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2014年09月24日
今日、日産スタジアムへ、ベトナムVリーグ関係者が視察に訪れているのを偶然出くわしました。 Jリーグ・アジア戦略室の方が説明しながら移動していたので、声をかけるスキがなく、ちと残念。 「ドンタム・ロンアーン!」とか叫んでしまおうと思いましたが、 横浜の地でそれをやるのは場違いすぎたので自重。 一目見て、ベトナム人だと気付いたのは、見る目が養えてきたってことにしておこう。 今回の目的と様子について、Jリーグとjsgoalに落ちているので、 Jリーグ・アジア戦略について興味ある方は、ご一読ください。
★ベトナムリーグ来日のお知らせ [ Jリーグ ](14.09.18) このたび、2012年にパートナーシップ協定を締結したベトナムリーグ(Vリーグ)が、 Jリーグ、JFAおよびJクラブの視察を目的に、来日することとなりました。 2012年のリーグ間提携以降、強く来日を希望されていたVリーグの来日を心より歓迎し、 今後ますますの友好関係を構築しながら、両リーグの発展のために活動を継続していく予定です。 【概要】 ■日時(予定):9月19日(金)~9月23日(火・祝) ■来日メンバー:Vリーグ関係者、Vリーグクラブ関係者、メディア関係者 計32名 ■内容 ・Jリーグ、JFA概要説明 ・Jクラブの組織体制、収入構造、ホームタウン活動、育成システムなどの講話 ・八百長対策についての講話 ・J1リーグ戦などの試合視察 ・クラブハウス視察 ほか http://www.j-league.or.jp/release/000/00006039.html http://www.jsgoal.jp/official/00178000/00178896.html
9/20(土) 練習場、選手寮、フロンタウン鷺沼など川崎フロンターレの施設見学を実施。 その後、武田社長をはじめフロンターレのスタッフから、 地域密着の重要性やチーム経営などについてのプレゼンテーションを受けた。 http://www.jsgoal.jp/photo/00136300/00136365.html
9/23(火・祝) 試合前はクラブスタッフからクラブに関するプレゼンが行われ、 参加者は熱心に聞き入っていた。 http://www.jsgoal.jp/photo/00136600/00136606.html
余談。 仁川アジア大会でU23ベトナム代表を率いて2連勝で予選リーグを突破した三浦俊也監督。 今度は、ベトナム代表を引き連れて、10月に来日するとか。 現地記事で9月頭あたりに書いてあった記憶があるのだが、 まだ詳細な情報は来ていないので、いまはそんな情報があったという程度にしておく。 レコンビン来るなら、見に行ってみたいものだ。 ついでに、U19で名前覚えちゃったドリブラーのNGUYEN CONG PHUONG(グエン・コン・フオン) も来ないかな。
2014年09月17日
三浦俊也監督率いるベトナムがイランを枠内シュート決定率100%で圧勝!(4-1) 三浦俊也監督(札幌-神戸-甲府-現ベトナム代表監督)がU-23ベトナム代表を率いて参加したアジア競技大会。 初戦で優勝候補の一角とも言われるイラン代表から4-1で勝利を奪い、ベトナム中から喝采を浴びている。 イランといえば、アジア競技大会では 2002年釜山大会-優勝 2006年ドーハ大会-3位 2010年広州大会-4位 と、23歳以下ルールとなって以降、毎回準決勝以上にコマを進めてきた強豪。 A代表でも2014W杯ブラジル大会に出場するなど、 アジアでも指折りの強豪なことは言うまでもないだろう。 そのイランに4-1で圧勝。 いやーびっくりした。 では、どのくらい圧勝なのか、スタッツを調べてみよう。 IRI vs VIE 15 Shots 5 5 Shots on Goal 4 16 Fouls 16 4 Corner Kicks 3 2 Free Kicks 7 56 Ball Possession 44 35 Actual Playing Time 27 シュート数は、イランの3分の1の5本。 枠内シュートは4本で、ゴールも4なので、枠内に打ったシュートは100%ゴール。 ボールポゼッションも56vs44で、シュートを打たれた割に、攻められてる印象はない。 勝手なイメージだが、三浦監督って、相手に研究される前は、存分に力を発揮する印象。 相手に研究されちゃうと、急に引き出しが減っちゃうというか・・・。 まあ、その辺は私がウダウダ語るよりも多くの三浦采配を見ている 札幌サポのほうが正しいイメージを持っているだろう。 ベトナム代表の次戦vsキルギスタン戦は、9/22(月)の17:00(現地時間)となっている。 グループH 順 国 点 勝 分 負 得失 1 VIE 3 1 0 0 +3 2 KGZ 0 0 0 0 0 3 IRI 0 0 0 1 -3 サッカーの結果詳細はこちら
