カレンダー

プロフィール

最新のエントリー

月別アーカイブ

リンク集

カテゴリー

コメント

検索

内山裕貴(札幌)が期限付移籍。YOUkiは何しにシンガポールに?

2015年01月27日

内山裕貴選手(コンサドーレ札幌)がシンガポールSリーグ1部(日本でいうJ1)Hougang United への期限付き移籍が発表されました。
1/25内山裕貴選手 ホウガン ユナイテッドFC(Sリーグ1部)へ期限付き移籍のお知らせ
公式リリースはこちら

前回記事
内山裕貴(札幌)がシンガポール期限付移籍。外国人枠埋まってるのに何しに行く?


今回の期限付き移籍ポイントは、↓でしょう。

★シンガポールSリーグの外国人枠は4人
★これに加えてプライムリーグ(23歳以下のサテライトリーグ)の外国人枠は1人

内山裕貴選手(札幌)は、Sリーグとプライムリーグのどちらの契約なのか?というところです。

しかし、↑の内容には1つ間違いがあります。
それは、どこでしょう?

答えは、
シンガポールSリーグの外国人枠は「4人」ではなく「5人」が正解。

以前は4人だったので、その記憶を頼って書いていたのですが、2014シーズンは外国人枠5人あります。
http://en.wikipedia.org/wiki/2014_S.League
Each club is allowed to have up to a maximum of five foreign players.

改めて調べると、2012年までは4人⇒2013年から5人になったんですね。

Sリーグ公式で2015シーズンのレギュレーションが見つからないので、
5人のままではないような気がしますが、公式発表を待ちたいところです。
(東南アジアのリーグの規則は頻繁に変わるのでついていくのが大変。。。)

なお、2013年からの規則集は↓です。
■S.LEAGUE OFFICIAL HANDBOOK 2013
http://www.sleague.com/docs/default-document-library/s-league_rules_2013.pdf?sfvrsn=2
http://www.sleague.com/about/handbook


昨シーズン終了後に、2015年のチーム数減とレギュレーション変更の報道がありました。
http://www.todayonline.com/sports/football/uncertainty-over-s-leagues-changes-2015
そこでは、以下のようにあります。

New age restrictions for local footballers will see teams limited to a maximum of five players aged 30 and above and a minimum of three players aged 25 and under for teams with a 22-man squad. 
Those with a 20-man squad will be allowed only four players over 30 years old and a minimum of two in the 25-and-under bracket.
As in the 2014 season, five foreign players will be allowed for each team, but incentives will be given to those that recruit one aged 21 and under.

(ざっくり意訳)
地元のサッカー選手のための新しい年齢制限は22人のチームとチームのために、
30歳以上のプレーヤーを最大5人まで、25歳以下のプレーヤーを最少3人とします。
20人のチームを持つ人は30歳以上の選手を4人まで許可され、25歳以下を最少2人とします。
2014年シーズンのように、5人の外国人選手が各チームのために許可されますが、
インセンティブは、21歳以下を採用するものに与えられます。


んー、自分の英語力のなさを痛感するw
(誰かフォローしてくださいw)

google翻訳ではいまいち翻訳なんですが、つまり、保有する選手の数によって、
30歳以上選手の最大人数と、25歳以下選手の最少人数が変化するということと解釈しておきます。
その上で、外国籍選手枠は5人ですが、21歳以下の国内選手を採用しているクラブのみ、
外国籍選手枠を利用できるということのようです。
本当かどうかは、そのうち公式規則が出てくるでしょうから、それまで待ちます。
とりあえず「外国籍選手枠は5人」ということだけで話を進めます。


このため、Hougang Unitedの外国籍選手枠は、
中武駿介(24歳)⇒昨年からいた
山下訓広(28歳)⇒新加入
高橋真登(24歳)⇒新加入
Francisco Salvador Ela (34歳)⇒新加入(レアルマドリッドCでスタートし、昨年はラオスにいた)
+
内山裕貴(19歳)⇒新加入
となります。

昨年から今年にかけて、東南アジア各国のリーグでは、
自国選手強化のために外国籍選手枠を減らす傾向にあります。
直近ではベトナムが2人に減らしました。
そんな背景もありつつ、外国籍選手枠4人だか5人だかで混乱しましたが、
2015シーズンも条件付きながら5人ということは間違いなさそうです。

でも、シンガポールのトップリーグで出られるのでしょうか?
そもそもなんで、コンサドーレ札幌が提携してないシンガポール?
その辺については、次回で触れます。


内山裕貴(札幌)がシンガポール期限付移籍。外国人枠埋まってるのに何しに行く?

