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2011年11月21日
「熊林親吾か…。」 缶ビールと缶チューハイを飲んでも酔えなかった。3本目の発泡酒のプルタブに指を掛けながら踊一はつぶやいた。いつものようにスカパーの録画で得点失点シーンを分析していた。 同点GOALを決めた草津の中村は、札幌の先制点に絡んでいた。スナマコのサイドチェンジが左後方から右サイドに張ったウッチーにピンポイントで飛んだ。ゴールマウスを向いた時のウッチーは強い。思い切り振り抜いたシュートは中村に当たり大きくバウンド、そのままゴールマウスに吸い込まれた。スナの広い視野25、ウッチーの巧さ25、ラッキー50といったGOALだった。それが後半10分…。 なかなか追加点が入らず、シュート数ではむしろ追い上げられていた。前半押しまくって3本に抑えていたが、残り数分のところで12-14まで迫っていた。そして草津最後の2本のシュートが得点になった。終ってみれば14-14。守り切れなかった。 踊一はコンサの公式速報で確認した。 44分 【草津ゴール】右サイド熊林(草津)のFKに中村が頭で合わせ同点に追いつかれる 45+1分 【草津ゴール】右サイド熊林(草津)のFKはグラウンダーでゴール前へ、一人がスルーし走りこんだアレックスが強烈に蹴りこみ逆転を許す 逆転のセットプレーは、リンコンのスルーからアレックス。普段から練習していたのだろうか、見事なトリックプレーだった。スカパーの実況は熊林が蹴り始めた時から「トリックプレーか?」と叫んでいた。一方、スナのコメントでは「セットプレーが悔やまれる」とあった。スカウティングで知っていたかのようだ。だが、録画を何度も見る限り、あれを防げたかどうか…。同点弾も逆転弾も熊林の「札幌以外の上位陣はすべて倒してきたので、次も札幌を倒して自分たちの力をみせたい」という気迫にやられたとしか思えない。 結論から言えば、コンサの選手達に何かが足りなかった。足りなかったのは、セットプレーに対する警戒心であったように思うし、残り時間2、3分のしのぎ方だったり、あるいは「勝負脳」であったようにも思う。勝負脳は今、踊一が読書中の本に出てくる言葉で、アスリートの心身と脳について書かれたものだった。漠然と守る札幌に対して、草津には追い付いて逆転するイメージがしっかりあったように思う。 草津の副島監督のコメントを読む。 「選手が同点に満足せず勝利に対する執念を持ち続けたこと。後半、風上になって押し込むことができたが、ゴール前でのひと工夫が足りなかった。ただ流れはつかんでいたし、それが最後のセットプレーにつながった。札幌はゾーン・ディフェンスなので、セットプレーではチャンスがあると計算していた。それにトライできたことが勝利へ結びついた」 「セットプレーではチャンスがあると計算していた、か。それにしても残り数分、押し込まれた時点でマンツーマン・ディフェンスにしなかったのは何故なんだろう…。ベンチには櫛引も岡山もいたのに…。」 踊一は、スカパー画面に目を戻した。コールリーダーが悔しそうな表情を見せていた。上州名物の風に吹かれて、赤と黒のダンマクがたなびいていた。 再び監督会見を読む。 Q:風の計算はしていたのか? 「地の利があった。いつどこから風が吹いてくるかわかっていたので、それを活かした戦いができたと思う」(副島) Q:終盤に押し込まれた原因は? 「風です」(石崎) そんなときラジコから偶然流れてきた曲に思わず聴きいってしまった。 森高千里の『風に吹かれて』だった。 来年、コンサにとっての「遠い所」はJ1なのかJ2なのか、そんな事を思いながら聴いていた。なぜか悔しさ、悲しさはなかった。踊一は行きたいスタジアムがある。サッカー専用スタジアムでまだ行った事がない所。大宮のナックファイブとセレッソのキンチョーに行きたかった。もちろんJ1に上がらないと行けない。でも、そのためにJALのマイルをせっせと貯めている。 草津戦でわかったことは、来年のAWAYの行先は鳥栖と徳島に委ねられたということだった。
