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今週はAWAY愛媛戦 愛媛から引き抜いたあの人が活躍します!

2015年10月24日

【マネーフットボール】という漫画をご存知だろうか?
芳文社から今週発売中の「週間漫画Times」で連載しているマネーフットボール。
能田達規さんが描いている、2部リーグサッカーデータ漫画です。

その作中、今節は愛媛イーカッスルvsライラック札幌という、
愛媛vs札幌の試合が描かれているのですが、
愛媛で得点を重ね、札幌が引き抜いた内村がモデルの選手が登場します。
(最初見たとき、宮澤かと思ったw)

ユニフォームデザインもコンサドーレ札幌そっくりで、メーカーは「Mappa」。
ユニフォームデザイナー泣かせのデザインに盛り上がっております。

内村が能田先生の手によってどのように描かれているか、気になりますね~。

気になる方は、是非とも週間漫画Timesをお買い求めください。
コンビニには流通しずらく、駅売りで買う人が多いかもです。


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能田達規作品】マネーフットボール1、2巻発売!新感覚サッカー漫画

2015年10月22日

【マネーフットボール】という漫画をご存知だろうか?
芳文社から発行されている、週刊漫画Timesで連載中のサッカー漫画。
作者は愛媛FCのマスコット、オーレくん、たま媛ちゃん、伊予柑太をデザインした能田達規氏。
ORANGE!やオーレ!などの2部リーグサッカー漫画の第一人者。
作中に散りばめられた2部リーグの小ネタを描かせたら彼の右に出る者はいないだろう。

クラブの名前だけでもツボだったりする。

タイトルから分かるとおり、プロサッカー選手のお金が前面に出てくる話なのだが、
サッカーのデータに関する話題のほうが強いかな。

昨年?発売された「サッカーデータ革命」あたりの影響を感じるが、
まだまだデータの扱い方やコンテンツとして一般大衆向けには成熟してないだけに、
漫画を通じて理解するのに役立つように思う。 

どんな内容か知りたい方は、芳文社の無料試し読みサイトでお試しあれ。
http://shukanmanga.jp/viewer/?no=231


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スタメン発表】天皇杯三回戦 鳥栖vs札幌

2015年10月14日

サガン鳥栖
監督 森下 仁志

GK林 彰洋
DF谷口 博之
DF丹羽 竜平
DFキム ミンヒョク
MF福田 晃斗
MF藤田 直之
MF鎌田 大地
MF田村 亮介
FW白 星東
FW豊田 陽平
FW早坂 良太

sub
GK赤星 拓
DF磯崎 敬太
MF岡本 知剛
MF水沼 宏太
MF崔 誠根
MF高橋 義希
FW金 民友


コンサドーレ札幌

監督 四方田 修平

GK金山 隼樹
DF進藤 亮佑
DF永坂 勇人
DF福森 晃斗
MF上原 慎也
MFニウド
MF上里 一将
MF前 寛之
MF神田 夢実
FW中原 彰吾
FW荒野 拓馬

sub
GK 杉山 哲
DF櫛引 一紀
MFイルファン
MF菊岡 拓朗
FW前田 俊介

こういうときは、ホームチームの公式ホームページが早いですね。
http://www.sagan-tosu.net/game/game.html?seq=45#gameInfo


鳥栖の先発メンバーに軸となる選手がいて本気度が高いことがうかがえます。
豊田、藤田、丹羽、林。
豊田相手に永坂の空中戦の強さがどのくらい通用するか気になりますが、地上戦で圧倒されるような気もします。
とりあえず、イルファンが点を決めてくれるとうれしいなあ。
神田は昨年の磐田戦のようにゴールを決められるでしょうか。


post by sca25

18:18

AWAY遠征 コメント(0)

三浦俊也監督率いるベトナム代表が悲劇的なドロー。イラク、タイから勝利を奪えず

2015年10月14日

三浦俊也監督率いるベトナム代表が、ワールドカップ二次予選でイラク、タイをホームに向かえた2連戦。
イラク戦は、アディショナルタイムにPKを取られ引き分けとなり、
タイ戦は、ショックを引きずったのか、チームが精彩を欠き、0-3で敗戦となりました。
なお、この試合には元コンサドーレ札幌のベトナムの英雄ことレコンビン(ベカメックス・ビンズオン)と、
2013年に練習生として参加した ドー・ズイ・マイン(ハノイT&T)が出場しています。
札幌に関わった選手が世界で活躍するのは嬉しいですね。

