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2013年08月23日
コンサドーレ札幌の経営状況と現在地を、Jリーグ経営情報開示資料を基に探ります。 「入場料単価とチケット販売価格」編。 もくじ 1★2012年J1/J2営業収益順(百万円)こちら 2★2012年J1/J2広告料収入順(百万円)こちら 3★2012年J1/J2営業収益に締める広告料収入の割合順(百万円)こちら 4★2012年J1/J2入場料収入+アカデミー収入+その他収入の合計順(百万円)こちら 5★2012年J1/J2入場料収入順(百万円)こちら 6★客単価J1/J2 客単価(円) 興収(百万円)こちら 6-2★客単価+バクスタチケット価格(円)←今回★ 7★2012年J1/J2アカデミー関連粗利順(百万円) 8★2012年度J1/J2その他収入+アカデミー収入(百万円) 9★2012年度J1/J2チーム人件費順(百万円) 10★2012年J1定着,残留,昇格/J2PO進出基準(Jリーグ経営情報で見るコンサドーレの現在地2012年度まとめ) 参考資料 2012年度Jクラブ経営情報開示 平成24年12月期有価証券報告書(PDF:2.16MB) 経営状況で見るコンサの現在地(2011年度まとめ)
★J1客単価2012+バックスタンド入場料 入場料収入と入場者数を基にした客単価に対し、 実際のチケット価格を調べてみた。 ・普段来ない人が「なるべく安くて、見やすい席」を基準にした。 →ピッチまで近いバックスタンド(メインよりピッチまで近い) →タッチラインに面している(コーナーよりゴール裏よりはなし) →自由席(バック正面は指定席で高い) →人を誘うとき、どこに連れて行く?私ならバックスタンド。 →なるべく安い(タダ券はなし) 客単価 入場料収入 バクスタ (円) (百万円) 最安価格 浦和 2,939 1,988 専(SC指(3F上段):2500) 名古屋2,673 799 専(サポシー(豊田2F上段):2200)(カテ4(瑞穂1F):3000) 仙台 2,412 764 専(サポ自:2600) 鹿島 2,393 720 専(2B自:2200) 木白 2,263 576 専(AL指:2500) 鳥栖 2,246 495 専(B自(3F):2500) 清水 2,058 623 専(日本平Aゾ自:3000)(エコパAゾ自:3000) G大阪2,048 529 (SB自:2500) J1平均2,004 663 )===== F東京1,908 817 (ホーム自(1F):2100) 横浜FM1,899 783 (ホーム自(1F):2200) 札幌 1,787 397 ★(ドームSB自:2700)(厚別SB自:2500) 神戸 1,735 454 専(バック自:2000) 広島 1,695 551 (バック自:2500) 川崎F1,678 558 (Aゾ(1F):2200) 大宮 1,668 329 専(SA自:3000) 磐田 1,643 403 専(フリーゾーン:2500) C大阪1,559 495 専(金鳥ホーム南自:2000)(長居カテ5自:3000) 新潟 1,465 661 (Eスタ(2F)/Sスタ(1F):2000) ========== J1平均2,004 663 ) (札幌 1,557 310 ★(J2/2011)) (札幌 1,940 397 ★(J1/2012)) (札幌 1,650 330 ★(J2/2013予算)) ※専:主催試合の半数以上を専用スタジアムで開催してるクラブ ※入場者数と試合数にはナビスコ杯含む 客単価の J1定着ラインは、2,000円。 J1残留ラインは、1,700円。 しかし、実際のバクスタチケット価格で2000円を下回るクラブは無かった。 大箱では1階や2階の違いで値段が違うケースが多く、 小箱ではバックスタンドでも値段の高い指定席が多いケースもあった。 ゴール裏を基準にしてないのは、 人を誘うとバックスタンドでサッカーを見るから、というのが理由。 メインより近くて見やすい席でないと、面白さが伝わりにくい。 こう考えたとき、手狭で専用スタジアムな・・・ 大宮、磐田、柏、仙台、清水、鳥栖が2500円超え。 C大阪の金鳥の2000円は意外でした。 使用料云々という話題はさておき、J1基準で言えば、 札幌ドームのSB2700円はさほど高いという印象はない。 加えて、雨や寒さを気にしなくてよいのは強み。 世界でも珍しい可動式ピッチのドームスタジアム(ドイツにはありますね)。 試合後に屋根の下でドーレ君と触れ合える。 いやー2700円でお釣りきますわ。 3000円払ったのに雨に降られた大宮は、ちょっと印象が悪い。 ピッチまでの近さは素晴らしいですし、雨男な私が悪いんですけどねー。 私個人の好みを少し言うと、 ・大箱スタジアムが嫌い(安い席はピッチまで遠い(当たり前)) ・専スタなら少しくらい古くても気にしない(三ッ沢、柏など) ・ゴール裏だとサッカーが見にくいので行かない(歌わない) ・陸スタは行かない(日産、等々力など) ・雨が降らないなら屋根が無い方がいい(歌が反響しすぎてプレーの音が伝わってこない) なので、屋根つきフクアリより、雨の降らない三ッ沢や柏や大宮の方が好きなのだ。 札幌の場合、厚別かドームのいずれかしかないが、人を誘うのはドームだけ。 それ以上のわがままは言うまい。
★J2客単価2012 客単価 入場料収入 バクスタ (円) (百万円) 最安価格 千葉 1,750 341 専(SA自:2800) 横浜FC1,640 208 専(A自(カテ1札幌):3000)(A自(カテ2):2500) 京都 1,637 250 (SB自:2000) 栃木 1,620 131 専(B自:2200) 東京V1,516 170 (Vゾ自:3000) 福岡 1,449 170 専(SA自:2500) 山形 1,444 223 (バクスタ自:2500) 湘南 1,411 203 (B自:2500) 大分 1,396 285 (トリ(2F):2500)(A自(1F):3000) 北九州1,395 98 (B自:2000) 甲府 1,332 291 (バック自:2500) 鳥取 1,322 87 専(バック自:1700) 群馬 1,140 80 (バック自:2000) J2平均1,123 154 )======= 徳島 1,002 84 (A自:2000)(バクスタ工事中) 水戸 983 82 (バック自:1500) 松本 939 188 専(ホーム自:1200) 町田 906 69 (ホーム自:1000) 岡山 841 141 (A自:1300) 富山 831 58 (A自:1500) 岐阜 814 73 (バック自:1500) 熊本 773 95 (A自:2000) 愛媛 722 55 (A自:2200)(B自:1500)(バクスタ工事中) ========= J2平均1,123 154 (札幌 1,557 310 ★(J2/2011)) (札幌 1,940 397 ★(J1/2012)) (札幌 1,650 330 ★(J2/2013予算)) いやー、J2ですね。 