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コンサドーレ札幌がイルファン(インドネシア代表)を獲得すると大儲け?

2015年01月06日


前回記事
コンサドーレ札幌がマレーシアのクラブと提携する5つの理由こちら
おさらい。
理由1★マレーシアで1番人気のスポーツはサッカー
理由2★北海道へ来るマレーシア人の数がうなぎ上り(2年で3倍増!)
理由3★マレーシアからの来道者数は東南アジアの国で2番目に多い(2013年訪日外国人来道者数(実人数))
理由4★GDPが東南アジアで3番目
理由5★1人あたりGDPが東南アジアで4番目
理由6★マレーシアからの訪日ビザ緩和


先にこの項の結論
1)インドネシア人旅行者が札幌ドームに大勢押し寄せることはない
2)コンサドーレ札幌の収入を増やすという考え方ではなく、パートナー企業に寄与することを優先する
3)ンドネシア進出しているパートナー企業は道内企業に限らず全国に多数いる
4)イルファン・インパクトは、パートナー企業と連携する商材の1つにする
5)リーグの放映権料収入やコンサドーレの配分金収入が、短期的・爆発的に増えることはない
(長い話が苦手な方は、↑だけ認識すればよいです)


マレーシアやインドネシアからの観光客増を推進するため、
この2か国をターゲットとしている背景と、
北海道が動き、道内企業が動き、コンサドーレ札幌も動いていることは前回記事で触れたとおり。

1つ気を付けたいのは、ここにサッカーを絡めたからといって、
コンサドーレ札幌の収入が大幅増になるわけではないということ。
マレーシアのクラブと提携したら観光客が札幌ドームへ大勢来たり
イルファンが加入したらインドネシアから観光客が大挙として札幌ドームに押し寄せるというのは、
短期的には増えることはない。
増える可能性があるのは国内にいるインドネシア人が札幌旅行するかどうか次第だろう。
ベトナム人の旅行者が散見されたのは、日本国内にベトナム人が多くいるからだ。
(在留インドネシア人:27,214人)
(在留マレーシア人 : 7,971人)
(在留ベトナム人  :72,256人!)

コンサドーレがなすべきことは、北海道経済に寄与すること。
分かりやすいところでいえば、観光客増へ貢献することで白い恋人パークの来場者数が増える、など。
(2013年は50万人を突破したそうです(札幌市民や道民を含む))
※参考:平成25年度の来札観光客数についてこちら

もう1つは、パートナー企業と連携して、パートナー企業にとってメリットのある
サッカークラブの活かし方を提供すること。

北海道知事や観光局がトップセールスで売り込んだとしても、
それが伝わるのは、現地の観光旅行会社や観光局など。
一般層に伝わるには、様々なコンテンツから「北海道」や「札幌」を発信しなければならない。
その1つとして「最も人気のあるスポーツ、サッカー」を活かそうというのが、
Jリーグ・アジア室の狙いであり、コンサドーレ札幌に求められていることなのだ。

これ自体は、レコンビン効果で「Sapporo」が大々的に報道され、
今でも定期的にメディアに「Sapporo」と掲載されることからもお分かりいただけるだろう。

そのセカンドインパクトとして白羽の矢が立ったのが、インドネシア代表のイルファンなのだ。
(残念ながら先日行われた東南アジア最大の国際サッカー大会AFFスズキカップはケガで開幕直前に離脱)
マレーシアの選手を獲得するという可能性もあったと思うが、
マレーシアがまだJリーグ提携国ではないこと(提携国枠が使えない)、
日本が未経験の選手よりも、日本を経験している選手(イルファン)を取ること、
パートナーのWakuWakuJapanがインドネシア市場での拡大を狙っていることを優先した結果、
イルファン獲得になったのだろう。

・パートナー企業のインドネシア市場拡大を支援するためイルファンを獲得
・北海道の観光客増に貢献するためサッカーを通じて「Sapporo」を発信

しつこいですが、イルファン獲得やマレーシアのクラブと提携することが、
短期的にコンサドーレ札幌の収入を大幅増になることはありません。

万が一、イルファンが大活躍してJ2全戦出場して全戦放映されたとしても、
放映権料はリーグの各クラブに均等配分されてからインセンティブが乗って、札幌の収入となります。
簡単に計算すると、
リーグの放映権収入が58億円増えると、J2札幌の収入は約1億円増えます。
リーグの放映権収入が116億円増えると、J2札幌の収入は約2億円増えます。
リーグの放映権収入が580億円増えると、J2札幌の収入は約10億円増えます。
J2クラブが、放映権収入を10億円増やすには、そのくらいの放映権料がリーグに支払われる必要がある。