これでグループFは、以下のようになり、ベトナムは非常に厳しい状況へ追い込まれました。
1位タイ 10pt 4試合
2位イラク 5pt 3試合
3位ベトナム 4pt 4試合
4位 チャイニーズタイペイ 0pt 3試合

グループFは、イラクがぶっちぎると予想していましたが、国内リーグが活性化してるタイの躍進に、
ベトナムは差を広げられている印象です。

今回の敗戦で、三浦俊也監督の去就問題が盛り上がるかと思います。
イラクとの激闘から中4日のベトナムに対し、試合がなくフレッシュな状態で向かえたタイとの間にコンディションの差があったことは否めませんが、風当たりは厳しいかな。

ちなみにタイは試合がなかったわけではなく、予定されていたのでが、インドネシア政府がサッカー協会に介入した問題で、ワールドカップ予選から除外されたので、試合が無くなったのです。
こんな形で、インドネシアの除外が影響するとは思ってませんでした。
イルファンの代表での活躍が見たかったなあ。


コンサドーレ札幌から期限付移籍中の工藤小山内内山奈良阿波加の現状

2015年10月08日

2015シーズン、開幕前の発表で、工藤光輝がJ3相模原SCへ(その後J3盛岡へ)、
内山裕貴がシンガポール1部のHOUGANG UNITEDへ、奈良竜樹がJ1FC東京へ期限付き移籍し、
シーズン途中に阿波加俊太がJFL Honda FCへ育成型期限付き移籍、
小山内貴哉もJ3長野へ育成型期限付き移籍と5人も期限付き移籍している。
これまでの札幌では5人もの期限付き移籍はなかったことで、
下位カテゴリへの期限付き移籍が多いとはいえ、それだけ戦力が充実してきているとともに、
借りる側から供給する側(レンタル料支払う側からもらう側へ)シフトしているというのは、
クラブの育成の成果が出ている証拠だろう。
(レンタル料をもらってないケースもあるようだが、細かいことは割愛。)

そこで、2015年10月4日現在の各選手の出場記録をまとめたので、紹介しよう。


■期限付き移籍組
★
13 工藤 光輝  8試合 421分 1点(J3盛岡21節07/19~)
21節 22節 23節 24節 25節 26節 27節 28節 29節 30節 31節
追加 ―   ▲18 ―  ▽77 ▽81 ▽62 ▲1  ▲28 ○① ▽64

相模原では1試合45分の出場にとどまった工藤光輝。
相模原のホームタウン活動の写真に載ってたので元気そうだったが、プロは試合に出てナンボの世界。
盛岡で少しずつ出場機会を増やしつつある。次は得点という結果を残したいですね。
とはいえ自ら状況を打開して点が取れるタイプじゃないので、ツラいかもなあ。
阪南大での好成績も、周りが凄すぎたこと(泉澤、二見ら)が主因だろうし。
コンサユース卒で関西学生リーグに実績を残し、後進の進学の機会を大幅に増やしたのは事実。
もう一度化けてほしい。
一度道外へ出た選手は、北海道へ戻ってくるよりも、道外でバリバリやったほうがよいと思う。
北海道のゆるーい雰囲気にのまれてしまうので。確固たる地位を築いたらブレることはないだろうから、
そのくらい成長してから帰ってきてほしい。
と思っていたら、J3第30節ベストゴール級の豪快なミドルシュートでリーグ戦初得点!
ハイライトは必見です!
http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/video/player/65156

★
27 小山内 貴哉  8試合 421分 1点 (J3長野17節06/21~)
17節 18節 19節 20節  21節 22節 23節 24節 25節 26節 27節 28節 29節 30節 31節
追加 ―   ―  ▽83①C ○  ▽63 ▽70 ▲7  ―  ―  SUB ▲10 ―  ▲15 ▽83

