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副題は「僕とコンサと厚別で」! 【年 齢】アラ還 【住まい】厚別区内 【家 族】嫁、長男(独立)、長女(独立) 【初観戦】’98Jリーグ2ndステージ第2節サンフレッチェ広島戦 〔初アウェイ〕’11J2リーグ第34節東京ヴェルディ戦(味スタ) 【アイドル】ピクシー(元ユーゴスラビア代表ストイコビッチ氏) ■2006年9月26日ブログタイトルを”コンサと僕と厚別で!”から”コンサ日和”に変更しました。 ■2009年2月15日から11月21日まで休刊していました。この間の記事はアメブロに投稿したものです。 ■2005年4月5日から2008年4月2日まで八雲町に単身赴任。 ■2011年6月3日から2013年4月3日まで根室市に単身赴任。 ■2013年4月4日から2015年3月31日まで旭川市に単身赴任。 初投稿 2005/11/05 290万アクセス 2018/12/9 4131アクセス 2011/03/19 ・2011.6.8から再びコメントをいただくこととしましたが、多忙なため現在はコメントはお受けしておりません m(_ _)m

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アンノウン Unknown

2011年04月28日

月曜日と火曜日に映画「アンノウン」の試写会に行きました。同じ映画の2連チャンは久しぶりです。月曜日はTVh試写会で道新ホール、火曜日はSTVホール試写会です。ちなみにSTVホールは、傾斜があって観やすいですよ。

さて、タクシー乗車中に交通事故にあったマーティン・ハリスが、4日後に昏睡から目覚めると妻はハリスのことを知らないばかりか、見ず知らずの男を夫だと告げるわけです。事故で記憶が曖昧なハリスは、何が何だかわからない。一体全体、どうなっているのか。こんなわけがない。ハリスは、わずかな手がかりをもとに、真相究明に奔走します。

やっと見つけたタクシーの運転手は、関わり合いを持ちたくない様子です。そして、ある切っ掛けで知り合った探偵ユンゲルの助けを借り、少しずつ真実が明らかになります。まさに驚愕の真実。なかなか、良くできた脚本です。原作は、ディディエ・ヴァン・コーヴラールの小説「Out of My Head」。知らない小説家ですが、翻訳されたら読んでみたいと思います。

ハリス夫人役のジャニュアリー・ジョーンズ、タクシー運転手ジーナ役のダイアン・クルーガーは、なかなかの演技。美人ですしね。元東ドイツ国家保安省「シュタージ」の職員だった探偵ユンゲルを演じるブルーノ・ガンツ、ハリスの友人ロドニー・コール役のフランク・ランジェラは貫禄の演技です。

ハリスは、妙にアクション慣れしていて、ドライビングテクニックはプロ級です。このあたりで「あれっ!」と思います。真相の全容までは察しが付きませんでしたが…。それにしても、リーアム・ニーソンって、何とも締まらない顔立ちだと思うのですが、どうでしょう。好みの問題と言えば、それまでですが…。かなり面白い映画だと思います。2日連続で観ても、画面に釘付けでした。


アンノウン  2011年アメリカ・ドイツ合作(113分)
  監督:ジャウム・コレット=セラ

  出演
  リーアム・ニーソン(マーティン・ハリス)
  ジャニュアリー・ジョーンズ(エリザベス・ハリス)
  ダイアン・クルーガー(ジーナ)
  ブルーノ・ガンツ(ユンゲル)
  フランク・ランジェラ(ロドニー・コール)
  エイダン・クイン(マーティン・ハリス)

  UNKNOWN ICON




十二人の怒れる男

2011年04月14日

本日、amazonからDVDが届きました。「十人の怒れる男」です。

父親殺しの少年の裁判が結審し、有罪か無罪かの判断が陪審員に委ねられます。
誰もが有罪を疑わない中、8番陪審員だけが、無罪を主張します。
理由は、証言や証拠に疑いがあるから…。呆れる者。怒る者。
しかし、疑問は次第に他の陪審員に広がります!