人口が日本の2倍しかいないインドネシア
GDPが日本の27%しかないインドネシア
サッカーの人気がダントツNo.1のインドネシア
そのインドネシアがJリーグに58億円も払うと思います?
期待を込めて多く見積もっても、せいぜいその10分の1でしょう。
実際は100分の1くらいでしょうか。

ならば、どこから収入を増やすのか?

長くなってきたので、次回につづく。
続きはこちら


コンサドーレ札幌がマレーシアのクラブと提携する5つの理由

2015年01月06日

★理由1★マレーシアで1番人気のスポーツはサッカー
1)サッカー43.2%
2)バドミントン33.7%
3)水泳4.8%

★理由2★北海道へ来るマレーシア人の数がうなぎ上り(2年で3倍増!)
2011年12,400人
2012年22,000人
2013年36,400人

★理由3★マレーシアからの来道者数は東南アジアの国で2番目に多い(2013年訪日外国人来道者数(実人数))
訪日外国人来道者数(実人数)(東南アジアのみ)
1)タイ    98,800 
2)マレーシア 36,400★
3)シンガポール35,600

★理由4★GDPが東南アジアで3番目
GDP (purchasing power parity)(billion)
インドネシア1285.00
タイ     673.00
マレーシア  525.00★
(以下、参考)
シンガポール 339.00
東ティモール 25.41
ベトナム   358.90
日本    4729.00

★理由5★1人あたりGDPが東南アジアで4番目
シンガポール62,400
ブルネイ  55,200
東ティモール21,400
マレーシア 17,500★
(以下、参考)
タイ     9,900
ベトナム   4,000
日本    37,100

サッカー人気があり、経済成長を続けるマレーシアから
北海道へ訪れる観光客数が大幅に伸びている。

観光客数が大幅に伸びている背景として、経済発展も主因の1つだが、
ビザの取得が緩和されたことも大きく影響しているだろう。

★訪日ビザ緩和状況
http://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/press/presspdf/2610/261030hokkaido.pdf
マレーシア
現状  :免除
緩和時期:2013/7(実施済み)
緩和後 :変更なし

(以下、参考)
ベトナム
現状  :数次ビザ
緩和時期:2014/11(予定)
緩和後 :一次ビザ実質免除
備考  :観光目的・指定旅行会社経由のみ

インドネシア
現状  :数次ビザ
緩和時期:2014/12(予定)
緩和後 :免除

タイ国際航空のように、新千歳-バンコクの直行便が就航開始から順調に利用者を伸ばし、
いまでは毎日1便あるというケースならば、利便性が増したことで、
タイからの観光客が増えるのも納得である。
(これが増えた要因もタイの経済発展とビザ緩和が貢献している。)

北海道はここ数年、タイ、ベトナムへの企業進出を企図してきた。
ベトナム進出は難儀しているようだが、タイ進出は大きな成果をもたらしている。

2014年は、東南アジアからの観光客流入をさらに推進するため、
マレーシア、インドネシア、ベトナムからの観光客増を狙っている。

東南アジアからの来道者数の上位3か国は、タイ、マレーシア、シンガポールである。
これに続くのは、インドネシア、フィリピン、ベトナムだ。
しかしフィリピン、ベトナムの来道者数は上位3か国よりも大幅に下回る。
これに対し、インドネシアは2014年中にも1万人を超える勢いだ。

このため、タイへのセールスはこれまで通り続けるにせよ、
さらなる成長を見込んだ時のターゲットが、マレーシアやインドネシアなのだ。

つづく。
続きはこちら


以下、参考資料
★理由1★マレーシアで1番人気のスポーツはサッカー
 【Global HABITレポート Vol.3】 アジア14都市の人気スポーツこちら

★理由2★北海道へ来るマレーシア人の数がうなぎ上り(2年で3倍増!)
★理由3★マレーシアからの来道者数は東南アジアの国で2番目に多い(2013年訪日外国人来道者数(実人数))
 訪日外国人来道者(実人数)の推移(Excel)(平成9年度~25年度)こちら

★理由4★GDPが東南アジアで3番目
★理由5★1人あたりGDPが東南アジアで4番目
 The World FactBookこちら


コンサドーレ札幌はなぜいま★イルファン(インドネシア代表)★獲得なのか?