長野デビュー戦でいきなりゴールを決めて「持ってる」男っぷりを見せたが、
デビュー翌節のフル出場をピークに出場時間が減少中の小山内貴哉。
ケガ情報は特にないので、単純に出場機会を失っているようだ。
天皇杯でJ1甲府相手にCBで出て完封したり、J2開幕戦の磐田相手にCBで完封したり、
J3のJ-U22選抜で完封したり、活躍するときはいつもCBな印象があり、
守備力についてはそこそこ高い能力があると思うのだが、
SBとなるとオーバーラップやクロスのクオリティが決して高くない(=得点の匂いがしない)ので、
攻撃面の安定感に欠ける印象はぬぐえない。
その辺を、長野でどう改善してくるのか注目。

・・・小山内と工藤の出場記録が全く同じだw
13 工藤 光輝  8試合 421分 1点 (J3盛岡21節07/19~)
27 小山内貴哉  8試合 421分 1点 (J3長野17節06/21~)


★
内山裕貴(シンガポール1部HOUGANG UNITED 1節~)
出場12試合 1025分(フル11試合、途中交代1試合) 1得点1オウンゴール

東南アジア特有の「最前線はアフリカ系外国人」という環境で揉まれて、
対人能力の強さを高めてほしいなあと思うインテリ系CBの内山。
「デュエル」とか「球際の強さ」という言葉が最近は出回るようになってきましたが、
内山に欠けるのはまさにそこ。
J3やJFLへ期限付き移籍するよりも、よっぽど鍛えられると思います。
何より英語圏というのは、将来のことを考えると、とてもよい環境だと思う。
提携クラブではないから、さすがに1年限りだろうけれど、貴重な経験です。
ワールドカップ予選などでお休み期間が続いちゃいましたが、
休み明けは出番がなくヤバい!チームも成績が悪くヤバい!


★
奈良竜樹
ナビスコカップ 準々決勝2試合出場。リーグ戦はSUBが数試合。

カニーニがまさかの残留で半年居残り、1森重-2カニーニ-3吉本-4丸山-5奈良 という
4人のCB序列の後ろ5番手になったのが奈良本人としても誤算だったはず。
おそらく、カニーニが開幕前に移籍し、1森重-2吉本がレギュラーで、
J2湘南でレギュラーを張った丸山なら追い落として3番手に食い込めると判断し、
レギュラー2人のケガや出場停止で出場機会が得られるという打算があったのではないか。
リーグはベンチ入りもままならず、ライバル丸山がまさかの代表選出により、
公式戦の出番が回ってきたのは9月に入ってナビスコ準々決勝1stレグ。
代表戦のおかげで2ndレグも出場機会があったが、
ここで目立った結果を残せず、リーグ戦の出番は遠ざかるばかり。
そういう意味では、札幌サポも注目すべきナビスコ準々決勝なのであった。
でも、フランクフルトで試合したり、代表CB森重と争ったり、
上を意識できる環境に身を置いているのは、来年1月の五輪予選に向けたパワーアップと
コンディショニングを考えると、札幌よりは良い環境なのかもしれない。
トレーニングマッチの相手がJ1やJ2クラブというのは大きいなあ。

★
阿波加俊太 (JFL HondaFC 2nd Stage第1節~)
10試合 先発フル出場10試合 完封3試合 7勝1分2敗 9失点
1節  2節 3節  4節 5節  6節 7節 8節  9節 10節 
○勝0 ○負2 ○勝1 ○負1 ○勝1 ○勝1 ○勝0 ○分2 ○勝1 ○勝0

怪我人続出でGKが手薄になったHondaFCにシーズン途中から育成型期限付き移籍した阿波加俊太。
加入後は全試合フル出場してます。
カテゴリを問わず、GKは出場機会を得るのが難しいぽ

なお、Honda FCのホームページから、選手に応援メッセージを送れるみたいなので、
メッセージを送って、全試合フル出場継続中の阿波加を激励しましょう。
http://www.honda-fc.gr.jp/profile/player_awaka.html