その他の東南アジア勢(Jリーグ提携国のみ) マレーシア0-3韓国 インドネシア7-0東ティモール タイ2-0モルディブ カンボジアとミャンマーはいないんですね。。。
SEA games(東南アジア競技大会)には手を出す電通が、 それより規模が大きいはずのASIA games(アジア競技大会)には手を出さない。 スポーツビジネス(というか放映権ビジネス)はシビアなものである。
2014年06月08日
NHK-BSで日曜22時~放送されているBiz+ サンデーにて、コンサドーレ札幌が扱われました。 NHKのHPより 世界的に人気の高いサッカーをビジネスに活用する日本企業が増えている。 横浜Fマリノスのスポンサーとなった岐阜のIT企業。 マリノスが提携するタイのクラブチームの仲介をうけ、 現地の大手通信会社とのビジネスチャンスをつかむことに成功した。 Jリーグの村井満チェアマンをゲストに迎え、サッカーを通して新市場開拓をめざす日本企業に迫る。 Jリーグ、アジア戦略、というキーワードで、毎度出てくるのが、 「ベトナム、レコンビン、コンサドーレ札幌」。 今季契約できなかったにもかかわらず、イメージアップに貢献し続けている一件であることを証明している。 それだけ、東南アジア選手初のJリーガーというのは、インパクトのある出来事だったと 今でも考えさせられる。 今の順位が何位なのか、試合内容がどうなのかなんて関係のないところで、 ビジネスとして動かしていくべきものがあるはずで、 それが10億になるか数千万で終わるかは別として、 それに気付いていかにして行動に移し、結果を残せるか。 ビッグな親会社クラブや電通も本腰入れ始めたので、 札幌にできることがどんどん狭くなっていく。 が、彼らにできなくて、札幌にできることがあることも証明済みなので、 及び腰になる必要もない。 インドネシアのアレマ・クロノスとの提携を5~6月に行うと、 インドネシアのメディアが報じていまいたが、ぼちぼち動きがありそうですね、
2014年05月11日
札幌サポにはおなじみ、ベトナムのサッカーメディア「BONGDA」に 三浦俊也氏のインタビュー映像があったのでリンクを張っておきます。 http://media.bongdaplus.vn/xem-video/42/4153/phong-van-doc-quyen-ong-toshiya-miura-tan-hlv-truong-dt-viet-nam.bdmedia しかし、この映像重いです。 ベトナムからDLしてるから仕方がないのでしょうけれど。 ・・・って、英語ペラペラなんですね。 確かドイツ語もいけたような?
Phỏng vấn độc quyền ông Toshiya Miura, tân HLV trưởng ĐT Việt Nam. Ít giờ sau khi đạt được thỏa thuận dẫn dắt ĐT Việt Nam trong 2 năm tới với Liên đoàn bóng đá Việt Nam, tân HLV Toshiya Miura đã dành cho Bongdaplus.vn cuộc phỏng vấn độc quyền. 独占インタビュー氏俊哉三浦、ベトナム代表新監督。 ベトナムサッカー協会は、新しいマネージャー俊哉三浦との2年間ベトナムで指導に合意に達した 数時間後に、Bongdaplus.vn独占インタビュー
2014年02月09日
ACL2014の予備予選、東地区プレーオフ2回戦、 チョンブリーFC (タイ3位)がサウスチャイナ(香港優勝)に勝利。 サウスチャイナ(香港優勝) 0-3 チョンブリーFC (タイ3位) 得点経過 19分:10 FW PIPOB ON-MO (C) 37分:37 FW THIAGO DOS SANTOS CUNHA 55分:37 FW THIAGO DOS SANTOS CUNHA この結果、東地区プレーオフ決勝は以下の対戦となりました。 2/15(土) チョンブリーFC(タイ3位) vs 北京国安(中国4位) ↓ 勝者は、ACLグループF(広島、FCソウル、セントラルコースト)へ。 初戦は、2/25(火)に広島のHOMEで対戦。 2/15(土) SCGムアントン・ユナイテッド(タイ2位) vs メルボルン・ヴィクトリー(オーストラリア3位) ↓ 勝者は、ACLグループG(横浜FM、全北現代、広州恒大) タイ勢が強い! グループステージへタイ勢が3チーム送り込む可能性が出てきました。 プレーオフ決勝へ進んだ両クラブは、Jクラブとも提携している注目のクラブです。 SCG Muangthong United / SCGムアントン・ユナイテッド (タイ2位)(ジュビロ磐田が提携) Chonburi FC /チョンブリーFC (タイ3位)(ヴィッセル神戸が提携)
