そのドラマ、視聴率は高いようですが、設定がでたらめで、歴史考証もまったくなってないですよ。 　父親が勤める大学病院が私学なら別でしょうが、あれはたぶんに東大病院と思わせている節があり、だとすれば、定年で退官した教授はみんな名誉教授になりすよ。脚本家は教授の上に名誉教授というカテゴリーがあると勘違いしてるんじゃないですかね。その証拠に三枝という名誉教授を登場させて、「弟子」に「名誉教授は講義のない日にもわざわざ大学に出向いていただいて」などと語らせてますが、どうでしょう…。国立大の名誉教授は再就職先の私大で講義こそするでしょうけど、退職先の大学にはほとんど足を運ばないと思いますよ。設定自体がおかしいですよ。 　ほかにもありますよ。梅子は梅の季節に生まれたから、梅子のはずで、実際、番組の当初は３月生まれと書かれた卒業証書が画面に登場しましたが、医師免許では５月生まれに変わっていて…。まあ、あれはきょうだいで「松竹梅」と思えば、いいのでしょうが…。戦後の混乱期、女子の進学率がきわめて低い時代に、秋田から医専に通わせる先進性や財力を持ちながら、帰郷する費用がなかったり…。昭和３０年代の初めに、普通の会社員と結婚した姉の家がその後に大流行した公団住宅風なのはともなく、黒電話や冷蔵庫が部屋にあったり…。 　挙げるとキリがないので、この位にしておきますが、脚本のいい加減さは目に余りますね。それをファンタジーと呼ぶなら、まあ、知らんぷりする度量はありますけどね。 　

　あ、肝心なことを書き忘れました。nakanoさんがここで言いたいこと、つまり行間ににじんでいることは、ドラマのいい加減さとは別に、完全に理解できますよ。 　 　あの人には退職者ならだれでもなれる「名誉監督」には…、なってほしくはないですよね（爆）。

こんばんは、コメント有難うございました ご指摘の点の数々、その通りなんでしょうが 娯楽として視聴してきた身としては、そこまで深く考えずに、ただ楽しんできました 男の引き際・・・監督問題をこの回のテーマと重ねて見てしまいました ですから、このエントリーになりました

正に、時間差でしたね・・・ 有難うございました