ここでもJ1経験クラブが高い傾向。 逆に、松本の1200円は、驚異的な価格。 それで専用スタジアムですから、行きますわ。 人も集まりますわ。 でも客単価が低いので、入場料収入はさほど多くない。 水戸、岡山、富山、岐阜も1500円以下で安い設定だが、 陸スタというのが影響しているのか、入場者数に寄与していない。 地方クラブが地域リーグから上がってくると、低額から上げていく過程なのだろう。 自由席1200円って安すぎると思うが、テレビなど他の娯楽に勝つには安さも重要なわけで、 仮に自由席2000円にしたら客数は激減するんでしょうか? 単価1500円を超えないとJ1は見えてきません。 少しずつ上げていくでしょうけれど、J1とかあまり欲張らず、 あのアウェー感は大切にしてほしい。 J1昇格ラインは、1700円。 PO進出ラインは、1500円。
2013年08月22日
コンサドーレ札幌の経営状況と現在地を、Jリーグ経営情報開示資料を基に探ります。 「1人当たりの客単価」編。 もくじ 1★2012年J1/J2営業収益順(百万円)こちら 2★2012年J1/J2広告料収入順(百万円)こちら 3★2012年J1/J2営業収益に締める広告料収入の割合順(百万円)こちら 4★2012年J1/J2入場料収入+アカデミー収入+その他収入の合計順(百万円)こちら 5★2012年J1/J2入場料収入順(百万円)こちら 6★客単価/J2 客単価(円) 興収(百万円)←今回★ 7★2012年J1/J2アカデミー関連粗利順(百万円) 8★2012年度J1/J2その他収入+アカデミー収入(百万円) 9★2012年度J1/J2チーム人件費順(百万円) 10★2012年J1定着,残留,昇格/J2PO進出基準(Jリーグ経営情報で見るコンサドーレの現在地2012年度まとめ) 参考資料 2012年度Jクラブ経営情報開示 平成24年12月期有価証券報告書(PDF:2.16MB) 経営状況で見るコンサの現在地(2011年度まとめ)
★J1客単価2012 客単価 入場料収入 入場者数 試合数 (円) (百万円) ナビ含む ナビ含む 浦和 2,939 1,988 676,403 20専 名古屋2,673 799 298,945 18専 仙台 2,412 764 316,812 21専 鹿島 2,393 720 300,903 22専 木白 2,263 576 254,501 19専 鳥栖 2,246 495 220,383 20専 清水 2,058 623 302,756 22専 G大阪2,048 529 258,315 18 J1平均2,004 663 323,453 20) F東京1,908 817 428,163 19 横浜FM1,899 783 412,264 20 札幌 1,787 397 222,192 20★ 神戸 1,735 454 261,743 20専 広島 1,695 551 325,028 20 川崎F1,678 558 332,483 20 大宮 1,668 329 197,239 20専 磐田 1,643 403 245,303 20専 C大阪1,559 495 317,611 21専 新潟 1,465 661 451,117 20 =============== J1平均2,004 663 323,453 20) (札幌 1,557 310 199,162 19★(J2/2011)) (札幌 1,787 397 222,192 20★(J1/2012)) (札幌 1,650 330 200,000 21★(J2/2013予算)) ※専:主催試合の半数以上を専用スタジアムで開催してるクラブ ※入場者数と試合数にはナビスコ杯含む 客単価も入場者数も浦和がトップ。こりゃすごい。 名古屋は2500円を超えており、効率よくチケットを売る方法が確立されているようだ。 仙台は、約2万の専スタで集客率を上げて単価を引き上げることに成功しているようだ。 柏も同様にスタジアムが狭いことで客単価が上がっていると推測。 客単価が平均を超えた8クラブ中、上位7クラブが専用スタジアム持ちなのは、注目すべきかも。 F東京や、横浜FMは、スタジアムが大きすぎるが故の苦しみがあるように思える。 札幌が唯一まともに戦える数字がこれだけ・・・・。 J1定着ラインは、2,000円。 J1残留ラインは、1,700円。
★J2客単価2012 客単価 入場料収入 入場者数 試合数 (円) (百万円) ナビ含む ナビ含む 千葉 1,750 341 194,893 21専 横浜FC1,640 208 126,810 21専 京都 1,637 250 152,732 21 栃木 1,620 131 80,859 21専 東京V1,516 170 112,158 21 福岡 1,449 170 117,309 21専 山形 1,444 223 154,459 21 湘南 1,411 203 143,887 21 大分 1,396 285 204,134 21 北九州1,395 98 70,274 21 甲府 1,332 291 218,539 21 鳥取 1,322 87 65,786 21専 群馬 1,140 80 70,159 21 J2平均1,123 154 121,904 21) 徳島 1,002 84 83,808 21 水戸 983 82 83,431 21 松本 939 188 200,143 21専 町田 906 69 76,169 21 岡山 841 141 167,691 21 富山 831 58 69,807 21 岐阜 814 73 89,676 21 熊本 773 95 122,956 21 愛媛 722 55 76,201 21 =============== J2平均1,123 154 121,904 21 (札幌 1,557 310 199,162 19★(J2/2011)) (札幌 1,940 397 222,192 20★(J1/2012)) (札幌 1,650 330 200,000 21★(J2/2013予算)) いやー、J2ですね。 ここでもJ1経験クラブが上位に多い傾向。 そんな中、栃木が横浜FCや京都に肉薄。 首都圏ならではの単価と捉えるべきかもしれないが、何か単価を上げる仕組みがありそうだ。 企業が買い上げるなど。 北九州が甲府より上なのは意外だが、北九州って政令指定都市だからもっと頑張れるような? 私の感覚ですが、スタジアム観戦とテレビ観戦を比較すると、 【専スタ観戦>テレビ観戦>陸上競技場観戦】という傾向にある気がします。 栃木、鳥取、松本のチャレンジに要注目です。 松本は入場者で20万人を超えてるが、単価は1千円未満。 地方クラブが地域リーグから上がってくると、低額から上げていく過程なのだろう。 自由席1200円って安すぎると思うが、テレビなど他の娯楽に勝つには安さも重要なわけで、 仮に自由席2000円にしたら客数は激減するんでしょうか? 単価1500円を超えないとJ1は見えてきません。 少しずつ上げていくでしょうけれど、J1とかあまり欲張らず、あのアウェー感は大切にしてほしいです。 J1昇格ラインは、1700円。 PO進出ラインは、1500円。
