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《通り名》はげお 今の気分は『僧侶Lv99』。サッカーを観て、コンサを観て、全くいらいらしなくなりました。 《主な生息地》 オホーツク圏  今は芝桜の町。 《観戦手段》 主にDAZNになってしまいました… 《応援歴》 1996年からだが…。途中、忙殺×100のため、「見るだけ」に。 《生観戦歴》 初観戦は古くて思い出せなくて… 1997年は頻繁に厚別に出没。 バルデスの決定力に多々感動。  2005年の京都戦(札幌ドーム)が最後か…だったが 2011年に岐阜戦(厚別)と千葉戦(札幌ドーム)に参戦。 2017~2018は期間限定札幌住民だったので、home戦に5回ほど参戦(行った試合は全勝!) 2017はawayのG大阪戦(勝) 2018はawayの神戸戦(負) 2019はawayのC大阪戦(勝) 観に行けました(^-^)v 2019はhomeの神戸戦、湘南戦、浦和戦、磐田戦にも参戦(2勝1分1敗) 2023.9.16 home湘南戦(0-1) 2023.12.3 home浦和戦(0-2) 小野伸二選手のラストゲームでスタメン小野伸二が観られて感激😂 2024.9.14 home緑戦(0-2) 2025.9.13 homeいわき戦(1-5) 2025.11.29 home愛媛戦(3-0) 深井ちゃん引退試合、セレモニーも堪能。生観戦連敗を脱出🥹 《更新ポリシー》 ①観た時はなるべく書こう! ②次の試合までには書こう! ③自分の"観たまま"を書こう!(試合後の選手・監督コメント、他ブログなどを観ないで書く!) ④あくまで未来の自分のために書こう!  《コメントについて》 ありがたことです! が、お返事が遅くなるかも…。多忙なんです(>_<) (常識&良識をお願いします!) 《リンクについて》 どフリー!(枠にはとばそう!)

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"動"?!"静"?!

2009年10月01日

湘南戦について、高評価をされているサポが多いように思う。

フラッ太さんは、もう1つの意味。の中で、「これまでの今年のベストゲーム」と評価されている。
その理由は、"組織サッカーの狙いを体現できての勝利"と感じられたからと思う。

私自身も同様のことを感じて、快勝?!辛勝?!という覚書に記した。

ダニ、趙が欠場で、状況は苦しいはずだったのに、チームとして狙いを持って攻守に機能するという点では、価値あるゲームとなった。

では、怪我人が戻って来たときには、どのようなサッカーを目指すのだろうか。
布陣、配置はどうするのだろうか。
最高の妄想ネタが天から舞い降りてきた…妄想しない手はない(笑)。

芳賀とダニの相違点について、この間考えて(妄想して?)きた流れがあるので、そこを足がかりとして妄想していきたい。

ダニと芳賀の違いを具体的に整理すると、とてつもなく長くなるので、極力、端的に表現を考える。
なかなかムズカシイが、ダニ="動"、芳賀="静"というのはどうだろうか。

ダニは、その圧倒的な身体能力があって、人やボールに対して高機動で動き、ボール奪取をすることができる。
芳賀は、西嶋が「黒子」と表現したように、目立たずとも、的確なポジショニングをし、"出る""待つ"の判断で守備をする。

動くことによって長所が発揮されるのがダニ。(スペースを埋めて動かないダニは、「そこにいるだけ」というように見えてしまった場面もあった)
静かに微調整を行うことで長所を発揮しているのが芳賀。(守備的バランサーと言える。)
言葉を換えると…
「自分のポジションを積極的に空けるのがダニ、基本、空けずにプレーするのが芳賀」とも言えるか。

守備に大きく関与する、DFラインとアンカー。ここの人材を、"動"、"静"に分類してみる。
SBはイシさんサッカーでは"動"でなければならないので、アンカーとCBについて分類。
私的には以下のようになる。

ダニ=動、芳賀=静
吉弘=動、趙=動、石川=静、SBであるが西嶋=静、(曽田=静)

二択でわけると上記のようなイメージ。石川は"動"のような気もするが。

石川がSBではなくCBで使われるのも、これに関係するように思う。
シーズン序盤、吉弘、趙の組み合わせの時は、吉弘がバランス取りを意識し、趙は身体能力を活かして積極的に動いていた印象がある。
が、吉弘は本来は"動"の選手と思う。だから西嶋(静)が時にスイーパーのようなプレーをしなければならなかったのだと推測する。

CB+アンカーに"動"の選手ばかり配置されると、守備はムズカしくなる。
真ん中が空きやすくなると、危険性は増える。
DFラインを左から、石川、吉弘、趙、西嶋と組むことはできるのにそうしなかったのは、アンカーをダニで考えると、

   動

静 動 動 静

となってしまい、中央のスペースが不安な上に、SBというポジションがもつ"動"の性質まで踏まえると、安定させるのが困難だからではなかろうか。

ダニや趙のように、"動いてナンボ"の選手の長所を発揮しきるには、カバーに長ける選手が隣接する必要があるのではないか。
吉弘-趙でCBを組んでいた時に、西嶋が右SBにまわったのも、ダニの1ボランチ時に、CMFに西、宮澤が配置されたのも、そのためと思う。

whiteowlさんがコンビネーション。の中で書かれているように、重要なのはコンビネーション。
"互いの長所を発揮しやすい組み合わせ"を、サッカーでは追究していかなければならないと思う。


では激妄想。
ダニ、趙が復帰したとして、観てみたい配置。
システムは4-1-4-1で。

    キリノ

藤田 ダニ  西  古田

     芳賀

上里 石川  趙  西嶋


ダニは便宜上、CMFの1枚にしたが、相手のビルドアップに割り込むポジション取りに特化する、フリーマン。
西は、多分、コンサの中では、攻守において"サッカーがうまい"攻守バランサーで、コンサ随一の"接着剤"。
芳賀は守備的バランサーで、DFラインの負担を減らすことを重視。
左SBは悩むが、上記の考え方では、石川をSB配置にしにくいので、上里。
湘南戦で"ロングボール"も有効に使えていたことを踏まえると、最終ラインに上里がいると、その左は精度も高く、十分な起点となれるのではないかと推測。
上里は守備面で不安があるので、まずは、追い越さないSB(昨年のように)で、フィードマシーンとなることから始めても面白そうである。

宮澤がはずれるのが妄想とはいえ惜しい…(苦笑)
ちなみにこれを"動""静"で分類すると↓のようなイメージか。

     動

動  動   静  動

     静

動  静   動  静


これは、チャレンジ&カバーを全員が均一にするのはムズカシイから、分担によって成り立ちやすくしているだけとも言えるかもしれない(苦)

追伸
今回の記事は、拙ブログなんかに目を通して下さる皆様には、わかりにくい内容になってしまった。
元より自身の為のブログではあるが、私的"動""静"の概念を、もっと言葉にしなければ伝わらないだろう…。
反省…。


快勝?!辛勝?!

2009年09月28日

VS 湘南(42節)2-0快勝?!辛勝?!

気温、湿度とも良好。厚別にしては風も良好。"中3日(連戦)"を除けば、サッカーの最適環境。

今回は、率直な感想から記す。
スコア上はどう転がっても不思議じゃなかった試合だった。
3-0、4-0で勝っていてもおかしくはなく、逆に1-2で敗戦、ドローでもおかしくはなかったと思う。
"流れを掴んで、決めるべき時に決めること"が改めてサッカーでは重要だと実感させられた。

結果としての"3試合連続無失点"は評価したいところ。
高原とクロスバーのスーパーセーブはあったが。

スタメンとシステム
4-1-4-1。ダニ、趙は欠場。趙のところに吉弘。
注目していたCMF(4の中2つ)は宮澤と上里。ここがどう機能するか。
湘南はアジエルがやはり欠場。となると"嫌"なのは田原と寺川か…。

前半
序盤はペースの握りあい。
その中でよかったと感じたのは、ロングボールの使い方とDFラインへのプレスのかけかた。
前者は、なかなかうまくいかないここ数戦だったが、効果的だったと思う。
後者は、"かけすぎず、かけなすぎず"でバランスがよかった。
この2点によって、次第に形作られていったのが、"湘南の間延び"。
湘南のプレスが弱すぎだったとは思わないが、コンサはロングボール以外の攻撃も、ある程度できる形になった。
DFラインに強いプレスを受けなかった湘南は、長めのボールで田原を狙う、または、DFラインから繋ぎながらの押し上げをはかっていた(と思う)。
田原のところは、コンサもしっかりと抑えていたし、人数もかけていた。DFラインで繋ぎ押し上げるが、サイドに出たボールには、藤田、古田ともに積極的な守備を見せた。
そして、コンサからキリノや両サイドを狙うロングボールが入る。
キリノへのボールは、ポストプレーのためのもの、裏を狙うものがバランスよくあったと思う。
キリノはジャーンを相手にすることが多かったが、頑張ってポストプレーをしていた。裏に抜けることについては書くまでもないか。
それらの繰り返しのなかで、湘南のDFラインの高さがぼやけていったように感じた。
攻撃では押し上げる、だが、守備ではどうするのか…。ジャーンあたりはイラついていた様子も見られた。

