2007年11月24日
ついうっかりこんなところに来て…こんな「快速チャリ」に乗って…
さらにこんなところに来ました。
探さないでください。 何をしに来たのか詮索しないでください。
2007年10月20日
心配されている方々も多いと思いますのでとりあえず現状見聞きした部分のみお伝えしようと思います。 前半に左腿の前部を痛めました。相手との接触によるものではなく走っているときに自分で痛みを感じたものですので心配されましたが、試合後は普通に歩いてバスに乗り込み、取材にも普通に応じました。 今まで痛めたことのない箇所ということでその点では心配ですが当面病院へ行く予定はなく、とりあえず明日の状態を見て判断するということです。 それにしても岡本はよくやりましたね(^^)
2007年10月14日
最終戦は千葉に勝利-サテライトリーグ 【千葉】Jサテライトリーグは14日、Aグループの17日目が行なわれ、コンサドーレ札幌は千葉県旭市の千葉県総合スポーツセンター東総運動場陸上競技場でジェフユナイテッド千葉と対戦し、1-0(前半1-0、後半0-0)で勝利した。 前日のJ2草津戦の先発メンバー以外を主体に構成された札幌は序盤から積極的な守備で優位に試合を進め、前半終了間際の44分に上里の右コーナーキックからのボールをニアポスト際で頭で合わせた石井のゴールで先制。後半はやや疲労の色も見えたが粘り強い守備で相手に主導権を渡さず、追加点こそ奪えなかったがそのまま1-0で逃げ切った。 札幌の今期サテライト戦は全日程を終え3勝1分4敗という結果となった。 札幌の出場選手=GK髙原、DF=岡田、金子、吉瀬、上里、MF=関、鈴木、カウエ、岡本、FW=石井(→横野※)、イタカレ (※=U-18所属の選手) 得点=44分札幌1-0(石井)<前座になでしこリーグの試合があったため14:30のキックオフ> -前後半同じ“パワー”で勝利- 秋の訪れとともに今期のJサテライトリーグ戦も終盤を迎え、札幌にとっては早くも最終戦を迎えることとなった。 ジェフ千葉戦の試合会場は千葉県内とは言っても最東端の銚子や、むしろ茨城県の鹿嶋にも近い旭市の東総グラウンド。東京都内からでもクルマで2時間前後もかかるこのアウェイの地に、しかし熱心な札幌サポーターは自家用車や高速バスなどを駆使し多数足を運んだ。公式記録では491人と記された入場者のうち、3分の1は札幌側の観客と見てよかっただろう。中には前日の厚別でのホーム戦を見た帰路に立ち寄ったという方もいらした。 そんなサポーターの熱い視線に対し、札幌イレブンは終始ペースを相手に渡すことなく、シュート数17-5、コーナーキックの数も11-3と圧倒し、ゴールこそ1つに留まったが危なげのない試合ぶりで勝利をもって応えた。 今期のサテライトチームの課題を「前半はパワーのある戦いが出来ても後半になると落ちてしまうことが多かった」と振り返った三上強化部長も、「きょうに限っては比較的同じパワーでやれたと思う」と評価する内容だった。 確かに相手の千葉にはアマチュアチーム(JFL)であるジェフリザーブスの選手2名とユース所属の選手も含まれ、J1とJ2の違いこそあれトップ出場経験の多寡という意味では札幌に一日の長があるメンバー構成ではあったが、札幌も「本職」のDFが吉瀬ただ1人というサテライトならではの苦しい布陣だった。それも守備に難点のある岡田、上里を両サイドバックに置くなどして、この苦境を逆に貴重なスキルアップの場として図る意図も見られた。 試合は札幌が序盤から積極的なチェックで相手守備陣へプレッシャーをかけると、中盤でセカンドボールを拾って素早くタテへの攻撃に転じ、イタカレ、石井の突破や岡本の個人技などで次々と好機を作る。