2013年08月21日
今年度はいくらの移籍金収入、レンタル料収入を当てにしていたのか、推測してみた。 開幕前は選手数がそこそこいるので、 てっきりレンタル料収入を得るために大放出するもんだと思ってました。 ケガ人が随時いる状態なので、そんな状況ではなくなってしまい、 レンタル出したのは、中原と永坂の2人のみで収入なし。 レンタルが無かったということは、シーズンオフに完全移籍を得るような動きがあるということ? というわけで、結論だけ先に。 2013年度の選手移籍金やレンタル料収入は5~6千万円を見込んでいる。 が、レンタル収入はないので、それ以外の収入で5~6千万円をカバーするしかない。 5千万なら、年間で30000人×客単価1,650円で近づけますね。 クラブコンサドーレ会員が9,576名いるので、 残りの数試合で「1人当たり最低でも3~4人」を有料入場者として連れて行けばよい。 11月にドームが3試合もあるから、「1人当たり最低でも3~4人」なら、いけそうですね。 そんなこと考えた「"CONSA+″第2弾『誘って獲得150万ポイントキャンペーン!!』」でした。 http://www.consadole-sapporo.jp/news/2013/08/015211.html
参考資料 2012年度Jクラブ経営情報開示 平成24年12月期有価証券報告書(PDF:2.16MB)
以下、計算過程。 コンサの有価証券報告書によると その他売上高2012 197,014 千円 ファンクラブ会費・ユース会費・スクール会費・選手移籍金・その他 注)1 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 注)2 「その他の売上高」には移籍金収入が含まれております。 Jの経営情報開示資料によると アカデミー収入 44,000千円 その他収入 222,000千円 ============== 合計 266,000千円 コンサの有価証券報告書によると 商品売上高 68,975千円 その他売上高 197,014千円 ============== 合計 265,989千円 「その他売上高」とは、 主に「選手移籍金・ファンクラブ会費・ユース会費・スクール会費・その他」である。 このことから、以下の計算が成り立つ。 コンサの有価証券報告書によると 商品売上高 68,975千円 アカデミー収入 44,000千円 その他売上高 153,014千円(アカデミー収入を除く。) ============== 合計 265,989千円 その他売上高 153,014千円(アカデミー収入を除く。) の内訳として残るのは、以下の3つである。 ・選手移籍金、レンタル料、連帯貢献金 ・ファンクラブ会費 ・その他 2012年度ファンクラブ会費数は9,809。 1人当たり4000円とすると、39,236千円。 これらの内訳を探ったところ、売掛金の項目に興味深いものがあった。 ② 売掛金 相手先別内訳 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ 12,462(詳細不明だが配分金の一部とする) FCゼニト 10,530(連帯貢献金の残り半分) 株式会社 札幌丸井三越 3,140(商品売上高に含む) 株式会社 テレビ朝日 1,575(テレビ出演料?) 株式会社 ジェイリーグエンタープライズ 1,260(商品売上高に含む) その他 13,937(本当にその他の雑収入) ============= 合計 42,905 これらを、 ・選手移籍金、レンタル料、連帯貢献金 ・ファンクラブ会費 ・その他 に分けると、 ・選手移籍金:? ・レンタル料:? ・連帯貢献金:21,060千円(売掛金は当年度の売り上げに計上) ・FC会費 :39,236千円。 ・その他収入:15,512千円(1575+13937) ============== その他売上高:153,014千円(アカデミー収入を除く。) -連帯貢献金:21,060千円(売掛金は当年度の売り上げに計上) -FC会費 :39,236千円。 -その他収入:15,512千円(1575+13937) ============== 移籍金+レンタル料:77,206千円 ・・・あれ?そんなもん? 山下:4000万円 キリノ:数千万円 上里レンタル:1千万くらい 横野レンタル:数百万円 あ、いや、大体合うか。
ここで、この数値を2013年の予算に当てはめてみよう。 2013予算実績より。 その他収入 162,000 選手移籍金・ファンクラブ会費・ユース会費・スクール会費・その他 販売収入 60,000 グッズ販売収入 コンサの2013年度予算実績によると 商品売上高 60,000千円 その他売上高 162,000千円 ============== 合計 222,000千円(2012年度決算比-43,989千円) (合計(2012) 265,989千円) このことから、以下の計算が成り立つ。 コンサの予算実績によると 商品売上高 60,000千円 アカデミー収入 44,000千円(2012年度J経営情報より) その他売上高 118,000千円(アカデミー収入を除く。) ============== 合計 222,000千円 その他売上高 118,000千円(アカデミー収入を除く。) の内訳として残るのは、以下の3つである。 ・選手移籍金、レンタル料 ・ファンクラブ会費 ・その他 これを先述の2012年度決算とあわせて、 「選手移籍金、レンタル料」の2013年度予算を探る。 2013年度ファンクラブ会費数は9,576名(8月15日現在、ソースは公式より) 1人当たり4000円とすると、38,304千円。 ・選手移籍金:? ・レンタル料:? ・FC会費 :38,304千円。 ・その他収入:15,512千円(1575+13937)(2012年度決算より) ============== その他売上高:118,000千円(アカデミー収入を除く。) -FC会費 :39,236千円。 -その他収入:15,512千円(1575+13937) ============== 移籍金+レンタル料:63,252千円 つまり、2013年度の選手移籍金やレンタル料で「63,252千円」を見込んでいる。 ・・・計算が合ってるとは思えないが、 5~6千万は「選手移籍金+レンタル料」が入る・・・当てあるの? まあ、開幕前のアレ一撃で賄えたんだろうけれど。 789
