2011年05月20日
これは凄い! さすが日本映画界が誇る山下敦弘と向井康介の最強コンビ! 最初から最後まで背筋に汗がにじみました。 ただし、あの時代をまるっきり知らない人、興味すらない人にとってはまるで入って行けないと思う。見る人を選ぶ映画です、これは。 ラストの長回しからのぶった切りが凄い! でも、何故最後にブッキーがああなったのかをまるで理解できない客層もいるでしょう。 映画の文法を知っている向井康介が随所に仕掛ける「係り結び」も痛快で、映画好きな人にとってはたまらないでしょう。
ひぐま的には今年、「冷たい熱帯魚」に比肩する傑作(確定)!公開されたらあと3回は見る!(予定)
2011年05月06日
毎年こどもの日の恒例行事となっている子供のためのスポーツイベント「チビリンピック」のプログラムのひとつである「JA全農杯チビリンピック小学生8人制サッカー」が、今年も横浜市の日産スタジアムと日産フィールド小机で開催されました。 (日刊スポーツと財団法人横浜市体育協会の主催で、日本サッカー協会は後援となっているため、いわゆる公式の協会主催大会=タイトルではありません) 毎年全国9地区から代表が集い覇を競うものですが、今年は東日本大震災の影響で東北地区大会を開催できなかったため、関東から2チーム出場という措置が取られています。 既に昨年の秋の北海道予選において出場権を得ているコンサドーレ札幌U-12はこの大会は3年連続4回目の出場となります。この大会は決勝戦のみ日産スタジアムで行われるため、過去3回の出場いずれも隣りの日産フィールド小机で準決勝で涙を呑んでいる札幌U-12にとっては決勝進出が大きな目標となります。が、浅沼監督によると「今年は半分近くが5年生のチーム。他のチームは6年生ばかりのところもあり、(進出は)難しいかもしれません」とのこと。加えて今年は雪解けが遅く東雁来の屋外ピッチが使えるようになったのは4月になってからということで、広いピッチでの実戦のカンに一抹の不安も感じます。 大会はまず出場9チームを3つのグループに分け、総当りの巴戦形式で各組1位のチームが勝ち抜け、各組2位の中で成績上位の1チームを加えた4チームによって準決勝というシステムです。 大会初日の4日はグループラウンドが行われ、札幌が属したBグループでは初出場の高知南フットボールクラブがこちらも初顔の西宮少年サッカースクールを4-2で降し勝ち点3を獲得。札幌の初戦はその高知南FCとの対戦でした。 ※主な試合形式=8人制。12分を1ピリオドとし、3ピリオドの計36分が試合時間。1Pと2Pとの間にエンドを交換し、選手も全員入れ替えなければならない。3Pのほぼ中間でさらにエンド交換を行う。3Pは自由な交代が認められ、一度退いた選手でも出場できる。フェアプレー精神を養うためラインを割ったボールデッドなどは選手の自己申告に期待し、副審は置かず主審のみで試合を運営する(予備審は1名置く)…など。試合のピッチは縦68m、横50m。ゴールの枠は高さ2.15m、横5m。ボールは4号球。 で、高知南戦(○2-0)につきましてはこちらを。 西宮少年SS戦(△1-1)につきましてはこちらをご覧ください。 いずれもダイジェストで10分強あります。 この結果1勝1分で勝ち点4となった札幌はBグループ1位を確保。準決勝はCグループ首位の柏レイソルU-12との対戦となりました。 先述の通り東北地区から代表を派遣できないため関東2位で代替出場という形となった柏ですが、過去8大会のうち5大会を制している関東のチームとあって実力は全国トップレベル。5日午前中に行われた準決勝では実力差をまざまざと見せつけられ札幌は完敗。4回目の出場の今回もまた3位(3位決定戦は行わないため)という結果となりました。 柏レイソル戦(●0-4)はこちら。 大会に出場した選手たちの今後の飛躍に大きな期待を寄せるとともに、引率した浅沼監督らスタッフと、帯同した父兄の皆様の労をねぎらいたいと存じます。 なお決勝戦は大方の予想通り川崎フロンターレU-12と柏レイソルU-12の関東勢同士の対戦となり、双方無得点のまま延長戦でも決着がつかない熱戦の末に、PK3-2で辛くも川崎が柏を破り、大会史上初の3連覇を達成しました。 