水曜日恒例の、平川弘さんの２つのコラムの紹介です。
見出し及び内容を数点に絞っての紹介です。


◎「燃えろ！コンサドーレ」　～　北海道新聞の札幌圏コラム　

　　　　　見出し　★＜古田大きくなって戻って＞

　　○佳境のプレーオフに加われず、寂しい年末となった札幌だが、今季も例年同様に「戦力外通告」が
　　　　行われた。私も現役時代に２回同じ経験をした。家族が路頭に迷ってしまうのだから、その衝撃たるや
　　　　正常な気持ちではいられず、練習どころではなかったのを覚えている。

　　○驚いたのはU－１５から下部組織でプレーし、優秀なアカデミーを擁する札幌の象徴的な存在であった
　　　　古田を切ったこと。能力の高さは折り紙付きだが、組織の中で機能していたとは言えなかった。

　　○もうひとつは、古田の海外志向が強く、「札幌愛」が足りないという印象を与えてしまったことが、大き
　　　　かったのではないだろうか。

　　○古田がいなくなるのは寂しい。が、愛媛へ行って戻ってきた石井の例もある。今回の戦力外通告は残念
　　　　だったが、いろんな意味で大人になって帰ってきてほしい。

　　○四方田修平監督の来季続投が決まった。来シーズンもJ２を戦って、もしうまくいかなかったら、下部組織
　　　　への復帰は難しいのでは。退路を断った？四方田監督の勝負を応援したい。


などです。



◎「元日本代表平川弘のＣｏｏｌ　Ｅｙｅ」　～　道新スポーツのコラム

　　　見出し★＜自前生産は正念場を迎えた＞
　　　　　　　　　　　＜来季U－１８から昇格者ゼロ＞

　　○来季は新卒選手を獲らないで戦うことになったらしい。U－１８からの昇格もなし。助っ人外国人は
　　　　別だが、優れた新卒選手がいなかったということだろう。

　　○今季、プレミアリーグ残留がかなり厳しくなっていることと無関係ではない。ここ数年素晴らしかった
　　　　U－１８の素材レベルはピークを過ぎた。これからの自前生産は正念場だ。

　　○６人の「契約満了」となった選手たち。戦力外、解雇ではなく新たな出発として前向きに頑張ってほしい。

　　○誰もが認める技術とセンスを持つ前田。前田を中心としたチームづくりをしないと彼が能力を出し切る
　　　　ことは難しい。プレースタイルの改善をしていかないと埋もれてしまうかもしれない。今が大事な分岐点
　　　　だと思う。　

　　○最後までポゼッションサッカーに絡めぬまま終わったナザリト。カウンター主体のサッカーなら能力を
　　　　発揮するが、それを見抜けなかった眼力の低さということだろう。


などです。



＊リーグ戦は終わりましたが、この２つのコラムからは学ぶことが多いです。
　　このまま継続してほしい。　　できれば、道新のコラムは全道版で。