2013年08月20日
もくじ 1★2012年J1/J2営業収益順(百万円)こちら 2★2012年J1/J2広告料収入順(百万円)こちら 3★2012年J1/J2営業収益に締める広告料収入の割合順(百万円)こちら 4★2012年J1/J2入場料収入+アカデミー収入+その他収入の合計順(百万円)こちら 5★2012年J1/J2入場料収入順(百万円)←今回★ 6★客単価/J2 客単価(円) 興収(百万円) 7★2012年J1/J2アカデミー関連粗利順(百万円) 8★2012年度J1/J2その他収入+アカデミー収入(百万円) 9★2012年度J1/J2チーム人件費順(百万円) 10★2012年J1定着,残留,昇格/J2PO進出基準(Jリーグ経営情報で見るコンサドーレの現在地2012年度まとめ) 参考資料 2012年度Jクラブ経営情報開示 平成24年12月期有価証券報告書(PDF:2.16MB) 経営状況で見るコンサの現在地(2011年度まとめ)
入場料収入。興行単体での粗利についても触れておく。 ★2012年J1入場料収入順(百万円) 入場料 試合 興行 売上 収入 経費 粗利 利益率 浦和 1,988 449 1,539 77%専 F東京 817 427 390 48% 名古屋 799 319 480 60%専 横浜FM 783 331 452 58% 仙台 764 132 632 83%専 鹿島 720 358 362 50%専 (J1平均 663 272 391 59%) 新潟 661 281 380 57% 清水 623 248 375 60%専 木白 576 174 402 70%専 川崎F 558 179 379 68% 広島 551 239 312 57% G大阪 529 321 208 39% C大阪 495 290 205 41%専 鳥栖 495 116 379 77%専 神戸 454 176 278 61%専 磐田 403 309 94 23%専 札幌 397 254 143 36%★ 大宮 329 288 41 12%専 ============== 平均 605 251 354 59% (札幌 310 205 105 34%★J2/2011) (札幌 397 254 143 36%★J1/2012) (札幌 330 217 113 36%★J2/2013予算(試合経費は興行原価より)) ※専:主催試合の半数以上を専用スタジアムで開催してるクラブ 浦和が大箱を見事に活かした興行でダントツ。 興行だけで15億もの粗利とは凄まじい。 浦和の粗利(1,539)だけで、札幌の営業収益(1,347)を超えている。 余談だが、札幌の入場料収入の最高は2002年(J1)711百万円。 ドーム開業+W杯効果での最高記録だから、 50年かかっても浦和を超えることはないだろう。 名古屋や鹿島も大きい専スタを持つ優位性を活かしている。 仙台はついに入場料収入で鹿島を超えた! 試合関連経費が低い理由を探る必要があるが、それでも好業績だ。 新潟は、昨年より入場料収入も粗利も落ちているものの、 陸上競技場でこれだけの入場料収入を得ている。 逆に、神戸、大宮、磐田は専用スタジアムなのに低調。 大宮、磐田は、スタジアムの規模が小さいのも一因だが、 専スタというだけでは限界があることを示すのか? それとも、入場料収入を一定の水準に保つ効果があるが、 さらに拡大するためには、スタジアムを拡張せねばならないと捉えるべきか? 私は、スタジアムの拡張など必要がないと考える。 今の収容人数のまま集客率を上げ、チケットをプラチナ化して客単価を上げる。 スタジアムで見れない人向けに、地元局での中継が求められるようになる。 こういうサイクルの方が、よっぽどマシだろう。 成績が低迷して入場料収入が減ると、大箱は重荷になるから。 J1定着ラインは、6億円。 J1残留ラインは、4.5億円。
★2012年J2入場料収入順(百万円) 入場料 試合 興行 売上 収入 経費 粗利 利益率 千葉 341 147 194 57%専 甲府 291 66 225 77% 大分 285 67 218 76% 京都 250 134 116 46% 山形 223 77 146 65% 横浜FC208 85 123 59%専 湘南 203 67 136 67% 松本 188 83 105 56%専 東京V170 284 -114 -67% 福岡 170 86 84 49%専 J2平均154 80 74 48%) 岡山 141 67 74 52% 栃木 131 92 39 30%専 北九州 98 44 54 55% 熊本 95 75 20 21% 鳥取 87 43 44 51%専 徳島 84 52 32 38% 水戸 82 30 52 63% 群馬 80 54 26 33% 岐阜 73 46 27 37% 町田 69 84 -15 -22% 富山 58 55 3 5% 愛媛 55 21 34 62% ============= J2平均154 80 74 48% (札幌 310 205 105 34%★J2/2011) (札幌 397 254 143 36%★J1/2012) (札幌 330 217 113 36%★J2/2013予算(試合経費は興行原価より)) ※専:主催試合の半数以上を専用スタジアムで開催してるクラブ いやー、やはりJ2ですね。 J2で最も多い千葉がJ1でも下から2番目。 対戦相手の質が非常に重要な要素だと分かります。 質と言っても、「よいサッカーをする」かどうかではなく、 「相手に代表選手や元代表で名を残した選手がいるかいないか」。 そちらの方が単純で分かりやすくて、食いつきやすいですから。 「京都のサッカーがとても面白い!」と薦めたところで、 分かってくれるのはJリーグ好きかサポーターだけです。 一度でもJ1経験があると、それをきっかけに足を運んだ方がリピーターになりうるのでしょう。 J2でいくらアピールしても、競合する娯楽がないなど、恵まれた条件にないと厳しいのかも。 こういう捉え方で見ると、J1経験のない松本、岡山、栃木が 入場料収入で1億を超えているのは、大健闘のような気がします。 J2上位に顔を出せるポジションをキープしつつ、善戦するのが大事なのかもしれません。 プレーオフにいけるか、行けないか、あたりをウロウロ。 J1昇格ラインは、3億円。 PO進出ラインは、2.2億円。 677
2013年08月19日