わずかに呼吸が合わずシュートまで持ち込めない場面も多く見られたものの、「それならば」とばかりに上里が習得中の無回転フリーキックでジェフのゴールマウスを脅かすシーンも見られた。 ジェフが高さ勝負を仕掛けてこなかったことも幸いし、懸念された最終ラインも大きな破綻は少なく、数えるほどだったピンチもシュートミスに救われるなど無失点で試合は進む。 札幌優勢のまま迎えた前半44分(ロスタイム突入前)。札幌は右サイドからのコーナーキックを続けて獲得し、上里が蹴ったボールに対しニアポスト際に飛び込んできた石井が頭で合わせてゴールネットを揺らし、待望の先制点をもたらす。その直後の前半ロスタイムには逆の左側からのコーナーキックに対してもやはり石井がニアで狙い、枠に当たって残ったボールに吉瀬が飛び込むなどゴールへの執着心も見せる。 後半には来期のトップ昇格が期待されるU-18の横野が石井に代わってFWに入り、溌剌とした動きでサポーターの視線を釘付けにする。攻守に渡り縦横無尽に動いた関やカウエに疲れが見えた終盤にはややペースダウンし、追加点狙いからセーフティな試合運びへとシフトせざるを得なくなったものの、石井のゴールを守りきった札幌が勝利を収めた。
<高い守備意識で中盤を制した札幌が試合の主導権を握った> -ユース横野は精神面に課題も- U-18所属で来期のトップ昇格が有力視されているFW横野が後半の45分をプレーした。7分には右サイドの関からのクロスを絶好のタイミングで頭で捉えたかに見えたが、「いいボールでしたので決められると思っていたのですけれど、少し入ってしまって(重心が後ろになり)」惜しくも枠を超えてしまった。32分の左45度からの右足ミドルシュートも相手GKの正面を突き、結局得点には絡めなかったものの、労を惜しまぬ相手選手へのチェックから幾度も高い位置でボールを奪い、スルーパスや果敢な突破を見せるなど能力の高さを感じさせた。 三上強化部長は「彼には課題を与えてある。それとどう向き合っていくかを見てトップ昇格を判断する」と語り、それが精神面にあることを示唆した。横野本人も充分理解しており、後半ロスタイムに相手ペナルティエリア寸前で相手選手の足がかかって倒された場面で審判がファールの判定をしてくれなかったことに対し、「(まだ試合時間は残っていたのに)精神的に引きずってしまいました。自分の課題だと思います」と冷静に受け止めていた。 181cmと体格にも恵まれ、これまでのユースからのトップ昇格者には見られなかった体躯の強さも兼ね備えている。単独突破やポストプレー、両足に頭とゴールパターンが多彩であることも魅力だ。この日はややスリッピーなピッチ状態に苦しめられたとはいえ、惜しみなく披露した攻撃的な姿勢はサポーターばかりでなく強化部にも好印象を与えたに違いない。 -決勝ゴールの石井は反省しきり- 決勝ゴールを挙げた石井だったが「サテライトのゴールではもはや喜べないよね?」の声に「そうですね」と苦笑いで答えた。「あれしかいいところがありませんでした。他は全然ダメでした」と反省しきり。しかしながらサイドからのボールに対して勇敢にニアポスト際に突っ込んでいくプレーは彼の武器になりつつある。「トップでもあの形で1点決めて(注・第29節東京V戦のロスタイムの同点ゴール)、それから意識するようになっていい形で入れるようになった」と手ごたえを感じている様子も見せたものの、「でも簡単なプレーをもっと正確にいけるようにしないといけない」と語り、ダヴィが出場停止となる次節からのJ2での2試合についても「先発で出られるなら一生懸命頑張ります」と、最後は表情を引き締め、36節の山形戦以来遠ざかっているトップ公式戦でのゴールを誓った。 -「もっと活躍したい」岡本- 中盤の左サイドでフル出場したルーキーの岡本。持ち味の思い切りの良い攻撃力と個人技の進歩もさることながら「守備が良くなってきたのでは?」