■完全移籍組
榊翔太(SVホルン)
ちょこちょこ出てます。
リーグ戦で初ゴールと思ったら、味方に当たったためアシストになっちゃいました。
持ってないですねー
カップ戦で元C大阪の南野拓実がいるザルツブルグと対戦し、1ゴール決めました。
南野がゴール!のニュースのついでに載ってました。
↓SVホルンの日本語サイトあるので、私がまとめるまでもないですね。
http://www.svhorn.at/ja


おまけ
■2014契約満了組
19 松本 怜大 24試合 2,018分 0点 (J3町田1節~)
チームで6番目に出場時間が多い。レギュラー格。
完全移籍、期限付き移籍関係なく、最も出場機会を得ている。
背走するときのスピードに難あるものの、J3ならJ2ほど速くないし
前向いて刈り取る技術の高さや、クロスの精度がそこそこあるので、J3なら重宝されるかも。
怪我にも強そうなので、しばらくやっていけそうですね。
ちなみに町田で今季最多出場時間は、21 髙原 寿康 29試合 2,610分


33 上原 拓郎 9試合 280分 0点 (J2熊本1節~)
先発は3回、先発フル出場は2回。
SUBでベンチには頻繁に入ってます。 
なお、シーズン序盤にレギュラー争いをしていた鈴木翔登は、
直近13試合連続先発するなど、全国優勝した流経大出身の力を発揮し始めています。
3 鈴木 翔登 21試合 1,679分 0点
北海道を代表する強豪大学のキャプテンと
全国優勝した強豪大学のキャプテンがレギュラー争いをしている。
いい刺激になりそうですが、のんきなこと言ってると、またクビになっちゃいますよ。。
第35節では、セットプレーから相手が揃う前にFKを蹴り、
ピンポイントクロスでゴールにつながりました。
これはハイライト必見です。
http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/video/player/66317


工藤光輝(盛岡)Jリーグ初ゴールは強烈ミドル!覚醒は近い!?

2015年10月02日

J3第31節 長野vs盛岡 2-2 の引き分け。
この試合で札幌から期限付き移籍中の工藤光輝が弾丸ミドルでJリーグ初ゴールを記録しました。
何回でも見たくなるファインショットです。
ハイライトはこちら。
http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/video/player/65156

天皇杯でのゴールはありましたが、リーグ戦でのゴールはこれが初めてです。
この試合、ハイライトしか見ていませんが、工藤光輝が出てくる場面が多く、見所満載です。
無回転フリーキック、DFライン裏に抜けてPK獲得、衝撃の弾丸ミドル。
プレー中の表情がギラギラしててよいです。
相模原はFWに高原や外国籍選手がいて出番は45分だけでしたが、
途中加入した盛岡で少しずつ信頼を得て、フル出場するようになり、初ゴールまで決めてみせました。

やはり選手は真剣勝負の試合経験を重ねて成長すると実感しています。
札幌に戻ってきてもJ1昇格を目指してFWを補強して出番なんてないですから、
他のクラブで信頼を得てさらなる成長をしてほしい。

大学で関西に出て、そこで実績を積みながら信頼を得た選手なので、
北海道のクラブにいても錆びつく気がします。
関西学生リーグにコンサドーレU-18の選手が多く入ってくる流れを作った先駆者として、北海道とか日本とか小さいこと言わずに、世界で工藤光輝らしさを発揮してほしい。

個人的には弾丸ミドルより、無回転フリーキックのほうが、グッときました。
もっともっとアピールしてほしいぜ工藤光輝!


国体】北海道は成年男子、少年男子ともに準々決勝敗退!コンサU18メンバーも活躍

2015年09月30日

わかやま国体に 出場してる北海道勢は、
成年男子(札幌蹴球団)が準々決勝で東京に敗れ敗退。
少年男子(選抜)が準々決勝で福岡に敗れ敗退。
女子(選抜)は大阪に初戦敗退しました。

サッカー競技は、いつも東京にやられる気がする。。。
少年男子の得点者の藤村ってコンサユースの藤村君かな?

