今朝のあるスポ新記事で、感動したことがありました。

ほんの一部の浦和サポの差別的行動で無観客試合が行われるという、Jリーグの負の歴史を作った今季。

そのことについて、浦和の槙野の行為を取り上げた記事です。

その記事の見出しから

　★＜差別許せぬ槙野は浦和謝罪要請断った＞＜ツイート非難にクビ覚悟の信念＞＜沈静化理解も＞
　　＜今も削除せず＞＜ドイツで体験「ヤパーナ」日本でも許されない＞

記事をかいつまんで。

　　　・３月８日浦和は０－１で鳥栖に敗れた
　　　・DF槙野は試合後、ツイッターで「今日の試合負けた以上にもっと残念なことがあった・・・」と写真入りで
　　　　つぶやいた
　　　・差別的な横断幕が埼玉スタジアム内、コンコース側に向かって掲げられていた
　　　・リツイート数は爆発的に増え、２万を超えた
　　　・試合から５日後、Jリーグ史上初の無観客試合の処分が決定した
　　　・サポーターから再び多くのメッセージが届く
　　　・「おまえが拡散させたせいで無観客になった」「おまえがチームやサポーターを壊した」という罵詈雑言も

　　　・槙野はクラブから公式に謝罪することを求められた
　　　・場を設けて「クラブの許可なくツイートして申し訳ない」と話すこと、同時に公式HPに謝罪文としてアップ
　　　　することも
　　　・それは出来なかった。「間違ったことはしていない。くびになろうが、居場所がなくなろうが、自分の意見を
　　　　通す覚悟だった。だから拒否した」
　　　・「僕自身、ドイツにいる時、差別的な言葉を受けた嫌な思い出もあった。ケルン時代、最後となった監督
　　　　からは練習も名前で呼ばれることはなく、ドイツ語で『ヤパーナ（日本人）』と呼ばれ続けた。
　　　　差別に対しての思いもあった。それが日本で、それもリーグを引っ張る浦和でそんなことが許されて
　　　　いいはずがない」

　　　・浦和にとってもJリーグにとっても汚点となった無観客試合の裏側に、一石を投じた槙野の行動があった


私は、浦和は好きになれないチームです。理由は山ほど。語り出すとキリがなくなるのでスルーします。
でも、槙野を一気に好きになりました。こういう正義感にあふれた信念を貫く姿勢に感動しました。

スポ新記事は、新聞を買ってもらうために誇張や極論が多いと思っています自分は。これ差別になる？
でも、この槙野の記事は誇張でも何でもなく事実をそのまま取り上げたのではないかと。
スポ新記事で感動するなんてことは滅多にないことです。


以上です。