2014年12月22日

J2札幌が甲府のインドネシア代表FWイルファン・バフディム(26)を獲得することが分かった。
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20141222-1412058.html

今のところ、よく読まれるサッカー記事の1位のようです。
磐田の前田より上ってすげーな。
IM1


さて、今回なぜコンサドーレ札幌がイルファン獲得に動いたのか?
↓の画像を見ていただければ、ご理解いただけるかと思います。
IM2

WakuWakuJapanとは、スカパーが出資する、
東南アジアで日本のコンテンツを配信するテレビ局です。
今は、インドネシアとベトナムで放送中。

引用すると・・・
日本の番組が見られるエンターテイメントチャンネルです。
全ての番組が現地の言葉でご覧いただけます。
ドラマ、映画、音楽、アニメ/特撮、スポーツ、カルチャー、エンタメ、ドキュメンタリーなど
日本で人気のある選りすぐりの番組を24時間365日お届けします。
http://www.wakuwakujapan.tv/ja/about/

その大スポンサー様の事業パートナーとして、コンサドーレ札幌が動き、
試合に出られる東南アジア選手として白羽の矢が立ったのが
イルファンなわけです。

よく誤解があるのですが、J2札幌の試合映像がインドネシアで放映されたからといって、
札幌の収入がうなぎ上りにはなりません。
放映権料収入は、基本的には均等配分なので。
ただし、放映回数と東南
アジア戦略への貢献として、インセンティブはつきます。
つまり他のクラブよりは、少し多くもらえると。
その額は、あまり期待しなくてよいです。
むしろ、WakuWakuJapanがクラブパートナーとして入っていることに期待しましょう。


さて、イルファンですが、
一昨日まで行われていた東南アジア最大の国際大会
AFFスズキカップのインドネシア代表の直前合宿まで同行していましたが、
けがのため離脱して参加はかないませんでした。

甲府は所属先クラブ名としてAFFスズキカップの公式サイトに掲載されることを
期待していたと思いますが、残念ながらそれもかなわず。

本人にとっても、クラブにとっても残念なケガ離脱となりました。

インドネシアは、ベトナム、フィリピンに次ぐ予選グループ3位で、
上位4カ国で争われる決勝トーナメントに進めず。

でも、ステファノは代表歴1試合くらいだったのに対し、
イルファンは現役代表ってことで、
選手の評価はインドネシア国内ではステファノより上のようです。

J1クラブが東南アジア選手を獲得したって、試合に出れやしないので、
J2クラブへ移籍というのは、本人にとっても良い選択たと思います。
J2である優位性が出た獲得といえます。

日本に1年いた経験を活かして、バンバン試合に出てほしいですね。



【衝撃画像!】北海道FC三上GMがマレーシアにいた!(札幌がマレーシアと提携?

2014年12月22日

北海道FC(コンサドーレ札幌)の三上大勝GMがマレーシアのクラブと提携か!?

マレーシアはJリーグ提携国ではありません。
リーグ運営の問題などあって、提携したいが提携できない状況にあります。

しかし、このマレーシア、
12/20まで行われていた東南アジア最大の国際サッカー大会、
AFFスズキカップで準優勝と大健闘しました。
しかも、ホーム&アウェイで行われる決勝で、
第1戦はタイ代表に0-2で敗れたのに、ホームの後半途中まで3-0で逆転してて、
10万人のマレーシアサポーターが大騒ぎしてました。

準決勝もレコンビン(得点ランク2位)率いるベトナムに、アウェイで0-2で負けて、
ホームで4-2で勝って大逆転と、勢いがあったのでこのままいっちゃいそうでしたが
決勝は優勝候補筆頭のタイ代表に最後は再逆転されて負けちゃいました。

そんなマレーシアのサッカーメディアから情報を集めていたら、
HOKKAIDO FC の文字と、三上GMの名が。
Hokkaido FC’s General Manager, Mr. Hirokatsu Mikami