サッカーの記録はこちら
http://www.kirokukensaku.com/kokutai/k_gr06KYOUGIBETU.html

国体競技の記録はこちら
http://www.kirokukensaku.com/kokutai/frm1-2_ko.html#


post by sca25

18:59

AWAY遠征 コメント(0)

PA外からインサイドキックでゴール枠内にパスする事例(G大阪宇佐美)

2015年09月28日

J1  2ndステージ 第12節 G大阪vs柏
60分に流れるようなパス回しから最後に宇佐美が
ペナルティエリア外からインサイドキックでゴールに流し込むという
鳥肌もののゴールを魅せてくれました。
これがベストゴールに選ばれてないのは残念ですが、見た目のインパクトはないからかな。
しかし、GKとの駆け引きと間の外し方、DFとGKの位置関係、シュート前の味方選手の動き方、などなど様々な要素が濃密に絡む素晴らしいシュートです。

枠内にシュートがいくにはもっとシュート練習しろ!
とか思う人にはぜひ見てほしい動画です。
そこだけ切り取ったのはないのでハイライトからご覧ください。

Jリーグ公式より
http://www.jleague.jp/match/j1/2015/092609/live#recap

Yahoo! Jリーグより
http://soccer.yahoo.co.jp/jleague/video/player/65053


なお宇佐美にできてコンサの選手にできないのは、天才かどうかではなく、
宇佐美には子供の頃から積み上げた成功体験(=ゴールの数)が圧倒的に多いからだと感じます。

小学生のサッカーもバスケットボールみたいにゾーン守備禁止にならないかなあ。
少人数のフットサルでいいよもう。と思うことがしばしば。


Jリーグ セカンドチームのJ3参戦を検討。コンサドーレ札幌は出ないの?2

2015年09月25日

セカンドチーム J3参戦を検討 Jリーグ若手強化策 
2015/9/9付日本経済新聞 朝刊
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO91522420Z00C15A9UU1000/
 Jリーグは22歳以下の若手選手の強化策について検討に入るため、8日の実行委員会で全52クラブに対し、「希望するクラブが若手でセカンドチームを組み、J3に参戦する」という改革案を示した。
 リーグ創設時に始めたサテライトリーグ(2軍戦)を経費削減のため、2009年限りで廃止した。その後は、高卒でプロ入りしたもののトップチームで出番に恵まれない19~22歳の若手をいかに強化するかがリーグの課題になっている。
==一部引用ここまで==
9/9の日経新聞紙面にJリーグの話題としては珍しく大きめの扱いで載ってました。


前回記事
Jリーグ セカンドチームのJ3参戦を検討。コンサドーレ札幌は出ないの?1


セカンドチームについて、コンサドーレ札幌がセカンドチームを作る仮説を立てながら、検証してみよう。

まず、セカンドチーム結成にあたっての主な課題は以下の通り。

1)セカンドチームはトップとは別登録となるので、それなりの選手数が必要
 (これは2種登録選手や特別指定を活用することになる見込み)
2)運営経費を独立するか、リーグから助成するか。
 (基本的に助成なしでよい。ただし育成目的なので助成あってもよいと思う)
3)トップとセカンドチームの登録と移籍
 (育成型期限付き移籍のようにフレキシブルな行き来が可能な方がよい。
  ただしJ3優勝争いのトップ選手参加禁止や出場選手による戦力差是正のため、
  シーズン後半はA契約選手が出場不可のような縛りは必要。)
4)J3ライセンスの適用
 (スタジアム規模、J入会金などJ3クラブと同じルールを適用するか)

さて、これをコンサドーレ札幌に当てはめながら、検証してみよう。


1)セカンドチームはトップとは別登録となるので、それなりの選手数が必要
9/10現在、期限付き移籍中の選手が5人(阿波加小山内内山工藤奈良)、出場時間が短い若手4人(神田永坂進藤中原)とここまでで9人。あとはU18から2~3人引っ張ってくるのと、特別指定で大学生を引っ張ってくるのと、外国籍選手枠を活用し提携先クラブ(コンケーン、ドンタムロンアン、アレマクロノス)から期限付き移籍で選手2名を獲得する。他クラブから長期的育成で預かるのもよいかもしれません。昨年契約満了した若手2人(松本上原)、今季途中に完全移籍した若手1人(榊)も計算に入れてよいかな。とりあえず頭数だけは揃いそうです。
ここに挙げた選手はJ1昇格に向けて活躍の機会が少ない選手たちですから、そこは割り切ってJ3で戦う方がレベルにあった真剣勝負の場に参加できそうです。「もっと若手を使うべき」という発想はJ1昇格を目標とするトップチームの方針と相反するので慎むべき。
とはいえ育成組織からの供給ペースが落ちることで自前でセカンドチーム選手数を確保できなくなるかもしれないので、何年続けられるかわかりませんけどね。
J1クラブ視点で言うと、G大阪、F東京といったクラブは、毎年5~10人程度の期限付き移籍選手がいますから、同様の考え方でメンバー編成は可能です。