もくじ 1★2012年J1/J2営業収益順(百万円)こちら 2★2012年J1/J2広告料収入順(百万円)こちら 3★2012年J1/J2営業収益に締める広告料収入の割合順(百万円)こちら 4★2012年J1/J2入場料収入+アカデミー収入+その他収入の合計順(百万円)←今回★ 5★2012年J1/J2入場料収入順(百万円) 6★客単価/J2 客単価(円) 興収(百万円) 7★2012年J1/J2アカデミー関連粗利順(百万円) 8★2012年度J1/J2その他収入+アカデミー収入(百万円) 9★2012年度J1/J2チーム人件費順(百万円) 10★2012年J1定着,残留,昇格/J2PO進出基準(Jリーグ経営情報で見るコンサドーレの現在地2012年度まとめ) 参考資料 2012年度Jクラブ経営情報開示 平成24年12月期有価証券報告書(PDF:2.16MB) 経営状況で見るコンサの現在地(2011年度まとめ)
少し視点を変えて、広告料とJリーグ配分金を除いた収益では、どうなるのか? 広告料収入は親会社やスポンサー企業規模による補正、 Jリーグ配分金は1部/2部の違いや放映権分配の補正がかかるのため、 これらを除くことで「純粋なサッカークラブ運営事業」の目安としてみた。 ★2012年J1営業収益から広告料収入とJ配分金を除く(百万円) (入場料収入+アカデミー収入+その他収入の合計順) 親会社 チーム 広告と 営業 ___ ___ 配分除く 収益 比率 三菱自 浦和 2,965 5,353 55% 東ガス F東京 2,253 3,865 58% 日産 横浜FM 2,133 3,717 57% 鈴与 清水 1,989 3,449 58% 住友 鹿島 1,978 4,160 48% トヨタ 名古屋 1,622 3,993 41% マツダ 広島 1,531 3,176 48% (- J1平均 1,527 3,152 48%) 富士通 川崎F 1,486 3,073 48% ヤマハ 磐田 1,484 3,391 44% 日立 木白 1,328 3,551 37% 楽天 神戸 1,306 2,250 58% -- 仙台 1,285 2,303 56% ヤンマーC大阪 1,270 2,618 49% -- 新潟 1,244 2,405 52% パナ G大阪 1,213 3,285 37% Docomo 大宮 964 3,344 29% -- 鳥栖 759 1,454 52% -- 札幌 663 1,347 49%★ ============ -- J1平均 1,527 3,152 48% (-- 札幌 796 1,297 61%★J2/2011) (-- 札幌 662 1,345 49%★J1/2012) (-- 札幌 552 1,055 52%★J2/2013予算) 浦和が突出。 歴史がありバックボーンが強いクラブが上位にある傾向。 FC東京、横浜FMも20億円を超え、大健闘。 両クラブともアカデミー収入が4億円を超えているのが特徴の1つ。 これは大都市をホームとすることの優位性(子供の多さと収入の多さ)を活かしている。 マリノスのスクール月謝は月1万円というコースもあるようです。 仙台や新潟も、広告料が期待できない以上、入場料やその他で稼いでいることが分かる。 大宮が毎年降格争い常連なのも納得だし、G大阪が降格した理由もうかがえます。 広告料収入に隠れてしまっているが、実は大宮もG大阪も新潟より下なのだ。 特にG大阪は、広告料収入とカタール移籍金がないと、とんでもなくヤバいんじゃなかろうか。 J1定着ラインは、15億円。 J1残留ラインは、10億円。
★2012年J2営業収益から広告料収入とJ配分金を除く(百万円) (入場料収入+アカデミー収入+その他収入の合計順) 親 チーム 広告と 営業 会社___ 配分除 収益 比率 -- 東京V835 1,470 57% -- 山形 699 1,047 67% JEF千葉 681 2,408 28% 京セラ京都 596 2,039 29% -- 甲府 522 1,179 44% -- 福岡 458 854 54% -- 大分 451 986 46% -- 湘南 450 869 52% -- 松本 407 893 46% (- J2平均391 936 42%) -- 横浜FC376 1,054 36% -- 岡山 370 878 42% -- 北九州344 682 50% -- 熊本 343 678 51% -- 鳥取 278 576 48% -- 栃木 277 791 35% -- 愛媛 257 546 47% 大塚 徳島 252 1,050 24% -- 岐阜 235 528 45% -- 水戸 224 483 46% -- 町田 196 493 40% -- 群馬 183 496 37% -- 富山 161 599 27% ============== -- J2平均391 936 42% (- 札幌 796 1,297 61%★J2/2011) (- 札幌 662 1,345 49%★J1/2012) (- 札幌 552 1,055 52%★J2/2013予算) なんと、東京Vと山形が、千葉や京都よりも「サッカークラブ運営事業」で上回った。 「ユースは投資で、海外やJ1へ積極的に移籍させて、東京Vブランドを向上する」という印象を持っている。 J1経験クラブが平均以上に集まる中、松本が平均を超えている。 J1未経験の岡山や熊本も大健闘。 北九州は政令指定都市なんだから、もっといけるはず。成長が期待できる。 ちなみに、平均以下のチームは、F東京や横浜FMのアカデミー収入をも下回る。 つまり、地方のスタジアムで金を落とす世代の売り上げよりも、 大都市圏で子供を経由して親や祖父母からかき集めた売上の方が上回っているのだ。 地方の少子高齢化や、働き盛り+子育て世代の大都市集中が、こんなところからもうかがえる。 J1昇格ラインは、7億円。 PO進出ラインは、5億円。 701
2013年08月15日
もくじ 1★2012年J1/J2営業収益順(百万円)こちら 2★2012年J1/J2広告料収入順(百万円)こちら 3★2012年J1/J2営業収益に締める広告料収入の割合順(百万円)←今回★ 4★2012年J1/J2入場料収入+アカデミー収入+その他収入の合計順(百万円) 5★2012年J1/J2入場料収入順(百万円) 6★客単価/J2 客単価(円) 興収(百万円) 7★2012年J1/J2アカデミー関連粗利順(百万円) 8★2012年度J1/J2その他収入+アカデミー収入(百万円) 9★2012年度J1/J2チーム人件費順(百万円) 10★2012年J1定着,残留,昇格/J2PO進出基準(Jリーグ経営情報で見るコンサドーレの現在地2012年度まとめ) 参考資料 2012年度Jクラブ経営情報開示 平成24年12月期有価証券報告書(PDF:2.16MB) 経営状況で見るコンサの現在地(2011年度まとめ)