の問いには「まだまだだと思います。遅れてしまう場面も多いですし」と謙遜しながらも「でも守備の意識は高まってきました。もっと高めていきたいです」と向上心を覗かせた。 高卒新人としてほぼ最初のシーズンを終える時期となったが「今はもう不安より活躍したいという気持ちの方が大きいです。昇格争いも厳しいですがJ1に上がるのは簡単じゃないと思っていましたのでチームのみんなも慌ててはいません」と語り「来年はきょうのようなグラウンドではなく、もっといいスタジアムで試合をしたい」と瞳を輝かせた。
<詰めかけたサポーターに勝利の挨拶> -三浦雅之コーチ(サテライト戦指揮)コメント- きょうはFWからDFラインまで集中して戦うことをテーマとしていたが、よく戦ってくれた。課題としてはもうちょっと決定機を作れたことだと思う。ハーフタイムに「もっと大胆にいこう」と指示を出したがうまくスペースを突けなかった。 -三上強化部長コメント- セカンドボールを拾う意識や3ラインをコンパクトに保つことなど、トップチームがやろうとしていることに関してきょうに限ってはよくできていたと思うし満足している。 昇格レースはここまで来たらライバルチームの結果など気にせず自分たちが勝っていくことしか考えていない。間違いなく日にちがたつにつれてプレッシャーの大きい戦いになるだろうが、シーズン前から自分たちに昇格のチャンスがあるときにはプレッシャーが高い状況でのゲームを戦わねばならないと想定していた。何とかみんなの力で乗り越えていきたい。昇格決定が最終節までもつれ込むことも覚悟してやっていきたい。
<帰路の東京行き高速バスは補助席までサポーターで満席となった>
2007年08月12日
東京・渋谷でのジェッター3のワンマンライブへ行ってきました。 既報通りいろいろな事情があり、現在のアツシ・シンヤ・イケチンの3人での活動はこのライブが最後になります。 コンサのアウェイサポも何人かレプリカ姿で参戦し、HFCからも藤井さんがいらしておりました。 会場は溢れんばかりの満員の盛況で、2時間余りの彼らのアクトに盛り上がりました。 ジェッター3は今後もアツシが引き継いで行きますし、 シンヤもイケチンも変わらずコンサドーレを応援していくとのことですので、 これまで同様にサポーター仲間としての彼らにはアウェイのゴール裏などで会えるでしょう。 引き続き皆さんよろしくお願いいたします。
2007年08月09日
札幌U-12、ベスト8で力尽く 【福島】福島県楢葉町のJヴィレッジで開催されている小学生年代(U-12)の全国大会「第31回全日本少年サッカー大会」は8日から決勝トーナメントに入り、グループラウンドを勝ち上がった16チームによる激戦が繰り広げられた。<札幌・試合前の円陣。札幌-Uスポーツ戦より> 決勝トーナメント1回戦で、グループDで2位となったコンサドーレ札幌U-12(以下“札幌”)はE組1位のUスポーツクラブ(山梨県)と対戦した。 午前9時半開始。しかも曇天ということで心配された猛暑下での試合は避けられたが、やはり連戦の疲労は確実に札幌イレブンから体のキレを奪っていった。いつもならつながるはずのパスがつながらず、届くはずのセカンドボールも拾えない。それでも気力を振り絞って戦う札幌は数多くの好機を作り出し、主導権を握りつつも前半を無得点で折り返す。