2015年01月27日

内山裕貴選手(コンサドーレ札幌)がシンガポールSリーグ1部(日本でいうJ1)Hougang United への期限付き移籍が発表されました。
1/25内山裕貴選手 ホウガン ユナイテッドFC(Sリーグ1部)へ期限付き移籍のお知らせ
公式リリースはこちら


シンガポールSリーグ2015 (Great Eastern Yeo's S League 2015)と
内山裕貴選手(札幌)が期限付き移籍となる、Hougang Unitedについて調査しました。

■Sリーグ2015シーズン
リーグ名:Great Eastern Yeo's S League(タイトルスポンサーが2社!)
試合期間:2015/3/1(sun)-11/22(sun)
節数  :27節(10チームx3周)
チーム数:10チーム

シンガポールSリーグのHP
http://www.sleague.com/

1/23に発表されたばかりの今季の試合日程です。
2015シーズン日程
http://www.sleague.com/fixtures-results/fixtures/s-league

ちなみに、2014シーズンは、2014/2/21に開幕し、10/31に閉幕しているため、
2015シーズンは昨年より開幕も閉幕も遅いです。

■Hougang Unitedについて
公式HP
http://www.hgfc.com.sg/
最近の東南アジア諸国のクラブらしく、最新ニュースの多くがfacebook発信のようです。
2014シーズンは、7位でした(10チーム中)。

過去に優勝経験はありません。
http://en.wikipedia.org/wiki/Hougang_United_FC


今回の期限付き移籍ポイントは、↓でしょう。

★シンガポールSリーグの外国人枠は4人
★これに加えてプライムリーグ(23歳以下のサテライトリーグ)の外国人枠は1人

内山裕貴選手(札幌)は、Sリーグとプライムリーグのどちらの契約なのか?というところです。

結論を言うと、プライムリーグ(23歳以下)っぽいです。
「っぽい」なのは、Hougang Unitedのリリースで書いてないから。
シーズン開幕すれば、トップリーグかプライムリーグのどちらかに登録されるでしょうから、
どういう契約なのかは、そこでわかるでしょう。
もしトップリーグだとうれしいですね。

以下、その獲得した外国関選手に関する情報ソース。
外国人獲得については、Sリーグ公式に書かれていました。
http://www.sleague.com/news-features/news/2015/january/hougang-snap-up-ex-real-madrid-c-striker/

サッカーキングにも日本人3選手と契約と報道がありました。
http://www.soccer-king.jp/news/world/world_other/20150116/271782.html
http://mainichi.jp/sports/soccer/soccerking/archive/2015/01/16/271782.html

すでに獲得が発表された以下の4人は、プライムリーグ(23歳以下)に入れませんから、
Sリーグ1部の外国人枠4人は埋まっていることになります。

中武駿介(24歳)⇒昨年からいた
山下訓広(28歳)⇒新加入
高橋真登(24歳)⇒新加入
Francisco Salvador Ela (34歳)⇒新加入(レアルマドリッドCでスタートし、昨年はラオスにいた)

誰かが退団したら、プライムリーグからトップ昇格するんでしょうか。
開幕直前に契約切られちゃうのはよくある話ですから、開幕時にどうなってるかは読めません。


と、ここまで調べていて、1つ誤りがあることが判明しました。
シンガポールSリーグの外国人枠は「4人」ではなく「5人」が正解。
長くなってきたので、詳細は次回に。


愛媛FC粉飾決算発覚!過去2年は実は赤字だった!ライセンスはどうなる?