【ラス闘2】 36試合 勝点62 得点45 失点31 得失+14 優勝:FC東京74、2位鳥栖65、3位徳島65、4位札幌 3月A愛× 4月D湘× A東△ 5月D草○ A熊× D取○ A栖× H岡○ 6月A分○ 室H横× A岐○ D富△ 7月A栃△ H北△ H愛○ H水○ A千× H岐○ 8月A富○ D千○ 函H京○ A岡× 9月A水○ H栃○ A北○ D緑○ H徳△ 10月A横○ H栖× A京× A取× A徳○ H熊○ 11月A緑× H分○ A草× A湘 12月D東 http://www.thespa.co.jp/game/2011/game/111120.html (ザスパ公式) http://www.youtube.com/watch?v=yYAX1IIPtVs (風に吹かれて/森高千里)
2011年11月18日
雑誌『O.ton(オトン)』だったら隠れ家的と表現するだろうか。 イチイの一枚板でできたカウンターとテーブル席が3つ、奥に小上がりが1つ。 メニューをさっと眺める。踊一はサッポロクラシックを注文した。マスターはなんとなくジオゴ似だった。突き出しに大根の田舎漬けが出てきた。 ウイスキーは「宮城峡」と「余市」がある。宮城峡には(芳賀)と書き加えてあった。 日本酒も置いてある。 北の勝 純米 純米吟醸 宮の沢 季節限定濁り酒 厚き心に 宮の沢?聞いたことない酒だ。厚き心に?熱き心に、小林旭かっ。でもあの曲は好きだ。チャントにしてもいいと思ってる。 ページをめくる。フードメニューはどんな感じだろう。 鮭ザンギ ~J1回帰~ 鳥栖地鶏鍋焼きうどん ツッコミどころ満載だな。鍋焼きうどんの写真、何コレ、鍋敷きがエルゴラの古紙だし…。ばんぶうのパクリやん。 クラシックを飲みながら、さらにメニューを見回す。 セレクトワインのページに目が止まった。エレベーターガールのイラスト、吹きだしに「上へ参ります」とある。 1997年モノ、2000年モノ、2007年モノのワインがずらりと並んでいる。フランス産、イタリア産、チリ産の中に北海道産も沢山あるらしい。 「昇格年のワインを集めたって訳か」 ブドウの出来不出来ではなく、コンサドーレ昇格決定年のブドウで造ったワインを集めているのだ。マニアックである。イタズラ書きで「(2011)」と書き加えてある。 <アドベンチャー>と題して、1998、2001、2002、2008年のワインも特集されている。文字通りJ1へ冒険した年だ。こういうこだわりは嫌いではない。 こちらもイタズラ書きで「(2012)」と書いてあった。 カクテルのページもサッカー一色だった。 メニューにはオリジナルカクテルが並んでいる。 バビロンリバー ヤリキレナイリバー チャント「何も恐れず」のバビロン河に、昔練習場があった栗山に流れていたヤリキレナイ川か。 ショウリノメガミ ダンスウイズドールズ 女性向けの甘い酒なのだろうか。 <やさぐれカクテル> ミスパス ミスキック ミスサッポロ ノーゴール オウンゴール イエローカード レッドカード ジャルカード ギャグのつもりなんだろうか。なんだか頼むのが怖い。ふと見やったモニターにジオゴのカラスパフォーマンスのシーンが流れていた。 再びカクテルのラインナップに目を通した。 <おすすめカクテル> 1996 ニアサイド ファーサイド サイドチェンジ アーリークロス アーリーカラス ストライカー 4-2-3-1 4-4-2 飲んだことがない、聞いたこともないカクテルのオンパレードだった。 一体何屋なんだ… ジオゴ似のマスターに聞いてみた。 「あのー、ニアサイドってどんなカクテルですか」 予想外の長い説明が始まった。 コンサにちなんだカクテルを開発研究していること。