知らせ
公式リリースはこちら

速報)内山裕貴(札幌)がシンガポール開幕戦で先発デビュー!
内山裕貴がシンガポール先発デビュー!でも試合前の記念撮影にいない(画像動画)

U19日本代表でチームの守備の要ゆうきコーチ シンガポールでいったい何が?
内山裕貴(札幌)のシンガポール画像。hougang united体制発表会など



ス儲会4)スタジアム稼働率向上を通年で考える(冬使えないなんて問題外)

2015年03月07日

北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。を発足しました。
ネーミングセンスについてはこの程度のレベルだとご理解くださいw
会といっても、当面は1人でウダウダ語りつくします。
想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。

当会の名称についての重要なポイントを。
★サッカー”専用”スタジアムではなく、複合型スタジアム、サッカースタジアムと呼ぶ
 ⇒「専スタ」「サッカー専用」の言葉を廃止する
★作るでも造るでもなく、「儲かる」


前回記事
ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと
ス儲会2)「専スタ」って言葉の使用をやめませんか?
ス儲会3)札幌ドームってなぜドーム型で野球場併用で可動式ピッチなんだっけ?


前回記事で挙げた課題について稼働率に置き換えて捉えると、以下のようなものだろうか。
Jリーグのプロ興行で使用されるのは年間20日間程度。
11月~4月はスタジアムが使えない。稼働率が強制的に50%。
無理して使えば、11月中くらいまでと、4月第3週くらいまではいけるでしょうけれど、
痛んだ芝が生育しないので、回復しないデメリットが付きまといます。

計算が面倒なので年間稼働率50%として、営業可能なのは年間182.5日。
この間、土日は約52日(約26週x2日)。
そのうち20日間はJリーグのプロ興行で使う。
残りの32日間をアマチュアで分ける。
道リーグ、道央リーグ、学生リーグ、市社会人リーグなどの1種でも使うし、
高校やユースなどの2種でも使いそうですね。協会主催の天皇杯も開催するか。
大学生や高校生は平日利用が可能か。
しかし、天然芝の使用って、週1~2回が一般的です。これは冠雪地域かどうか関係ない。

鳥取のとりぎんバードスタや鳥栖のベストアメニティスタはアマ使用含め100回を
超える年もあるようですが、寒冷地の仙台は50~60回で推移しています。
(参考資料
このことからも、北海道でサッカー使用する場合50~60回が限界値と言えそうです。
では、残りの半年間約120日程度は何をすればよいのでしょう?

芝の養生問題もあり、イベントを増やして傷めるわけにもいきませんし、
かといって養生を理由にイベントを開催しないでは本末転倒です。

サッカーのピッチを固定してしまうと、イベント利用する際には、
ピッチ上に保護シートを敷いて使うことになります。
日産スタ、新潟デンカなどで、なるべくダメージを与えず回復を早める施策が
紹介されてるので、そちらを参照するとよいでしょう。
日産スタ芝生観察日記 第51話第52話

さらに、屋外型にするケースでは冬期間の利用は見込めません。
企業なら半年も休業って、死活問題です。
公的機関に依存した補助金主導の維持運営を行うのであればよいですが、
それはサッカースタジアム建設の自由度を失うことにもなるので避けるべきです。

となると、ドーム型(全面)というのは避けられそうもありません。
では、屋根開閉式と屋根固定式+ピッチ可動式だとどちらがよいのでしょう?
これについても、多目的利用、維持管理費や保守費、建設費、芝の管理など様々な項目から、
屋根固定式+ピッチ可動式の方がよいと考えます。土地が2倍必要になりますが・・。
(これの試算しましたが、表に出せませんw)

ここまで来ると分かりますが、札幌ドームってサッカーW杯スペックを有しながら、
北海道の抱える問題点を解決させ、なおかつスポーツに限らず多様な文化にも利用可能な
素晴らしい多目的イベントドームなのです。
そして私は、その仕組みを流用して、スタンド規模を縮小し
野球は不要で、サッカーおよびラグビーが可能なスタジアムをベースとして考えたい。
サッカーだけでなくラグビーも含めますし、ピッチを外に出してしまえば
仮設でアイスホッケーやフィギュアスケートのリンクも設置できます。
より「Jリーグ百年構想」に沿っているのではないでしょうか。