2015年01月17日

愛媛FCが2012~2013年度の会計報告で黒字と発表していたが、実は赤字だったと発表。
平成24年度および平成25年度の決算処理に関するご報告とお詫び(愛媛FC公式)

先に私の見解を述べておきます。
粉飾決算そのものはよくないことですが、今回の1件で分かったことは、
愛媛FCの経営は厳しいものの、思ったほど悪くない、
むしろ地方クラブとして悪条件が多い中で大健闘してるほうじゃないの?
といったものです。

1億円超の営業赤字を黒字に見せるため数千万円もの寄付を受けるクラブもあれば、
実態は数億円の営業赤字でも黒字に見せるため数億円の補填を広告料収入にするクラブもある。
それらと比べたら、経営状況はよっぽどマシなほうです。
単に愛媛にはビッグな親会社からの補填がない(もしくは少ない)というだけです。

赤字は赤字ですし、大変な思いをされていると思いますが、債務超過でもないですし、
悪いところを改善するよいきっかけを得たと思って、
今後さらによりよい経営をしてほしいと思います。

Jリーグの会見での発言から1つ拾っておきます。
「それから裁定委員会のほうですが、これから第三者委員会を組成します。
県と伊予銀行も全面的に協力しようということなので、
これからメンバーが選ばれていろいろな調査が行われることになると思います。」
冷静に考えれば分かりますが、今回の1件は多少なりともイメージダウンはあると思いますが、
地域やJリーグが突き放したり見放すようなベクトルの問題ではないということは理解しておきたいです。


ここから本題。
様々なメディアで扱われてますが、今回の一件について何が起きたのか
サッカーキングが分かりやすくに書いているので、一部引用します。


本件は昨年10月に退社した元経理担当者が、クラブ決算を黒字化させることを目的に
2年間にわたって不適切な会計処理を行っていたことに端を発する。
平成24年度は約50万円の黒字が実際は約3400万円の赤字に、
平成25年度は約150万円の黒字が実際は約6100万円のマイナスとなり、
2年間で合わせて約9500万円の赤字に修正された。
この複数年度における架空計上を、結果的に公認会計士も見落としたことで
粉飾決算が成立してしまった。
なお、平成26年度は約430万円の黒字が見込まれており、
現時点までの調査では問題ないとされているが、
Jリーグ側はこれまでと異なる監査法人での決算処理を求めている。
愛媛FCが多年度にわたる粉飾決算……第三者委員会で追加調査へfromサッカーキング


もう少し踏み込んで、Jリーグの会見内容を読みたい方は、
スポーツナビ(Jリーグの会見内容全文)をご覧ください。
Jリーグの会見内容を読まないことには、今回の件に触れてはいけないと思います。
何が問題なのか分からず「粉飾!粉飾!」と騒ぎ立てるだけになるので。

愛媛FCの粉飾決算にJリーグ側が見解 第三者委員会を設置、さらなる原因追及へ


代表戦(18時)の開始直前(17時)に、
Jリーグが愛媛FCの経営状況について記者会見すると情報が流れたので、
メディアの報道を埋没させる絶妙なタイミングでした。
現に、アジアカップの話題で埋もれてしまいましたから。

さて、今回の件を掘り下げる前に、過去3年(2011-13)の経営情報を振り返ります。
ehimePL

今回の粉飾決算の原因は、どこにあるのか?
正確に言うと、なぜ粉飾決算せねばならないほどの赤字を生んでいるのか?
について分析します。

ポイントは3つ
1)2年で入場者数が16,000人も増えているのに、入場料収入が300万円しか増えてない。
2)営業費用増の主因がチーム人件費で人件費比率は年々上がっている(41%→44%→45%)
3)広告料収入(175→199→217百万円)、アカデミー収入とも増えている(51→63→67百万円)

【解説】
1)2年で入場者数が16,000人も増えているのに、入場料収入が300万円しか増えてない。
2013年のJ2の平均客単価は1222円なので、愛媛の675円はかなり低い部類に入ります。
というか、J2で一番安いです。
16,000人も増えたのですから、入場料収入が増えてもよさそうですが、
経営状況を好転させるほどの増加にはなっていません。
とはいえ、16,000人も増えたのですから、スタジアムの広告効果が増し、
それが広告料収入の増加(175→199→217百万円)に寄与しているという捉え方もアリです。