赤と黒にこだわっていること。サッカー観戦をするお客のために目に良い素材を使いたいこと。 ブルーベリーとアロニアは自分で栽培していること。ブルーベリーは黒実でアロニアは赤実を使用しているから「赤黒」になること。 ニアサイドのニアはアロニアのニアか。じゃあファーは何なんだ…。 で、炭酸割りでサイドチェンジと。メモメモ。 と、その時だった。カランカランとドアのカウベルが鳴った。 山下達也だった。 「た、達ちゃん!!」 「達っちゃんは馴染まないなー。ヤマかタツでいいですよ」 三角山放送局のレディオコンサドーレそのまんまやん! 「レ、レディコンに質問送ったの、実は…」 その時だった。すかさず達ちゃんがプラカードを見せた。 プラカードには「ドッキリ 大成功!!(ハートマーク)」と書かれていた。 やられたーー!! 「それより明日の草津戦、行かなくていいの?」 次の瞬間、踊一は目を覚ました。
2011年11月14日
14日付け道新夕刊![]()
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/consadole/331938.html コンサドーレ札幌を運営する北海道フットボールクラブは13日、札幌U―18所属5選手の来季のトップチームへの昇格を発表した。これまでトップ昇格は2人が最高で、5人は初めて。 昇格するのは、 MF 荒野 拓馬(18)=通信制ウィザス高、札幌市出身=、 DF 小山内 貴哉(18)=札稲西高、札幌市出身=、 FW 榊 翔太(18)=札西陵高、十勝管内清水町出身=、 DF 奈良 竜樹(18)=札国際情報高、北見市出身=、 MF 前 貴之(18)=北広島西高、札幌市出身=。 5人は札幌市西区の宮の沢白い恋人サッカー場で会見。荒野は「攻撃で意外性を出し、観客を楽しませたい」と言い、奈良は「コンサでJ1昇格して優勝したい」と語った。小山内は「中山(雅史)さんを見てサッカーを始めた。諦めない姿を見習う」。榊は「裏へ抜けるスピードと決定力が持ち味」とアピールし、前は「よきライバルとして、5人で頑張りたい」と意気込みを語った。 <北海道新聞11月14日夕刊掲載> http://blog.livedoor.jp/odo5312/archives/51798094.html (すでにレギュラーな奈良くん)
2011年11月13日
テレビ北海道の中継録画を見返すのを楽しみにしていた。 コンサのGOALシーンは何度も何度も見返す。踊一はコンサのGOALシーンはその数十秒前から巻き戻し、一時停止を繰り返しながら分析するのが至福のひとときだ。 お立ち台に上がった二人の顔。ウッチーと古田。 自信に満ちた表情。やりきった感ありありの良い顔だった。 ウッチー。七三分けが似合うリーマン顔のウッチーのドヤ顔。 まるで凄腕の営業マンのようだ。 営業課長からのきついノルマ。「開始10分で先制点奪ってきて」 こんな無理難題に愚痴一つこぼさずキッチリ答えた。そんな印象。 ちゃんと根回しは済んでいた。シュンにロングロングタテポンを頼んであった。 「合図するから。俺が抜けたらDFの後ろに落としてくれ」 岩沼シュンピーのフィードは低空で飛び、ボールはウッチーがコントロールしやすい位置に弾んだ。ゴールハンターの血が騒ぐ。 同じころゴール裏では踊一が叫んでいた。 「シュート!!」 ウッチーが放ったボールはゴール右隅に突き刺さった。開始7分の電撃GOALだった。 踊一はサポ団体ATKのメンバーのみならず、後ろのサポや通路を挟んだ隣のサポともハイタッチを交していた。バシーンと音がする強いハイタッチだった。 誰もが興奮していた。誰の目も熱く燃えていた。血沸き肉踊るコンサ熱烈サポーターゾーンの面々。 今季先制した15試合、コンサは全勝だった。 「この試合ももらった!!」誰もが信じて疑わなかった。 「このまま終了のホイッスルまで突っ走る!」 