陪審員室で繰り広げられる人間ドラマ。一時たりとも目が離せません。

主演は、アメリカの良心を演じたら右に出る者のいない名優ヘンリー・フォンダ!!!
監督は、先日亡くなった名匠シドニー・ルメットです。
10~12歳頃に観て以来、人生最高の1本だと思っています。

ヘンリー・フォンダの吹き替えは、内田 稔さんです。
実は最初に観たときは、小山田宗徳さんでしたが、音声が残っていないようです。残念。

外国映画は字幕派ですが、むかしTVで観た映画は吹き替えじゃないとダメです。
なので、吹き替えで観ます。


十二人の怒れる男  1957年アメリカ映画(97分)
  監督:シドニー・ルメット

  出演
  ヘンリー・フォンダ(8番陪審員)
  リー・J・コップ(3番陪審員)
  エド・ベグリー(10番陪審員)
  E・G・マーシャル(4番陪審員)
  ジャック・ウォールデン(7番陪審員)




エンジェルウォーズ SUCKER PUNCH

2011年04月13日

昨晩、STVホール試写会「エンジェルウォーズ」を観てきました。予告編がTVでヘビロテなので、知っていると思います。司会は高山幸代でした。   

母親の死後、継父に精神病院LENNOX HOUSEに入院させられ、5日後にはロボトミー手術を受けることになったベイビードールは、患者仲間のブロンディ、アンバー、ロケット、スイートピーの4人と脱出を試みます。

脱出シーンでは、精神病院が売春宿に変わり、ゴースキー医師は売春宿のマダム。看守のブルーはオーナーに変身。さらに脱出に必要なアイテムを手に入れるときは、ベイビードールのダンスをきっかけに、ファンタジーワールドになります。つまり3層構造でストーリーが展開するわけで、その意味ではインセプション的です。

脱出のアイテムは、Map、fire、Knife、Key。5つ目は謎。ファンタジーワールドの案内人ワイズマンの協力を得ながら、巨大なロボット武士、ドラゴン、時限爆弾など様々な障害に立ち向かいます。ベイビードールの超ミニ・セーラー服にノンガーターストッキング姿や他の仲間たちのセクシー度全開の衣装が目に焼き付きます。暗くゴシックホラーを思わせる画質がまた素晴らしい。

まあ、結局何を言いたいのかよくわからない映画でしたが、かなり印象に残る作品ではあります。カルト的な映画ですかね。ちなみに、サントラは大音量のロック。雰囲気を盛り上げますが、予告編で流れるLed Zeppelinの“When the Levee Breaks”は本編では使用されていません。なぜなのかな…。冒頭、エミリー・ブラウニングが歌うEurythmicsのカバー“Sweet Dreams”が流れます。意味深です。精神病院の名前は、EurythmicsのボーカルAnnie Lennoxと関係ありそうだし…。

映像重視な作品です。深く考えないで楽しむのがいいかな。原題のSucker Punchは不意打ちという意味ですが、何でこのタイトルなのか不明!!!


エンジェルウォーズ  2011年アメリカ映画(120分)
  監督:ザック・スナイダー

  出演
  エミリー・ブラウニング(ベイビードール)
  ヴァネッサ・ハジェンズ(ブロンディ)
  ジェイミー・チャン(アンバー)
  ジェナ・マローン(ロケット)
  アビー・コーニッシュ(スイートピー)
  カーラ・グギノ(マダム・ゴースキー)
  ジョン・ハム(ハイローラー)
  スコット・グレン(ザ・ワイズマン)
  オスカー・アイザック(ブルー・ジョーンズ)




トゥルー・グリット True Grit

2011年03月23日

日曜日、札幌劇場で映画「トゥルー・グリット」を観てきました。

1969年の「勇気ある追跡」のリメイクですが、ストーリーはより原作に近くなっているようです。コーエン兄弟の作品では、最大のヒットであり、評価も高いようです。実にアカデミー賞10部門にノミネートされました。無冠に終わりましたけど…。

マティは信念の強い14歳の少女。雇い人チェイニーに父親を殺害されたマティは、敵討ちを誓い、連邦保安官コグバーンに追跡を依頼します。2人にチェイニーを別の容疑で追うテキサス・レンジャーのラビーフが加わり、3人で追跡の旅に出ます。全編これぞ西部劇。追跡シーンや決闘シーンは、まさにウェスタンの王道です。

ジェフ・ブリッジス演じるコグバーンは、飲んだくれだけど経験豊かな連邦保安官。マット・デイモンは、若くてちょっとドジなテキサス・レンジャーのラビーフ役です。どちらも、いい演技をしています。そして、マティ役のヘイリー・スタインフェルドは14歳の新人女優ながら、見事な演技です。将来が楽しみです!!!