直感的に「タダ券」を想像されると思いますが、
小学生の無料招待事業ストライカーファンドの招待券など、
0円客が増える要素はあるので、あまり問題視してません。

この客単価低下(=なかなか上がらない)の根本原因はそこではないと思います。

長くなるので端的にまとめると、以下に問題があると考えます。
1)陸スタ
2)スタジアムのアクセス
3)J2クラブなのにバックスタンドの価格設定はJ1仕様

J2中位~下位のクラブのサッカーをアクセスがいまいちで屋根なし陸スタの
バックスタンドの中央で見るのに2800円も払う人は、
いわゆるサポーターでないとなかなか支払わないと思うのです。
自分なら何かもの凄いシチュエーションがあれば行きます。
(J2優勝とか降格の一歩手前とか)
そうでないと難しいなあ。
(ドームや三ッ沢なら行くが、厚別には行かないのと同義)。

じゃあどうすれば?という話になるのですが、
愛媛FCは発信する情報が多いし、
活躍して巣立っていく期限付き移籍選手が多いし(横浜FM斎藤学、甲府堀米勇輝など)、
四国最強のユース(2014は四国プリンス2位!)があるし、
2013年から始めた小学生は全試合無料招待フリーパスがあるし、
そういった魅力が少しずつ広まって、
入場者増、広告料収入増、アカデミー収入増につながっています。

粉飾決算したり、赤字だったり、陸スタだったり問題ありますが、
よいクラブなんです、愛媛FC。

長くなってきたのでつづく。


おまけ
一般紙でも扱われているので、リンクを貼っておきます。スポーツ紙は割愛。
読売新聞
J2愛媛、9千万円の赤字隠し…制裁を検討

毎日新聞
<J2>愛媛FCが粉飾決算…12・13年度、実際は赤字

朝日新聞
J2愛媛FCが粉飾決算 12・13年度、赤字を黒字に

愛媛新聞(愛媛FC会見動画あり)
愛媛FCが不適切会計 12・13年度赤字に

スポーツナビ(Jリーグの会見内容全文)



私が溝畑宏氏を推薦する理由(2)

2015年01月16日

推薦といっても、持株会とは全く関係のない、とあるセミナーでの話。

親会社のない地方のサッカークラブ(札幌福岡など)が、
もっと大きなクラブになるには、何をすればよいか?
という議論になったときの話。

私が、親会社のない地方のサッカークラブ(札幌福岡など)が、
もっと大きなクラブになるには「溝畑宏氏を営業マンにする」と考えたのは、なぜか。

前回記事
私が溝畑宏氏を推薦する理由(1)こちら


1)親会社のない地方クラブに社長としてタイトルをもたらした経験もつ唯一の人物である
2)大スポンサーを引っ張ってきた行動力と営業力とクロージング力を持つ人物である
3)成功と失敗を経験しつつ社長退任後すぐに異業種の第一線に転じた人物である

解説
1)親会社のない地方クラブに社長としてタイトルをもたらした経験もつ唯一の人物である
2)大スポンサーを引っ張ってきた行動力と営業力とクロージング力を持つ人物である

Jリーグが誕生して20年余り。
Jリーグには、リーグ戦、カップ戦、天皇杯などのタイトルありますが、
これらのタイトルはビッグな親会社を持つクラブが獲得してきました。
しかし、その歴史上、唯一の例外が2008年ナビスコカップを制した大分トリニータです。

ただやみくもに努力だけしたわけでもないし、たまたまよい選手や監督がいただけでもない。
タイトル獲得ができる選手や監督・スタッフを保有できるチーム人件費を賄うため、
地元に属さない大スポンサーとクラブを結び付けたことが大きいです。
Jリーグの理念からすれば、地域やクラブに関わる企業がスポンサードするのが通例ですが、
全く関係のないところから、胸スポンサーを見つけてくるなどの成果をあげています。

よいことばかりではなく、クラブと県や知事との関係性や、
資金繰りが悪化し債務超過額がえらいことになったり、
異常に高い人件費率など問題も数多くあるのですが、
自治省出身で県に出向した経歴を持つ元役人ともいうべき人が、
それだけの行動力を持つというのは驚きですし、それを活かす手はないと考えています。
注意したいのは「任せる」ではなく「得意分野を活かす」です。