■ACL東地区プレーオフ ACL東地区プレーオフ(E1) サウス・チャイナAA(香港優勝)━━━━━━━━┓ _____________________┣┓ タンピネス・ローヴァース FC(シンガポール優勝)―┘┣┓ チョンブリーFC(タイ3位)━━━━━━━━━━━━┛┣ACLグループF(広島、FCソウル、セントラルコースト) 北京国安(中国4位)━━━━━━━━━━━━━━━┛ ※山の下段のホームで開催 ACL東地区プレーオフ(E2) ハノイT&T FC(ベトナム優勝)-━━━━━┓ __________________┣┐ プネーFC/(インド優勝)――――――――┘┣┓ ムアントン・ユナイテッド(タイ2位)━━━━━┛┣ACLグループG(横浜FM、全北現代、広州恒大) メルボルン・ヴィクトリー(オーストラリア3位)━┛ ※山の下段のホームで開催
★試合日程 ※下段のホームで開催 ACL東地区プレーオフ(E1) 2/2(日) サウスチャイナ / South China AA (香港優勝):2(延長) vs タンピネス・ローヴァースFC /Tampines rovers FC (シンガポール優勝):1 2/9(日) サウスチャイナ / South China AA (香港優勝):0 vs Chonburi FC /チョンブリーFC (タイ3位):3 2/15(土) Chonburi FC /チョンブリーFC (タイ3位) vs Beijing Guoan FC /北京国安 (中国4位) ↓ 勝者は、ACLグループF(広島、FCソウル、セントラルコースト)へ。 初戦は、2/25(火)に広島のHOMEで対戦。
ACL東地区プレーオフ(E2) 1/29(水) ハノイT&T FC / Hanoi T&T FC (ベトナム優勝):3 vs プネーFC / Pune FC (インド優勝):0 2/8(土) ハノイT&T FC / Hanoi T&T FC (ベトナム優勝):0 vs SCG Muangthong United / SCGムアントン・ユナイテッド (タイ2位):2 2/15(土) SCG Muangthong United / SCGムアントン・ユナイテッド (タイ2位) vs Melbourne Victory / メルボルン・ヴィクトリー (オーストラリア3位) ↓ 勝者は、ACLグループG(横浜FM、全北現代、広州恒大) 試合結果の詳細は、AFC(アジアサッカー連盟)のACL2014公式サイトでご確認ください。 こちら(英語)
2014年02月01日
横浜F・マリノスがカンボジアリーグ所属のトライアジアプノンペンFCとの提携を発表し、 マリノスタウンにて両クラブの社長による調印式を行なった。 Jクラブがカンボジアリーグのクラブと提携したのは初の事例で、 横浜F・マリノスとしてはタイのスパンブリーFC、ミャンマーのヤンゴンユナイテッドFCに続き アセアンのクラブとの提携は3クラブ目となる。 from Jsgoal
横浜F・マリノスはこのたび、メトフォン・カンボジアリーグ1部所属のトライアジアプノンペンFCと パートナーシップ提携を締結いたしましたのでお知らせいたします。 <パートナーシップ提携概要> 1.カンボジア・日本両国のサッカークラブの発展に必要な情報交換 2.クラブ運営や育成組織などについてのノウハウの共有 3.コーチ・選手・マーケティングなどの分野における分析・共有 4.マーケティングにおける相互協力 5.相互クラブスポンサーのビジネスマッチングの実施 6.商業権利開拓の相互協力(相手国スポンサーの紹介) 7.カンボジア国内での社会貢献活動の実施 from Jsgoal さすがに「選手やコーチの交流」みたいのがないですね。