ウッチーの先制ゴールで、ただでさえ雰囲気が盛り上がっていたゴール裏がますますテンションが上がっていった。いつものように“昇格座敷わらし”岡山一成がエンジンを温めてくれていた。改めて岡山に感謝したい、と踊一は振り返る。 ピッチと応援がスイングする試合、それも90分間通してスイングする試合というのは年に数回しかない、というのが踊一の持論だ。 例えば、「サッポロ」コール、「コンサドーレ」コール。ピンチの時や押し込まれている流れの時、絶対に相手にゴールマウスを破らせないという魂の入ったコール。実はこの定番のコールで、その日のサポーターの勝利への執着が表れる傾向にある。クラブ創設から16年目だが、この真理は変わることはない、と踊一は感じている。 この日の大分戦にゴール裏の意気込みが十分に発露しているのを感じていた。そして重要なのはそのサポーター達の意気込みが空回りすることなく、ピッチの選手達のプレーに反映すること。大分戦は反映していて、とても嬉しかった。応援の良し悪しは、サポーターの自己満足で終ってはいけないと考えている。選手が結果を出せて初めてサポーターの応援、努力は実るものだと踊一は考えていた。 だから、後半40分に古田が追加点を入れた時、強く確信したのだった。 「勝たせた。勝ったのではなくサポーターが勝たせた」 誰もが傍観者じゃなかった。ゴール裏いやスタジアムのサポーター、ファン全員が「参戦」し、選手と一緒に戦った典型的な試合だと思った。 先制した後の定番チャント、定番コールは一人一人の心からの「勝ちたい気持ち」がこもっていた。その声、その手拍子の束はやがて大きな塊となり、まるで宇宙戦艦ヤマトの波動砲のようにピッチにとどろいたに違いない。 400試合出場のスナマコは左サイドを牽制しながら、中央のボランチ河合キャプテンにパス、河合は周りを見ながら攻めのスピードをコントロールする。敵味方のポジショニングを確認するとすかさずスナにボールを戻す。スナはスルスルと上がってきたウッチーの足元にパス。この後のウッチーのワンタッチパスが素晴らしかった。スナから来たボールを絶妙な角度、絶妙なボールスピードに変換し、バイタルエリアに迫った古田にアシストボールを出したのである。古田は渾身のシュートを叩きこむ。大分を仕留めるトドメの一撃だった。 踊一が「サポが勝たせた」と思った要因は、「コーヒールンバ」にある。 幾多のコーヒールンバがゴール裏で歌われてきた。しかし大分戦のコーヒールンバの出来は珠玉でなかったか。「勝ちたい」気持ちが声の束になって文字通り選手の背中を押していた感覚があった。 目の前の敵、大分トリニータの他に勝ち点で並ぶ3位徳島ヴォルティスとも戦っていた。1-0勝利では物足りなかった。 「もう1点要る。もう1点取ってくれ」 昇格争いが佳境に入ると、勝ち点1、得失点差1のデリケートな駆け引き、勝負になる。もちろん踊一らサポーターはそれらを待ち望んでいた。そういう駆け引きを楽しんでいるのだ。選手も楽しんでいて、サポーターも楽しんでいる。応援チャントとピッチのスイング感というのはそういうことなのかもしれない。それは昇格争いしていなければ出て来ない雰囲気なのだ。昇格可能性の消えた去年一昨年の“消化試合”では絶対に醸し出されないムードなのは間違いない。 「大分の選手はスタジアムの異様な雰囲気にのまれている。気迫負けや」(デカモリシ) 「見ての通り。気持ちの面など全てにおいて札幌に負けていた」(田坂監督) 大分側のコメントを読んで、踊一は再び確信しニンマリした。 「俺達が勝たせたんだ。赤黒の12番の気迫で勝たせることができたんだ」 自意識過剰と嗤うなら嗤えばいい。俺達の気迫はホンモノだった。 カーステレオから BON JOVI が流れていた。試合前に心のアクセルを全開にする儀式だった。 踊一が大一番の前に必ず聴く BON JOVI のLIVEアルバム。CDなのに何故かLPレコードのような人間味溢れるアナログ音っぽいのが気に入っていた。 「You Give Love A Bad Name」をリピート再生にした。テンションをMAXに上げていった試合当日の朝を思い出していた。 http://www.youtube.com/watch?v=KrZHPOeOxQQ