ちなみにタイトル獲得の惜しい例としては、2012年のリーグ戦で仙台が2位、
2014年の天皇杯で山形が準優勝、2006年の天皇杯で札幌が3位というのがあります。


解説
3)成功と失敗を経験しつつ社長退任後すぐに異業種の第一線に転じた人物である

大分のクラブ経営が行き詰まり社長退任し、表に出てない問題もあるようですが、
そういった過去を持ちながら、社長退任後にあっさりと「観光庁長官」に就きます。
言葉悪く言えば「どういう神経をしてるのか?」となるのですが、
その図太さには驚かされます。

経営失敗した状況で社長退任した人で、すぐに表舞台に返り咲く・・・
いや、表舞台に居残った人物ってJリーグの歴史上、ほかにいるのでしょうか?
(潜伏期間wを経て表に出てきた人はいますが、居残ってる人が他にいたかな?)

そもそも溝畑氏よりもひどい経営でもっと大失敗したサッカークラブ社長経験者を
私は他に3人は挙げられます。
そこでの反省や経験は、そのクラブの中で活かされていると思いますし、
それらの社長経験者をどうこう言うつもりはありません。
でも、失敗の度合いが大小はともかく、追われるように退任した社長経験者はたくさんいる中、
メディアの前に居残ってるのは溝畑氏だけかと。


結論。
今後どんな展開が待っているのか、外から傍観したいと思います。
私は持株会会員ではないので、あれこれ口出し無用ですし。

持株会の理事に推薦され承認されたとの新聞記事が載ること自体極めて異例で、
それだけメディアにとっては扱いやすい人物なことが垣間見えます。
(元役人というのがミソですね)

持株会の理事会という組織は、定期的な理事会開催はされているようですが、
外から見て休眠(または硬直化)してるように見える(ある種理想の姿ではある)ので、
活性化するとか刺激を与えるという意味では、よかったんじゃないでしょうか。

こういった会員組織の場合、理事候補を否認/容認することって、
どんどん無関心になっていきますから。

でも、持株会ではなくて、クラブの営業部門の外商担当のような立場に収まってほしいなあ。
○○部長のような役職とか部門トップや社長ではなく、という条件が付きますが。
そして、溝畑氏の持つ人脈とクロージング力と営業力と発信力を「利用」してもらいたいです。

んー、なんだかえらそうな締めだw

おわり。


post by sca25

03:01

コメント(1)

私が溝畑宏氏を推薦する理由(1)

2015年01月16日

推薦といっても、持株会とは全く関係のない、とあるセミナーでの話。

親会社のない地方のサッカークラブ(札幌福岡など)が、
もっと大きなクラブになるには、何をすればよいか?
という議論になったとき、私は3つの提案を行った。

1)市場の拡大(ホームの地域以外、たとえばアジアなど)
2)アジアの選手獲得(このときは中国やタイを挙げた)
3)溝畑宏氏を営業マンにする

3つ目は、オチも兼ねていたが、なぜかここに食いつかれて、
溝畑宏氏とはどんな人物なのか?という話に広がってしまった。

そして、溝畑宏氏に対する印象は、大きく3パターンに分かれるというのがその場の結論であった。

1)多額の債務を作り、クラブを崩壊に導いた元役人でサッカーに関わるなんて言語道断
 ⇒メディアの情報だけで溝畑宏氏を知る人の見解
 
2)成功と失敗を経験した貴重な存在。しかしトップではなく営業担当ならよい。
 ⇒「社長・溝畑宏の天国と地獄(木村元彦著)」 を読んだことある人の見解
 
3)人脈をかぎ分ける力、壮大な構想を語り実現性を実感させる発信力、
  相手を説得するクロージング力を持つ強烈な人物だが、
  強烈過ぎるがゆえにコントロールが難しい。免疫がないとキツイかも。
 ⇒実際に会って、かかわりを持ったことのある人の見解

私は、2)のケースに加えて、溝畑氏が出る講演会に参加して、
溝畑氏がどういう人物かを傍観したくらいの立場です。

一方的に見聞きした立場で、溝畑氏を評するにはふさわしくないと思いますが、
持株会でどのくらいの方が、どこまで接したことがあるのか気になったので、
私の立場で感じたことを書き記します。