<札幌の守護神・GK輪島稜(6年)> 後半も初めは互いに中盤で奪い合い、潰し合う展開が続く。なかなか均衡が破れずじりじりとした時間が流れていったが、唐突に試合は動いた。9分(通算29分)に札幌が右コーナーキックを得る。MF安達が左足でニアを狙って低く速く入れたCKを相手DFがクリアミスし、ボールはゴールネットを揺らす。今大会この試合を含めて6試合での13得点中、実に8点目となるCKからの得点を記録した札幌だったが、その後はUスポーツの猛攻に晒される。足が止まりがちになり中盤で形勢を立て直せず、DFがクリアしてもセカンドボールを拾えない。いつ失点してもおかしくない危機の連続を、GK輪島を中心に必死に守り切り、タイムアップの笛を聞いた。 応援に訪れていた父兄の皆さんからは歓喜の声が上がるが、浅沼達也監督は「もうボロボロです。昨年の実績を超えたことは評価したいが、(準々決勝の)ヴェルディに勝てる可能性は1%もないでしょう」と語り、暫時休息のため足早に一旦Jヴィレッジを後にした。 昨年破れなかったベスト8への壁を破った今、残された目標は北海道勢としての過去最高記録である2000年度(第24回)大会での札幌FC(選抜チーム)の準優勝を塗り替えることだけである。
<札幌-Uスポーツ戦より> この大会は参加チームの選手たちに1つでも多くの試合や様々な経験をさせるべく、グループ敗退チーム同士でのフレンドリーマッチや、JFAアンバサダーを招いてのドリームキャンプ(今年は前園真聖氏)、さらに指導者講習会や保護者向けの栄養学セミナーなど様々なイベントが期間中に散りばめられている。従って決勝トーナメントに進めなかったチームもまだ会場に残り、見学や応援を行ったりもしている。 そんな彼らの視線をピッチサイドから受けるコンサドーレ札幌U-12史上初めての舞台となる「全国」の準々決勝。相手は東京ヴェルディ1969ジュニア(東京都)である。言わずと知れたJ2・東京ヴェルディ1969の下部組織であり、過去優勝1回、ここ3年間は続けてベスト4に食い込む強豪で、今大会の優勝候補の一角である。試合は真夏の太陽が戻ってきた15:00にキックオフとなる。
<札幌-東京V戦より> 「ヨミウリ」の流れを汲むサッカーに札幌のサッカーがどこまで通じるかが焦点だったが、意外にも東京Vは特にDFラインに小学生とは思えない大柄な選手を揃え、対格差で相手攻撃を食い止めると、ドカンドカンと札幌DFの裏をめがけてロングボールを蹴りこんでくる体力サッカーを展開してきた。 これに面食らったわけでもないだろうが4分、残念な形で札幌は先制を許す。東京VのDF畠中からのロングボールがウラに抜けてきたところを詰めてきた相手FW高木の圧力に押され、DFとの呼吸が合わずGK輪島がクリアボールを高木の足に当ててしまい、逆方向に跳ね返ったボールは札幌のゴールマウスへと転がってしまった。 まだ時間は充分にあり、札幌らしくつないで走るサッカーで東京V陣内に攻め込むが、再三のアタッキングエリアへの進入も東京Vの長身選手の長い足に阻まれ、良い形でのフィニッシュに持ち込めない。前半は0-1で終了する。 後半、流れを変えたい札幌だったが、既に体力は限界に達し、気力や集中力にも翳りが見えてきた。札幌の足が止まったのを見てボールを回し始めた東京Vに対し、札幌は付いていくのが精一杯の状況となる。そして17分(通算37分)に東京VのMF秋田に追加点を奪われると、その直後にも左サイドを破られてクロスをFW菅嶋に決められる。0-3となって残りロスタイム含めて3分間、何とか札幌のサッカーで一矢報いようと奮闘したイレブンだったがゴールは遠く、進撃はベスト8でピリオドとなった。
<札幌-東京V戦より> 自身が札幌U-18出身で「日本クラブユース選手権U-18」で全国準優勝の経験を持ち、今年からU-12を指導する相川雄介コーチは「選手たちはよくやったと思います。僕らの子供の頃に比べてみんな上手いですよ。(自分がユースだった頃に)応援していてくれた人たちの気持ちがわかりますので、自分の経験を今後も子供たちに伝えていきたい」と語り、優しく泣き崩れる選手たちの肩を叩いた。 選手たちは明9日に帰札の予定だそうであるが、家で待つ家族は勿論、応援に訪れた父兄もみな、帰りの玄関をくぐる我が子たちが成長した姿を見ると驚くかもしれない。それほど濃密な1週間を経験した小さな赤黒の勇者たちのサッカー人生は、まだまだ始まったばかりなのである。