"自分たちがやりたいサッカーの型"に"運ぶ"こと。ここに課題があると思ってここまで観てきたから、
今回観られたモノについては、ある程度、満足を得ることができた。

"流れ"を引き寄せたのは、キリノのゴール。そして、高原のPKストップ。
キリノのゴールは、ある程度、狙い通りの崩しができたゴールで、ファインゴールだったと思う。
右SBの西が後ろ向きの相手からボールを奪取し宮澤に繋ぐ。
宮澤はためつつも前に進み(この時コンササポの多くは、右の西に戻すと思ったに違いない)、予想通り、上がってきた右サイドの西へ。
西はダイレクトで低いクロスを入れ、ニアに古田が飛び込み、ファーでキリノが決めた。
よいゴールだった。
このゴールに上里がからんでいなかったので、この後、しばらく"上里探し"をしながら観戦。
そして、PKを取られたシーンへ。吉弘のプレーよりも、その前の中盤での運ばれ方が気になった。
"上里探し"をしながら観ていたので、上里の守備とポジショニングに目がいっていたが、守備は軽く、ポジションもイマイチで…。
寺川あたりには楽な仕事をさせないようにしなくては…。
阿部のPKを阻止。高原は素晴らしかった。が、阿部は"よかったのによくなかった"と言ったらよいか…。
最初の決定的なヘディングシュートを放ったのも阿部、後半バーのスーパーセーブを受けたのも阿部。
流れの中で、よいところにいるけれど、結果が…。阿部の"運の悪さ"に助けられたコンサではあった。

後半
開始後、予想どおり湘南は積極的に前に出てきた。昇格を具体的に争っているチームが、ビハインドで後半をスタートするのだから当然である。
そこをつくような形で、60分くらいまでに、よいロングカウンターを3回発動した。
ここが点にならなかったのが痛い…西嶋、キリノのいずれかがゴールになっていれば…(-_-;)。
70分過ぎくらいからは、わりとドキドキさせてくれる今シーズンのコンサだったが、今節はよかったと言えるのではないか。
DF陣はよく集中していたと思う。宮澤もよかった。交代の瞬間まで、攻撃に多く顔を出しながら、守備もよく頑張っていたと思う。
宮澤→中山、古田→砂川と交代。中山、砂川は出場時間は短くとも、やるべきことをしっかりやってくれたと思う。古田も終盤のボールキープは判断よく頑張っていた。
80分過ぎからは、セーフティーゾーンでのキープを頑張っていたコンサだった。明確でよかった。
ただ…シュートで完結できそうな場面は、そちらの方を選択するのも悪くはないかと思う。

追伸
こう書いてみると、"快勝"と言ってよいようにも思うのだが、"紙一重感"がどこかに残ったため、"快勝?!辛勝?!"というタイトルになった(苦笑)
後半開始後の早い時間帯にあった"カウンター"がゴールになっていれば、"快勝"と胸をはって書けたような気がしている。

ただ、湘南の"間延び"に、コンサがつきあわなかったことは大きいと思っている。
コンサもわりと"縦に急いで"サッカーをしてきたので、"両チーム間延び"になる可能性はあったと思っている。
コンサが間延びしなかった要因の一つに、"低い位置から縦に急がなかった"ということがあると思う。
この部分に、芳賀のプレーが大きく関係しているように思う。芳賀は、ダニのような展開力を持っていない分、堅実な繋ぎをする。見る人によっては、"芳賀!戻しすぎ!"と映るかもしれないが、この繋ぎによって、"縦に急ぐ"が緩和されていると考える。
ダニの欠場がどのくらいになるかわからないが、芳賀にはもう少し注目してみたい。
注目点だったCMF。宮澤の出来は及第点と思うが、上里はどうだったか。
表現の妥当性を欠くかもしれないが、これまで宮澤、西でCMFを努めていた時は、流れの中で、4-1-4-1、4-2-3-1、4-4-2、4-1-3-2…のように効果的な流動をしていることが感じられる場面があった。
今節を観ている分では、宮澤はともかく、上里は"トップ下"というイメージのプレーがほとんどだったように感じた。
アンカーの位置がダニではなく芳賀なので、それでもよいのかもしれないが、私が感じたことが妥当であるならば、上里はポジション争いの正念場を迎えていると言えそうである。

勝ちゲームしかも湘南相手になので、みなさんの記事を読むのが楽しみである。
では、情報収集へ出発!


post by はげお

01:45

"観方"覚書 コメント(2)

"無失点"ができるということ

2009年09月25日

40節、41節と無失点。
得点はできるようになったが、失点が減らないという状況があった中で、
考えるべき要素がある2試合だと思う。
ただ、その反面で、3試合連続1得点。

失点をしないサッカーをすると、得点するサッカーができない…
などという単純なものではないと思うので、攻守を考え直してみたい。

守備については、ここ2試合は配置に変化がある。
守備的MF1枚が、ダニ→芳賀。
左右SBが、上里、西嶋→西嶋、西。

40節、41節は、お世辞にも内容がよかったとは言いにくい試合。
怪我による途中交代などのアクシデントも続いた。
そんな中での無失点である。

守備が安定した要素は、一体なんなのだろうか。
ダニと芳賀の違いを考えることから、見つけ出したい。
また、それと表裏一体的に、得点ができない理由も見つけ出せないだろうか…。

『猛妄想でCBを考える』の中で、私は西嶋と石川の試合後コメントを取り上げた。
対象は芳賀で、いずれも高評価をしている。
もちろん、両名が芳賀とダニを比較してコメントしたわけではないとは思う。
しかし、両名の言葉の中に、キーワードがあるように思えてならない。
西嶋の言った「黒子」と、石川の「しっかりとバランスを取って」「バイタルエリアもしっかり埋めて」。

「黒子」…ダニで考えると、この言葉は決定的にあてはまらない。あれだけ目立つので。
絶対的な身体能力を活かした広範囲でのボール奪取、潰しがダニの長所。
しかし"目立つ"ゆえに、37節の水戸のように、ロングボールやアーリークロス(水戸の攻撃としては違うことをやりたかったとは思うが)でダニのプレーエリアを回避されてしまう。
DFラインは、基本的にその対応に追われる展開になるし、長いボールを頻繁に入れられると、どうしても押し込まれた感じにもなる(そこには低い位置からのビルドアップにコンサが課題を残していることも関係する)。
また、広範囲をプレーエリアにできるダニは、大きく動くことになる。ということは、ポジションを空けるということ。
ダニが動いてボール奪取に成功すれば問題ないのだが、ダニであっても100%ボール奪取に成功するわけではない。
CBはダニが空けたスペースを意識していなければならないし、CMFに配置される西、宮澤も同様に意識しなければならない(というか、この意識をもってバランスを取れるから、西、宮澤がCMFに配置されていたと思う)。
CBはその上で、39節までは、左SB上里が空けたスペースも意識しなければならなかった。はっきり言って、"脳内疲労"はするだろう。左SB上里の攻撃参加でできた穴は、予測が立てられるので、ある意味まだマシで、ダニの動きはチームメイトであっても予想外のことがあるだろう。その上で、ロングボールが飛んでくる…。
守備的MF1枚に配置されたダニは、鬼神のごとき潰しを見せてくれるので、つい目を奪われてしまうし、あれだけ効いてくれたらDFラインは楽だろうな…と思ってしまっていたが、それは錯覚なのではないかと私は思い始めている。

「しっかりとバランスを取って」「バイタルエリアもしっかり埋めて」…ここは芳賀に分がある。というか、ダニのような圧倒的な身体能力を持っていない芳賀が、プロとして生き残るために培った"武器"と思う。
芳賀は基本的に、自身のポジションを空けない(空けることももちろんあるが、それは経験に基づく判断が伴うものになっている)が、的を絞って潰しには出て行く。私が気づけた部分では、"相手チームが入れた楔"なんかには、しっかり当たっているように思う。
ダニは、"自身がボール奪取できるか否か"の判断でプレーしているように思う。念をおすようだが、それはダニの長所であり、ダニにとっての"的絞り"であると思う(しかし、そのために、上記したような"バランス感覚に優れたCMF"を配置しなければならないとは思う)。
「エリアを埋める」ということについては、両者には意識の違いがあると感じる。
例えば、相手チームにサイドを使われて、CBがサイドに引っ張られ気味になった上でクロスが入るような場面。
芳賀は、この場合、CBが空けたスペースを埋めることが多い。上げられたクロスに対する1stDFになる意識。
一方ダニは、このような状況でも、スペース埋めよりは、むしろ"セカンドボール処理"を意識していることが多いのではないだろうか。
"最終ラインに組み込まれる芳賀"は試合中、何度も確認できる。が、ダニが最終ラインに組み込まれる姿は…あんまり観た記憶がないように思う。
どちらの意識も大切で、優劣をつけられるものではない。守→攻という切り替えや、二次攻撃を回避するには、ダニのプレーは最適といえる。
逆に、逆サイドのSBが絞れない状況があったり、エリア内に飛び込んでくる選手がいるような場合には、芳賀のプレーが活きる。
ただ、セカンドを拾われてミドルなどを撃たれたとしても、精度が高いとはいえないJ2では危険度が低いので、CBの心情としては、芳賀のようなプレーをしてくれた方が"楽"なのかな…とは思う。

ダニと芳賀の決定的な違いのひとつに、パスコースの選択があると思う。
『0-1は…良し?!』でも少し触れたが、芳賀は安全性重視の無理無いボールの動かし方に特化するように思う。
自身がボールを失うと危険度が高いことを意識し、かつ自分にできることを確実にするという考えがそこにはあるのではないか。なので、ダニに比べると、顕著に最終ラインに戻す丁寧なパスが多い。
一方、ダニは、基本的に前を向く意識をもっていると思う。シーズン当初から観ると、パスもかなり上手になったように思う。ただ、そのパスが相手に読まれやすいようにも感じる。サイドに出すことが多いように思うが、そこに潰しをかけられていると、効果的な展開につなげられずに、ピンチを招くこともある。もちろん、これはダニ個人の問題というよりは、チームとしての問題であるが…。

まだ、考察(妄想か?)は不十分とは思うが、ダニでも芳賀でも、4-1-4-1は成立する(芳賀の方は、もう少しゲームを観てから断定したくもあるが)と言えそうである。ただ、ダニの1枚は"攻撃的"であり、芳賀の1枚は"守備的"であるということが言えるのではないだろうか。