しかし…「フィジカルで劣っても足元の技術では全国でも負けない」と思っていたこの年代の札幌の子たちですが、やはり柏と比べると「止める・蹴る」の技術が見劣りしていることは否めず、夏に向けての育成・強化に課題を残したと言えるかもしれません。 それから、今年から2年間は全日本少年サッカー大会をはじめとして4種年代の公式戦はすべて試験的に8人制で行われることになっています。これについては現場サイドからも疑問や反発の声も多く、どのような功罪が顕在化するか、行方を見守りたいところです。 <札幌の登録選手・( )は学年> 1GK岩田勝太郎(6)、2DF山際斗丸(6)、3DF宮﨑雄大(6)、4DF加藤蓮(6)、5DF関大唯寿(6)、6MF原田大也(6)、7MF本間寛章(6)、8MF­北村修勇人(6)、9FW中村太郎(6)、10FW高島舜介(5)、11FW河辺凌(6)、12FW中村桐耶(5)、13FW小原冠嗣(5)、14DF池田蓮(5)、15MF齋藤留偉(5)、16GK落神源(6)、17DF二階堂友雅(5)、18MF中村友哉(5) 監督=浅沼達也
2011年04月24日
なでしこチャレンジリーグEAST第3節(北海道にとっては初戦) スフィーダ世田谷 4-1(2-0/2-1) ノルディーア北海道 Goal=16分山本(世)、25分田中(世)、65分山本(世)、88分白木(北)、90分森(世) 前半を見た段階で「この時期ならこのくらいの差はあるのかな」と思ったものの、決して歯が立たない相手ではなかったです。課題がはっきりと出たことが今後のリーグ戦を戦う上で収穫でしょう。 FW20白木星のゴール ↑でご飯何杯でもおかわりできそうです(^^;;。 でもこの前にもビッグチャンスがあったんだよなぁ…。結果1-4ですが、4-4でドローでもおかしくなかったほど決定機はありましたから。 来週の長野…はちょっと無理かな(苦笑)。でも夏の御殿場あたりにはまた見に行きたい(予定)。
2011年04月20日
不作続きの上半期邦画の中ではカネ払って見る価値はそこそこある映画。 ラストはシナリオ読んだ時は相当に泣けたんだけど…。 全編通してワンシーンワンカットにこだわり過ぎ、テンポを犠牲にしたかも。 でも井上と永作は映画賞の声かかるでしょうね。
2011年02月21日
「ヨコハマ・フットボール映画祭2011」の表彰式後、参加者全員にプレゼントされたレアもの。 最優秀作品賞を受賞した映画「エリックを探して」のノベルティのケータイ・クリーナーです。 ちなみに、ひぐまわ理由も無くポロシャツの襟を立てて着ている人を見るとぶっ飛ばしてやりたくなります(笑)。
2011年02月20日
日本初のサッカー映画の映画祭「ヨコハマ・フットボール映画祭2011」! 本日、横浜のミニシアター「シネマ・ジャック&ベティ」(ひぐま穴から20分)にて開催され、全プログラムともチケットSold Outという大盛況の元に終了しました。写真は全作品終了後に中西Jリーグ事務局長らを迎えて行われたYFFFアワード授賞式の模様です。 最優秀作品賞「エリックを探して」 最優秀監督賞「マラドーナ」(エミール・クストリッツァ、ディエゴ・マラドーナ) 最優秀サポーター賞「クラシコ」(AC長野パルセイロ、松本山雅FCの両サポーター) 最優秀チーム賞「アイ・コンタクト」(ろう者サッカー女子日本代表) 審査員特別賞「くたばれ!ユナイテッド」 で、この記念すべき第一回開催に際し、微力ながらご協力させていただいたひぐまさんですが…実は一般売りのチケット購入者第一号であり、かつ当日の整理券並びの第一号であったとゆー証拠を残しておきます(笑・赤=アイ・コンタクトのみ9番から開始のため実質一番)。 また来年もやってほしい催しです!
2011年02月18日
大傑作!(確定)構成、脚本、カメラ、美術、演出、そして役者と、どの要素を取ってもケチのつけようのないほとんど完璧と言ってもいいほどの映画。 ここまで骨格がしっかりとしている作品は「グラン・トリノ」以来かもしれません。 格調高さと人間臭さを両立させた稀に見る素晴らしい作品です! これは封切られたら(26日から)もう2~3回は見ないといけない!
