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　　　　「レポート」タイトル　「互いに欲しかったものに手は届かず。前節と同じく勝点１に」

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ゴールデンウィーク真っただ中の明治安田Ｊ１第11節。ヨドコウ桜スタジアムでは、５勝４分１敗で首位につけるＣ大阪と、１勝４分５敗で最下位の札幌が対戦した。Ｃ大阪の先発は前節・横浜FM戦から２人を変更。香川 真司が外れて柴山 昌也が入り、前節の試合中に負傷したカピシャーバが外れてジョルディ クルークスが左ウイングに入った。対する札幌も2人を変更。中村 桐耶がベンチスタートとなって菅 大輝が先発入り。また、前節・湘南戦で負傷交代した宮澤 裕樹が外れ、家泉 怜依が今季初先発を果たした。

前半の立ち上がり、主導権を握ったのはＣ大阪。相手のプレスをはがしてボールを運びつつ、守備のプレスもハマり、相手のミスを誘う。12分、カウンターのチャンスから柴山がシュートを放てば、18分にも右サイドを崩して毎熊 晟矢のパスを受けたレオ セアラが角度のないところからシュート。GK菅野 孝憲の体に当たったボールはゴールに向かったが、ここはDFのクリアに遭う。20分にも高い位置でジョルディ クルークスがボールを奪い、レオ セアラから柴山につながったＣ大阪の決定機も、ラストパスがややズレて、柴山は完全な体勢でシュートを打つことができず、わずかに枠を外れた。

この良い時間帯でＣ大阪が先制できずにいると、流れは札幌に傾く。右サイドから何度かチャンスを作ると、27分、先制に成功。菅野のキックに相手DFが競ったこぼれ球を拾ったスパチョークがすぐさま縦にパスを入れると、右サイドの背後を取った浅野 雄也がダイレクトでシュート。GKキム ジンヒョンの手をはじいて、ゴールにねじ込んだ。押されていた札幌が先にスコアを動かすと、直後の29分にも札幌に決定機。分厚い攻撃の中から最後は近藤 友喜のクロスに鈴木 武蔵が打点の高いヘディングで合わせたが、これはポストにはじかれてゴールならず。前半終了間際にはＣ大阪もルーカス フェルナンデスに好機が訪れたが、シュートは枠を外れ、前半は１点ビハインドで折り返した。

後半も入りはやや札幌のペースで進むと、Ｃ大阪の小菊 昭雄監督は58分に３枚代え。為田 大貴、北野 颯太、香川を投入すると、香川がうまくボールを受けてＣ大阪が試合を支配。61分には、崩した形から毎熊のクロスにルーカス フェルナンデスが合わせる決定機を迎えるも、シュートはミートせず、枠外へ飛んだ。続く65分にもビッグチャンス。香川を起点に為田が折り返すと、レオ セアラがフリーになっていたが、シュートは打ち切れず。何度か好機を逃したＣ大阪だったが、68分、札幌の縦パスをカットしてカウンターを発動させると、ルーカス フェルナンデスの突破が菅のファウルを誘い、PKを獲得。71分、これをレオ セアラが決めて同点に追いついた。背番号９にとっては、これが６試合連続ゴールとなった。

ここからは互いにセットプレーも含めてゴールに迫った中、終盤は札幌に何度か好機が訪れたが、キム ジンヒョンの好セーブもあり、スコアは動かずに１－１で試合終了。両チームとも勝ち切るチャンスがあった中で、欲しかった勝点３は獲得ならず、前節と同じく勝点１で終わる結果となった。


Jリーグ公式ハイライト動画です。
３分５秒。

https://youtu.be/PsvT-Xq9Mos