さて、ここまでの話は、どちらかというと「造る」話に偏っていたと思います。
しかし、収益モデル設計のための基礎となる部分ができないことには、
どんなビジネスモデルを描いたところで、絵に書いた餅になってしまいます。
そこで、スタジアム形式を以下の3本柱と定めます。
★全天候型ドームとすることで、通年利用可能にする
★ピッチ可動式とすることで、スポーツ以外のイベント利用を促進する
★1万人~2万人規模とすることで、既存施設の隙間を埋める規模にする
 (札幌ドーム未満、アクセスサッポロ以上、アイスアリーナ&グリーンドームの代替設備)

ここはいろいろ言いたいことある人が多いと思いますし、
私が餅の絵を書いてるだけかもしれません。
通年利用、スポーツ以外、規模に対する課題をクリアするためにこれより良い案があるなら、
是非とも対案を出してほしいと思います。
議論の発展はよりよいものを生み出しますから。

ともかく、私はこれを柱として収益モデルを設計していきます。
次回へつづく。


ス儲会3)札幌ドームってなぜドーム型で野球場併用で可動式ピッチなんだっけ?

2015年03月07日

北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。を発足しました。
ネーミングセンスについてはこの程度のレベルだとご理解くださいw
会といっても、当面は1人でウダウダ語りつくします。
想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。

当会の名称についての重要なポイントを。
★サッカー”専用”スタジアムではなく、複合型スタジアム、サッカースタジアムと呼ぶ
 ⇒「専スタ」「サッカー専用」の言葉を廃止する
★作るでも造るでもなく、「儲かる」


前回記事
ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと
ス儲会2)「専スタ」って言葉の使用をやめませんか?


さて、北海道のサッカースタジアムについて語るには、
まず札幌ドームについて触れなくてはいけません。

北海道におけるサッカースタジアムに対する大きな課題はたくさんあります。列挙します。

Jリーグのプロ興行があるのは年間20試合程度(2015J2の場合21試合)
12月~3月まで雪に埋もれる(4月は道に雪がないが手つかずの公園などは雪融けが遅い)
外でサッカーできるのは4月末(4/29)~11月頭(11/3)まで
冬芝が育って伸びるのは5月上旬から
冬芝は10月中には生育が止まり育たない(荒れる一方)
車社会なので広大な駐車場が必要
J1ライセンス取得には15000席以上必要。
ワールドカップ開催には4万人以上必要だっけ?
数万人を埋める興行が北海道には乏しい。
(他に課題は何かありますか?)

札幌ドームはこれらの問題を解決してFIFAワールドカップを開催するために誕生したといえます。
全天候型ドームとすることで、通年利用を可能にした。
天然芝ピッチの出し入れを可能にすることで、サッカー以外の用途に使えるようにした。
 (イベント利用による芝の補修や保護が不要)
4万人入るスタンドを有することで、大規模なスポーツイベント、コンサートが可能になった。
日本で平日も含め継続的に数万人の集客を見込めるイベントはプロ野球のみ。
風雨風雪の心配が減り、試合中止の確率も減り、安定した入場者数が見込める。
屋根があるので音が反響して臨場感や迫力が増す。

この辺については、札幌ドームのコンペの議事録などを読むと、
解決すべき課題が明確になっています。
以前は公開されていましたが、いまはリンク切れになっているようです。

私は、札幌ドームを「4万人のスタンドを持つ巨大なイベントドーム」と理解しています。
サッカー専用スタジアムでもなければ、野球場でもない
天然芝のプロサッカー興行もできる巨大なイベントドームと言えばよいでしょうか。

このため、札幌ドームほど巨大である必要はないが、
月寒グリーンドーム、真駒内アイスアリーナ、アクセスサッポロといった施設の機能性を持った
サッカースタジアムだとよいなあと、漠然としたイメージを描いています。