得点ができない理由…これは、コンサが本来狙っている攻撃の形を、よりベターに実行できる配置を、妥協して変えているから(って言ったら言い過ぎかな)。
36節の草津戦で観られたような、流動的な攻撃をするには、まだ、CMFに西、宮澤、守備的MF1枚にダニでいく必要があるように思う。
上里がCMFに配置されて2試合。甲府戦は4-2-3-1。この3試合は1得点ずつしかあげられていない。
攻撃は急に改善できるものではない。故障者もあって、組みたい配置ができない状況にあるのは、仕方がないとは思う。しかし、誰が出ても同じような狙いで攻撃ができるようにはしていかなければならないと思う。
(配置のこと以外にも、低い位置からのビルドアップやハイプレッシャーを回避する策など、課題は残していると思うが…)

次節の注目点は…、今からは決めにくい(苦笑)が、強いてあげるならば、CMFになるか。守備的MF1枚がダニでも芳賀でも、鍵を握っているのはCMFと言えるのではないだろうか。
システム、スタメン、サブを確認してから、注目点を決めよう。
ただ、上位「湘南」とのゲームなので、変に偏った部分に注目するのではなく、"勝敗を含めた全体"を観られるような注目点を、設定したいとは思う。
あまりに細かいところを注視してゲームを観てしまうと、さすがにサッカーの"面白み"を感じにくくなる(苦笑)ので…。
"観戦"は"楽しむためのモノ"であることに、変わりはない。


0-1は…良し?!

2009年09月25日

VS 岡山(41節)0-1逃げ切り。

先ほど観戦終了。試合当日に観られなかった(眠気に負けた)のは反省…。

気温は夏日越え、湿度70%(スカパー!ではそう紹介された)、中2日。そして、アウェイ。
コンサには厳しい条件…"よいサッカーが観られそうにない"という匂いがプンプンと(-_-)
だが、こういうゲームを何とかできるかどうかが大切。

スタメンとシステム
4-1-4-1。ダニの名は無し。長引くのか…?!心配。
1枚の守備的MFに芳賀。これは願っていた配置。DFラインも前節と同じ。
サブ
吉弘の名が。趙の状態も万全ではないのか?!と少しばかり懸念。

前半
すごくよかったとは言えないが、悪かったとも言えない内容と思う。
芳賀が入っていて、守備面のバランスはとれるだろうから、トップ下の2枚、上里、宮澤がどう機能するかに注目して観た。
宮澤は上下運動によく努めていたと思う。
低い位置からビルドアップを図るとき、岡山のプレスがきつくなかったこともあるが、わりとボールを動かせていたと思う。
その中で、ロングフィードや、サイドで縦に、または中で縦にをわりとバランスよく駆使して攻撃を狙っていたように思う。
中で縦にという部分では、芳賀が安全性重視の無理無いボールの動かし方に特化するため(ここはダニとの決定的な違いと思う)、宮澤の顔出しが不可欠だった。
上里と宮澤がバランスよく顔出しに下がってこられた方が、本当はよいのかもしれないが、今回は、宮澤の顔出しばかりが目立った。これは役割分担だったのだろうな…とは思う。が、反面で、上里の"プレーの幅の狭さ"のようなものも感じてしまった。

そこからの攻撃については、よい面もあったし、よくない面もあった。
ボールがわりと繋がって、人も動いてフィニッシュまでというところでは、古田に何回か面白い場面があったが、古田のゴールはおあずけ…。
ゴールは藤田の左足。"そのシュート撃てるのかい!"って思わずつっこみたくなった、左足でのいいシュートだった。
崩しの中でとったゴールではなく、高原のフィードからキリノが2回体を張って、(上里がちょっとだけ絡んでDFのクリアミスを誘って)、切り返しから藤田がシュートしたもの。
キリノの頑張りと藤田があの位置に詰めていたことで生まれたゴール。
チームとしての狙い通りのゴールとは言えないかもしれないが、"ファインゴール"だったと言って良いか。

後半
次第に引き気味になったコンサ。ブロック形成。
それは悪いこととは思わない。
このゲームの"環境"やリードしていることを考えると、妥当な処理と言ってよいかもしれない(だが、後半のシュート1本はひどい…)。
何より、西大伍で大きな穴を作ることなく乗り切った。しみじみ、西の器用さをありがたく感じた。
選手交代は、まず、消耗が激しかった宮澤に変えて吉弘。
宮澤のところに西、右SBに吉弘となった。DFラインを左から、石川、吉弘、趙、西嶋とすることもできたが、そうはしなかったので、右SB吉弘には注目した。しかし、正直、何とも言いようがない…というのは、ほぼ攻撃への関与が観られなかったから(吉弘個人というよりはコンサ自体が後半の攻撃を割り引いていたように感じた)。
二人目の交代は古田→ハファ。右に藤田、中央にハファで西は左へ。ここも上里を左へ出す選択もあったと思うが、上里は下がり気味で芳賀とWボランチのような状態に。
三人目は趙が痛んで、趙→中山。時間は短かったが、中山の動きにはつい目がいった。コンサの運動量が激減していたことが逆に印象づけられもした。中山は左MFに、西が右SBに戻った。

西については"器用貧乏"を危惧する声も多いが、ここまでユーティリティー性が高いと、一つの長所かつ武器として完成しているようにも感じられる。西がどんなプレイヤーになっていくのかは、興味深く見守っていきたい。

追伸
"キリノは…疲れただろうな…"という思いがすごく残ったゲーム。
ハファの投入意図が正直よくつかめなかった。後ほど情報収集に動きたい。
ハファの投入タイミングで中山を入れた方が、結果論ではあるが、チームの消耗は少なくて済んだかな…と思う。
今節を勝ちきったのは大きいが、次節がまた"試金石"となるだろう湘南戦。
中3日とはいえホームゲーム。故障者の状態は気になるが、"チーム力"を示してもらいたいゲームである。
上位チームにはことごとく勝てないコンサだが、積極的なサッカーと勝ち点3を期待したい。


post by はげお

01:40

"観方"覚書 コメント(0)

猛妄想でCBを考える

2009年09月22日

CBにかかる負担。

前節では注目点にし、何かを見つけたいと思ったが、
残念ながら何も見つけられなかった。

しかし、試合後の選手コメントを見ていて、少しばかり感じたことがある。

中盤で黒子になって攻撃も守備もやってくれたので非常に助かった(西嶋)
しっかりとバランスを取ってくれてバイタルエリアもしっかり埋めてくれたので守備の部分ではとてもやりやすかった(石川)

DFラインの2選手のコメント。
対象は、芳賀。

33節の緑戦で観たモノの"面白さ"が忘れられず、この間のゲームを観てきた。
西、宮澤がバランスを取りつつ、流動性を生み出す。
守備的MFにダニが1枚で、ボールを奪取する(しまくる)。

しかし、この戦術自体が、CBの負担を増やしていたとは考えられないだろうか。

上記のDFラインの2選手のコメント。
芳賀のよさが端的に表現されていると思う。そして、"ダニがもたらせられなかった要素を、芳賀がもたらした"ようにも読めると思う。

SB、特に左SB上里が攻撃寄りで、その負担がCBにかかるという意見が、
みなさんのブログ上で多く見られた。私も、それももちろん一因と思っている。
しかしながら、もともとSB激薄なコンサである。そこがCBの負担になることは"織り込み済み"でチーム作りをしてきたのではないだろうか。
そう考えると、第3クールのこの時点で、"SBがCBの負担の主な要因"とは言いにくいと思う(そう言ってしまうと、チームに合わない監督を選んだと言っているに等しくなる)。石川も左SBの補強か…と思っていたが、CBでの起用が多い。SBに問題点を見いだしてシーズン中の補強をしたのであれば、石川は左SBで使われるはずである。CBは吉弘、柴田などもいる。何かが足りず、試合に使われないのかもしれないが、少なくとも吉弘は多くのゲームでスタメン出場していた。
石川、吉弘、趙、西嶋という配置は可能なのに、それをしないコンサ。
であれば、SBではないところに、問題を抱えているのではないか。

邪推であり妄想ではある。

40節、福岡戦では、芳賀がダニとは違う長所を生かして、4-1-4-1を成立(4-1-3-2という見方もあるようだが)させた。
そして、その働きについてDFラインからは高評価を得ている。
もちろんSBが西嶋、西だったこと、それにより宮澤、西での流動的なサッカーではないことなど、決定的な違いはある。だから、単純比較をしようとは思わない。
だが、芳賀がもたらしたものから、ダニについてを見直す必要はあるのではないだろうか。

ダニのケガの具合について、何もわからないままこれを記しているが、次節は芳賀をスタメン起用すべきと、個人的には思っている。

緑戦や草津戦で観たサッカーへの"思い入れ"を、私自身も少し"鎮火"させて、ゲームを観ていきたく思う。

追伸
どうでもよい妄想。

私の思う、趙個人的な現時点でのベター配置。もちろんベター配置なので、ゲームで機能すること重視ではない、試み重視の部分もある。

4-1-4-1で考えると…

      キリノ

藤田  ダニ  宮澤  古田

      芳賀

上里  石川   趙   西嶋

      高原

※条件は、①西を必ずベンチ入りにすること。②ダニはボール奪取重視のフリーマン的な扱いにすること。

この配置であれば、左SB上里でも、守備のバランスはある程度とれるのではと思う。課題である低い位置からのビルドアップも、ロングボールを使うことで回避しやすくできるのではないだろうか…。

あくまで勝手な妄想…こういう妄想もたまにやっておくと、観方向上の何かに役立つこともあるかもしれない。などと言うよりは、やっぱり妄想は楽しいから…(苦笑)