2011年11月12日
同じ試合は二度とない。
後悔なんかしたくない。
全力でやって、やって、
やっちまうしかない。
俺達と熱くなれ、赤と黒の縦縞のために。
そしてJ1へ行くんだ!みんなで。
2011年11月10日
慎也&ヤス 『ラスト・トランプカード』だぜ。 ここまで書かれたら、 ハートのエースになるしかないっしょ!!http://www.youtube.com/watch?v=7YP5qY11uxA http://www.youtube.com/watch?v=TW-cOB33B7Q (キャンディーズ 「ハートのエースが出てこない」)
2011年11月09日
彼の名前は坂大楽踊一。サカヲタノヨウイチと読む。もちろんハンドルネームだ。 踊一が愛して止まない地元Jリーグチーム、コンサドーレ札幌。昇格争いが佳境に入った。元来寝ても覚めてもコンサの事が頭から離れない男だ。最近では何でもかんでもコンサに結び付けて考えてしまう。 札幌サポーター御用達のサッポロビール。秋の限定ビール『CLASSIC 富良野VINTAGE』をグラスに注ぐ。踊一はコンサが勝った時しか『CLASSIC』を飲まないつもりだった。コンサはヴェルディに1-2で敗れた。しかし、ナイトゲームで行われた四国ダービーでライバル徳島が愛媛と2-2で引き分けたので祝杯を挙げたのだった。愛媛が0-2のビハインドから追い付いたのだ。しかもアディショナルタイムで2点追い付いた。これだからサッカーはわからない。踊一は前半徳島が2得点した時点でスカパー中継を見るのを止めてしまっていた。徳島の勝利を疑わなかった。しかし…。 「コンサはツイている。まだ運がある」 嬉しさのあまり思わずビールに手を伸ばしてしまった。 敗戦の後だけに反省も忘れない。 「コクは中盤のタメ、キレはパスやドリブル、サイドチェンジの切れ味」。 踊一はいつものようにビアグラスを眺めながらサッカーに例えていた。 「喉越しは爽快感、つまりシュートだよな。原料のホップ、選手は地元産だ。泡はスタジアムの熱気でどうだ。醸造方法に問題はないのか」 いつしかクラブの育成方針を振り返っていたら、時計の針は零時を回っていた。 西嶋が徳島に移籍を決めた時に、札幌と徳島が昇格争いをするだろうと思っていた。むしろ、昇格争いしたかったし、しなければいけないと思った。本気で徳島が昇格を狙う年なんだと理解していた。FC東京、札幌、徳島の三連複でいい。競馬になぞらえて本気でそう思っていた。 だがサッカーの神様は気まぐれだ。1999年以来「J2の兄貴」と言われ続けたサガン鳥栖に昇格のチャンスを与えたのだ。韓国人監督の緻密で攻撃的なサッカーは、驚異的な猛追を実現し、10月には昇格ほぼ確実と思われる勝ち点を積み上げていた。 鳥栖の躍進により、札幌と徳島が3つ目の椅子を争う形になった。残り4試合。勝ち点59。得失点差は徳島が札幌を2点上回っている。だがモノは考え様だ。愛媛がアディショナルタイムに2点追いついていなければ、勝ち点が徳島61札幌59。得失点差は4点差もついていたのだ。札幌はヴェルディ戦敗戦のダメージを最小限に食い止める事が出来たのである。 気分が高揚していた。2009年、2010年と事実上昇格の望みが断たれたのは夏だった。文字通り真夏に“終戦記念日”を迎えていたのだが、今年は枯葉が舞い散る季節まで昇格争いを繰り広げている。冬タイヤへの交換、暖房に電源を入れようかという季節までコンサは粘ってくれた。勝ち点に、得失点差に、一喜一憂できる歓びを噛みしめていた。シナリオ通りと言えばシナリオ通りだった。33節フクアリ。