や・ら・れ・た。 世界的親会社を持つクラブが、市場が小規模なカンボジア(人口1520万人)へ手を出さないと踏んでいた。 油断した。甘かった。甘すぎた。心折れました。 道内企業の進出には、既得権益がガチガチで日本の大企業が攻め急ぐ国より、 既得権益がユルくて、中小企業が進出してもデファクトスタンダードを握れる国がいいと、 1年前から一切触れずに温めてきたのに。 コンサが提携して、道内企業の進出に最も寄与できるのがカンボジアだと確信していたのに。 自分の過去ブログで 「日産が本気出す前に、親会社のないJ2クラブにしかできない機動力でいきましょう。」 とまで述べているのに。 スピードが重要なことを今さら再認識。 自分にガッカリ。方針転換せねばなるまい。
カンボジアに興味ある方は、横井朋幸氏のブログと、 J-Net21の「まだ注目されていない国にこそビジネスチャンスがある」の記事をおすすめします。
2014年01月29日
Jリーグがインドネシア・スーパーリーグと提携しました。提携国は、これで6カ国目です。 インドネシアがどのくらい強くて、どのくらい多くの人が関心あるのかを探ってみましょう。
前回記事 Jリーグ初のインドネシア選手イルファン・バフディム獲得こちら なぜタイへ移籍しインドネシアから獲得するのか?(背景はFIFA公認代理人数?)こちら なぜ甲府はイルファン(インドネシア)を獲得したのか?(インドネシアは大国?)こちら なぜJリーグはインドネシアとようやく提携したのか?(リーグ分裂⇒合併そして)こちら インドネシアのプロサッカーリーグはどのくらい強くて、人気があるの?こちら←★
■インドネシアでは、どのくらいの人がサッカーに関心があるの? サッカーは、インドネシアで人気No.1スポーツです。 山本昌邦さんがこう言ってます 「サッカーは国内ナンバー1の人気スポーツです。」from 現代ビジネス ランキングをインドネシアのメディアが載せた記事があったのですが、リンク切れてました。そのうち探しておきます。 ■サッカーの競技人口 東南アジアのサッカー市場を図る目安として、FIFAのサッカー競技人口の資料からの抜粋。 国名 全競技者 登録選手 未登録選手 クラブ 審判&役員 Indonesia 7,094,260 66,960 7,027,300 83 1,069 ←★★ Vietnam 1,874,350 24,150 1,850,200 35 10,652 Thailand 1,298,000 28,600 1,269,400 150 6,600 Myanmar 1,122,039 132,659 989,380 605 3,750 Cambodia 229,511 5,511 224,000 65 230 Singapore 197,003 10,003 187,000 54 1,516 ============================= Japan 4,805,150 1,045,150 3,760,000 2,000 249,603 from FIFA(英語) 注:↑のFIFAの競技人口は調査方法が不明で、マーケティング用にアジア各国の競技人口を多く見せてる節があるので参考程度。 私は、サッカーに関心のある人数=登録競技者数+視聴者数と捉えました。 日本より、インドネシアのほうが競技人口が多いそうです。 データの出展元がどこなのかわからないので、信頼度と精度は低そうですが、 サッカーに関心のある人数が【日本<インドネシア】なのは、間違いないでしょう。 ついでにいうとベトナムのほうが、タイより多い。 ミャンマーの登録選手がタイより多いのは意外です。調査すると面白そうです。 日本の登録選手が突出しているのは、金払って登録して管理する制度が日本のほうが整備されているからですね。 律儀に協会へ金払って公式戦を行う土壌があるということでしょう。
■インドネシアのサッカーレベル 第27回東南アジア競技大会(SEA Games)が2013年12月にミャンマーで開催されました。 男子サッカー(U23)は、以下の結果となりました。 優勝:タイ 2位:インドネシア 3位:シンガポール 4位:マレーシア 決勝:タイ1-0インドネシア 三決:シンガポール2-1マレーシア 戦前の予想通りタイが優勝したのですが、そのタイと1-0だったので、 インドネシアもそこそこ強いといえそうです。
まとめ Jリーグのクラブにインドネシアが注目されている理由 1)持続的な経済成長が予測され、潜在能力が高く、日本企業からの投資が今後も続くため ⇒投資を行う日本企業と連携が可能。スポンサー企業、パートナー企業の獲得。 2)FIFA公認代理人が東南アジアの中では多く、移籍市場の成熟度がやや高めであること ⇒しかし、選手への給与未払いが絶えず発生するなど、フットボール・ビジネスとしてはまだまだ未成熟 3)人気No.1スポーツで日本よりもサッカーに関心のある人が多い ★ ⇒潜在能力の高いフットボール市場が存在する