観たいモノは容易には観られない。

2009年09月21日

VS 福岡(40節)1-0勝ったけれど…

注目点はCBに決めていた。
私がよくお邪魔するwhiteowlさんからも激励コメ(?笑)をいただき、気合いを入れて録画を再生。

しかし…
観たいモノはいろんな意味でなかなか観られない(苦笑)

何よりもまず微妙な気持ちにしてくれたのが、開始前の映像に捉えられた、"中払劇場"の旗。
ポジティブに解釈すると、"色々あったけれど気にせず頑張れ"という暖かいメッセージ。
しかし、それは好意的解釈過ぎるか…。
whiteowlさんから、「日本では、“勝利至上主義”が強いから」というコメをいただいていたが、
もし本当に"中払劇場"支持者だったとしたら、"人間としての美徳"の問題と思う。
勝つのは大切。しかし、人間が失ってはいけない"美しさ"はあると思う。
私のポジティブ解釈のような"声援"であったと心から思いたい。
中払選手は、途中出場したが、フェアプレーに努めていたと思うし、いいサイドチェンジでドキッとさせてももらった。
だから…それでよいとも思っている。

スタメン。
コンサは4-1-4-1。心配していたダニの名があった。少し安心。
だが、右SBに西、左SBに西嶋。上里は中盤4の中央に、宮澤と並んで配置。
CBについて考えるとき、SBとの兼ね合い、特に左上里とのバランスについては数多く話題となっていた。
そこが、変わっている…。配置をいじって解決するのは、サッカーでは定石と言えるがしかし…(-_-;)
以前、西が痛恨の空振りから失点したとき、次の試合からFWになったことがあった。
今回の上里も前節、痛恨のミスから失点している。やはり、ゴールから離してプレーさせたいのか?と思わず邪推(苦笑)。
ただ、西、西嶋のSBだと、"観たいと思っていたモノ"は観られないとも感じた。
西嶋はディフェンス面のカバーのポジショニングについては優れた選手と思うし、西は"サッカーがうまい"選手。適正ポジションではないが、うまくバランスを取るだろうな…と直感した。
サブ。
芳賀がベンチに。ダニの状態に不安が残っているのか…と推測。
吉弘の名がない。サテライトのゲームの日程を把握していないが、そこで使うためかと邪推(笑)。
サテライトでは曽田がプレーしている。そこで共に使うことで、"来年への準備を進めているのか?"と妄想。
趙が痛んだので、ベンチにセンターバックがいないことには、観戦中、ドキドキさせられた。
まあ、趙が×になったら、左SBに上里、CBに西嶋等の対処はできただろうが…。

前半。
風上コンサ、風下福岡。風は強め。
率直に、やはり"観たいモノ"は観られなかった。"CBがあまり画面に映らなかった"という事実は別として。
予想通り、西、西嶋のSBは、無難にバランスをとった。
その上、福岡のプレスは強くない。かつ、強風からかロングボールが少ない。
ここ数試合のコンサは、"プレッシャーがきついこと"と"ロングボールで押し込まれた後の組み立て"に課題があったと、私は思っている。
だが、その両方が"無い"前半になったと思う。
風の関係で、後者がなかったことには納得だが。
その上、ダニが途中で退き芳賀。
芳賀の投入で、ディフェンスのカバー的な部分のポジショニングは、ある意味"落ち着いて"しまったと思う。
両SBに西、西嶋。1ボラに芳賀。これで安定しないとどうしようもないとは思うが…。
コンサは7本のシュートを放ったが、得点できず。福岡は3本(だったかな)。
得点になる可能性があったシュートは福岡の方が多かったように思う。

後半。
早々に上里のFKで先制。
風上にたった福岡が、ロングボールを多用してくれれば、"観たいモノ"が観られるかな?と期待したが、
福岡は繋いで押し上げるサッカーを、基本的には変えなかった。
ダニがいないと成り立たないか…と思っていた4-1-4-1も、芳賀によって、いつもとは異なる形ではあるが成り立ったと思う。
ダニのことを"アンカー"と表現することが多かったが、今節の芳賀のイメージが私の中では"アンカー"。
芳賀は難しいことはしないが、繋ぎのパスの確実性がダニよりも高いと思う。守備のポジショニングもよかったと思う。
芳賀がサイドに出て、マイボールにし損ねた(判定は微妙と思うが…)直後の福岡の攻撃から、DFの裏を取られて危なかったが、高原のBigセーブで助かった。
大久保のヘッド(だったかな?)も一つ、バーのBigセーブで助かった。
コンサのシュートは5本くらいだったか…。得点の匂いがするシュートはキリノに2つ(PKはなんとかしてほしかった…)か。得点の匂いがする"誰もさわれず"はあったが…。

勝ちゲームなので、基本、素直に喜びたい。
が、"風"と"サッカーのかみ合わせ"による要素が、勝敗を左右したゲームという印象が残った。

追伸
福岡が、大久保の高さを、シンプルに狙うようなサッカーに傾いていたら、全く別展開になってもおかしくなかったゲームと思う。
何せ、コンサのシュートは枠に飛ばなかったし…。

今後も注目していくことだが、やはり、
"プレッシャーのきつい状況をどう打破するか"
"ロングボールで押し込まれた後のビルドアップ"
が当面の課題と思う。
"CBストーカー"も、意識としては持ち続けて、観戦していこうと思う。(画面ではキツイ…。生で観たい…が。)


post by はげお

01:57

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何を観ようか…

2009年09月17日

甲府戦の負けで、今シーズンでの昇格はなくなったというのが妥当と思う。
残り全勝!を夢見てもいいが、それはストレスの溜まりそうな"観方"につながりそうなので回避(苦笑)

では、どんな"観方"で福岡戦を観戦しようか…
漠然と眺めるのは、得るものがないので、絶対回避!

第一クールの福岡戦前に、どんなことを考えていたか、思い出してみる。

当時、コンサのプレスVS福岡のポゼッション…みたいなことを考えていたように思い出された。
そして、高い位置のプレスが機能し、一方的にゲームを支配して、今シーズンの戦い方に手応えを得られるゲームになる…などと妄想していたように思う(笑)

しかし…
例の赤紙事件が起こって、観たいモノは観られずに終わった。

あの事件…随所に波紋を呼んでいたが、私は具体的な意見を発しなかった。
まあ、まだこのブログを立ち上げていなかったし、皆様のブログにコメントしても…と思ったし。

自分のブログなので、今、書いておくのもよいか…(脱線するが)。

私が真っ先に感じたのは、"恥ずかしさ"だったと記憶している。
「サッカー選手と言うより、人間として"優しい"、地球の裏側からやってきた若者を、それなりの人生経験を持つ人間がだまし討ちにする。自分はその方と同一民族…」
こんな想い。

試合前、フェアプレーのフラッグにサインをすることが、すごく滑稽で意味のないモノに感じてしまうくらい、何とも言い難い情けなさを感じたことを思い出す(これをマリーシアって言ったら、ブラジル人にも申し訳ない感じ…)。

あの場面、
先にファウルをしたのは、西と思う。"あの方"が故意に西を踏んだか否かは、本人にしか分かり得ない。ダニは手を伸ばした。これも、突き飛ばすように出したか、ただ制止しようとして伸ばした手に"あの方"が突っ込んできて倒れたのか…映像上からの判断は難しかった。
ただ、あれを審判が処理するなら、ダニのファウルとするしかないことは、そのとおりだと思った(紙の色は別として)。

過ぎたことなので、「そんなこともあったなあ…」のように振り返られるモノになってはいるが、やはり「今後、観たくない種類の出来事」だったとは思う。


戻る。


ダニが思い出されたので、前節の交代が気にかかる。
故障だとすると、出場はどうなるのか、また、どの程度の故障なのか。
試合前の情報を基本的にシャットアウトする方針であるが、さすがに気になる。

甲府戦で、コンサは"型捨て"をしたと感じた。
なので今節での注目点としては、"やりたいサッカーを貫けるか"にしたいのだが、ダニ不在になってしまうと、4-1-4-1は無いだろうと、さすがに思うので…。

まとまらないが、今回はCBに注目することにしようと思う。
今シーズンを通して、CBに負担がかかるサッカーになっていることは、かなり前から感じていたこと。理由についても、SBの問題であるとか、いくつか考えてきたが、自分としては"完全にCBに注目する観方"では、ゲームを観てきてはいなかった。
スカパー!なので、ストーカーのようにCBを見続けることはムズカシイのだが、何か見つけられたら…と思う。

しかし、何も見つけられなかった時、"覚書"に何を書けばよいのだろう…(苦笑) 
このブログの目的は、自身の"観戦力向上"であるが、ここまでのモノを読み返して、全く"観戦力"が向上したようには思えない(激苦笑)。
まあ、修行に終わりはないんだということで。

システムやスタメンが発表されて、気になるモノを見つけたら、注目点を変えるのも…"アリ"ってことにしよう(自分へのハードルは下げよう)。


痛恨の…

2009年09月14日

VS 甲府(39節)1-2完敗?!