あと池端・・・CRM部部長?
Chief CRM Officer, Mr. Kazuki Ikehata,

写真載ってるじゃないですか。
GM3

アップ
GM4

記念に保存して、内容を読みたい方のためにリンク貼っておきますね。
短い英文なので、そんなに難しい内容じゃないです。

http://johorsoutherntigers.com.my/2014/12/20/jdt-partner-up-with-hokkaido-fc/
この記事が掲載されたのは、 2:00PM  20 DEC 2014です。


なぜこの記事にたどり着いたか補足をすると、
AFFスズキカップ得点王(6点)のマレーシア代表Safiq Rahimについて調べてた。
⇒検索してたら、JFAのサイトがヒットした。JFA?
⇒JFAとは「Johor Football Association」の略だった
⇒トップページをよく見ると、HOKKAIDO FC?
⇒三上GMじゃないですかっ!!
↓証拠画像
GM2

このHPのすごいところは、
所属してるわけでもないAFFスズキカップ得点王マレーシア代表選手をトップで扱い、
ドイツのボルシア・ドルトムントの話題をトップで扱い、
北海道FCの話題をトップで扱う
という、チャンポンっぷり。

札幌と●刊スポーツでは、イルファン祭のようですが、
私はいまマレーシア祭りですよ!


さらっと翻訳したので、置いておきます。
間違いあったら、突っ込んでください

↓ここから
北海道FCのゼネラルマネージャー三上大勝氏、CRM責任者池端一樹氏と、
ジョホール・フットボール協会代表で
Southern Tigers Sdn Bhd最高マーケティング責任者の
Mr. Ahmad Yani bin Ismailは、
日本で訓練するためにJDTの若者の選手を派遣することで合意した。

北海道FCはワールドカッププレイヤー小野伸二、ガンバ大阪のDF今野泰幸、
オリンピック日本代表選手奈良竜樹と荒野拓馬ら、
多くの才能ある選手を育成したことで、よく知られている。

北海道に根付くクラブのユニフォームを着て所属した選手で
もっとも有名な選手は18歳で所属したブラジル人ストライカー・フッキ(Hulk)だ。

この新しいパートナーシップの下では、地元の選手の標準と品質が改善し、
マレーシアのサッカーを違うレベルに高める助けとなることが期待される。

↑ここまで。

フッキがいたのは18歳じゃないような気がするとか、
Consadole Sapporoって使わないの?とか、気になることはありますが、
「Sapporo」よりも「Hokkaido」の方が知名度あるので、
プレス・リリースとしては、正解ですね。

JDTってなに?とかいろいろ調べますね。



三上GMのつもりで東南アジア最大の大会AFFスズキカップ決勝をライブ動画で見よう

2014年12月20日

2年に1度行われる東南アジア最大のサッカーの祭典、AFFスズキカップ。
残すところ決勝第2戦のみとなりました。
優勝候補のタイと、
準決勝ベトナム戦を大逆転で勝ち上がってきたマレーシアとの対戦します。

ホーム&アウェイで行われる決勝戦ですが、
第1戦はタイのホームで行われ、2-0でタイが先勝しています。

第2戦は、マレーシアの10万人スタジアム、ブキット・ジャリル競技場で開催。
第1戦では試合内容で圧倒しており、下馬評どおりならタイ有利ですが、
10万人のマレーシア国民のプレッシャーに、タイが対応できるか。

12/20(土)20:00(現地)(日本時間22:00)
いよいよ決戦です!


という前振りはさておき、この決勝戦、公式HPからLiveStream配信されます。
つまり、インターネットで無料で見られます。
試合中に公式HP
http://www.affsuzukicup.com/
へアクセスすると、赤で[LiveStream]のボタンが出ます。

これが思った以上にクオリティが高く、
混んで来ると解像度が下がることもありますが、
動画が途切れることはほとんどなく見ることができます。
↓は試合途中のキャプチャなので荒いです。看板に注目。Jのロゴ!
j

↓試合後のインタビューも映します。これはタイ代表監督です。後ろのパネルが日本企業だらけ!
intv

何より素晴らしいのは、試合のスタッツ(シュート数、枠内シュート、支配率、ファウルなど)が、
見られることです。
決勝第1戦のスタッツは↓です。
http://opta.mc.cloud.opta.net/sportscentre/?mc=suzuki&page=match&season=2014&competition=740&match=785868