<この涙は来年につながる。来年の6年生はいよいよ“コンサ元年生まれ”の選手たちになる>
2007年08月08日
札幌U-12、ベスト8で散る(速報) 【福島】福島県楢葉町のJヴィレッジで行われている「第31回全日本少年サッカー大会」は8日午後、決勝トーナメント準々決勝4試合が行われ、北海道代表のコンサドーレ札幌U-12(以下“札幌”)は強豪・東京ヴェルディ1969ジュニア(以下“東京V”)と対戦したが0-3(0-1/0-2)で敗れ、ベスト4進出は成らなかった。 暑さと連戦の疲れから札幌の選手の体力・集中力は限界に達しており、技巧と体格に勝る東京V相手に奮闘は見せたものの、前半に味方DFラインの裏へ抜けた相手ボールに対しGKとDFが連携を誤りクリアキックが相手選手に当たってゴールに転がるという勿体無い失点で先制を許す。 後半になると真夏の陽射しに更に札幌イレブンの足は重くなり、相手のシュートミスに助けられ1点ビハインドのまま終盤まで持ちこたえたが、速攻とサイド攻撃から連続ゴールを見舞われ力尽きた。<勝利の女神は微笑まず。涙に暮れる札幌イレブン>
2007年08月08日
札幌U-12快進撃!ベスト8進出!(速報) 【福島】福島県楢葉町のJヴィレッジで行われている「第31回全日本少年サッカー大会」は8日から決勝トーナメントが始まり、コンサドーレ札幌U-12(以下“札幌”)は1回戦で山梨県代表のUスポーツクラブと対戦し、1-0(0-0/1-0)で勝ち、昨年の実績を上回るベスト8に進出した。 互いに中盤でチャンスを潰しあい、前半は双方無得点で終了。後半10分(手元の計時)に札幌が右コーナーキックを得て、相手選手のオウンゴールを誘い先制。終盤、相手の怒涛の連続攻撃を体を張った守備で凌ぎきり1-0で逃げ切った。 準々決勝はきょう15:00から東京ヴェルディ1969ジュニア(東京都)との対戦となる。<劣勢の札幌だが幸運なオウンゴールで決勝点を挙げる>
2007年08月08日
札幌U-12、2年連続ベスト16進出 【福島】小学生年代(U-12)の全国大会である「第31回全日本少年サッカー大会」が今月4日から(競技は5日から)福島県楢葉町のJヴィレッジで開催されている。北海道代表のコンサドーレ札幌U-12(以下“札幌”)は3日間に渡るグループラウンドを終え、6チーム中の2位に食い込み、初出場だった昨年に続いて8日からの決勝トーナメント進出を決めた。<小さき赤黒の勇者たち。右に札幌U-18出身の相川雄介コーチ> 大会は各都道府県からの代表48チーム(前年優勝の神奈川県のみ2チーム出場)を6チームづつの8グループに分け、総当りのリーグ戦を行う。札幌はD組に属し、FC前橋ジュニア(群馬県)、ヴィッセル神戸ジュニア(兵庫県)、平章サッカースポーツ少年団(福井県)、サンフレッチェ広島FCジュニア(広島県)、高知南FC(高知県)と順に対戦した。 5日午前。初戦となったFC前橋戦は0-2(0-2/0-0)で敗れてしまったものの「内容は悪くなかった。ただちょっと運がなかった。公式記録を見てもウチが押していたのがわかるでしょ?」(浅沼達也監督)という試合だったそうだ。その通りシュート数は札幌の12対4。特に後半は相手シュートを0に抑え、札幌が9本も放っていた。 休憩を挟んで同日午後に行われた2戦目も札幌が内容では圧倒していたもののゴールだけが遠く時間が刻々と過ぎていく。スコアレスドローも覚悟した後半の「ロスタイムでした」(相川雄介コーチ)に、MF安達壮太(6年)からのパスを受けたFW岡田洋平(6年)が左足を振り抜いて決勝ゴールを決める。