痛恨の…
録画トラブル(-_-;)
前半4分過ぎから22分過ぎくらいまでが、なぜか真っ黒け…。
1失点目が録れていない…。

ゲームの注目点は、"どうやってやりたいサッカーに運ぶか"。特に前半に注目と思っていたので、大打撃(苦)
まあ、仕方がない…。

スタメンとシステム。
出停の石川のところは吉弘。予想通り。サブに柴田がいた。パワープレーなんかで使われるかな…とちょっと期待。
事前に情報を仕入れない私は、システムで驚き。4-2-3-1か…。
確かに甲府の前5人、とりわけマラニョンと藤田は曲者。だから、4-2-3-1はわかる。
しかし、個人的には4-1-4-1の型で、西、宮澤が何を意識してプレーできるかが観たかった…。少しばかり残念であった。
甲府は、愛媛のようにはロングボールを多用してこないと思っていたので、"型捨て"しなくてもよいのでは…と思いながら観戦開始。

そして真っ黒け(苦苦)

1失点目はセットプレーから。リプレイで確認。でも、どうやってそのファウルをしたかがわからないからなんとも言いようがない(-_-)
曲者マラニョンにつききれなかったのが痛い。
2失点目は、上里の判断ミス。パスコースがなかったのかもしれない。でも、あそこはシンプルにやらないと。上里がDFラインでプレイする決定的なデメリットがそこにある。
なまじパス技術がある分、持ってしまうが、あの判断はDFラインの選手としてはまずすぎるだろう。

2-0になってからは、ポゼッションもできていた。というか、甲府にポゼッションさせてもらったという表現の方が適切か。
甲府の"守備の緩急"に正直、感心させられた。
その時間に、シュートまで持っていけないコンサ。
甲府はブロック形成。そこに無謀につっこんでいっているようにさえ見えてしまった。
勝てれば無謀ではなくなるわけだが…。エリア内は堅かった。前半はシュート1本だったか…。

後半、開始から2枚替え。古田→砂川、ダニ→西。西が左SBで上里がボランチへ。
後半はスコア上は1-0。
ただ、内容的には優勢とは言えないと思う。
高原のBigセーブがけっこうあった。クロスバーのBigセーブもあった(苦笑)
ただ、高原の"守備範囲"は好感が持てた。コンパクトな布陣でかつ高めの位置でプレーするには、GKには当然要求されるが、今まではなかなかお目にかかれなかった。

ハファの決定的なヘッドは枠に飛ばず。
藤田の得点は、キリノが下がっていたところで、あそこに顔を出し決めたことをすごく評価できる。今までなかなかできなかったので…。

前半が変に途切れての観戦なので、"観方"の流れが切れてしまっているから、正直、書く意味が無い気がしてしまう。
観た部分の全体を通じて感じたのは、やはり、"自分たちのやりたい形にもっていけていないということ"と、"低い位置からのビルドアップがうまくいかない"ということ。
システムが4-1-4-1ではなかったので、前者については判断がムズカシイが、後者については、今節でも有効な手だてがなされていたとは思えない。

ハファ→上原で、4-4-2。
ロスタイムの上原のヘッドがゴールになるようなら、今年のコンサの"エネルギー"というか"上を目指せる流れ"というかを感じられただろうが、
残念ながら、"昇格争いしているチームが、落とせないホームゲームを手堅くモノにした"という感じに尽きる、今節のゲームだったと思う。

コンサのシュートは7本(だったか)。2桁打てないと、今のコンサが勝ち点3を拾うのはムズカシイ。
コンサの"やりたいサッカー"ができれば、好機を多々作れるはずなので、シュートが少ない="やりたいサッカーができなかった"と解釈する。

追伸

全部観られないと、ゲームそのものの判断をするのに抵抗を感じる。空白の18分間はどんな意味を持っているのだろうか…。
とりあえず書き終えたので、情報収集に走ろう!


post by はげお

00:56

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低い位置から…

2009年09月08日

VS 愛媛(38節)3-2逆転勝利

試合がなかなか見られず…(苦)
昨日深夜に前半、今晩後半を観るという苦々しい展開(-_-;)
情報をシャットアウトするのに苦労…。みなさんの意見を見て回るのは、覚書を書いた後の私の楽しみである。
ブログを更新する暇もなく…ここに「試合前」、「昨晩」、「今晩」の考えや観方を、まとめて書かなければならない始末…。
まあ、仕方がない…。


ゲームの注目点をどこにするか。前節を見直し、そこから、探すことにした。

水戸戦、覚書にこう記している。
>前半、互角で膠着状態的な展開…と書きたいところだが、比較上やりたいサッカーをやれていたのは、水戸だと思う
私は水戸優位に観ていた。
しかし、J'sのレポにはこうあった。
>試合が始まってみると立ち上がりから札幌が一方的にゲームを支配する展開となる

面白い。"観方"が正反対だ。こういうことがないと修行にならない。
なぜ、私は水戸優位を感じたのか…。
確かに、"草津戦の前半のようなサッカー"を期待し、観るハードルを上げていたとは思う(苦笑)
しかしそれだけではないはず…。
J'sの試合後の選手コメントに、気になるものを二つ見つけた。

>前半は相手のプレスが早く、押し込まれてしまって長いボールを蹴ってしまっていた。《下田(水戸)》
>相手が思った以上に長いボールを蹴ってきたので、押し込まれた感じもあった。《石川(札幌)》

二人ともDFである。
下田のコメントからは、コンサのプレスに脅威があったことがわかり、石川のコメントからは、長いボールが嫌だったことが読みとれる。
コンサにとっての悪循環か…。
前からプレスをかけると、ビルドアップが苦しい相手チームは、ロングボールを多用することになる。
ロングボールを多用されると、コンサのCBにとっては、嫌な面もある…。
縦ポンでけっこうやられている今季…。コンサにとって相手の"縦ポン"は"待ってました、ようこそ!"と言えるモノではない。
しかし、前から行けば、技術レベルの低いチームになればなるほど、ロングボールを蹴ってくる…。

注目点はこうなった。「ロングボールに対し、コンサはどんな現象を見せるのか」
力関係上は、コンサ>愛媛か。過去2試合から考えて、愛媛はロングボールを蹴ってくる可能性は高い(かな)。


以下、ゲームの"観方覚書"。

サブメンバーを確認してちょっと驚く。芳賀がいない…。
前半は…完敗。
愛媛はやはり、ロングボールが多かった。そのボールに対し、"直接競り負けること"が多いようには感じなかった。
しかし、セカンドボールの部分では、弱かったように思う。球際で戦っていないということか…。
愛媛の守備は積極的かつハードだったように思う。西、宮澤あたりのキーマンが全然目立たなかった。
そして、とにかく、中盤より高い位置で前を向けなかったように見えた。
ロングボールを受けて、低い位置でマイボールにする。そこからビルドアップしていくわけだが、全くうまくいかなかったと言ってもよいのではないだろうか。
パスコースが効果的に作れていないのか、後ろ向きの状態を愛媛がきっちり狙ってきていたからか…DFラインやダニからのパスが、うまく繋がっていかない前半だった。
挙げ句に失点…(-_-)
4-1-4-1が完璧に封じられたように感じ、重苦しさが残った。
前節でも感じた、コンサの課題「低い位置からのビルドアップ」。
後半はここに注目することに決めて、イライラ気味で就寝…。

後半…早々に宮澤交代→砂川投入。
変化に期待も、むしろサッカーを変えた感があったのは愛媛。ロングボール主体だったものを、つなぎも入れてくるようになった。
前半のロングボール戦術、ビルドアップがうまくいかないコンサもわりとロングボールを使ったため、スペースはあった。風向きも関係するか…。
そして、愛媛追加点(-_-)。崩されたと言っていい。録画で観ているので、もう観るのやめるか…とも正直思うくらいだった(苦笑)
ただ、いい時間に1点を返した。セットプレーから西嶋の折り返しにキリノ。
コンササッカーに変化をもたらしたのは交代。古田→中山、上里→ハファ。2枚同時交代でシステムも3-1-4-2(かな?)へ。
このあたりから押し込めるようになった。
ただ、愛媛のトップのダニへのプレスが甘くなったり、決定的なシュートが枠に飛ばなかったりで、コンサの変化というよりは、愛媛の失速と言えるかも知れない。
愛媛の決定的なシュートで得点にならなかったものは3本あったが、いずれも枠に飛ばず。
コンサのそれは、中山、キリノに2回、ハファと4本あったが、いずれも枠に飛んだ。ここら辺は、地力の差か。

キリノ→ハファで同点。ダニのミドル(ここで出たか!)で逆転。

システム変更後から押し込んだコンサ。
しかし、それは"捨て身"的な戦術に特化し、かつ失点しなかっただけ…。リスクが高いサッカーをやっただけと言えるかもしれない。
実際、3バックの左右(石川、西嶋)はSBであるかのような動きも見せていたし、本来、西-宮澤で攻守のバランスをとっている部分は、西-ハファとなり、守備を一枚減らした印象もあった。
ハファは守備面では、まだまだという感は否めなかった。その分、FWDF中山は頑張っていたが…。
逆転できたことは、素晴らしいこと。ただ、3点とも、本来狙っている、パスをつなげて崩して取ったゴールではない(と思う)。
前からプレス、コンパクト、マイボール後の切り替えを速く、流動して攻撃。
これが本来したいサッカーと見る。
避けて通れないのが、"ロングボールをマイボールにした後のビルドアップ"。
今節は、全体を通じて"バタバタ感"を感じてしまったが、この部分がどう煮詰まっていくか。チームとしてどう煮詰めるのか。
前回も記したが、「自分たちがやりたいサッカーに、"運ぶ力"」をどう養うかが、残る今季の注目点になると思う。

追伸
今節のような、前半、後半を別日に観るようなことは、今後はやめようと思った。
覚書を書きにくいし、ゲーム後の情報入手を我慢するのもストレスだ。
何より、一試合を通じて"同じ目"で観るという部分がぶれてしまう気がしてならない。
観戦力を向上させたい身としては、それは避けたいことである。

では、ブログ巡りに出発!


post by はげお

01:08

"観方"覚書 コメント(0)

やっぱり…ね(-_-;)

2009年09月03日

VS 水戸(37節)1-1ドロー

第3クールで3度目の対戦ゆえ…前節の勢いもあるし、何か変わって欲しいなという希望があったのだが…。
「とことん水戸とは噛み合わない」これが試合後に残った率直な感想。