決勝第2戦(まだ試合開始前)のスタッツ画面は↓です。
http://opta.mc.cloud.opta.net/sportscentre/?mc=suzuki&page=match&season=2014&competition=740&match=785869

↓のイメージは、試合終了後ですが、試合見ながら別画面でスタッツを確認できます。
stats

これだけの画質と情報量があれば、スカウトになった気分で見られそうですね。

注目選手は、得点王がかかっている選手達を挙げます。
順位 goal 番 名前(国)
1位 4goal 8 Safiq Rahim (Malaysia)
1位 4goal 9 Le Cong Vinh (Vietnam)
3位 3goal 7 Charyl Chappuis (Thailand)
3位 3goal 4 Thawikan (Thailand)

マレーシア8番 Safiq Rahimは、このまま得点王を取りたいでしょう。
タイの2人は、第1戦の勢いそのままで第2戦に励むことができれば、
彼らが得点を決めて勝利しそうです。

札幌の三上GMが目当てとする国ではないので、
さすがに三上GMが現地(マレーシア)入りはないでしょう。
タイやマレーシアの選手で、J2なら通用しそうな選手がいるか、
スカウトになった気分で見てみると面白いかもしれません。
タイは高額で手が出ず、マレーシアはJリーグと提携していないので、
両国からの獲得は非現実的ではありますが。



東南アジア最大のサッカー大会AFFsuzukicupのスポンサーが豪華すぎる

2014年11月22日

まず、以下の2つの画像をご覧ください。
afc


aff
これらのスポンサー一覧を見て、どこの大会か分かれば、代表サッカー好きの証拠です。


まず上段の画像は、日本代表が前回優勝して、来年1月に出場するAFCアジアカップの
オフィシャルスポンサーとオフィシャルサポーターです。

Official Sponsors  全10社中、日本企業は6社。
Official Supporters全6社中、日本企業は4社。


続いて下段は、東南アジアの8カ国(予選入れたら14カ国かな)が出場する
AFFスズキカップのオフィシャルスポンサーとオフィシャルサポーターです。
Title Sponsor(冠スポンサー)は、日本の自動車メーカーのスズキ。
Official Sponsors  全8社中、日本企業は6社。
Official Supporters全5社中、日本企業は3社。

これって、すごいですよね。
日本代表が出ない大会なのに、日本代表が出る大会に匹敵するスポンサーの数々。
しかもKUMONって、あの公文式ですよ。
NikonにKONICAまで、スポンサーに名を連ねます。

日本企業が、頭打ちどころか衰退が始まっている日本市場よりも、
若い世代(20代、30代)の比率が高い東南アジアに注目していて、
なおかつサッカーがマーケティングでいかに重要であり、効果があるかを示しています。


さて、大会は11/22(土)にベトナムとシンガポールの共催で開幕します。
グループA(ベトナム開催)とグループB(シンガポール開催)にそれぞれ4チームに分かれて行われます。

グループA
ベトナム
フィリピン
インドネシア
ラオス

グループB
シンガポール
マレーシア
タイ
ミャンマー

開幕戦は11/22(土)16時~(現地時間)フィリピン-ラオスです。
フィリピンは大量の帰化選手が多数いる陣容で、少し物議を醸しています。
それに対し、ベトナムは帰化選手を使わない方針で参加しています。
そういう観点で、フィリピンが台風の目になる可能性はあります。

ベトナムはグループリーグの天王山とも言うべきインドネシアと初戦で当たります。
11/22(土)19時~(現地時間)

さて、どんな大会になるのでしょうか?
注目しましょう。



浦和とG大阪の首位決戦がベトナムで生中継決定!(2014Jリーグ)

2014年11月15日

工藤光輝(札幌)が提携先のドンタムロンアンの一員として参加している
ベトナム国際サッカー大会BTVcupを見ていたら、

12h00 Ngay 22/11
URAWA REDS - GAMBA OSAKA
の宣伝が。
時差から計算して・・・生中継だー!
ベトナムのVTC3で放送されるようです。
すげー。
urag

首位決戦で、URAWAのホーム最終戦で、相手がG大阪でどちらもACL覇者って、
よくできてる展開ですね。
どのくらいの人が見るのか、予想もつきませんが、
同じ時刻にイングランド・プレミアリーグの生中継はないので、
期待したいですねー。