プレゼンの基本を押さえていてしゃべりがうまい。
実現しそうもない夢物語を、実現可能な目標として信じ込ませるパワーを持つ人だと感じました。
猛烈に頭の回転が良く、草食系の人が対峙しても捲し立てられるだけだろうだなとも。
部長級の会議でケンカできるパワーと、決して引かない強さがないと、呑まれそうというべきか。

あと、おもしろかったのが、講演会の後で名刺交換の列ができていたのですが、
組織の決定の権限を持ちそうな人と、そうでない人への対応が少し違っていました。
失礼な態度をとっているわけでもないし、普通に礼儀を守っているのですが、
その辺をかぎ分ける能力に長けているっぽいなと感じる部分がありました。
でもこれって、営業する人なら持ち合わせなきゃれば行けない能力ですね。

長くなってきたので、つづく。
次回はこちら


post by sca25

03:00

コメント(0)

ベトナムU19黄金世代は1万人増やす集客力あり。札幌は小野稲本でどのくらい?

2015年01月15日

ベトナム1部リーグ、TOYOTA V-LEAGUE-1 が開幕し、
第2節で札幌の提携先クラブ、ドンタムロンアンがホーム開幕戦を迎えました。

第1節はアウェーで引き分けだったので、
ホーム開幕戦は勝利で飾りたいところ。

その対戦相手は、ベトナムU19黄金世代の選手を中心に据えて
早くもスターの片鱗を見せた、グエン・コン・フオンを要する
ホアン・アン・ジア・ライ(HAGL)。

すごいのは、その集客力。
HAGLからするとアウェーゲームなのに、15000人を集める凄いことに。

どのくらい凄いかというと、
昨年のドンタムロンアンのホーム開幕戦は、2000人だったのに、
今年のドンタムロンアンのホーム開幕戦は15000人に。

脅威の13000人増。7.5倍。

2013
1421258397-DTLA2013-2.JPG

2014
2014

開幕戦で2000人というのもどうかと思うが、
ベトナムU19黄金世代の注目たるや、ハンパないのである。

札幌のホーム開幕戦は15000人超えるかな?


そんなベトナムU19黄金世代を多数抱えるHAGLを、
我らがドンタムロンアンが、2-1で破ってホーム開幕戦を勝利で飾りました。
ストップザ グエン・コン・フオン!




奈良竜樹(前札幌)はレギュラー勝ち取れる?(FC東京CB検証。奈良は5番手!)

2015年01月14日

北海道が生んだ歴代最強CB奈良竜樹。五輪代表や世界を見据えてJ1クラブFC東京に期限付き移籍した。
はたして彼は、2015年に出場機会を増やし、さらなる成長を遂げるのだろうか?


FC東京CB選手の2014出場記録

選手名/評価/出場試合/先発/出場時間/ゴール
森重真人 A	33	28	2,970	1	
吉本一謙 B	25	23	2,231	0	
カニーニ C	3	2	  270	0	

丸山祐市 ?	41	38	3,689	2	
奈良竜樹 ?	39	39	3,510	0

加賀健一 C	7	6	630	0	⇒浦和完全移籍

評価:(出場記録から判断しただけで実力は知りません)
A:レギュラー。A代表クラス
B:レギュラー。
C:ベンチ/途中出場。レギュラーの調子次第で先発も。
D:ベンチ。レギュラー2人がケガすれば出れるかも。
E:ベンチ外。レギュラー2人がケガすればベンチ入り。


代表に定着した森重(27歳/183cm/76Kg)、は外せない。

加賀からレギュラーを奪取しシーズン通して出場し続けた吉本(26歳/185cm/83Kg)。
シーズン途中に加入後は全試合でベンチ入りし、
出場した3試合は全てフル出場のカニーニ(29歳/187cm/84Kg)。
森重+この2人がどちらかが先発2枠に当確なのはゆるぎないだろう。
ここに割って入るには、かなりハイレベルな争いになる。


・・・といった具合でてっきり吉本、カニーニとの争いだと思っていたわけです。

しかし、それが誤りだと気づきました。
カニーニはイタリア時代にフィッカデンティ監督の薫陶を受けていますし、
昨年はシーズン途中からの加入だったのが今年は最初からいますので、
今年はセリエAで200試合以上出ている経験を存分に発揮する気がします。