注目点に「前節と同じことをやれるか」ということを設定して観たゲーム。
なぜ、そこが注目点だったかというと、水戸との2戦を振り返ると、それを実現するためには、コンサには超えなければならないハードルがあったから。
水戸が"力試し"にちょうどよい相手だと思った理由もそれに関連する。

コンサのハードルは、ズバリ"ビルドアップとポゼッション"(と思うが自信満々ではない…)。

スタメンは前節と同じで、4-1-4-1。
水戸は4-4-2。4-4-2のチームとは4試合連続での対戦。

前半、互角で膠着状態的な展開…と書きたいところだが、比較上やりたいサッカーをやれていたのは、水戸だと思う。
水戸は2トップが、"好調で高い"高崎と"曲者"荒田。
その特性を活かすために、ロングボールとアーリークロスを多用してきた。しかも、ただむやみにではなく、中外問わず縦に動かしながら、より精度を上げやすい状態から。
コンサもそこら辺のリスク管理はできていたように思う。
その上で、前節のように"DFラインを高く"という意識も見て取れたし、"前から行く"という意識もあったように思う。何より、"コンパクトにする"という部分では、ロングボールに対して、前の選手もポジションを修正し、全体がコンパクトになるように努めていたと思う。

そこで、超えなければならないハードル。

ロングボールに対して、コンパクトさが維持できるように、全体が動く。そこまではよいし必要なこと。ロングボールやアーリークロスが多いことを想定して守っているから、跳ね返せるしマイボールにもある程度できる。
その後の"攻撃をどう展開するか"が問題。
守備時にコンパクトを保っているから、攻守が切り替わっても、選手間の距離が悪いわけではない。ただ、敵のゴールからは遠い。サイドチェンジなどを交えながら、ポゼッションし、全体をコンパクトなまま押し上げてから、ギアチェンジして攻撃できればよいのだが…。
ここ数戦、人もボールも動き、どちらかというと"縦に速い"サッカーをしてきたコンサは、それがなかなかムズカシイ。
結果、長いボールで縦に急ぐサッカーに偏ったように思う。コンサの選手たちは、その都度、そのボールに合わせて長い距離をポジション修正していたと思う(画面上、極端な人数不足を感じる場面は少なかった)。疲れるサッカーである。
繰り返すうちに、どうしても布陣は間延びしてしまう。守備時に自陣のわりと深めの位置で、コンパクトになるものの、自分たちの攻撃によって間延び…。
これは、鳥栖戦あたりでも感じられた問題である。ここが改善されない…前節の前半のようなサッカーには辿り着けなくて当然と言える。早い時間帯にあったチャンスにゴールを奪えていたら、違う展開もあったと思うが。

後半、立ち上がりで主導権を握れそうだったのは、コンサだった。コンサも集中して入ったと思うが、それ以上に、水戸の入り方に"ふわふわ感"を感じた。その時間帯に、西のゴールで先制(オウンゴールと思ったけれど)。
ただし、前節の西がとった2ゴールとは質が異なるゴール。このまま主導権を取り、前節のような攻撃を再現できれば…と思ったが、水戸の選手交代がそれを阻んだ。

吉原投入。

長くコンサポやっていたら、やはりどこかに思い入れがある選手。
だが、やられた…。そして、感心させられてしまった。
吉原は、投入後間もなくのプレーで、あることをした。"アーリークロスの質を変えた"がそれである(と思う)。
それまで、高いボールが多かった水戸だったと思うが、吉原のそれは微妙な位置でバウンドするボール。
コンサDF陣の対応が微妙になり、水戸に攻撃をつながれる。再度、ゴール前に送られたボールに飛び込んでいたのは、長い距離を走ってきていた吉原だった。

コンサの選手交代は、宮澤→ハファ。西→砂川。古田→中山。
宮澤、西の交代は理解できる。間延び気味の布陣の中で、前節と同じようなプレーを目指してやっていたら疲労度が高すぎる。また、この二人のところは、前半からかなりプレッシャーをかけられていたように思う。
芳賀の投入はなし。守備固めに入る展開ではなかったからとも思うが、今節のダニのプレーエリアから考えると、投入する必要がなかったからとも思う。ダニは左右に広く動いてプレーすることができていた。これは、相手の攻撃パターンによるものだと思うが…。

今回の選手交代では、吉原と同等の仕事ができた選手がいなかった。
ハファは存在感をほとんど示せず。中山は、エリア内で猛烈に引っ張られていた場面があったが、PKはもらえず…(うまくやればPKをもらえたかもしれないが、個人的にはあまりそういうプレーは好きではない。しかし、かなり目立つ引っ張られ方ではあった…)

水戸相手に、前節前半と同様のサッカーができるように"運ぶ"ことができれば、昇格まで辿り着けるかは別として、"J1に通用するチーム作り"という点での手応えが得られたと思う。
しかし、まだハードルは高かった。自分たちがやりたいサッカーに、"運ぶ力"。
残るシーズンで、どれくらいできるか…"期待"を失わずに観ていきたいと思う。

追伸
変に自信を失って、足踏みしなければよいのだが…。若いチームゆえ心配。
今シーズン中に何度も同じような状況があったのだから、チームとしてのメンタル的な成長には、心底期待したい!


post by はげお

01:43

"観方"覚書 コメント(2)

どこに注目しようか…

2009年09月02日

今晩の水戸戦。ここでよい内容で勝てるかどうかで、残りのシーズンが決まるように思う。

前節の前半は、目指しているサッカーをある程度、体現できていたように思う。
同じことを果たしてやれるのか?!
やはりここが最大の注目点と思う。

連勝できるようなら、ここまで培ってきたことに自信を持って、残りのシーズンでの熟成を目指せばよい。
引き分け以下や内容に不満が残るような勝ちなら、また、足踏みする可能性もあるだろう。

水戸は力試しにはちょうどよい相手だし、対戦のタイミングもベター。しかもホームで戦える。゛内容が伴う勝ち゛を期待したい。

これでは大まか過ぎる注目点なので、少し絞る。

個人的には、90分内での戦術的変化と効果に注目しようと思う。
リスクマネージメントにも注目しようか…。

ただ…今晩のゲーム…
観られるのか?
ゲームの注目点よりはるかに手前の大問題だ(苦笑)


90分は…無理か…

2009年08月31日

VS 草津(36節)2-5で快勝(!?)

雨の中での試合。湿度は80%を超えていたが、気温はそこそこだった。

メンバー発表では、GK高原が目に付いた。前節の3失点のうち、荒谷がなんとかできたものもあったと見られたからか…。何にせよ、このような刺激は大切と思う。
注目していたDFラインは、左から上里、石川、趙、西嶋。SHは左に藤田、右に古田…ここは予想通りとも言える。
ベンチ入りも熾烈な争いになる。今回は吉弘の名がなく…驚いた。岡本、曽田あたりが完全復活するとさらに熾烈になり、よいチーム内競争になる。願っていたことである。

両チームあわせて7点が入った。書くことを整理するのが難しいが、事前に注目することに決めていた点から書いて見たい。

①DFラインの構成とどんな守備をするか
②攻守の切り替えとポジショニング

DFラインは前節と同様のメンバーだった。であれば3失点していたのだから、何らかの対策が具体的にあったはずである。
前半15分くらいまでは、主導権の奪い合い的な要素が強いゲームになった。その中では、ダニのつなぎのパスの精度が悪かったり、上里が低い位置から難度の高いパスを狙ってボールを失ったりと、今まで懸念してきたシーンも見られた。しかし、ここ数試合ぼやけ気味だった、"マイボールの仕方"については、明確な前半だったと思う。"前に出てボール奪取"をチームとして狙っていたと。
それが前半15分以降の、ほぼ一方的な展開につながったと思う。DFラインも高く、攻撃も中外を使う。人数がしっかりいて、間延びもなく、選手の距離がよいから、プレスにも攻撃にも活きていた。攻撃の質がよかったように思う。質のよい攻撃ができている時は、間延びがないために、攻守を切り替えてもよい守備ができる。攻撃は最大の防御…。攻守は表裏一体…。②の点については、これでクリアされていたと思う。

前半は3-0で折り返したが、西の2つのゴールは4-1-4-1で狙っていることを体現できたゴールと言える(かな…)。特に1点目は左サイドからの宮澤のクロスに西。この2人が鍵を握るサッカーと思っているが、今までは中での関係性が中心だった(と思う)ことを考えると、1点目の価値は大きい。宮澤のサイドへの顔の出し方もよかったと思う。岐阜戦(もっとも岐阜戦は4-4-2だったが)あたりは、縦に動かされてからサイドに引き出されるような感じが多かったが、昨日は、中盤でサイドによく顔を出していた。
しかし、布陣をコンパクトにしDFラインを高くすると、GK前には広くスペースがあいていることになる。リスクマネージメントとしては、どんな方策がとられていたのだろうか。

自分なりに見つけたところでは2つか…。
1つは、西、宮澤。この2人を見ていて気づいたのは、後方の何かを確認している瞬間があること。予測だか、これはダニのポジション取りを確認していたのではないかと思う。そして、2人が意図的にダニよりポジションを下げる場面がいくつか見られた。ダニはボール奪取重視のプレーをするし、攻撃にも参加する。ただ、相手がいる場面でのポジショニングはともかく、ゾーンをカバーするポジショニングには課題を残しているように見ている。CBに負担がかかる要素に、"スペースをあけてサイドに流れる時の不安"があるように思う。1ボランチの場合、CBがあけたスペースをボランチが埋めるのが妥当と思うが、ダニはその変のポジショニングがまだ…。DFラインに吸収されてゾーンを守っている姿を、あまり見ていないような気がしている。そこで、縦の関係では、西、宮澤でダニの後ろにポジションを取ることで、ひとつの対応策としたのではないかと推察する。
もう1つは、西嶋。右SBで、攻撃的なプレーも得意な西嶋だが、オーバーラップはいつもより慎重だったと見る。西嶋が何を確認していたかを推測すると、画面上からわかった(と思う)のは2つ。古田と上里。この二人がよい状態でボールを持っている時には、オーバーラップをしかけていたように思う。試合全体を通して、右SBでありながら、"スイーパー"のような役割を与えられていたように感じた。

