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ナイライ 「phyction」より「真価論」

2012年05月17日

5.5札幌ライブで一番考えさせられた曲がこの曲です。
というか、今も考え続けています。それくらい意味深な歌詞なのです。
作詞作曲はリーダーでベースの長沢氏。

社会風刺ソングは数あれど、メロディでオブラートのように優しく包み込んでいるのがナイライの楽曲の素晴らしいところです。
まず現実を直視するところから入る。そして、果たしてそれでいいのか?と問い掛ける。そういう曲の組立てが妙に心地いい。

ゲームやケータイに依存していく子どもたち(大人もか)に、「・・どうなんだい」と問いかけます。
曲のタイトルからわかるようにダーウィンの進化論をもじっていますが、彼らのツアーTシャツが平野氏ゴリラの顔であること、アルバムの最後の曲であることから、この曲で彼らが一番伝えたい事が詰まっている感じがしています。

伝えたいことが詰まっている感じはするのですが、イマイチまだ消化しきれていないんですよね。だからこそ、こういう深い曲は聴きこむ必要性があると思うのです。
この曲を聴いて感じるのは、現代社会からさかのぼって人類の祖先まで考えることは大事だなと。便利の一方で失っている何かが沢山あって、それに気付いていても気付かないフリをしているかもなぁと。
先日のニュースで、キューバで人類の祖先が生け捕りにされたという報道がありました。毒を持った哺乳類でハリネズミの一種でした。恐竜が絶滅した時代にしぶとく生き残った我々の祖先。ネズミがサルになりいつしか人間に進化していたのです。

ケータイを持ったサル、ならぬケータイを持ったハリネズミですよ。
毒を持ったハリネズミは、いまケータイやスマホといった新型の毒を持ったのかもしれませんね(笑)


20120517-00.jpg
好評発売中! このアルバムはもっと売れて欲しい。 幅広い世代の人に聴いていただきたいです。



post by odo

05:04

コメント(1)

この記事に対するコメント一覧

ナルト疾風伝 劇場版

Re:ナイライ 「phyction」より「真価論」

2012/06/27 16:30

ケータイを持ったサル、ならぬケータイを持ったハリネズミですよ。 毒を持ったハリネズミは、いまケータイやスマホといった新型の毒を持ったのかもしれませんね(笑)

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