2011年01月31日
2月19日(土)開催の「ヨコハマ・フットボール映画祭2011」についての情報です。 会場となっております「シネマ・ジャック&ベティ」へのアクセス案内。今回は地下鉄ご利用の方のための【阪東橋ルート】(案内図のピンク色の導線)です。 (1)横浜市営地下鉄(ブルーライン)阪東橋(ばんどうばし)駅新横浜駅から10駅(21分)、横浜駅から5駅(9分)、上大岡駅から4駅(8分)。 ブルーラインは日中は7~8分間隔(15分で2本)で運行されています。全列車各駅停車です。 阪東橋駅のホームは島式一面。改札口は一箇所です。構内に男女トイレがあります。 (2)出口は「3-A」
3番出口は地上に出る階段が左右にあり、右が「A」、左が「B」となっています。どちらに出ても迷うことはないと思いますが、案内図の通り「3-A」に出ることにします。 (3)「3-A」出口
外に出たところです。写真左は(一応)「大通り公園」と名付けられている公園です。全然大通りでも何でもないのですが。 この出口を背にして(つまり大通り公園を右に見て)、約170m歩くと次の「弥生町四丁目」の交差点になります。 (4)「弥生町四丁目」交差点
逆光で見にくくてすみません。向こう側(方角で言うと南、案内図では右)にはアーケードに覆われた横浜橋商店街があります。 ここを左折します。つまり商店街を背にして北(案内図では左)に向かいます。ここから「ジャック&ベティ」のビル手前までは真っ直ぐです。 (5)イセザキモール
(4)の弥生町四丁目から鎌倉街道(大通り)を渡って約120mで「イセザキモール」(伊勢佐木町商店街)に出ます。6丁目と5丁目の間の道路を進んでください。写真で見ますと右が弥生町四丁目、左が「ジャック&ベティ」方向です。 (4)から来た人は曲がらずに真っ直ぐ(写真右から左へ)、後述しますが(9)から来た人はここで左に曲がってください。 (6)あと50m
案内図で言いますと西沢金物店の脇から「ジャック&ベティ」方向を望んでいます。もうすぐです。 (7)「ジャック&ベティ」脇
右側のビルの壁面に上映作品のポスターが貼られています。このビルの2階になります。 正面入口はこの角を右に曲がってください。 なお写真左正面の大きなマンションの場所にはかつて「横浜日劇」があり、その2階に「探偵 濱マイク」がいる設定となっていました。現在は取り壊され、ご覧の姿となっています。 (8)阪東橋交差点ルート
地下鉄阪東橋駅で「3-B」に出た場合は、この阪東橋交差点を向こう側に渡ります。遠くに京浜急行黄金町駅の高架が見えます。ちなみに両駅の間は約300mです。 (9)イセザキモール入り口
正直に言って華やいだ雰囲気の商店街はJR関内駅方の1~3丁目くらいまでなのですが、古くからの地元の商店が軒を連ねています。 ここから約210m歩くと(5)の写真の地点(6丁目と5丁目の境)に着きます。そこを左に折れれば(6)→(7)と辿れます。 (10)オマケ「やよい軒」
イセザキモールの5丁目にはなでしこリーグのスポンサーである「プレナス」の定食屋「やよい軒」があります。ご飯おかわり自由です。がっつり食べたい方はどうぞ。
2011年01月31日
2月19日(土)開催の「ヨコハマ・フットボール映画祭2011」についての情報です。 会場となっております「シネマ・ジャック&ベティ」へのアクセスを写真でご案内いたします。公式ページの中の会場案内図とあわせてご覧ください。 今回は京浜急行ご利用の方のための【黄金町ルート】(案内図のオレンジ色の導線)です。 (1)京浜急行黄金町駅ホーム最寄駅の黄金町(こがねちょう)は横浜駅から京浜急行の普通列車で3駅(所要6分)めです。 普通列車しか止まりませんのでご注意ください。通常6両もしくは4両編成で運行されています。 駅ホームは島式一面で高架上にあります。ホーム幅がやや狭いため電車通過の際はご注意ください。 また、階段・エスカレーターとも幅が狭く電車到着時には降車客で混雑します。 (2)黄金町駅構内
現在駅構内は耐震補強工事が実施されております。トイレは男女とも構内にあります。 (3)黄金町駅外観
工事中で仮駅舎となっています。 元々は横浜寄りの大通りである横浜市道81号線(藤棚浦舟通り)に面していましたが、現在は逆の南太田寄りに出入り口が移っています。 (4)黄金町駅から栄橋方面を見る
(3)の写真の背中方向(方角は南)。右の建物はホテルマイステイズ横浜。 案内図では「太田橋」を渡る導線が描かれていますが、この橋を渡っても行けます。 渡る川は大岡川といい、かつてアザラシのタマちゃんがこの辺りまでやって来ました。 (5)太田橋
太田橋を渡って南方向(案内図では右方向)の写真です。すぐ次の「末吉町四丁目」の交差点を左に入ってください。 (6)「末吉町四丁目」交差点
案内図の上方向を写しています。写している場所の背中にはラーメン屋さんと「オリジン弁当」があります。 この道(白い車が入っていく左奥方向)をおよそ230mほど進みますと会場の「シネマ・ジャック&ベティ」です。 (7)「ジャック&ベティ」を手前から見る
