かなり日が過ぎましたが、昨年末の１２月８日にNHKラジオで放送された『北海道まるごとラジオ』☆コンサドーレＪ１昇格スペシャル☆。
再度録音を聴くとやっぱり面白いので(笑)
備忘録として抜粋内容を残しておきます。

出演はＮＨＫのアナウンサーお二人とこの番組担当の曽田雄志氏。
コンサのゲストは内村選手と宮澤選手でした。

（曽田）「今季はずっとある程度いい戦いが出来ていて一体感もあって、後半うまくいかなくなった時は気持ちをトレーニングで修正したのか、気にしないで切り替えたのか？」　　　
（宮澤）「切り替えてのほうですね。次の試合への準備に気持ちを持っていくようにしました。終わったことはしょうがないという切り替えは最後までみんな変わらなかったです」

（曽田）「一体感が揺らぐ部分はなかった？」
（宮澤）「ふつうにチームとして＜首位だから結果は出せるだろう＞という気持ちだった」

（曽田）「ゲームに関わらない選手の状況は？」
（宮澤）「向かう方向みんな一緒で、温度差を感じることはなかった。
　　　　　コーチや監督も全選手に対してメンタルケアをしていました。
　　　　　信頼関係が築けていて、最後にそれがうまく出た感じですね」

（曽田）「試合前のロッカールームではどんな感じ？僕の時代はずっと同じ曲がかかっていて、みんなで同じ曲聞いて士気を高めるみたいのあったんだけど。
　　　　　今はみんなそれぞれ？」
（宮澤）「今まではそれぞれが聴いていたんだけど、今年はブラジル人選手がガンガン曲流して踊ったりしていてそれで盛り上がっていた。
　　　　　そこは個々で聞くよりよかったかもしれない」

（曽田）「千葉戦はすごかったね。こういうことってあるんだねという数年に一度の試合。
　　　　　なぜあそこにいられなかったのか・・・(笑)」
（内村・宮澤）」「いなかったんですか？」
（曽田）「その前の徳島戦に行っちゃったんだよ。そこで風邪ひいて、しかも負けて。
　　　　　千葉戦のゴールは狙ったの？」
（内村）「前にも同じ場所で同じ状況になったことがあって。
　　　　　これ決められるんじゃないかと思って蹴ったら入りました」


＜ここで曽田さんが宮澤選手をイメージして選んだ曲を＞
（曽田）「尾崎豊の『僕が僕であるために』。
　　　　　タイトルもそうですけど、裕樹は自分のことを考えた一年になったと思うんだよね。
　　　　　入団当初は性格がシャイだしマイペースにやってたと思うけど、キャプテンになって周りのことを考える部分と自分の個性を出すことで悩んだりしたことがあるのかなと思ってこの曲にしました」
（宮澤）「ユタカさんですね(笑)いやーいい曲。これ僕のテーマソングにします。
　　　　　これを応援歌に反映してもらってもいいくらい」
（内村）「チャント？まったりしてるけど大丈夫？」
（宮澤）「ハードな曲で気持ち高めるタイプじゃないから。
　　　　　試合前はお風呂入ったりしてます。筋肉をあたためたり、しっかりけがれたモノを落として試合にのぞむんで(笑)」

＜キャプテンとしての個性を出す部分は？＞
（宮澤）「キャプテンとしてというより自分のプレーをおろそかにしないことを心がけてましたね。
　　　　　僕自身発言で引っ張るタイプではないので、自分のプレーを１００％出せるようにしてました」
（内村）「今年の裕樹は練習から手を抜かないので。
　　　　　全体に何となくふわっと緩んだ空気の時でも全力でトレーニングするから締まる。
　　　　　やっぱりキャプテンなんだなと思いました」
（質問）「キャプテンをやってよかったことと難しかったことは？」
（宮澤）「これは良かったことと難しかったことが同じなんですけど、
　　　　　良かったことは自分の発言が個人としてのものからチームとしての発言になるので、言葉に責任感が出てきたこと。
　　　　　もともとそういう風に話せるようにならないとと思っていたタイミングでキャプテンの話が出てきたので。
　　　　　難しいのはそれをやる機会が増えて大変(笑)」
（曽田）「自分の特徴理解してそれを出すのが大事だよね。
　　　　　変に理想像だけ出しても上手く行かないことがあるから。
　　　　　裕樹は自分のやるべきことを理解していたのが良かったんだね」


（曽田）「裕樹は生え抜きで１０年目になるから僕は抜かれた(笑)
　　　　　もうミスターコンサドーレと呼ばないでください」
（宮澤）「いやいや、在籍年数だけではないですよ曽田さん」


＜内村選手の試合前の裸足プラプラ、いつまでもボールと戯れるルーティーンにはたくさんのサポーターさんからメールが来ています＞　
（宮澤）「ウチさん基本マイペース。円陣組む時もみんなユニホームなのにウチさんだけ裸。
　　　　　それがペースなので、みんなそれを乱そうとは思ってません」
（内村）「試合前って長い。暇だな～って遊んでるだけ。
　　　　　いろいろ長いから早く始まんないかな気持ちでいます。
　　　　　プラプラしてるときは音楽聴いて何も考えてない。
　　　　　トラップのタッチとかは気にしてます。ずっと上手くなりたいと思ってるから。
　　　　　これからもいつも通りやります」
＜お二人の共通の話題は？＞
（内村）「裕樹とは子供の話することが多い。月齢が近いから＜こんな時どう？＞って聞いたり。少しだけ裕樹が先輩なんで」

（質問）「ソックスいつも下げてますね。試合前は裸足」
（内村）「ソックスが嫌いなんで。
　　　　　よく審判とはケンカというか言い合いします。＜上げてるから！＞って。
　　　　　（ジャッジが）上手くない人に限ってソックス見てくる」

＜最後のまとめで曽田さんが来シーズンへの期待を＞
（曽田）「何度も出ていた一体感という自分たちの持ち味を得ることが出来たシーズンだったと思うんだけど、
　　　　　結果の出ない中でそれをキープするのは難しい。
　　　　　今シーズンついた自信・実績を信じて最後まで突き進んで行ってほしいと思います」