いい試合になるといいなあ。


同じ時刻の鹿島-川崎Fも生中継。すごっ。
ka



コンサドーレ札幌がアレマクロノス(インドネシア)の試合に日本企業の看板を提供

2014年11月14日

コンサドーレ札幌が提携するインドネシアのアレマ・クロノスFCのホーム試合で、
看板枠を取得し、日本企業に提供(仲介)する実績を作りました。

以下、証拠画像。
arema
ちょっと小さいのでアップ。
arema2

看板(オーロラリボン・タイプ)に、WakuWakuJapanの文字が!
WakuWaku Japan といえば、札幌サポなら誰もが知っていて当然の、
コンサドーレ札幌のクラブパートナーの1つ(トップ4社のうちの1つ)です。


先日の赤黒ナイトで、野々村社長からこんな発言がありました
(記憶で書いてるので、一字一句合ってませんが、主旨は伝わるかと)
・アレマ・クロノスの看板を買って日本企業の(wakuwakuJapan?)に貸している。
・ステファノは頑張ってる。頑張り続けているけど、試合に出ないとJリーグを向こうで放送してくれない。難しい。
・インドネシアからもいい選手が出てきてほしいと思う。

インドネシアは、ガンバ(PANASONIC)の力の入れっぷりが半端ないので、
札幌にはノーチャンスかなーと思っていたのですが、
意外にも地味ながら成果を上げていたようです。


さて、先述のWakuWakuJapanの看板ですが、
どのくらいの広告効果があったのでしょう?

■試合の観客
AREMA INDONESIA 2-1 SEMEN PADANG
Kompetisi(大会) ISL 2014 
Tanggal(開催日) Sabtu, 04/10/2014 
Stadion(会場)   MALANG ( Kanjuruhan) 
Penonton(観客)  16677 (最大45000人収容)
[ISL公式記録より|http://ligaindonesia.co.id/index.php/pertandingan/AREMA-INDONESIA-vs-SEMEN-PADANG-140900001]]

一見、リーグ戦の1試合のようですが、
ISLプレイオフ・グループステージの1試合でして、
注目度は非常に高く、インドネシア国内でもTVで生中継されました。
その重要な1戦で、日本企業の看板広告を斡旋するなんて、
提携しただけ終わりではなく、実績作りできている証拠です。

それにしても道内メディアは、こういうインパクトのある一大事業を
全く報道しないのはなぜでしょう?
現地まで取材に行かずとも、国内の取材で情報も画像も手に入るのに。
んーまあ、東南アジア戦略について書いても売れないからか。
道が力入れて動いているのに、読み手には届いてないのだろう。

むしろ、クラブ側がリークしてないことの方が問題でしょうか。
メディアへのリークは、Jリーグ側で制御してる気もしますが、
ガンバ(PANA)やレイソル(日立)やマリノス(日産)は、
クラブのHPで公開しているのに。

メディア情報とか、クラブの新たな価値を、
サポしか読まないコンサブログでフォローしろってこと?

なんて、もやもや。


提携先のアレマ・クロノスは、
トーナメントで行われる
ISLプレイオフ準決勝で敗退しました。
生まれ変わったISL初代の優勝まであと一歩でしたね。



コンサドーレ札幌が国(経産省)支援でクールジャパンをコンテンツ発信!

2014年10月12日

Jリーグ、国支援で番組 ホームタウンをアジアにPR インドネシア・ベトナムで放送へ
2014/10/8 3:30

Jリーグは国のモデル事業として助成を受け、
Jクラブのホームタウンの魅力を伝える放送コンテンツを製作、
インドネシア、ベトナムの地上波局で発信する計画を進めている。
こちら


全文を読みたい方は、日経新聞の10/8朝刊を図書館なりバックナンバーなりで読んでください。

これだけの情報で「あーなるほどー」と思った方は、結構鋭いです。

新聞記事を引用するのは不本意なので、ヒントだけ。
・選手を通じて食や文化をPRする番組を制作、現地で放映
・育成年代のドキュメンタリーを地域の魅力を交えて制作し、現地で放映
・国の支援でコンテンツ制作、発信