2)運営経費を独立するか、リーグから助成するか。
札幌にとって痛いのがこれですね。コンサドーレ鎌ヶ谷でも作りますかw
安く見積もっても5000万円(年俸いれると1億)は軽く超えてきますので、
それをペイできるビジネスモデルが必要です。
松山プロジェクトだけでは賄いきれませんし、独自にスポンサー獲得が必要でしょう。
北海道からの移動費はかなりかかるでしょうが、それでも新千歳からの便の良さがあるので、ダメダメばかり言っても仕方がない。
いくつか私案を挙げます。
2-1)預託金型期限付き移籍
 →他クラブから選手を預かる場合、1か月30万円ほどクラブor本人に支払ってもらう。
  シーズン最後までいたら270万円くらい。留学みたいなものです。

2-2)アウェイ遠征パートナー
 →アウェイへ行くにあたって現地で北海道に縁のある企業や店舗にスポットパートナーになってもらい、選手やクラブがSNSを通じてレポートする。パートナーが少ないと遠征できる選手数も減る。
キーワードは「若手(18-22歳)の人材育成」なので、昇格をうたうより食いつきそうな気はするけどなあ。
他にもあるがこのくらいで。


3)トップとセカンドチームの登録と移籍
自由にトップとセカンドを行き来できればよいのだが、もシーズン終盤の優勝争いに加わった場合、優勝するためにトップの選手を送り込むようなことはルールで防ぐべきだろう。手っ取り早いのは「シーズン後半にA契約選手は登録不可」かな。
夏の移籍ウインドーが閉じたら、A契約の選手はセカンドには戻れない。(セカンドに登録し続けるのはよい)。これがベストとは言わないが、ルールで縛ればよいので大きな問題ではないだろう。

4)J3ライセンスの適用
特にスタジアムとお金の問題。スタジアムはJ3規定のスタジアムでプロ興行できるマンパワーがあるかどうか?施設はどうにでもなりそうなのでさほど検討はいらないかな。J2の試合をドームでやった翌日に厚別でセカンドがJ3開催する(メインのみ開放)パワーがあるかなあ。そもそもホーム開催がないかも?という気もするが。
ライセンスフィー(入会金、年会費など)は納めた方がよいでしょうねぇ。J3だといくらなんだろう?これもまた痛い出費ですね。入会金500万円、年会費1000万円だった!思ったより安い(J2だと合計4000万円、J1だと計1億円)。

・・・と、コンサドーレ札幌がセカンドチームを作った場合を仮定して検証してみたが、いかがだったでしょうか。実際に作るかどうかはともかく「金がかかるから無理」と反射的に言ってしまうようでは、トップチームのパートナーすらも放棄してるように思えてしまう。
何事も「できるために何が課題で何が必要か」を考えるクセをつけるべきだろう。
とはいえ、来年から手を挙げるべきか?と問われると時期尚早かな。


余談。
自分の中では答えが出来ています。
コンサドーレ大学
そもそもセカンドチームに入って2~3年いてトップに上がれるのは年に1人くらいというのが根底にあるのですが、
人材育成ってプロサッカー選手にすることだけじゃないです。
既存の大学をセカンド扱いするのもよいと思います。
提携先はあるようですが、どこまで連携していくのか。
詳しくはまた改めて。