前半終了までは、①、②ともによかったと思う。問題は、後半も続けられるかということ…。と思い後半を観たが、藤田があっさり4点目を決めて、ゲームに"決まった感"が生まれてしまった。藤田の今季初ゴールがフリーキックだったのは、ちょっとした驚き。でも、3クールに入っているのだから、1点とれたことが、今後の藤田にとっては大きいと思う。	
4-0になり、後半20分くらいからは、やはり疲労もあってか(点差もあったし)、"高くコンパクトに"が難しくなっていたと思う。まず、西が下がってハファが入った。ここで、ハファ(攻)と宮澤(守)で分担をはっきりさせる狙いがあったと思う。
後半26分(だったかな)に失点。右サイドからやられた。失点直前の場面、古田が、守備で攻撃を跳ね返し、草津はボールをGKまで下げたが、この時の守備が中途半端になった。古田は追ったが、全体はラインを上げなかった。GKに戻ったボールは再度ビルドアップされて、中盤を経由しコンサの右サイドにいた小池に。ここに対峙したのも古田だった。西嶋は中に絞っていた形だった(この辺からも、上記した西嶋が"スイーパー的"な役割をになっていたように感じられる)。
古田と砂川が交代。藤田が右へ戻った。ここで、しっかり守備ブロックを作りたいという意図もあったように思う。
最後の交代は、やはり宮澤だった。芳賀と交代。芳賀はダブルボランチの1枚として入ったが、芳賀が入ると、ダニ(前)と芳賀(後)の関係が縦並びっぽくなる。ブロックを組むだけでは効果的に守れないので、ダニが積極的に動けるようにする意図があるように思う。落ちた運動量を、ダニで補うということか…。実際、芳賀が入った後は、ダニもサイドまで顔を出すようになっていたと思う。
終了間際、コーナーのこぼれ球から失点。この時間帯での失点は思わず「うーん」となってしまうが、あのピッチであの距離、あのシュートを撃てた佐田が上だったと思いたい(ただし、高原の前、中央にいた選手がプレーに関与しているようにも見え、それならオフサイドだったかな…とも思う)。

今節のサッカーには、4-1-4-1で狙っているよい面が現われたと思う。これを90分間続けられればよいが、なかなか難しい。であれば、サッカーを変える時間帯が必要となるが、その時間帯で失点するのは避けなければならないと思う。スコア上は完勝と言えるが、1失点目のような状況にならないよう、戦術の切り替えができるようになれば…と願う。

追伸
藤田の左サイドには面白みがあったと思う。中に切れ込むプレーをけっこう見せてくれたと。今までなかなか見られず、「もう一皮剥けて」…と思っていたので、印象的な藤田左サイドだった。反面、コーナーキックが取れない(確か3回だったか)試合だった。取る必要がなかったとも言えるかもしれないが…。ただ、3回のうち1回がゴールになっているので、"よかった"と言ってもよいのか…な。「コーナーは取れるけれど、点にならない」ことは、結構気になっていたポイント。今後も注視して観ようと思う。
これから、皆さんの"観方"を学ぶために、色々と回ってみようと思う。


post by はげお

16:06

"観方"覚書 コメント(0)

覚書反省

2009年08月23日

ここ2試合の覚書を見直し、自分の観方にひっかかるものを見つけた。

"間延び"である。

岐阜戦は、先制したこともあり、わりと引いてブロックを作っていた。
鳥栖戦は、DFラインがわりと高く保たれていたように思う。
では、間延びしていないはず…
しかし、観ながら間延びを感じた…。

自分の脳内の問題で、観方が素直じゃなかっただけ(苦笑)かもしれないが、その理由を考えてみる。

岐阜戦は、特に後半はブロックを作って守ったが、マイボールにするポイントが悪く、配置が乱れた状態でマイボールにすることが多かったか…。そこから攻撃に転じるので、攻撃開始時のポジショニングがよくない…これが理由か…。
鳥栖戦は、攻撃が速攻型に偏り、落ち着く時間が短かったからか…。布陣(選手間の距離)が全く変わらずにサッカーをするということは、あり得ない。なので、時間を作り(ポゼッション)ながら、ポジショニングを修正する必要がある。細かいポジショニング修正が、攻→守の切り替え時に活きて、リスクマネージメントにも繋がるのではないか。

クライトンが抜けて、遅攻、速攻のバランスが後者に傾くのは予想通りだし、そのサッカーの方が点が取れると思う。
が、攻撃については、基本縦に急いでよいとは思うが、難易度が高い状況でもそれを実行するのは無謀に近い…。というか確実性を高められないというデメリットか。そして"疲れるサッカー"になる。

確実性の高いプレーを連続させて、その中に挑戦的なプレーも盛り込んで、意図的に意外性を作る…。

思考がまとまらないが、次節、草津戦では、攻守の切り替えとポジショニングに注目して、サッカーを観てみようと思う。


今シーズンの象徴!?

2009年08月23日

VS 鳥栖(35節)3-3ドロー

第3クール初戦、ホームゲームで痛い、痛すぎるドロー…(-_-;)
10人になった鳥栖相手に、勝ちきれなかった…(暗)

今回の注目は、前節岐阜に制された、"サイドの攻防"。
鳥栖も中盤の形こそ違うものの、岐阜と同じ4-4-2。
前節からの改善がしめされるかどうかが、ひとつのポイントか。

スタメン、右に藤田。ここは予想どおり。吉弘がベンチに。ここは驚いた。

前半、あっという間のキリノ弾。早すぎたので、なかったものと思いながら、その後はサイドに注目して観た。
鳥栖は、ダニを避けたからか、バイタルエリア付近で中になかなか侵入してこない。島田あたりは中に入ってくると怖いプレーヤーなので、ダニ効果と言えるかも知れないが、見た目上、守備ではダニは消えていた感じになる。
鳥栖の2トップは"長身"ハーフナーと"小兵"廣瀬。鳥栖の前半は、その特性を活かした攻撃に特化していたように思う。ロングボールとクロスをハーフナーへ。オフサイドになった廣瀬のゴールも微妙なところだった。ゴールとされても仕方ない感じ。
サイドの守の部分では、コンサも前節の反省からか、深い位置までの突破はなかなか許さなかった。結果、鳥栖はアーリークロスを入れることになる。狙い通りだったとも言えるか…。そのアーリークロスへのプレッシャーが弱かった。危ないな…と思って観ていたところで、アーリー気味のクロスからハーフナーにやられた。

コーナーキックからカウンターを受けて、趙がPKをとられる。2点目を献上。
芳賀を入れて守備堅めに入ったのに、ロスタイムにフリーキックで3点目を献上…。

失点の仕方が悪い…。とはいえ、サイドからの失点は1。改善されたとも改善されてないとも言えないサイドの守備だった。
攻撃面は、藤田が入った右サイド、上里が攻撃参加する左サイド、共にほぼ支配したと言えるのではないか。

注目していた「サイドの攻防」は、改善の方向に向かった…と観たい。
次節もまた注目したいと思う。

気になった点は、やはり布陣が間延び気味に見えてしまうこと。
それでも戦えたのは、鳥栖のプレッシャーが弱めだったから。
早い攻撃を意識しつつ、コンパクトさを維持するのはムズカシイが、攻守は一体なので、なんとか改善してもらいたい。昨日のコンサの場合は、自らの攻撃で間延びし、守備への切り替えでポジショニングが間に合っていない場面もあったように思う。早い攻撃に偏って、コンパクトさが失われると、攻撃時に必要なポゼッションもしにくくなる。現状のコンサは、カウンター気味の方が得点がとれる可能性が高い気がするが、それだけではJ1では通用しないので、バランスをとれるようになればと願う。

よかった点は、選手交代。
宮澤、西はまた途中交代だった。宮澤、西はセンターでプレーしている時は、バランサーの役割を担うため、消耗は激しいだろう。それ以外に、二人のバランサーは、サッカーの柔軟性(流動的なサッカー)も支えていると思うので、そこを交代することで、"サッカーがはっきりする"という意味もあると思う。

ハファエル…わりこむ余地がなかなかないかな?と思っていたが、結果を出した。決定力を持っていたか…。守備面については、ポイントでギアをあげて守備をする感じ。その判断がそんなに悪くなかったと思うので、今後に期待がもてる。
中山…久しぶりに守備要員ではない投入だった。藤田のクロスから逆転ゴールを頭で。ここで終われたら、中山も藤田も大きな自信を得られたのだろうが…。
芳賀…守備固めで。投入の意図ははっきりしていた。勝ちきりたかったが…。

右サイド藤田で、コーナーキックを多数取ることができた。藤田のサイド突破は、コンサにとってはやはり大きい。今のコンサは、シーズン頭と比べて、「中薄状況」が格段に改善されているので、藤田自身にはプレーの幅を広げてもらいたいが、クロスマシーンに特化しても構わないか…。中薄ではない分、ドリブルで中に入るスペースがあまり無いから、縦に勝負する方が効果的と言えるかもしれない。
せっかくとったコーナーキックを、もう少し得点にできれば…。
コーナーからの得点率は、コーナーの数が多い分、かなり低い数字になっているだろう…(計算はしていないが)。高さやキック精度が足りないわけではないから、工夫が足りないということか…。