コンサドーレ札幌の事業のひとつが、国からの支援で行う時代が来たのです。


今年4月にJリーグは経済産業省の共同海外現地進出支援事業に応募し、
40以上の事業の中からわずか4つが認められたうちの1つが、
Jリーグのアジア戦略です。 
興味ある方はこちらの経済産業省の資料(pdf)|ご覧ください。
3~4ページ目です。たった2ページで図や絵ばかりの分かりやすい資料ですから。

全案件一覧はこちら(pdf)。北海道関連もありますよ。

国の助成対象になるには、助成金に見合った実績をスピーディに作らねばならないので、 
提案自体は、柏(日立)、川崎F(東急)、G大阪(パナ)の大企業を軸に提案していました。 
札幌の「さ」の字もなくてがっかりしてましたが、 
10/8の日経によると、コンテンツ事業で助成金出てるようで、 
こと北海道内で言えば、一歩先行く存在になりつつあります。

国も動かした東南アジア戦略を、パートナーが無視するわけにいきませんね。
「北海道とともに世界へ」を進めていくのですから。


コンサドーレ札幌がテレビ東京の経済番組(マネーの羅針盤)に出ました!

2014年10月12日

マネーの羅針盤
「クールジャパンを引っ張れ!サッカーで成長戦略」
2014年10月11日放送 12:05~ テレビ東京(全国放送)

Jリーグアジア戦略の事例(実績)として、コンサドーレ札幌が紹介されました。

昨年、ベトナムの英雄レコンビンを獲得したことによる影響、効果について
Jリーグアジア室の山下修作氏が映像つきで触れていました。

契約が切れている選手を軸にクローズアップしていたので、
札幌公式のメディア情報として載せるわけにもいかないでしょうし、
いまの札幌を応援する人にとっては不本意かもしれませんが、
番組がサッカーファン向けではないので、問題にはなりませんね。

むしろ、全国放送に載るのは貴重ですから、歓迎すべきです。


さて、せっかくなので、少し知っていただきたい情報を。
なぜ、Jリーグは東南アジア戦略を実行していて、
その戦略に自信を持っているのか?

それには↓の画像が一番説明がつきやすいかな。
populer

これに加え、これら5カ国(インド除く)合計の人口は・・・
国単位で言えば4億4千万人。
都市単位で言えば、6千万人。

これだけ多くの人口がいる国・地域で、人気No.1スポーツがサッカーなのです。
これだけ見ても、東南アジアのサッカー市場の大きさが感じ取れると思います。


Jリーグアジア室の山下修作氏は以下のように締めました。
「スポーツ界、サッカー界にとどめるのではなく、
 我々はプラットフォームとして出て行きながら、
 いろんな企業や自治体が現地の人といい関係を築くことによって、
 そこからお金が生まれていく。」

これまで見向きもされなかった企業に対する新たなアプローチができる材料として、
コンサドーレ札幌が利用されるようになることを強く願います。

穿った見方をすると、
お金がないからコンサドーレ札幌をとにかくなんとか支えてください
と言って、支援してくれる企業はもういませんって言われてる気がしました。


おまけ
各国の人口を再確認しましょう。

■GDPと平均年齢と人口
順 国名  GDP額(十億USD) 平均年齢  人口(千人)
 16 Indonesia $1,204(2012) 28.9才(2013) 251,160(2013)
 25 thailand  $645(2012) 35.1才(2013)  67,497(2013)
 39 Vietnam   $336(2012) 28.7才(2013)  92,477(2013)
 41 Singapore  $323(2012) 33.6才(2013)  5,460(2013)
 43 Malaysia  $312(2012) 27.7才(2013)  30,073(2013)
=========================
5カ国の人口の合計446,677千人

 74 Burma    $102(2012) 27.6才(2013)  55,167(2013)
108 Cambodia   $36(2012) 23.7才(2013)  15,205(2013)
  5 Japan     $4,576(2012) 45.8才(2013) 127,253(2013)

from CIA FACTBOOK(英語)


■各主要都市の人口は
インドネシア・ジャカルタ:29,959千人
タイ・バンコク     :14,910千人
ベトナム・ホーチミン  : 9,031千人
シンガポール      : 5,428千人
マレーシア・Kuala Lumpur: 6,635千人
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これを合計すると    :65,963千人

from Demographia World Urban Areas
※この資料、166位に Japan Sapporoが 2,655,000人で載ってます。札幌圏てことか。
参考)日本・札幌(札幌圏): 2,655千人


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