<札幌-広島戦より> 翌6日は1試合のみ。平章SSSとの一戦はスコアの上では5-0と圧倒したが「内容は良くなかった。去年もそうだったが札幌からこっちに来て暑い中で試合を続けていると、最初のうちこそ動けるけれども、段々と動けなくなってくる」(浅沼監督)と、今大会ここまでで最高の34℃という酷暑の中で選手たちは徐々に精彩を欠いていったとのこと。ゴールは小柄なFW佐々木北斗(5年)とDF冨澤拓朗が2点づつとDF井端純ノ輔(6年)が記録した。特にDF2人の3ゴールはいずれもコーナーキックからで、このキックを含めて5点総てを安達がアシストしていることは特筆されよう。
<炎暑下での試合ということで前・後半のそれぞれ中間に給水タイムが設けられる> そして2勝1敗の2位で迎えた3日目。4戦目となる午前の試合はサンフレッチェ広島。下部組織の充実によるユース年代の育成では定評があり、下馬評ではこのグループの本命チーム。事前の予想では互いに全勝で激突してもおかしくないものと思われていたが、広島も前橋に屈しており、2位の椅子をかけての熾烈なサバイバル・マッチとなってしまった。 しかし立ち上がりからいきなり試合は動く。手元の時計では1分に満たないうちに得た左コーナーキック。安達の上げたボールにゴール正面で頭で合わせたのは井端。いきなりのゴールで札幌が先制する。その後は広島の逆襲となり再三ピンチを迎えるが、相手シュートがバーに弾かれたりする幸運と、GK輪島稜(6年)の好セーブもあってリードを保ったまま迎えた18分に、中盤で冨澤が出したボールを安達が確保し左足でシュートすると広島ゴールが揺れ、札幌が追加点を挙げる。 2-0で折り返した後半は双方に披露の色が見えたが、札幌が気力で上回り相手シュートを1本に抑える一方、6分(通算26分)にMF佐々木祐介(6年)からのスルーパスを受けた安達がペナルティエリア内やや右から右足シュート。貴重な3点目を挙げて勝負を決した。浅沼監督は「ツキもあった。ポンポンポンといい時間帯に取ることが出来た。特に相手の時間帯を凌いだ後に追加点を挙げられたのは効果的だった」と評価した。連日30℃を超える過酷な環境下での試合が続いていたのだが、この試合では26.6℃という比較的涼しいコンディションとなったことも幸いしたと言えるだろう。
<高知南-札幌戦より> 7日午後。グループリーグ戦の最終戦は既にグループ敗退が決まっていた高知南FC。引き分けでも勝ち抜けが決まる札幌に対し、「最後だから思い切って行こう!」との相手監督の指示を受けた高知が序盤から溌剌と動き、運動量、球際での競り合いで札幌を圧する。そして4分。高知は右コーナーキックから札幌守備陣がクリアしきれず残ったボールをMF吉野が頭で押し込んで先制する。 先にパンチをもらって目が覚めたのか、札幌は7分に、こちらもコーナーキック崩れから同点に追いつく。左CKからMF田代薫彦(6年)が放ったシュートはバーを叩いたが、混戦の中をDF内山裕貴が押し込んでゴール。続く12分には右コーナーキックから井端が鮮やかにヘッドで決めて勝ち越しに成功する。 ところがこれで安心したわけではないだろうが札幌は中盤での寄せが甘くなり、不意に与えたスペースでシュートコースを空けてしまい、高知FW西岡に20m超のミドルシュートを叩き込まれる。勝ち越しからわずか2分後のことだった。 後半に入ると連戦の疲れで選手たちの足は重いものの地力の差が随所に見え、8分(通算28分)にまたしても左コーナーキックから田代が長身を生かしてヘディングを決め再度勝ち越しに成功。その後は何度か高知に攻め込まれたもののシュートを打たせない守備で守りきり、苦闘を制した札幌が4勝1敗・勝ち点12でグループ2位の座を確保。初出場だった昨年に続いての2年連続決勝トーナメントへの進出を決めた。 浅沼監督は「いや…もう(選手は)バテバテです。きょうで札幌に帰った方がよかったかもしれません」と苦笑いだったが、視察に訪れていた札幌・森下仁之育成部長は「この暑い中で選手たちはよくやっていると思う。相手の高知も非常にいいチームだった」と選手たちを讃え、この時点ではまだ明日の対戦チームが決まっていなかったものの「どこが来ても同じです。強い相手との真剣勝負を1試合でも多く経験させてあげたい」と、頼もしげに視線を選手たちに向けた。