このあたりのモヤモヤのカギとなるのは、「通年での稼働率向上」です。
具体的な考察は、次回行います。


ス儲会2)「専スタ」って言葉の使用をやめませんか?専スタなんていらない

2015年03月07日

北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。を発足しました。
ネーミングセンスについてはこの程度のレベルだとご理解くださいw
会といっても、当面は1人でウダウダ語りつくします。
想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。


当会の名称についての重要なポイントを。
★サッカー”専用”スタジアムではなく、複合型スタジアム、サッカースタジアムと呼ぶ
 ⇒「専スタ」「サッカー専用」の言葉を廃止する
★作るでも造るでもなく、「儲かる」


前回記事
ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと


★サッカー”専用”スタジアムではない
「専スタ」という言葉を世の中から消し去りたいという想いから。
「サッカー専用」とか「専スタ」という言葉は、
スタジアム建設推進において足枷になることにお気づきでしょうか。
サッカー専用 = 年間20回程度しか人が集まらない大赤字確定の無用のハコモノ
というイメージが湧くためです。
実際、私もそう思ってます。
ある時期から「球技場」という言葉を率先して使うようになりましたが、
「専スタ」という言葉を使ってました。
これに気づかされたのは、広島の前社長小谷野氏の発言から。


第4回夢スタシンポジウムにおける小谷野社長の発言
http://awayisum.doorblog.jp/archives/37203450.html
《第4回夢スタシンポジウム》

 それから、ガンバ大阪の野呂社長の2点目のポイントはですね。
 やっぱり複合機能がもはやこれから作るスタジアムでは前提になっていて、
 多目的に使えると、試合がない日でも色々な行事等で使えますと、いうのが
 もはや当たり前の状況になっているということですね。
★私が年末の検討協議会で今後は"サッカー専用スタジアム"という言い方をやめてですね、
★"サッカースタジアム"もしくは"複合スタジアム"という言い方にしてください
 ということをアピールして、それは認められたということなんですけれども。
★サッカー専用ということではなくてですね、
★様々なことにスタジアムが使えるというところの認識は
 もっともっと広島の街の中で共有されてしかるべきだと思います。

 これはですね、我々もそうした理解を進めていくために全力を尽くしますけれども、
★ぜひこの会場にいる皆さんにはですね、実はサッカースタジアムというのは
★サッカーもやるけども複合機能もいっぱいありますと、試合がない日も様々な賑わいを
★作りますと、いうことを是非訴え続けていただければと思います。
 これは我々の中ではかなりもう一般化されたといいますか、
 共有された認識だとは思うんですけれも、実際まだまだですね、
 スタジアムに駆け付けてくださるサポーターの方々と話しているとですね、
 まだまだその点明確に認識されてない方々も、
 実はサポーターの方々の中にもまだいらっしゃるのが現状ですので。
 是非その辺の周知徹底というかですね、認識の共有を我々のスタジアム建設運動の中での
 1つの大きな柱にしていただければと思います。


受け売りですが、ごもっともですね。
サッカーの試合を見るということだけに着目すれば「専用」であることがよいのは
事実かもしれませんが、それだけのためにスタジアム建設するというのは、誤った選択です。
スタンドのないサッカー専用グラウンドが欲しいのではなく、
サッカースタジアムが欲しいのですから。

★作るでも造るでもなく「儲かる」
儲かると設けるをかけてます。
しかし、作るでも造るでもなく「儲かる」にしたのは、
スタジアムを造ることばかり夢見ていて、
それをどう維持運営して継続的に発展していくかを夢見る人が少ないからです。
私は「Jリーグ百年構想」について学ぶ過程で、こんなことを述べました。

「作って終わりではなく、持続的に設備単体で経営が成り立つ考え方を持たなくてはいけません。
 よく「専スタ作りたい」という人がいますが、私は「スタジアム稼働率を高めて稼ぐ方法」を
 議論すべきと考えます。
 だって、スタジアムが儲かると分かれば、投資する企業がいますよ。
 それを立証できないから、いつまでたってもスタジアムができないのだから。」