Jリーグ セカンドチームのJ3参戦を検討。コンサドーレ札幌は出ないの?1

2015年09月25日

セカンドチーム J3参戦を検討 Jリーグ若手強化策 
2015/9/9付日本経済新聞 朝刊
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO91522420Z00C15A9UU1000/
 Jリーグは22歳以下の若手選手の強化策について検討に入るため、8日の実行委員会で全52クラブに対し、「希望するクラブが若手でセカンドチームを組み、J3に参戦する」という改革案を示した。
 リーグ創設時に始めたサテライトリーグ(2軍戦)を経費削減のため、2009年限りで廃止した。その後は、高卒でプロ入りしたもののトップチームで出番に恵まれない19~22歳の若手をいかに強化するかがリーグの課題になっている。
==一部引用ここまで==
9/9の日経新聞紙面にJリーグの話題としては珍しく大きめの扱いで載ってました。
先日のJリーグラボで村井チェアマンが触れていましたので、
Jリーグ実行委員会で議論になったようです。
「セカンドチーム」と「2軍」を使い分けているあたり、
日経は押さえるべきところを押さえてるなあと、好感が持てます。


時事でも触れられています。
下部チームのJ3参戦案検討=Jリーグ(2015/09/24-18:53)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201509/2015092400782&g=spo
Jリーグの村井満チェアマンは24日、理事会後の記者会見でJ1、J2のセカンド(下部)チームをJ3に参加させる案を検討していることを明らかにした。今月のJ1・J2実行委員会で議論を開始したとしている。


ついてに、日刊スポーツの記事も触れておきます。
J1、J2クラブ2軍のJ3参戦を検討 若手強化へ
http://www.nikkansports.com/soccer/news/1535243.html

見出しに「2軍」という言葉を使っている時点で、メディアとして非常にガッカリ。「2軍」というのはプロ野球で培われた文化ですから、このメディアが主にプロ野球ファンに支えられており、彼らに伝わるような表現で見出しをつけているのが、実に残念です。私ならこの見出しでは記事を読む価値がないと判断します。


「2軍」と「セカンドチーム」には明確な違いがあることから話を始めます。

「2軍」
1)1軍の下部組織であり、若手の育成、1軍選手の調整の場
2)昇格降格しない

「セカンドチーム」
1)若手の育成の場がメイン。トップチーム選手の調整には使われない。
2)リーグ昇降格がある。ただしトップと同じリーグには所属できない。
 (トップが同じリーグに降格してきたら、強制的に1つ落ちるケースもあり。国によってルールが異なるのでこの限りではないが、昇降格がかかったクラブと対戦する「真剣勝負」の場を提供するという意味では、サテライトよりも遥かにマシです)


かつてJリーグにあった「サテライト」は「2軍」と同じ扱いでしたが、
このサテライト運営の終盤はひどい惨状だったことは記憶に新しいところです。
改めて振り返ると「サテライト」が廃止された理由は以下の2つに集約されます。
1)収入が少ない割に運営費(移動、会場、運営経費)がかかるため経営に悪影響
2)真剣勝負ではないので、出場選手の成長に効果が低い。

「セカンドチームを作るくらいならサテライトを復活」という声が上がりそうな気がしますが、それは「なぜサテライトが無くなったのか」を理解してない証拠ですので、いま一度Jリーグの歴史について調べていただきたい。
若手の成長に真剣勝負の場が必要なのはサッカーに限った話ではありませんので、ご理解いただけると思いますが、ただの練習試合や調整試合になっていたサテライトの復活など全く無用です。
(同様にJ2の翌日や裏でやる地元大学らとの練習試合は練習であって選手の成長を促すようなものではない。コンディショニング用ですね)


Jリーグのセカンドチームについて言及する前に、海外では先駆的例がたくさんありますので列挙していきます。

・スペイン
バルセロナは、育成組織から昇格した選手を中心としたセカンドチーム「バルセロナB」を持ち、スペインリーグに参戦している。良い時は2部まで上がってましたが、主に3部リーグ所属。バルセロナBといえば、グアルディオラ監督がBでの監督経験を積み、Bにいた選手をトップへ数名連れていき、黄金時代を築いたことでも有名ですね。2部にセカンドチームが上がってくることは珍しく、レアル・マドリッドなど他のクラブも似たような感じで、3部~4部をウロウロしてます。2015/16シーズンは1部クラブのセカンドチームが1チームだけ2部に所属。