千葉に引導を渡したのは西嶋のヘッドだった。34節、運命に導かれるように札幌と徳島は勝ち点59で並んだ。2本目の発泡酒『麦とホップ<黒>』は、ほろ苦さと甘さが入り混じっていた。 「相変わらずクオリティが高いな、サッポロさんは」 踊一はアルミ缶を握りつぶしながら「これからが本当の勝負だ」と呟き、晩秋の夜空を見上げた。 北極星がひときわ強い光を放っていた。コンサはJ1リーグの北極星にならなければいけない。コンサを中心に回るJ1、コンサがかき回すJ1を踊一は思い描いていた。上がるだけではなくJ1を引っ掻き回したい…酔うと夢が拡がるのだった。広大な天の川、オリオン、カシオペアの他に、ベガ(仙台)、白鳥座(新潟)、いるか(川崎)も見える。 「輝け ポーラスター 私のポーラスター♪」 AMラジオから八神純子の名曲が流れていた。 http://www.youtube.com/watch?v=D4Lp5i0oYlE (「ポーラー・スター」 八神純子)
2011年11月07日
なんということでしょう! ゲームサマリー 第34節 徳島 vs 愛媛(鳴門大塚) 前半29分 徳重 隆明(PK) 前半42分 エリゼウ この時点で徳島勝利を確信し、晩メッシへ。 ところが帰ってきたら、「愛媛追い付いたって!!」という声が… 後半45分+2 大山 俊輔 後半45分+5 田森 大己 OH!マイゴッド、OH!マイ仏!他力本願寺!OH!マイスパゲッティ! さすが四国ダービーでございます。 バルバリッチの匠の技です。(※監督退席処分⇒選手が発奮と想像) 徳島2-2愛媛 【感動に浸るためのBGM】 http://www.youtube.com/watch?v=2OCfoG3NYR8 (劇的ビフォーアフター 匠.avi ) 愛媛GJ!みかん星人万歳!ポンジュース買って飲むぜ! そんなわけで、昇格争いに一喜一憂。 なまら、楽しいじゃないの!! 春先なんか18位だもん。箸にも棒にも掛からなかったんだから △↑3位徳島 勝ち点59 得失点差+15 ●↓4位札幌 勝ち点59 得失点差+13 燃える展開じゃないですか。 スナマコのGOAL、でっかいでっかい意味がある!! よくやった、アシストの上原&俺達のスナカワマコト 得点 後半38分 砂川 誠 http://www.jsgoal.jp/photo/00085200/00085289.html http://www.jsgoal.jp/game/2011/20110200030320111106.html まだまだコンサドーレに風は吹いているんだZE!! それでも未来へ 風は吹いている♪ 確かに未来へ 風は吹いている♪ 吹かせるのは誰だ? YES コンサの12番だよNE! ゴール裏のタスキの『12』はダテではないZE! ここからが本番だ! J2はここから4試合が面白いんだ! 昇格確率 50% 中山美穂「50/50」 上等だ。受けて立ってやるよ ここからがシビれる展開なんだZE! http://www.youtube.com/watch?v=aoW8_u3mCjU 【PV】風は吹いている(DANCE! DANCE! DANCE! ver.) http://www.youtube.com/watch?v=nLsdCXRUFEw AKB48 - 風は吹いている (CDTV 2011/11/05)
純貴のブログより 入団してから初めて昇格争いをしている。 重圧とか色々あるかもしれないけど、1試合1試合、最後まで諦めないで全力で勝利に向かって戦う、やるしかないと思う。 自分が引っ張ってく気持ちでやっていく。 残り4試合! 残り4試合、絶対全部勝つしかない! 1試合1試合大事に戦っていく。 http://ameblo.jp/yokono-junki/entry-11070885330.html ※ガチンコの昇格争いは選手を成長させると思う。よかったな、純貴!!