追伸
次節は、まずDFラインに注目したい。趙、石川のセンターで3失点。2点目は趙が、3点目は石川がファウル。吉弘、石川で前節完封なだけに、どうしていくのか興味深い。サイドについては、上里の左サイドバックが、面白さを増している印象。右の西嶋は、お疲れ気味かな…というプレーもここ数試合見られる…。選手の組み合わせに注目したいと思う。


post by はげお

09:30

"観方"覚書 コメント(4)

本職守備的MF

2009年08月16日

VS FC岐阜(34節)0-2勝利

今シーズン2度目の3連勝。しかし苦戦。追加点を取って勝ちきったのは大きい。

緑戦同様(藤田累積で砂川)の4-1-4-1。と紹介されたが、ほぼ4-4-2だったように思う。

前半10分までは完璧といえる内容。
ダニが守備専じゃないことも証明されて満足。

先制後、苦戦の時間が続く。
なぜ苦戦したのかを考えてみると…。

①サイドの攻防で負け気味だった。
②布陣の間延び。

①については、岐阜の狙い通りだったのかな…。
ダニのプレーエリアの高さでは、ほぼサイドから攻撃された。
宮澤が自陣の深い場所でサイドに引っ張られた場面も多々。
緑戦は、緑が急造3-5-2で、5バックの要素ももったサッカーをしてくれてサイドにコンサの優位があったこと、FW大黒に高さが無いことやその特性に合わせて、中央からの攻撃をしてくれた。
結果、ダニのプレーエリアに多々ボールが侵入したため、ダニの獅子奮迅的な活躍につながった。今回のゲームのようにやられると、ダニは目立たなくなって(守備面で)当然といえば当然。
上里がサイドチェンジを数多く試みたが、それでもサイドが起点になりきらなかった。サイドは同数だったし1対1で負けていたとは思わない。岐阜の中盤真ん中の選手のポジショニングがコンサのそれより勝ったということか。

②について。先制して「守りたい意識」もあったと思うが、間延びの直接的原因とは言えなそう。結局、サイドからの攻撃がうまくいかないために、ポゼッションができなかったことが主因のように思う。ボールのおさまりどころがなく、長めのボールが多くなる。また、相手DFにもプレスをよくかけたため、ロングフィードも多く受けた。結果として布陣が間延びする。間延びしたところに、岐阜のプレスもよかった。選手間の距離を縮められないから、ポゼッションがさらに難しくなる、悪循環にはまったように思う。

選手交代に鍵があったように思う。
今回の鍵は、芳賀。

芳賀のポジショニングにより、サイドの攻防を盛り返した部分がある。
そして、サイドからも厳しくなった岐阜は、結果として中も使わざるを得ず、そうすると中にはダニが手ぐすね引いて待っているわけで。
ダニのボール奪取の長所を生かすには、状況が必要である。
ダニのプレーエリア内に、相手のパスが侵入することである。
芳賀が投入された後は、そんな場面も生まれた。結果、ダニの守備は生き、そこからチャンスも作れていたように思う。
また、芳賀投入後は、ダニも多くはないが、サイドまでプレーエリアを広げていたように思う。

古田と砂川がポジションチェンジしていた時間帯に、カウンターから砂川が追加点。砂川の経験値、冷静さが妙に頼もしかった瞬間だった。

苦戦だったが、集中し続けて完封したDF陣はよかった。
次節、趙が戻ってきて、どうするのか、また興味深いところ。
攻撃については、藤田が戻ってくる。
古田の代表の活動についてよく調べていないが、次節は右サイドに藤田が戻るか…。

サイド攻撃がうまくいかなかったから当然かもしれないが、コーナーキックがとれないゲームだった。そして、藤田がよくコーナーキックをとっていたことを改めて実感した。まあ、今シーズンはコーナーからはあまり点をとれていないコンサだが、それでも敵陣深くに侵入し、マイボールでプレーを切れる効果は大きい。

いろいろあった第2クールは3連勝で終えた。
次節、今度こそ「よいスタート」を切りたいものである。
4連勝、5連勝と…。

追伸
今回のゲームを観ていて、第3クールでの仙台戦が楽しみになった。
多分、今日のサッカーをしていたら、仙台と最も相性が悪い。
コンサのサッカーがどう進化していくか…楽しめる第3クールになりますように(願!)


post by はげお

23:24

"観方"覚書 コメント(4)

これをめざすのか!?↑↑↑

2009年08月11日

VS 東京ヴェルディ(33節) 2-1勝利

暑さの中での連勝。中3日での連勝。久しぶりの連勝。
価値ある試合だったと思う。

獅子奮迅的だったダニ。
どんどん面白くなる古田。
2得点のキリノ。
そこにどうしても目が行くが、違うところも考えてみたい。

なぜ彼らが活躍できたのか。
選手の配置とシステム、選手交代から考えてみる。

右に古田、左に藤田。
両者の利き足から考えると逆でもよさそう…。古田は中にも入っていくタイプなので、攻撃面で見ると右に配置した方が面白い。藤田は右でプレーするとクロスマシーンに特化する傾向が見られる。打破するきっかけとしては左での起用も面白い。
ただSBの守備力(左上里<右西嶋)との兼ね合いもありそう。現時点では、守備力では藤田に軍配でしょうか。西嶋が古田の守備負担を軽減し、それも古田が活躍した一因と言えそう。

システムについては、スカパーでの冒頭紹介では4-4-2。2トップがキリノと宮澤。ボランチにダニと西。試合後は4-1-4-1とされていた。
観戦中はどちらとも…という感じで観ていたが。
よかったと思うのは、西と宮澤がセンターに配置されていたこと。西も宮澤もサッカーがうまい選手。状況に合わせてポジショニングをしていたと思う。この苦戦をしいられた期間、宮澤がボランチ、西がCFWを経験したことが、非常に大きい。
こういう表現は妥当性を欠くかもしれないが、4-4-2、4-2-3-1、4-1-3-2、4-1-4-1を効果的に使い分けていた感じ。
これは、クライトンがいなくなったからこその形。クライトンがいたら、流れの中でどう動いていてもやはり4-2-3-1というイメージだったと。
宮澤と西の縦の(時には横の)関係、二人のセンスが今回の鍵だったと見る。

想像に過ぎないが、宮澤と西に要求されていたのは、センターの位置で状況に合わせてトップとボランチの両方をバランスよくこなせということではないかと。
これにより、クライトン在席時の4-2-3-1ではうまくいかなかった部分をクリアしようという狙いがあったと推察する。
4-2-3-1のデメリットというか上手くいかなかった点を、私は次のように見ている。

①キリノの1トップ
②ダブルボランチの適切な攻撃参加
③サイドハーフに求められる動き

①については、単純にキリノは2トップで生きる選手だと感じるので。西と2トップでやってから、力を取り戻しつつあると。
②については、クライトンがフリーマン気味に動いていたので、合わせた判断が難しかったということ。右サイドで渋滞することが多々あり、そんな時のポジショニングは難しかったはず。ダニがボール奪取能力を発揮しきれなかった一因とも思われる。
特筆するのは③について。サイドハーフの選手には、攻撃時に、流れの中でCFWのような動きが求められていたと思う。でないとサイド攻撃をした時に、中薄になるので。
藤田については、CFW的な役割はできていないと(というかそのタイプではないし、無理にそうしようとしたら長所が消えると思う)。岡本はゴールこそ奪っているけれど、私の中ではCFW的ではない。石井は本職FWなだけに開幕戦から期待の持てるプレーをしていたが、結果になっていない…。

そこで、宮澤と西。サイド攻撃時にはどちらかが必ず2トップになるようにポジショニングしていたのではないか。もう一人はセカンドボールを拾える位置にポジショニングか…。(映像分析はしていないが)
これにより、サイドハーフが極端にエリアに侵入しなくても形が作れ、かつクロスが流れた時の波状攻撃などにも対応しやすい。

こんな狙いを推察する。

2トップの形で、長所が発揮しやすくなる選手を特に上げるなら、キリノと藤田。
ダニがボール奪取に特化して長所を発揮するために必要だったのが、カバー90%強でプレーするWボランチの相方。
宮澤、西はこの二つの仕事をやっていたように思えてならない。

選手交代は、宮澤、西、キリノだった。
適切な交代だったと思う。
宮澤、西はその役割から、体も頭も消耗したはず(暑いし)。
まず、宮澤→砂川。藤田を右サイドに戻したいという意図もあったと思うが、西、古田のセンターで同じサッカーをやれるか試したかったこともあるかと。
次に、西→芳賀。この時点で、サッカーを切り替えたと思う。チームとしても消耗している時間なので、”はっきりする”ということは重要。リードしている状況だったし。ただ、芳賀のプレーを見る限りでは、ダニのボール奪取力を発揮しやすいよう、地味に努めていたと思う。ダニの長所を消すことなく、布陣をコンパクトにし、バイタルエリアの不安を軽減するような狙いがあったと思う。
キリノ→中山。これはFWの交代ではあるが、守備固めと逃げ切りというメッセージだろう。

この観方があっているのかどうかはわからない。
が、クライトンがいて、それを中心にチームとしてのサッカーを作ってきたコンサが、個々の長所を発揮しやすいようなサッカーに変えたのは間違いないと思う。”脱クライトン”が明確な形になった試合と思う。

次節はどんな試合を見せてくれるか。3連勝を期待したい。

追伸
失点1…大黒を封じたDF陣が悪いとは思えない。後ろから来る選手には、誰かがしっかりついて来なければ…。失点が0にならないことは、しばらく続きそうな課題。けれど、サッカーは”1点は取られても仕方がない”競技とも思う。であれば、やはり点を取る(2点以上)ことが重要か…。


post by はげお

22:53

"観方"覚書 コメント(0)