参考リンク Jリーグアジア戦略:インドネシアスーパーリーグとパートナーシップ協定締結(2014/1/26)from JsGoal インドネシアスーパーリーグとのパートナーシップ協定締結について(2014/1/27)from Jリーグ公式 インドネシアスーパーリーグの公式リリースこちら(インドネシア語)
2014年01月29日
Jリーグがインドネシア・スーパーリーグと提携しました。提携国は、これで6カ国目です。 インドネシアという東南アジアの中でも有数の国が6番目だったのはなぜでしょう? 今回は、インドネシアのプロリーグ「インドネシア・スーパーリーグ」「インドネシア・プレミアリーグ」について触れます。 数年前に分裂したので、2つあります。
前回記事 Jリーグ初のインドネシア選手イルファン・バフディム獲得 なぜタイへ移籍しインドネシアから獲得するのか?(背景はFIFA公認代理人数?) なぜ甲府はイルファン(インドネシア)を獲得したのか?(インドネシアは大国?) なぜJリーグはインドネシアとようやく提携したのか?(リーグ分裂⇒合併そして) ←★ インドネシアのプロサッカーリーグはどのくらい強くて、人気があるの?
2014年1月26日。 インドネシアのプロサッカーリーグにとって、歴史的な1日となりました。 Liga Indonesiaより(インドネシア語) 1994年に「リーガ・インドネシア」が創設。 2008-09シーズンから「インドネシア・スーパーリーグ(ISL)」を国内最上位のプロリーグとして新設。 以前の1部リーグであったプレミアディヴィジョンは2部リーグへと降格。 その後、「スーパーリーグ」の運営についてインドネシアサッカー協会に対して不満のあったクラブが離脱し、 2011-12シーズンより「インドネシア・プレミアリーグ(IPL)」を創設しました。 しかし「プレミアリーグ」は、FIFAから承認されてないリーグで、代表選手も軒並み加入しないなど、 問題を抱えていました。 そんなゴタゴタを経て、2014年シーズンから2つのリーグが統一し、 インドネシアのトップリーグが1つになることが発表されました。 Liga Indonesiaによると、ISLから18チーム、IPLから4チームの計22チームで構成され、東西11チームずつに分けて行うそうです。 ↑のリリースの文章は、2014年から始まる新リーグについての説明なのですが、 写真には、なぜかJリーグの中西大介理事が入ってます。 その右にいるのは、在スラバヤ日本国総領事館の野村昇総領事ですね。 この写真、どこかで見たことあると思ったら、JsGoalに掲載されていたやつと同じですね。 提携会見・・・じゃなかったのか。 さて、Liga Indonesiaのリリースにありましたが、 スーパーリーグの公式ブロードキャスターであるBVスポーツが全ての生放送を製作し、95%を生中継するそうです。 放送はMNCグループとK-visionが担うと。 なんだか、地方局が製作し、スカパーが放映権を持つ仕組みに似ていますね(インドネシアと逆)。 MNCグループという企業名を聞いて、どこかで聞いたことあると思ったら、楽天と合弁会社作ったところですね。
MNCグループって? 「電通、楽天と組んですべてのメディアを制覇する」 インドネシア最大の複合メディア企業、MNCグループCEOに聞く from 日経ビジネス(2012/3/19) インドネシアのMNCグループ、楽天との合弁を解消へ from グローバリゼーション (2013/3/29)
というわけで、分裂していたリーグが統一され、2014年から新たなインドネシア・スーパーリーグが開幕します。 ってことで、ようやくJリーグが提携できる状況になったんですね。 その発表と同時に提携するとは、インドネシアを重要視していることがうかがえます。
まとめ Jリーグのクラブにインドネシアが注目されている理由 1)FIFA公認代理人が東南アジアの中では多く、移籍市場の成熟度がやや高めであること ⇒しかし、選手への給与未払いが絶えず発生するなど、フットボール・ビジネスとしてはまだまだ未成熟 2)持続的な経済成長が予測され、潜在能力が高く、日本企業からの投資が今後も続くため ⇒投資を行う日本企業と連携が可能。スポンサー企業、パートナー企業の獲得。 3)人気No.1スポーツで日本よりもサッカーに関心のある人が多い ⇒潜在能力の高いフットボール市場が存在する つづく