2011年11月06日
スカパー!GJ! 2011 J2 第34節 東京Vvs札幌 (生)11月6日(日) 後3:50 BSスカパー!(BS 241) 画質が美しいので嬉しいですね☆ http://www.bs-sptv.com/program/soccer/index.html#j2 https://twitter.com/#!/bs_sptv
2011年11月05日
丸大食品様のレトルトカレーをスーパーで発見! 旨味工房ビーフカレー中辛 4個入 「じっくり丁寧にソテーした野菜で自然な甘味と旨味を引き出し、ガラムマサラなどの厳選した26種類のスパイスとともに大きな鍋でじっくりと煮込んだ旨味たっぷりのビーフカレーです。 お徳用4個パックです。」 岩手工場発というシールが購入を後押しした。 スポンサーと被災地の両方を応援できる商品です。 http://www.marudai.jp/CGI/products/item/detail.cgi?category=category&cd=0002-0008&itm_cd=00095
2011年11月04日
ニッカンが監督人事の記事を出してきた。 札幌石崎監督争奪戦 J2降格山形が食指 山形やその他のチームからのオファーうんぬんよりもまず、コンサドーレがクラブとして石さんをどう評価するのか。3年一区切りとするのか、それともJ1なら契約延長と決めているのか。 記事を引用すると、『札幌としても大事な指揮官を手放すわけにはいかない。札幌矢萩竹美社長(61)は「当然、ここまで石崎監督が積み上げてきたものを今後も続けていってほしい」と続投の意思を示した。クラブ方針が固まり次第、今月中旬にもオファーを検討する構えだ』と続投の方針が出たかのような書きっぷりだ。 気になるのは、昇格したとして、ここまで石崎監督が積み上げてきたものを今後も続けて、J1に残留できるのかと言う事だ。 「ここまで石崎監督が積み上げてきたもの」ってひょっとしたら他の監督でも積み上げたんじゃないのか?もっと早く積み上げられたんじゃないか?という意味で、社長と自分の温度差を感じる。むしろJ1に向けて不安要素が沢山あるように思う。スピードにしろ戦術にしろ、スカパーで色々なJ1の試合を見ていると「このまま上がって大丈夫なんだろうか」と不安になる。 『札幌に有利な点は、指揮官自身が北海道や札幌での生活に愛着があること。3年目に入り「かみさんともども、ずっと住んでもいいぐらい好きなんじゃ」と話している』という記事を読む限り、石さんは続投を望んでいると思われる。 さて、検証方法だが、多少古いかもしれないが、例の「札幌強化5段階計画」から項目をピックアップしてみよう。 ステップ1:若手選手中心のチーム構成、選手育成拠点の準備 これはU-18の抜擢、活躍があったのでクリアだ。 中期計画でもアカデミーからの強化計画ですすめていくであろう。 ステップ2:戦うチーム作りとチーム戦術の浸透 この部分は評価が割れるだろう。ハッキリ言って2009-2010年はNG 今年も序盤~7月頃まではさっぱりダメだった。 ただし、河合主将の奮闘やジオゴ、岡山らの補強が効いた事で「戦う体制」が整ってきた。その意味では評価が割れると思う。つまり、 A)石さんだから、河合主将中心にまとまることができた。 河合や砂川は石さんの戦術を理解し、純平らレギュラー陣へ戦術浸透していった と見るか、 B)いやいやあの選手達なら、石さんじゃなくてもまとまる。そもそも2年半やって戦術が浸透しないほうがおかしい。よって監督は誰でもそこそこ戦術は固まってくる時期だった。むしろ戦術が固まるのが遅すぎるくらいだ。 と考えるのかで、ステップ2の評価は変わってくるだろう。サポーターの意見も割れるところだと思う。 次に考えなければならないのは、J2で結果を出すのみならず、これからJ1に残って定着するという大目標がある。