昨日のアジア杯１次リーグ日本対ベトナム、４－１で日本が勝ちましたが、あらためてアジアのレベルが高くなっていることに驚きました。

まず、試合開始直後、動きの鈍い日本に呆れました。地元ベトナムの選手の動きの良さが際だっていましたね。しかし、気温が３８度と聞き、「地元選手みたいに最初から飛ばせないか。」などと、勝手に納得していました。

「試合が動くまで、時間がかかるかな。」と思っていたら、前半７分いきなりＯＧで先制されてしまいました。相手のＣＫが良かったです。ＧＫとＤＦの間、それもニアサイド。う～ん！

「ありゃりゃ！」と思った５分後、俊輔が左サイドからあげたファーサイドへのクロスを巻が胸で押し込みました。クロスをあげる前の俊輔のフェイントが鮮やかでした。とにかく、直ぐに同点にしたのが大きかったですね。日本のコンビネーションは日増しに良くなっているようです。

その後、一進一退の攻防でしたが、前半３２分、ペナルティエリア左角付近から遠藤が直接ＦＫ。ボールはゴール右上に突き刺さりました。
５月２６日のＪ１リーグ千葉対Ｇ大阪戦の遠藤のＦＫとほぼ同じ角度、距離でした。ＴＶ観戦していて、見事なＦＫに唸ったのを覚えています。「右の遠藤。左の俊輔。」どちらも素晴らしいキッカーですね！

３点目は、後半８分、左サイドの駒野から遠藤、遠藤から中央の俊輔にパス、俊輔がゴール左上にシュートを決めました。それも右足で。試合後のインタビューが面白かったです。「右足でしたね。」の質問に「たまたまです。」と実に素っ気なかったです。シュートが決まったときは、笑っていたのにねえ。この得点シーンはエレガントだったと思います。

そして、４点目は再び巻。後半１４分、遠藤がＦＫをペナルティエリア左手前からファーサイドにクロス。巻が相手ＤＦ２人を背負いながら頭で押し込みました。巻らしさが出ましたね。ベトナムのＤＦの一人はかなりの力で巻のユニを引っ張っていたのに。

終わってみれば４－１でしたが、内容的には快勝と言えるかどうか。遠藤と俊輔の活躍が際だっていました。

ベトナムのメンバーの半数以上がＵ－２２世代とか。スピードがあるし、戦術もしっかりしているので、場数を踏めばもっと強くなりそうな予感がします。

とりあえず、１次リーグ１位通過おめでとうございます。次の対戦相手はオーストラリアですね。ワールドカップの借りを返して欲しいものです。

P.S.　巻！らしさが出た最高のゴールだったよ。