広告料に依存しているか確認するため、営業収益に締める広告料収入の割合順に並べ替えてみた。 ★2012年J1営業収益に締める広告料収入の割合順(百万円) 親 チーム 割合 広告収入 営業収益 Docomo大宮 65% 2,172 3,344 日立 木白 56% 1,989 3,551 パナ G大阪56% 1,840 3,285 トヨタ名古屋54% 2,145 3,993 ヤマハ磐田 49% 1,674 3,391 住友 鹿島 47% 1,935 4,160 富士通川崎F45% 1,373 3,073 マツダ広島 44% 1,406 3,176 (-J1平均 44% 1,398 3,152) ヤンマC大阪43% 1,120 2,618 三菱 浦和 40% 2,121 5,353 -- 新潟 39% 941 2,405 日産 横浜FM37% 1,364 3,717 東ガスF東京36% 1,385 3,865 鈴与 清水 35% 1,223 3,449 -- 札幌 35% 475 1,347★ -- 鳥栖 34% 493 1,454 -- 仙台 33% 770 2,303 楽天 神戸 33% 742 2,250 ============= 平均 45% 1,313 2,912 (札幌 31% 399 1,297★J2/2011) (札幌 35% 475 1,345★J1/2012) (札幌 39% 415 1,055★J2/2013予算) 大宮の収益の3分の2は広告料だそうで。 この依存度は驚異的。 しかし、ここ数年は 「大卒から他のJ1クラブに加入し、軸になりうる将来性のある選手を獲得」 「大卒の即戦力で有力な選手を獲得」 という方針で補強しているようで、選手層の底上げを実現している。 そういう意味では、J1定着に必要な下地は作っているし、 金の使い方も間違っているとは言えない。 J1で戦うには、育成型クラブよりも、資金力にモノを言わせて 選手層を厚くするのが常套手段だし、それでいいと思う。 柏、名古屋、G大阪も50%超え。 経営不振で主要スポンサーが撤退!となったらどうするの? バランスを考えると、40%を下回る方がよい。 営業収益の大きい割に広告料依存度が低い浦和、横浜FM、F東京は、バランスの良い経営といえる。 札幌、鳥栖、仙台は親会社がないので、必然的に広告料収入のウエイトが低いい。 それでも広告料収入が多いに越したことはないのだけれど。 ちなみに横浜FMの場合、07年当時の広告料は25億円を超える親会社依存体質だったが、 現在は15億円を下回り、単独でも経営できるよう改善しているようだ。 毎年20億円補てんせずとも、2~3年に1回20億円補てんすればいい状況にまでなってきている。 親会社からの補てん自体は否定しないし、どんどん使っていただいて結構だが、 それが当たり前になって危機感も無く補てんされているのでは、まるで意味がない。 そういう観点で、マリノスのチャレンジは結果を残していると思う。 とはいえ、有能な(?)人材を集めても、それが限界なのかなーと思ってしまう自分がいる。
★2012年J2営業収益に締める広告料収入の割合順(百万円) 親 チーム 割合 広告収入 営業収益 大塚 徳島 68% 709 1,050 JEF千葉 67% 1,617 2,408 京セラ京都 66% 1,354 2,039 -- 富山 59% 354 599 -- 横浜FC55% 576 1,054 -- 栃木 53% 418 791 (- J2平均48% 451 936) -- 岡山 47% 415 878 -- 甲府 47% 554 1,179 -- 大分 46% 452 986 -- 群馬 46% 226 496 -- 松本 41% 368 893 -- 町田 41% 202 493 -- 湘南 38% 330 869 -- 東京V37% 548 1,470 -- 北九州37% 252 682 -- 熊本 37% 252 678 -- 岐阜 37% 193 528 -- 愛媛 36% 199 546 -- 福岡 35% 301 854 -- 水戸 35% 169 483 -- 鳥取 32% 186 576 -- 山形 24% 253 1,047 =============== -- J2平均48% 451 936 (札幌 31% 399 1,297★J2/2011) (札幌 35% 475 1,345★J1/2012) (札幌 39% 415 1,055★J2/2013予算) J2親会社3トップ!強烈ですね。 広告料の依存度だけでいえば、大宮以上ときたもんだ。 J2の場合、広告単価が下がるため、全体的に低いのは否めない。 とはいえ山形の24%って、驚異的な数字です。
2013年08月14日
もくじ 1★2012年J1/J2営業収益順(百万円)こちら 2★2012年J1/J2広告料収入順(百万円)←今回★ 3★2012年J1/J2営業収益に締める広告料収入の割合順(百万円) 4★2012年J1/J2入場料収入+アカデミー収入+その他収入の合計順(百万円) 5★2012年J1/J2入場料収入順(百万円) 6★客単価/J2 客単価(円) 興収(百万円) 7★2012年J1/J2アカデミー関連粗利順(百万円) 8★2012年度J1/J2その他収入+アカデミー収入(百万円) 9★2012年度J1/J2チーム人件費順(百万円) 参考資料 2012年度Jクラブ経営情報開示 平成24年12月期有価証券報告書(PDF:2.16MB) 経営状況で見るコンサの現在地(2011年度まとめ)
★2012年J1広告料収入順(百万円) 親 チーム 広告収入 営業収益 広告収入の割合 Docomo 大宮 2,172 3,344 65% トヨタ 名古屋2,145 3,993 54% 三菱自 浦和 2,121 5,353 40% 日立 木白 1,989 3,551 56% 住友 鹿島 1,935 4,160 47% パナ G大阪1,840 3,285 56% ヤマハ 磐田 1,674 3,391 49% マツダ 広島 1,406 3,176 44% (- J1平均 1,398 3,152 44%) 東京ガスF東京1,385 3,865 36% 富士通 川崎F1,373 3,073 45% 日産 横浜FM1,364 3,717 37% 鈴与 清水 1,223 3,449 35% ヤンマ C大阪1,120 2,618 43% -- 新潟 941 2,405 39% -- 仙台 770 2,303 33% 楽天 神戸 742 2,250 33% -- 鳥栖 493 1,454 34% -- 札幌 475 1,347 35%★ ============ -- J1平均 1,398 3,152 44% (札幌 399 1,297★J2/2011) (札幌 475 1,345★J1/2012) (札幌 415 1,055★J2/2013予算) 営業収益のうち、広告料収入順に並べ替えてみた。 大宮がトップに浮上。世界的通信企業が親会社だと広告料もケタ違い。 世界的企業が主要スポンサーの名古屋も納得。 浦和も高いのだが、依存度が平均以下なのでバランスの良さがうかがえる。 横浜FMは他と比べると低めで、広告料に依存しない経営へシフトしている様子。 5年前の25億を超えていた状況が異常だったということか。 J1定着ラインは、14億円。 J1残留ラインは、8億円。