それと昨年湘南で活躍した丸山祐市がFC東京からの期限付移籍とは知りませんでした。
湘南で3バックの一角として41試合に出場し期限付き移籍復帰した丸山祐市(25歳/183cm/74Kg)。
復帰せずに湘南にいたほうが出場機会も多いと思いますが、FC東京へ復帰しています。

1)A代表CBの森重(27歳/183cm/76Kg)。
2)1年通してレギュラーCBで出た吉本(26歳/185cm/83Kg)。
3)イタリア・セリエAで200試合以上出てる高身長CBカニーニ(29歳/187cm/84Kg)。
4)J2ぶっちぎりで優勝したクラブの最多出場CB丸山(25歳/183cm/74Kg)。

5)五輪代表CB争いでも5番手、FC東京CB争いでも5番手の奈良さん(21歳/180cm/72kg)。

2~3月は五輪代表合宿に呼ばれるでしょうから、
チームとのフィットという点で遅れを取り、
シーズン前半は出場はおろか、ベンチ入りもままならないと思います。

4人のうち2人くらいケガして・・・くらいの状況になれば出番はあるかも?
出場機会がなく、7月のウインドーでカニーニがイタリア帰っちゃうと4番手昇格?
などと余計なことを考えてしまいます。

このような厳しい条件下でも、さらなる成長を遂げて、
シーズンの終わるころには不動のレギュラーCBになってほしいと願っております。


post by sca25

01:52

コメント(0)

サッポロフットボール映画祭開催決定!3月中旬らしい

2015年01月13日

ヨコハマフットボール映画祭というのを毎年やっている。

ドキュメンタリーや娯楽作品が、世界中から集まり、
毎年6~10作くらいを上映している。

それが今年、札幌でも開催されるとのこと。
「札幌でやって」と毎年要望し続けたかいがあったw

3月中旬 サッポロ・フットボール映画祭
 札幌プラザ2.5(300席 4回上映)
 共催:サッポロ・フットボール映画祭実行委員会 
開催概要はこちら

サッポロフットボール映画祭公式facebookこちらに
3月14日(土)に開催決定とありました。

私は、ドキュメンタリー作品が好きなので、
今回の映画では、
ガルーダ19
クラスオブ92
リトル・ライオン~明日へのゴール~
フラメンゴxフルミネンセ
ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦
メッシ
あたりが気になるのだが、全く未知の話という意味では、
ガルーダ19
フラメンゴxフルミネンセ
がツボかな。
それ以外は、他の映画で見たもや
フットボールムンディアルなどで大体話は分かっているつもり。

あなたの知らない世界へ~という感じなら、
リトル・ライオン~明日へのゴール~
ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦
あたりがオススメかなあ。

興行を考えると「メッシ」は外せないんでしょうね。

さて、サッポロでは、どれを上映するのでしょう?


ちなみに、過去に見た作品で忘れられないのは・・・
オフサイドガールズかな。
あとは、TESEか。


post by sca25

02:23

コメント(0)

あなたがもしフロントで、ある日突然親会社が撤退宣言したら、どうします?

2015年01月13日

たとえば、地方の有力企業が出資した新興クラブがあったとしよう。
そのクラブは設立2年目でトップリーグに昇格し、3年目を迎えようとしている。

給料は安いけれど、やることも多くて大変なフロント業務。
観客もまだまだ少ないし、メディアの扱いも小さく、
選手やスタッフも年俸が安くても、情熱を持って戦っている。
あなたはそんなクラブのフロントスタッフの1人だったとしよう。

それがある日突然、親会社が撤退を決めた。
資金のほとんどは親会社からの出資であり、
まだまだクラブとして存続できるレベルにない。
存続や、支援についても交渉を続けたが、
全て手を引くことから変わることはなかった。

そんなとき、フロントスタッフのあなたはどうしますか?