右側の建物です。 (8)「ジャック&ベティ」外観
正面です。階段かエスカレーターで2階へお上がり下さい。
2011年01月31日
こちらでご紹介しました「ヨコハマ・フットボール映画祭」のチラシ画像です。 エムブレムとキャラクターのデザインは「タモリ倶楽部」内の人気コーナー「空耳アワー」でおなじみのイラストレーター安斎肇氏によるものです。横浜在住で本映画祭の趣旨に賛同して…とのことですが、本格的になってきましたね(^^;;(表)
(裏)
チケットは現在好評発売中です。 詳細は映画祭公式ホームページをご覧ください。 いやぁ…「クラシコ」はマジにすっげぇ楽しみです。
2011年01月20日
来たる2月19日(土)、横浜にて「ヨコハマ・フットボール映画祭2011」というイベントが開催されます。(略称YFFF) 文字通りサッカーをテーマとした映画の上映会と、優秀作品を讃える「YFFFアワード」の表彰式、さらには映画ファン、サッカーファンの交流を深めるべく全プログラム終了後にはパーティーも企画されています。 上映される映画は4本 1.「アイ・コンタクト」12:30~(2010年/日本) 2009年に台湾で開催されたデフリンピック(ろう者版のオリンピック)に出場したろう者サッカー女子日本代表チームを追ったドキュメンタリー。キネマ旬報ベストテン・文化映画部門第11位、山路ふみ子映画賞・福祉賞受賞作。 これは既に一度見ていますが、もう一度見たいと思っているくらいの秀作。くどいようですがコンサドーレの練習着を着ている人が約1名登場します。そして推薦文を中山雅史選手が寄せてくれていたり、(映画には出てきませんが)深川友貴さんもろう者サッカーの指導に関わっていますので、コンササポなら絶対に見てほしい一本です! 2.「ルド and クルシ」14:35~(2008年/メキシコ) 昨年日本でも公開されています。メキシコのバナナ農園で働く兄弟が有名サッカーチームのスター選手になっていくというコミカルなストーリーとのこと。「モーターサイクル・ダイアリーズ」で若き日のチェ・ゲバラを演じ、「ブラインドネス」などのシリアス路線から「恋愛睡眠のすすめ」などのライトタッチな作品までこなすガエル・ガルシア・ベルナルに注目。 3.「ロミオ&ジュリエット -フーリガンの恋-」16:55~(2009年/インドネシア) 日本初公開だそうです!宣伝文からすると「長年激しく対立してきたサポーターグループに属する二人は、許されない恋とわかりつつ、お互いに惹かれあう…」という内容とのこと。 4.「クラシコ」19:25~(2010年/日本) 本映画祭最大の目玉プログラム!「日本一アツいダービーマッチ」として有名なAC長野パルセイロと松本山雅FCとの「信州ダービー」を巡る様々な人たちの姿を捉えたドキュメンタリー。3月12日(土)からの一般公開を前に先行上映! 映画祭の詳しい内容やチケットについては映画祭公式ページをご覧ください。 ひぐまわもちろん行くつもりですし、会場となる「ジャック&ベティ」は普段毎月のように通っている映画館ですので、当ブログでも開催に向けての様々な情報を発信してまいります。 2月19日、サッカーファンは横浜へ集合!
2010年12月30日
ろう者女子サッカーの日本代表チームの奮戦と、選手たちの日常の姿を描いたドキュメンタリー映画「アイ・コンタクト」を見てきました。 題材がサッカーということもあり、知的好奇心を大いにくすぐられる内容でした。上映終了後に中村和彦監督のトークイベントもあって、その後個別に少しお話できたことも収穫でした。 実はこの映画のチラシに掲載されている推薦文を中山雅史選手が寄せてくれています。「ワールドカップにも出場して活躍してくれた有名な選手であるということでお願いし、快く引き受けていただきました」(中村監督)とのことでした。 その他にもコンサドーレに関わりのある人が出てきてちょっと驚きました。ユースチームに属していた弟さんから譲り受けたコンサの練習着をまとって登場する福永くんという大学生で、彼自身は健聴者ですが、このろう者サッカー代表チームの一員である選手をサポートしているとのこと(福永くんは2度出てきますが、2度目の時は…^^;;)。 監督によるとろう者北海道代表チームを指導している深川友貴さんの存在はもちろんご存知でしたが、未だお目にかかれなくて残念であるとのこと。さらにはまだこの作品は北海道上陸を果たせておらず、「(前述したように)札幌の子もいますから是非北海道でもやりたいのですがねぇ」とのことでした。 今年もたくさんの映画を見たのですけれど、指折りの一本であったと言っていいと思います。懸命にボールを追う彼女たちの姿に胸を強く打たれるばかりではなく、これまで少なからず抱いていたろう者の皆さんや取り巻く世界への無知・誤解・偏見がことごとく氷解していきました。 シーズン・オフはこういう映画を見て過ごすべきだな(推定)。 予告編はこちら、 詳細な作品情報はこちら、 「NewひぐまParadise」内インプレッションはこちら