★2012年J2広告料収入順(百万円) 広告料収入 営業収益 親 チーム 広告収入 営業収益 広告収入の割合 JEF 千葉1,617 2,408 67% 京セラ京都1,354 2,039 66% 大塚 徳島 709 1,050 68% -- 横浜FC576 1,054 55% -- 甲府 554 1,179 47% -- 東京V548 1,470 37% -- 大分 452 986 46% (- J2平均451 936 48%) -- 栃木 418 791 53% -- 岡山 415 878 47% -- 松本 368 893 41% -- 富山 354 599 59% -- 湘南 330 869 38% -- 福岡 301 854 35% -- 山形 253 1,047 24% -- 北九州252 682 37% -- 熊本 252 678 37% -- 群馬 226 496 46% -- 町田 202 493 41% -- 愛媛 199 546 36% -- 岐阜 193 528 37% -- 鳥取 186 576 32% -- 水戸 169 483 35% ============== (- J2平均451 936 48%) (札幌 399 1,297★J2/2011) (札幌 475 1,345★J1/2012) (札幌 415 1,055★J2/2013予算) J2も強力な親会社クラブで3トップ。 東京や横浜という有利な土地柄の2チームはよいとして、 J1経験があるとはいえ甲府、大分という地方のチームが平均以上なのは素晴らしい。 一度J1に上がると、起爆剤となりうるということか。 すぐ落ちると、ソッポを向かれそうだが。 愛媛、岐阜、鳥取、水戸がんばれ。 J1昇格ラインは、14億円。 PO進出ラインは、6億円。 ※親会社について。 「親会社」は、クラブの前身企業だったりクラブ設立から関与していて、 現在も主要株主として残り、影響ある大企業としています。 広島は、筆頭株主はエディオンのようですが、主要株主2番目で前身のマツダとしました。 新潟のNSGも親会社と思いますが、売上規模が小さい(300億)ので外しました。 神戸の楽天は創立時には関与していませんでしたが、影響力が大きいので親会社としました。 京都は、京セラ+任天堂+ワコールと思われますが、売上が最も大きい京セラにしました。 千葉は、JR東と古河電工ですが、長いので略してJEFにしました。 こんな感じなので、少々主観が交じっています。
2013年08月14日
2012年度版Jリーグの各クラブの経営情報が開示されたので、 改めて経営面で見たときのコンサドーレの現在地を確認しよう。 もくじ 1★2012年J1/J2営業収益順(百万円)←今回★ 2★2012年J1/J2広告料収入順(百万円) 3★2012年J1/J2営業収益に締める広告料収入の割合順(百万円) 4★2012年J1/J2入場料収入+アカデミー収入+その他収入の合計順(百万円) 5★2012年J1/J2入場料収入順(百万円) 6★客単価/J2 客単価(円) 興収(百万円) 7★2012年J1/J2アカデミー関連粗利順(百万円) 8★2012年度J1/J2その他収入+アカデミー収入(百万円) 9★2012年度J1/J2チーム人件費順(百万円) 参考資料 2012年度Jクラブ経営情報開示 平成24年12月期有価証券報告書(PDF:2.16MB) 経営状況で見るコンサの現在地(2011年度まとめ)
★2012年J1営業収益順(百万円) 親会社 チーム 営業収益 三菱自 浦和 5,353 住友 鹿島 4,160 トヨタ 名古屋3,993 東ガス F東京3,865 日産 横浜FM3,717 日立 木白 3,551 鈴与 清水 3,449 ヤマハ 磐田 3,391 Docomo 大宮 3,344 パナ G大阪3,285 マツダ 広島 3,176 (- J1平均 3,152)= 富士通 川崎F3,073 ヤンマーC大阪2,618 -- 新潟 2,405 - 仙台 2,303 楽天 神戸 2,250 - 鳥栖 1,454 - 札幌 1,347★ ======= - J1平均 3,152 (札幌 1,297★J2/2011) (札幌 1,347★J1/2012) 札幌の最下位降格を避けられなかったんだなあという印象。 鳥栖の好成績は素晴らしいが、レンタル選手が主力だと長期的な収益に繋がらず、 長持ちしないのは札幌も経験済み。 今年や来年どうなるかが、注目。 様々な問題があり、少ない収益で残留するケースや、その逆もあり得るわけだが、 J1定着するには最低でも30億必要という証のようなデータ。 30億あれば降格争いの可能性は減り、安定するといえそう。 そのためには、売上が「兆」単位の親会社は欠かせません。 J1定着ラインは、32億円。 J1残留ラインは、23億円。
★2012年J2営業収益順(百万円) 親 チーム 営業収益 JEF 千葉 2,408 京セラ京都 2,039 -- 東京V1,470 -- 甲府 1,179 -- 横浜FC1,054 大塚 徳島 1,050 -- 山形 1,047 -- 大分 986 (- J2平均 936) -- 松本 893 -- 岡山 878 -- 湘南 869 -- 福岡 854 -- 栃木 791 -- 北九州 682 -- 熊本 678 -- 富山 599 -- 鳥取 576 -- 愛媛 546 -- 岐阜 528 -- 群馬 496 -- 町田 493 -- 水戸 483 ========= -- J2平均 936 親会社のある企業の2トップ。 J1未経験で平均以上は、徳島のみ。 株主比率は分かりませんが大塚製薬さんが主要株主と思われるので、親会社という認識でよいのかな? 平均以下では、今季好調な松本と岡山が平均に迫る勢い。 J1昇格を目標にするには、最低でも10億円が必要と捉えられますね。 J1昇格ラインは、21億円。 PO進出ラインは、11億円。 ※親会社について。 「親会社」は、クラブの前身企業だったりクラブ設立から関与していて、 現在も主要株主として残り、影響ある企業としています。 広島は、筆頭株主はエディオンのようですが、主要株主2番目で前身のマツダとしました。 新潟のNSGも親会社と思いますが、売上規模が小さい(300億)ので外しました。 神戸の楽天は創立時には関与していませんでしたが、影響力が大きいので親会社としました。 京都は、京セラ+任天堂+ワコールと思われますが、売上が最も大きい京セラにしました。 千葉は、JR東と古河電工ですが、長いので略してJEFにしました。 こんな感じなので、少々主観が交じっています。