参考リンク Jリーグアジア戦略:インドネシアスーパーリーグとパートナーシップ協定締結(2014/1/26)from JsGoal インドネシアスーパーリーグとのパートナーシップ協定締結について(2014/1/27)from Jリーグ公式 インドネシアスーパーリーグの公式リリースこちら(インドネシア語)
2014年01月28日
ヴァンフォーレ甲府にイルファン選手が加入することが内定しました。イルファン選手 加入内定のお知らせ 山梨県副知事を表敬訪問することとなりましたイルファン選手 山梨県副知事表敬訪問のお知らせ
Jリーグがインドネシア・スーパーリーグと提携しました。提携国は、これで6カ国目です。 Jリーグアジア戦略:インドネシアスーパーリーグとパートナーシップ協定締結(2014/1/26)from JsGoal インドネシアスーパーリーグとのパートナーシップ協定締結について(2014/1/27)from Jリーグ公式 インドネシアスーパーリーグの公式リリースこちら(インドネシア語)
前回記事 Jリーグ初のインドネシア選手イルファン・バフディム獲得 なぜタイへ移籍しインドネシアから獲得するのか?(背景はFIFA公認代理人数?) なぜ甲府はイルファン(インドネシア)を獲得したのか?(インドネシアは大国?)←★ なぜJリーグはインドネシアとようやく提携したのか?(リーグ分裂⇒合併そして) インドネシアのプロサッカーリーグはどのくらい強くて、人気があるの?
なぜ、インドネシア? 日本からのASEANへの投資額で、タイに次ぎ2番目に多いインドネシア。 複数の分野(自動車や紙おむつなど)で、日本企業の製品がシェア1位を占めるインドネシア。 人口が世界で4番目(2億4千万人)のインドネシア。 GDPが世界で15~18番目くらいのインドネシア。from 世界銀行(pdf(英語) GDPが2030年には韓国やイタリアを抜いちゃうインドネシア。from PwC Japan(日本語) 平均年齢が28.9歳で、日本(45.8歳!)や世界平均(29.4歳)より若いインドネシア。from CIA FACTBOOK(英語) つまり、経済的な面で見れば、その潜在能力は提携国の中でも桁が1つ違う。 タイもGDPで言えば、かなり大きい国といえますが、 インドネシアのGDP6%とタイのGDP6%では、成長するGDPの額にすれば倍も違う。 インドネシアの方が若い人が多く、労働人口が多いので経済活動が活発になる。 経済が成熟しつつあるタイやシンガポールよりも、成長力が上なのです。 資料をピックアップしきれなくくらい、多くの日本企業が進出しています。
■GDPと平均年齢と人口 順 国名 GDP額(十億USD) 平均年齢 人口(千人) 16 Indonesia $1,204(2012) 28.9才(2013) 251,160(2013)←★★ 25 thailand $645(2012) 35.1才(2013) 67,497(2013) 39 Vietnam $336(2012) 28.7才(2013) 92,477(2013) 41 Singapore $323(2012) 33.6才(2013) 5,460(2013) 74 Burma $102(2012) 27.6才(2013) 55,167(2013) 108 Cambodia $36(2012) 23.7才(2013) 15,205(2013) ========================= 5 Japan $4,576(2012) 45.8才(2013) 127,253(2013) from CIA FACTBOOK(英語) ■実質GDP成長率2010→2011→2012 GDP額(十億USD) Indonesia 6.2%→6.5%→6.2% $1,204(2012)←★★ thailand 7.8%→0.1%→6.5% $645(2012) Vietnam 6.4%→6.2%→5.2% $336(2012) Singapore 14.8%→5.2%→1.3% $323(2012) Burma 5.3%→5.9%→6.4% $102(2012) Cambodia 6.1%→7.1%→7.3% $36(2012) ========================= Japan 2.0%→-0.6%→4.7% $4,576(2012) from CIA FACTBOOK(英語) と、経済面で潜在能力が高いことは認識できると思います。 これだけ見れば、いいことずくめに見えてしまいますので、不安要素も少しだけ挙げておきます。