つまり、サッカースタジアムに投資する価値があることを証明したいのです。
その議論が単発で終わることが多いので、継続的に議論できる場としたいという想いがあります。
まあ、1人でクドクド語ることになるか、たまーにコメントもらえるかは、
タイトルの煽り次第だと思いますがw

ただし、サッカー専用スタジアムで経営が成り立たないことは
サッカーの歴史が証明していますから、複合型施設というのを前提で議論していきます。
複合型といっても、様々な形があります
・商業施設複合型(ショッピングモール、ホテルなどの商業施設に併設)
・球技併用型(野球、ラグビーなどの球技と併用可能)
・イベントホール型(コンサート、展示会などの巨大イベントホールとして利用可能)
・スポーツクラブ型(スポーツクラブ施設、トレーニングセンターとして利用可能)

他にもありますが、大きくカテゴリ分けすると、こんな感じでしょう。
つづく


ス儲会1)北海道のサッカースタジアムで儲かるために最低限知っておきたいこと

2015年03月07日

北海道のサッカースタジアムで儲かる会(仮称)。本日発足しました。
ネーミングセンスについてはこの程度のレベルだとご理解くださいw
会といっても、当面は1人で検証してウダウダ語りつくすのが目的です。
想いのある方は、コメントいただけると刺激になりますし、議論の種になるので大歓迎です。


さて、議論の出発点というか、知識の底上げを行うために有効な資料を4点提示します。
これらの資料で述べられていることや情報について知らずに議論を始めるのは、
風呂敷広げて夢を語ってるだけになる可能性が高くなります。
私が気づかなかったことを指摘していただければ、刺激にもなりますし。

■Jクラブホームスタジアムへのコンセッション制度活用に関する研究
http://www.waseda.jp/sports/supoken/research/2012_2/5012A306.pdf
H20~H23年度のスタジアム収支の調査が書かれています。
新たな官民連携手法を示している

■スポーツ施設への民間活力導入について
http://www.icic.jp/download/dbj.pdf
スタジアムの収益性と収益モデル設計について具体的なビジョンを示している
スポーツ施設への民間活力導入の歴史
国内スタジアム・アリーナ等の現状に関する調査

■(仮称)新球技場整備事業
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000099542.pdf
仙台、千葉、福岡、鳥栖の事例がまとまっている
全国のスタジアム一覧がある
概算事業費が算出されている

■広島 夢スタジアム シンポジウム(第3回資料)
https://www.sanfrecce.co.jp/special/signature/130822.pdf
Jクラブのスタジアム最新動向が載ってます。

■Osaka Dream
http://www.field-of-smile.jp/stadium/index4.html
多目的利用がうたわれています


■Jリーグ百年構想とは
http://www.jleague.jp/aboutj/100year.html
●slogan
誰もが気軽にスポーツを楽しめるような環境が整ってはじめて、
豊かなスポーツ文化ははぐくまれます。
そのためには、生活圏内にスポーツを楽しむ場が必要となります。
そこには、緑の芝生におおわれた広場やアリーナやクラブハウスがあります。
誰もが、年齢、体力、技能、目的に応じて、優れたコーチの下で、好きなスポーツを楽しみます。
「する」「観る」「支える」、スポーツの楽しみ方も人それぞれです。

6つになっちゃったw


今後議論すべき内容
★稼働率向上施策(プロサッカー以外の日に何するか)
★複合施設の内容(イベント?球技?商業施設?など)
★スタジアム形式(屋根の有無?、可動式ピッチ?)
★スタジアム立地(公共交通機関徒歩x分、駐車場)
★ビジョン(構想や理念。映像装置のことではない)

まだまだあると思いますが、とりあえずこの辺を軸に考えたいと思います。
これらは単独で考えるというより、複雑に絡み合うところですが、
惑わされることなく作り上げていきたいと思います。

つづく。