2013年08月03日
公開されている資料を基に、Jリーグの1クラブあたりの放映権収入比率を算出してみた。 話の始まりは、レコンビン効果で札幌に入る放映権収入は1試合約12万円を参照のこと。
★放映権収入の基本概念 第122条〔収入の配分〕 前4条の事業に基づく収入は、予め定められた比率により、Jクラブに配分する。 ※Jリーグについて - 公開資料の「全文(5.83MB)」より これはJリーグ規約に載っている。 つまり、クラブではなくJリーグが管理している収入の1つ・・・ というか全収入の40%以上を占める放映権料収入は、 Jリーグから各クラブへ「予め定められた比率により、Jクラブに配分」されている。 Jリーグの収入(一部) 経常収益計 9,640百万円 放送権料収益 4,387百万円 (全体の46%) 協賛金収益 2,657百万円 (全体の28%) ※Jリーグの損益計算(収入と支出(配分金)) 正味財産増減計算書総括表(pdf)
★Jリーグの放映権収入は、Jリーグが一括で管理し、全クラブへ配分される。 →札幌の試合をベトナムで放映しても、収入はJリーグが管理し【全クラブへ配分】される。 →配分比は、総額をリーグで割る。(J1:J2=2:1) リーグで分けた額をチームで割る(J1:18,J2:22) 放映した主催試合数や順位などが加味された出来高が加算される(これが分配金収入の差となる) 分配金の出来高要素は他にもあると思われるが、今回はそれは問題ではないので割愛。 多少の差分があるにせよ、なぜ均一に分配するのか? と、疑問に思う方もいるかもしれないが、 ・放映権収入総額の半分を2チームが占めるリーグ(例:スペイン) ・放映権収入をできるだけ均一に分配するリーグ(例:ドイツ、イングランド、アメリカ) どちらがその国のサッカーリーグの繁栄を支えるか考えれば、自ずと答えは出るはず。 世界の潮流は「放映権は分配」が常識。 大切なのは、突出したクラブを作り出すことではなく、「リーグのブランド向上」。 ここは異論を唱える人がいるが、そこは言及しない。不毛な議論なので。 「Jリーグは放映権収入を分配している」ということだけ理解できればよい。 Jリーグメディアプロモーションの映像利用規定には、 「2.7.2 海外番組 ◦海外に「映像」を販売する場合は、お問合せ下さい。」 と、あるので、先述の料金表や配分比率がそのまま適用されずに、 東南アジア向けだから、特殊な分配比率というのがあるかもしれない。 仮に出来高が大きく10倍も差が出るとなると、Jクラブがもっと早くに手を出しているはずだ。 そんな考えもあり、ある程度均一に分配されていることは間違いないと考える。
★放映権収入の分配比率の根拠 Jクラブ個別経営情報開示資料 によると、 各クラブの経営情報と分配金収入 40クラブに分配された分配金は リーグ総額6,169百万円 うちJ1総額4,093百万円 うちJ2総額2,076百万円 J1の18クラブで割ると、1クラブあたり227百万円 J2の22クラブで割ると、1クラブあたり 94百万円 つまり、放映権収入が各クラブへ分配される比率は、概算で以下と言える。 J1の場合、約3.7%(=227百万円 / 6,169百万円) J2の場合、約1.5%(= 94百万円 / 6,169百万円) 【1クラブあたり分配金の考察】 J1各クラブの分配金収入は202百万円(鳥栖,神戸)~267百万円(浦和)。 「1クラブあたり227百万円」が収まっているので概算としては正しいと言える。 【概算の分配比率の考察】 2012年度の 札幌の分配金収入は209百万円 リーグ分配金総額6,169百万円 209 / 6169 = 3.39% J1の場合、約3.7%との誤差が10%程度なので、概算の分配比率としては正しいと言える。 山形の分配金収入は 95百万円 リーグ分配金総額6,169百万円 95 / 6169 = 1.54% J2の場合、約1.5%との誤差が10%程度なので、概算の分配比率としては正しいと言える。 ゆえに、クラブに入る放映権収入は、 J1の場合、約3.7% J2の場合、約1.5% これを元に計算すると、J2の1クラブあたり放映権収入概算は 8,100千円 x 1.5% = 121,500 ≒ 12万円。 8,100千円 x (1/3) / 22 = 122,727 ≒ 12万円。 ※総額をリーグで割る。(J1:J2=2:1) ※リーグで分けた額をチームで割る(J1:18,J2:22) ※地上波(全国)=8,100千円(1500円/秒 x 5400秒) ※1試合を90分(5400秒)とする。計算が面倒なので。 ※基本料金はMAX30,000円で計算が面倒なので省略。 ※Jリーグメディアプロモーション・テレビ放送用料金表よりこちら
というわけで、ベトナムでコンサドーレ札幌の試合が放映されると、
1試合あたり約12万円の収入増。
という結論に。
2013年07月12日
2012年度のリーグ経営情報が開示されました。 こちら コンサについて3月末に公表された有価証券報告書にて、 すでに分析が終わっているので、気になる方はコンサまとめをご覧ください。 詳細はいずれやるとして、目についた数値だけ挙げておきます。 ■★2011年J1広告料収入順(百万円) 広告料収入 営業収益 名古屋 2,136 4,196 大宮 1,924 2,775 木白 1,878 3,543 ★2012年J1広告料収入順(百万円) 広告料収入 営業収益 大宮 2,172 2,775 名古屋 2,145 4,196 浦和 2,121 5,353 大宮がついに広告料収入で首位に躍り出た! ★2011年J1入場料収入順(百万円)(下位比較) 入場料収入 試合経費 興行粗利 売上利益率 磐田 424 323 101 24% 神戸 392 186 206 53% 大宮 325 313 12 4% (札幌 310 205 105 34%★J2/2011) ★2012年J1入場料収入順(百万円)(下位比較) 入場料収入 試合経費 興行粗利 売上利益率 神戸 454 176 278 61% 磐田 403 309 94 23% 札幌 396 281 115 29%★J1/2012 大宮 329 282 47 12% 入場料収入だけなら札幌は大宮より上です。 興行粗利だけなら、大宮、磐田より上です。 いやー親会社ってすごいですね。 195
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