■人と島と民族と宗教と言語が多すぎ 島from Wikipedia 数年がかりで島の数を数え直したところ、2013年11月12日、島の数は従来より4000ほど減って1万3466だった事が明らかとなった 民族from Wikipedia 約300の民族がおり、住民の内、ジャワ人が45%、スンダ人が14%、マドゥラ人が7.5%、沿岸マレー人が7.5%、 その他が26%、中国系が約5%となっている。 宗教from Wikipedia イスラム教が76.5%、キリスト教が13.1%(プロテスタント5.7%、独立教会4.0%、カトリック2.7%、他)、 ヒンドゥー教が3.4%、伝統信仰が2.5%、無宗教が1.9%、その他が2.6%となっている イスラム教徒の人口は、1億7000万人を超え、世界最大のイスラーム教徒(ムスリム)人口を抱える国となっている。 言語from Wikipedia 会話言語ではそれぞれの地域で語彙も文法規則も異なる583以上の言葉が日常生活で使われている。 インドネシア語が国語と言っても、日常で話す人は多くて3,000万人程度で国の人口比にすると意外と少ないが、 国語になっているため第2言語として話せる人の数はかなり多い。 人口が多いのは理解してる方が多いと思いますが、文化が多様すぎる。すんごいです。
■インフレとルピア安 経済成長する国にありがちなインフレ。 毎年物価上昇し続けています。インドネシアのインフレ率の推移 インドネシアの通貨ルピアが安くなってるそうです。 インドネシア、通貨安続く リーマン直後の水準に 1ドル=1万2000ルピアを断続的に突破。年初来の下落幅は約20%に及ぶ。 from NIKKEI どの国にも、よいところと、悪いところがありますから、 そういうのもひっくるめて、お付き合いしていかねばなりません。
甲府がイルファン選手に目をつけた要素の1つに、彼がオランダ生まれオランダ育ちで、 オランダ1部リーグのクラブに所属した経歴があることが挙げられます。 ■サッカー歴: 2007年~2009年:FC Utrecht[オランダ1部](1試合/0得点)←★ 2009年~2010年:HFC Haarlem[オランダ2部](12試合/2得点)←★ 2010年:SV Argon[オランダ4部](0試合/0得点)注:短期間所属←★ 2010年~2012年:Persema Malang[インドネシア(IPL)] 2012年~2013年:Arema FC[インドネシア(ISL)] ※期限付き移籍 2013年~:Chonburi FC[タイ(TPL)] 2013年~:Sriracha FC[タイ(dev.1)] ※期限付き移籍 甲府公式より from Wiki (英語)
現地報道いろいろ Irfan Bachdim Bangga Dikontrak Klub Jepangyahoo.com Irfan Bachdim Bangga Dikontrak Klub JepangTRIBUNnews.com←★ユニ着てインタビュー受ける写真 Irfan Bachdim Berharap Masuk Timnas IndonesiaTRIBUNnews.com←そろった写真あり Tim Jepang Resmi Kontrak Irfan Bachdim Selama 1 TahunViva Bola Ini Alasan Ventforet Kofu Rekrut Irfan BachdimViva Bola←★はくばくの写真 インドネシア大手のニュースサイトVIVAのtopにVIVA
まとめ Jリーグのクラブにインドネシアが注目されている理由 1)FIFA公認代理人が東南アジアの中では多く、移籍市場の成熟度がやや高めであること ⇒しかし、選手への給与未払いが絶えず発生するなど、フットボール・ビジネスとしてはまだまだ未成熟 2)持続的な経済成長が予測され、潜在能力が高く、日本企業からの投資が今後も続くため ★ ⇒投資を行う日本企業と連携が可能。スポンサー企業、パートナー企業の獲得。 3)人気No.1スポーツで日本よりもサッカーに関心のある人が多い ⇒潜在能力の高いフットボール市場が存在する つづく
2014年01月28日
Jリーグが東南アジア各国と提携し、2013年にコンサドーレ札幌がベトナムの英雄レコンビンを獲得し、 Jクラブが提携国にビジネスアプローチを展開するなど、徐々に活発な動きを見せています。 中でも、Jクラブの選手獲得は甲府を始めインドネシアに注目が集まり、 多くのJ所属選手の移籍先としてタイを選ぶなど、 東南アジアの中でも、インドネシアとタイに偏りを見せています。 それはなぜでしょう?