つい先日、バスケットボールのNBLで和歌山というチームが
シーズン途中で運営継続を断念するというニュースがあった。
NBL公式より

似たような話が東南アジアからも聞こえてきた。
それが、東南アジア企業が親会社で・・・という話なら、
「あーよくあるよね」で終わったのだが、
ちょっと今回はケースが違っている。

1)とある東南アジアクラブのオーナーが日本人
2)フロント業務や監督、選手にも日本人がいる
3)その中の1人は元Jクラブのサポ(※)だという
  ※元サポか今でもサポかは定かではない

私がこの記事を書いたのは、支援の協力を仰ぐわけではない。
そういう事実が、実際に起きているということを記録したかったのだ。
アディッショナルタイム


東南アジア諸国については、サッカー以外に注目もしていて、
結構な量の情報を入手するようになってきて、
良い話も悪い話も具体的に聞こえるようになってきていた。

どういう形で明るみになるかは分からないけれど、
時間をかけて、少しずつ事実が分かってくると思う。


私は、大勢の前で儲け話をする人間を信用しない。
そんな良い話があるなら、人に言わずに信頼できる人間にだけ共有した方が、
圧倒的に儲けるし、市場を独占できるし、それは人類の歴史が証明している。
にも関わらず、そういった話を信じる人は絶えないし、
それを信じ込ませる力を持った人も絶えない。
そして成功者は最後まで自分の信念を曲げなかった人というのが多い。
それ以上に多いのが信念を曲げないがゆえに失敗を重ねた人だろうか。
信ずる力も、信じ込ませる力も、信じぬく力も、どれも必要だ。

自分は、信じないがゆえに、逃してきたチャンスも数多いのだけれどw


さて、自分ならどうするか記しておこう。
自分の持つ全人脈、全知力を使って、
支援する企業か支援する中金持ちへアタック。
寄付してとは言わない。
出資する価値があるとプレゼンをする。
何らかの形で選手を関与させて、メディアを動かす。
1人じゃ不可能なので、協力者を巻き込む。
こんなところかなあ。


ベトナムVリーグ開幕!U19黄金世代がいきなりブレイク!新たなスター誕生の予感

2015年01月11日

ベトナムのトップリーグ、TOYOTA Vリーグ1が1/4に開幕しました。

2015シーズンの目玉は3つあります。

1)2014年王者ベカメックス・ビンズオンに加入したレコンビンは活躍できるか
2)代表で10番を背負う若きエース、グエン・バン・クエット(ハノイT&T)は輝けるか
3)黄金世代の代表格U19代表グエン・コン・フオン(HAGL)はプロでも活躍できるか

とりわけベトナム国内で注目を浴びるのは、
黄金世代といわれたU19で、
圧倒的な個人技とドリブルで、
ベトナム国内をA代表以上に賑わせた、
グエン・コン・フオン(HAGL)です。

昨年、親善試合やU19アジア選手権でU19日本代表と対戦し、
2人3人と日本のMFやDFを置き去りにしたシーンは、
ベトナムでは何度も動画再生されました。

アーセナル(イングランド)と提携して、
ユース育成に力を入れるホアン・アイン・ジア・ライ(HAGL)のU19チームから、
グエン・コン・フオンだけでなく、U19代表の中心選手をたくさん輩出し、
彼らがトップリーグデビューするものですから、
「本当に通用するのか?」「まだ早いんじゃないか?」
なんて疑問の声も上がっていたわけです。

そんな状況で迎えたHAGLの開幕戦は、
チケット完売し、入りきれない客が押し寄せ、
仕方なくピッチ脇のエリアに立ち見で客を押し込むとか、
テレビも生中継するという状況で行われました。

そして、グエン・コン・フオンが2ゴール!!
nguyen

4-2で昇格組みのサンナ・カインホアに勝利。

いま、ベトナムサッカー界は、新たなスターの登場に大騒ぎです。
HAGLの試合は今後全て生中継するという報道もあります。

ベトナムの攻撃、とくにFWは外国籍選手が占め、
ベトナム人選手FWとしてはレコンビンが5度のベトナム人得点王になるものの、
10年以上ベトナム人得点王が誕生していません。
そんな背景もあって、新たなスター誕生の予感に、湧き上がっているのです。

「グエン・コン・フオン」という
19歳のベトナム人高速ドリブラーの名前は覚えておいた方がよいです。


ハイライト動画があったので追記。
Highlights HAGL 4-2 Khánh Hòa (Vòng 1 V-League 2015 - 4/1/2015) 
⇒こちら

試合フル動画⇒こちら


余談になっちゃいますが、TOYOTAが今年から冠スポンサーになりました。
タイに続き、ベトナムのトップリーグも。
凄いですね、TOYOTA。