今朝から情報番組でも流れている女子アナウンサーの自殺。

明確な理由は明らかになっていませんが、実のお兄さんは「産後うつ」だったとも言っていました。
産後うつ・マタニティブルー。言葉では聞くこともありますが、その状態はあまり認知されていないかもしれません。


彼女が「産後うつ」だったと聞き、とてもいたたまれない気持ちになりました。
私も長男が生まれてから数ヶ月間の頃を一言で表すと、最初に「辛かった」という言葉が出てきてしまうので。
特に何があったワケじゃないけど、とにかく疲れていたし余裕がなかったというのが一番正しい表現だと思います。

最初の子どもということもあり、親子で物音に敏感。（ヤツはとびきりのビビリです）置けば泣く。寝てもすぐ泣いて起きる。
当然母は睡眠不足だし、疲れているから乳の出も悪い・・・

「こんなに寝ないなんてどこか悪いの？」
「おっぱい出てないからお腹すいてる？」
「なんでちゃんとできないの、私」

結構今振り返っても追いつめられてましたねぇ・・・

そのうち赤子は「目で親を追い」「声を出し」「あやすと笑う」などの成長を見せるので、「あ～いつまでもこのままじゃないんだ」と思わせてくれるんですけどね。

「自分と子どもの未来がみえない」とお兄さんにもらしていた言葉が切なすぎます。
子どもを残して逝くことがどんなに悲しいことかを忘れてしまうほど、彼女の気持ちは病んでいたのかもしれません。

ご冥福をお祈りします。



曽田さんの本「生きているから生きてゆける」
読んでいませんが、このタイトルは大好きです。

喜びも悲しみも生きていればこそなんですよね。