前回記事 Jリーグ初のインドネシア選手イルファン・バフディム獲得 なぜタイへ移籍しインドネシアから獲得するのか?(背景はFIFA公認代理人数?)←★ なぜ甲府はイルファン(インドネシア)を獲得したのか?(インドネシアは大国?) なぜJリーグはインドネシアとようやく提携したのか?(リーグ分裂⇒合併そして) インドネシアのプロサッカーリーグはどのくらい強くて、人気があるの?
その答えの1つに、移籍の仲介役を担うFIFA公認代理人の存在が挙げられます。 フットボール界の移籍制度や商慣習が整備されている目安になると考え、 「FIFA公認代理人(FIFA Football Officials - Agents )」の人数を Jリーグ提携国別でカウントしてみました。
■東アジア 日本:32人 韓国:52人 中国:23人 ■東南アジア(Jリーグ提携国+インドネシア) タイ :14人 シンガポール:8人 カンボジア :3人 ベトナム :1人 ミャンマー :0人 インドネシア:15人(2014/1/26に提携!from JsGoal)
日本と比べると半分以下ですが、東南アジア提携国の中でも、 タイとインドネシアが突出して多いことが分かります。 かつてタイのプロリーグは、観客数が少なく商業的に成り立たない時代が続き、 多くのタイの選手が海外(ベトナムなど)でのプレーを選択していました。 これを受けて、タイ・サッカー協会は、イングランドへ関係者を派遣し、本場プレミアリーグの運営方式を学び、 彼らが帰国後に新リーグの設立に着手。これらが大きな転機となって現在の盛り上がりにつながります。 その後も、イギリスから専門家を招いて改革に着手。 東南アジアの中では、順調に商業的成功を納めています。 (参考記事ベトジョーより(日本語) 注:タイ・プレミアリーグという名称になったのは1996年。リーグが大きく変わったのは2007-2008年です。 そんな背景もあり、タイは、いわゆる「フットボール・ビジネス」が東南アジアの国々の中でも進歩しており、 その結果が「FIFA公認代理人が14人」なのでしょう。 インドネシアの人数がそれを上回る15人である背景を探る必要がありそうです。 それに対して、ベトナムやミャンマーはまだまだ遅れている。 こんな状況なので、日本の商慣習や常識だけで対ベトナムで発生する物事を判断していては、 事実はおろか背景も理解できずに、大事なことを見逃してしまいます。 全てを相手に合わせる必要もないですが、なぜそうなったのか考えるくらいの柔軟さも持ち合わせないと、 東南アジア戦略を継続する意味を理解できないままに終わってしまいます。
Jリーグは、日本市場を頭打ちと言っているが、実際には縮退・漸減する市場と認識しているでしょう。 これはJリーグに限った話ではなく、ほとんどのスポーツ共通の認識です。 プロという観る市場を持つ多くのスポーツで、入場者数が少しずつ減り、競技人口も少しずつ減っている。 日本の人口が今後減っていくのだから、減るペースを抑えることはできても、増やす方向のはきわめて困難。 であるならば、日本の近くにあって「サッカーが人気No.1スポーツ」な国を巻き込んでいく。 日本で評価されて、ある程度売れるものを、他の国でも売る。 これまでの日本経済を振り返ればわかりますが、ごくごく一般的な考え方です。 日本のとあるメーカーの自動車販売台数が、日本国内より海外のほうが多く、 数年前からアジアの販売台数は、日本国内を上回っています。 地域別海外販売台数の推移(単位:千台) そういった動きに、JリーグやJクラブがようやく追いついてきたと認識するのが正しいでしょう。
まとめ Jリーグのクラブにインドネシアが注目されている理由 1)FIFA公認代理人が東南アジアの中では多く、移籍市場の成熟度がやや高めであること ★ ⇒しかし、選手への給与未払いが発生するなど、フットボール・ビジネスとしてはまだまだ未成熟 2)持続的な経済成長が予測され、潜在能力が高く、日本企業からの投資が今後も続くため ⇒投資を行う日本企業と連携が可能。スポンサー企業、パートナー企業の獲得。 3)人気No.1スポーツで日本よりもサッカーに関心のある人が多い ⇒潜在能力の高いフットボール市場が存在する つづく
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