そのためにクラブとしてどんなサッカーをしたいかというビジョンがあるはずで、そのビジョンと監督の戦術に整合性がないといけない。 ステップ3:チーム戦術の徹底と質の向上 ステップ4:ポジションの固定化と補強ポジション・選手の絞り込み ここのステップをうまく練って組み立てていかないと2008年シーズンの三浦監督のように苦労することになる。前回は昇格に1年とJ1の準備に時間が無かったが、幸い今回は昇格に3年かけている(このまま行けば)。その意味ではある程度「補強ポジション」は見えているかもしれない。 ただし、強化部が考えている補強ポイントと、監督が考えている補強ポイントは違うだろうし、石さんとその他の新監督候補でも違ってくると思われる。 ステップ5:J1で安定して戦えるチーム力の完成 も一緒に考えていくと、矢萩社長の考える「石崎監督の4期目」が現実路線なのかもしれない。 石さんの強みは、ステップ1:若手選手中心のチーム構成、選手育成拠点の準備にある。この部分に関しては、天皇杯2回戦の水戸戦で証明してみせた。もし石さん続投内定ならば、あの天皇杯が大きなターニングポイントだと言える。U-18それ自体は四方田監督の功績によるものが大きいのでそこは割り引いて考えるにしても、“抜擢”したのは石さんであることは間違いない。 個人的に引っかかる部分を最後に書いておこう。 ●いまやっているサッカー(戦術)を続けてJ1で勝てるのか ●勝てたとしても残留できるだけ勝てるのか ●石さん続投だとしても、相当数の選手の入れ替えが必要になるのではないか(得点力不足の意味で) ●強化部は水面下で「石さんの長期政権ありき」で補強計画を立てている? こんな事を考えつつ、監督動向を気にしていきたいと思う。 自分はJ1昇格でもJ2残留でも監督は交代すべきだと思っている。 一言で言えば「選手の成長のため」「マンネリ防止」である。 だけど、一サポーターがあれこれ考えても、決めるのは強化部だから。 今は、まずJ1に上がること。 ●J1なら次期監督(候補)の選択肢も広がる だから必ず昇格しよう!
2011年11月03日
3位につけてるのだから、他に関係なく全勝すれば昇格だ。従ってマジック5点灯なう。 だが、すんなりいかないのがこの業界。J2に長年いると染みつく過度な警戒心。 てなわけで、今日のお題は、「もしかして、他力本願寺!?」 [34節] 11/6(日) 東京V-札幌 湘南-FC東京 徳島-愛媛 注目の四国ダービー 鳥栖-横浜FC 注目の赤帽ダービー [35節] 11/12(土) 札幌-大分 栃木-徳島 FC東京-水戸 愛媛-鳥栖 [36節] 11/19(土) 湘南-徳島 鳥取-FC東京 11/20(日) 草津-札幌 鳥栖-北九州 注目の九州ダービー [37節] 11/26(土) FC東京-千葉 湘南-札幌 11/27(日) 徳島-鳥栖 初昇格王手ダービー [38節・最終節] 12/7(土)運命の12:00同時KO 札幌-FC東京(札ド) 岡山-徳島(カンスタ) 鳥栖-熊本(ベアスタ) ↑を眺める限り、湘南ベルマーレが キーマンならぬキーチーム。キャスティングボードを握っていると言えましょう。 いずれにせよ、願いを書いておくならば、 ・最終戦の前、すなわち37節までに、3位以内を決めておきたい ・3位と4位が勝ち点で並んだ時に備えて、1点でも多く得失点差プラスを稼いでおきたい ・累積警告、レッドカードに要注意 ・怪我をしないように(激しいクロスプレーが増えると思われる) ということだろうか。 一番の願いは、 ・最終戦まで自力昇格の可能性を残していて欲しい ということだ。満員の札幌ドームで多くの人達に昇格の瞬間を味わって欲しいから。
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