・ドイツ
ブンデスリーガの各クラブはセカンドチームを持っています。そのうちの1つに元コンサドーレ札幌U18の選手(シャルケ04Ⅱ中川雄貴)が所属しているので、おなじみの方も多いかと思います。こちらもスペイン同様で、セカンドチームのほとんどが3~4部をウロウロしてます。U23の選手育成というのが主目的です。
ですがセカンドチームからトップに昇格することは稀です。各国のA代表が揃ったトップチームにセカンドから上がるというのはかなり突出した能力がないと厳しい。
なお、U19ブンデスリーガというのがドイツにはあり、地域を3つほどに分けて1年間戦います。これはプロリーグのピラミッドと別になっています。このため、U19を卒業して、トップやセカンドチーム、その他クラブに入ってこれるかどうかが、運命の分かれ道です。このU19リーグへ自腹で留学して入団する日本人がいますし、そこで認められて3部~6部のクラブに所属する日本人選手がかなり多いです。

・シンガポール
シンガポールリーグの1部に所属する場合、U23のプライムリーグのチームを持つことが義務付けられています。他にU18、U16なども同様に必須。このままだと「サテライトと同じ」で終わりなんですが、一味違うのが、シンガポールU18代表がこのU23のプライムリーグに参戦してることです。U18世代のトップクラスが、世代が上のリーグに所属してU代表の強化を行っているんですね。代表ではありませんが、J3に参戦しているJリーグU22選抜に似ているともいえます。その若手世代の育成の成果は・・・はい、日本代表がW杯アジア2次予選で引き分けましたので、一定の効果を生んでいると言えそうです。

・岐阜セカンド、岡山ネクスト、群馬チャレンジャーズなど
J2各クラブのセカンドチームと今回のセカンドチームの主旨は異なることは押さえておくべきだ。これらのセカンドチームは、大卒だったりトップアマチュアからJを目指して加入してくる選手が多いのに対し、Jリーグ実行委員会で挙げているセカンドチームは毎年のように世代別代表を供給してくる育成組織を持つクラブのセカンドチームであり、ユース卒~21歳で世代別代表を経験してる選手の伸び悩みを改善するものだ。
選手の育成という側面は同じだが、その対象が前者はトップチームへの供給を目標としているのに対し、後者はトップだけでなく世代別代表(U19~U23)も視野に入れている。
ユース世代のトップクラスだった選手の伸び悩みに対する施策なので、そもそも岐阜や岡山といったセカンドチームとは一線を画して考えるべきだし、Jリーグの手の届く範疇(J1~J3)の中で行われるべき。
下位カテゴリー(地域リーグなど)へ参加するしてそこからのステップアップなど意味がないのである。もし地域リーグや都道府県リーグに参戦しても、そこからの昇格枠を減らす結果になるだけで、既存のステップアップを目指すクラブからしてみれば、はた迷惑な話だろう。
そこにはクラブのステップアップと世代別代表の若手育成という異なる目的の上で昇格争いをすることになり、あまり得策ではない。
こればかりは、立場違えば見解も違うだろうから、何が正しいという結論を出すのは難しいが、セカンドチームのあり方の違いについては押さえておくべきだ。


事例はここまでとして、次にセカンドチームを作った場合の課題を挙げます。

1)セカンドチームはトップとは別登録となるので、それなりの選手数が必要
 (これは2種登録選手や特別指定を活用することになる見込み)
2)運営経費を独立するか、リーグから助成するか。
 (基本的に助成なしでよい。ただし育成目的なので助成あってもよいと思う)
3)トップとセカンドチームの登録と移籍
 (育成型期限付き移籍のようにフレキシブルな行き来が可能な方がよい。
  ただしJ3優勝争いのトップ選手参加禁止や出場選手による戦力差是正のため、
  シーズン後半はA契約選手が出場不可のような縛りは必要。)
4)J3ライセンスの適用
 (スタジアム規模、J入会金などJ3クラブと同じルールを適用するか)

さて、これをコンサドーレ札幌に当てはめながら、検証してみよう。

つづく。