<高知南-札幌戦より。決勝ゴールを決めた田代(8)> その後行われた他グループの試合の結果、札幌の決勝トーナメント一回戦の相手は山梨県のUスポーツクラブに決まった。8日(水)9:30キックオフとなる。また、勝ち進んだ場合、準々決勝は同日15:00より、東京ヴェルディ1969ジュニア(東京都)と宮崎サッカースポーツ少年団(宮崎県)の勝者との間で行われる(※訂正しました)。
2007年08月07日
札幌U-12、苦闘を制しベスト16進出!(速報) 【福島】「第31回全日本少年サッカー大会」グループリーグ最終日は7日午後、福島県楢葉町のJヴィレッジで行われ、コンサドーレ札幌U-12(以下“札幌”)は高知県代表の高知南FCと対戦し、3-2(2-2/1-0)で勝利し通算4勝1敗勝ち点12でグループ2位以内を確定させ、明日からの決勝トーナメント進出を決めた。 試合は既にグループ敗退の決まっている高知南に先制される苦しい立ち上がりとなったが、一旦は逆転に成功する。しかしそれもつかの間、見事なミドルシュートで同点とされ前半を2-2の同点のまま終える。 3日間で5試合目を戦う選手たちの疲労はピークに達しており、出足が鈍く中盤で競り負けミスも多発。再三ゴール前に攻め込まれる厳しい展開が続いたが後半にコーナーキックから勝ち越しゴールを奪い、粘る高知を振り切った。<前半13分。井端(4)のヘディングシュートで一度は勝ち越す>
2007年08月07日
札幌U-12、強豪撃破でベスト16へ前進【福島】 小学生年代のサッカー日本一を決める「第31回全日本少年サッカー大会」が去る4日から(競技は5日から)福島県楢葉町のJヴィレッジで開催されている。北海道代表で2年連続2回目の出場になるコンサドーレ札幌U-12(以下“札幌”)はグループラウンド最終日の7日午前、広島県代表のサンフレッチェ広島FCジュニア(以下“広島”)と対戦し3-0(1-0/2-0)で勝利を収めた。<先制ゴールを挙げた井端(4)> 6チームづつで総当りとなるグループラウンド2日目を終えて2勝1敗で得失点差で2位に付けた札幌は、2位までの上位勝ち抜けをかけて3位の広島との直接対決を迎えた。 連日の猛暑で選手の体力も消耗しており苦戦が予想されたが、立ち上がり1分(手元の計時)を回るか回らないかの最初のチャンスを抜け目なくものにする。左からのコーナーキックにゴール正面でDF井端純ノ輔(6年)が合わせ早くも先制。その後広島の攻撃に決定的なピンチを迎える局面もあったが、どうにか凌いだ17分(20分ハーフ)、MF冨沢拓朗(6年)からのパスを受けたMF安達壮太が左足で決め2点リードで折り返す。る。 一進一退の攻防が続いた後半だったが反撃を試みて前がかりになる広島DFラインの裏を札幌も積極的に狙う。そして15分(通算35分)に右45度から安達がこの試合2点目のゴールを決め差を広げ、そのまま無失点でタイムアップとなった。 札幌はこれでグループDの単独2位。午後にグループラウンド最終戦となる高知南FC(高知県)との試合を残してはいるが、既に1勝3敗で勝ちぬけの望みの消えた相手である。油断なく勝利で飾り、更なる強敵が待つ決勝トーナメントへの切符を手にしてほしい。
<“兄貴分”譲りの堅守で無失点に抑えた>