コーエン兄弟の演出は、ほぼ完ぺきですが、ラストシーンは嫌いです。観終わった後の居心地の悪さは、きっとラストシーンのためです。いい作品なのに後味が悪い。ラストシーンは、いっそのこと忘れちゃおうかな。


トゥルー・グリッド  2010年アメリカ映画(110分)
  監督:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン

  出演
  ジェフ・ブリッジス(ルーベン・コグバーン)
  マット・デイモン(ラビーフ)
  ヘイリー・スタインフェルド(マティ・ロス)
  ジョシュ・ブローリン(チェイニー)



第83回アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞、美術賞、撮影賞、衣装デザイン賞、音響賞、音響録音賞の10部門にノミネート。



ツーリスト The Tourist

2011年03月13日

火曜日だったかな、ユナイテッドシネマ札幌で映画「ツーリスト」を観てきました。

ジョニー・デップとアンジョリーナ・ジョリーの初共演ですから、高鳴る胸というか、膨らむバストというか、期待で目まいがしちゃいますよね。それに、ポール・ベタニーですよ。ダ・ビンチ・コードのシラス修道士役が凄かったですね。

アメリカ人の旅行者フランクは、ベニス行き列車の車内で、謎の美女エリーズに声をかけられます。何が何だかわからないまま行動を共にするフランクですが、ベニスのホテルでエリーズとキスをした瞬間、命を狙われる羽目になります。エリーズはギャングのボスから大金を持ち逃げした恋人アレキサンダー・ピアースの指示で、行動しているのですが…。

二人に、ピアースを脱税容疑で追うロンドン警視庁のアチソン警部とジョーンズ主任警部やギャング組織のボス・レジナルドたちが入り乱れて、何ともつまらない作品を作り上げてしまったって感じです。

サスペンスのようでサスペンス的ではないし、ギャング物でもないし、ミステリーともいえないし、つまり中途半端なわけです。緊張感が全くありません。お尻が痛かった!

ジョニデかアンジーのファンが、どちらかに見とれているうちに終わってしまえばコッチものさって囁く監督の声が聞こえてきそうです。この映画は、2005年の「アントニー・ジマー」のリメイクです。どうしても見たい方だけどうぞ!


The Tourist  2010年アメリカ映画(103分)
  監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク

  出演
  ジョニー・デップ(フランク・トゥーペロ)
  アンジェリーナ・ジョリー(エリーズ・クリフトン・ワード)
  ポール・ベタニー(ジョン・アチソン警部)
  ティモシー・ダルトン(ジョーンズ主任警部)
  スティーヴン・バーコフ(レジナルド・ジョー)
  ルーファス・シーウェル(英国人男性)




アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

2011年03月06日

このタイトルで、胸が疼く方は、私と同様、SF映画ファンだと思いますが、違うかな。「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」(Do Androids Dream of Electric Sheep?)は、1968年に発表されたフィリップ・K・ディックのSF小説です。そして、1982年に制作された「ブレードランナー」(Blade Runner)の原作になります。

映像化は困難とされていた原作を、後世に残る作品に仕上げたのは、「エイリアン」で監督デビューしたサー・リドリー・スコット。主演は、ハリソン・フォード。助演は、ショーン・ヤング、ルトガー・ハウアーなどです。ヴァンゲリスの音楽も秀逸でした。ブレードランナーは、まさにSF映画の金字塔。つい最近もDVD鑑賞しましたが、全く古さを感じさせない映像は、奇跡といえます。タイトルを聞いただけで胸が疼きます。「2001年宇宙の旅」同様に永遠の1本です。

そんな「ブレードランナー」のフランチャイズ権をアルコン・エンタテインメントが獲得。リメイク権は含まれていないようですが、続編や前章の制作が可能になったようです。監督には、クリストファー・ノーランの名前が挙がっているそうです。バッドマンで見せた手腕をもってすれば、凄い作品ができそうです。

何とも楽しみです。


Blade Runner  ヴァンゲリスの音楽もまたこの映画
  の魅力です。
  ヴァンゲリスはギリシャの作曲家で、
  シンセサイザー奏者です。
  この時期の彼は、絶好調でした。
  あの「炎のランナー」の音楽も担当
  しています。
  
  ブレードランナーでは、LOVE THEME
  がイチオシです。


  ショーン・ヤングの美貌とスリムな
  体型は凄いなあと思います。
  若いころのダリル・ハンナも素敵で
  すね…。




英国王のスピーチ The King’s Speech

2011年02月27日

札幌劇場で「英国王のスピーチ」を観てきました。話題沸騰中のアカデミー賞大本命です。やはりかなりお勧めの映画だと思います。2番スクリーンは、ファーストショーなのに満席でした。

家族から親しみを込めバーティと呼ばれるジョージ6世は吃音症のためスピーチをするのが大の苦手。そんなバーティの苦しみを和らげようと腐心する妃エリザベス。そして、バーティのスピーチの矯正を請け負うライオネル・ローグ。この3人に、厳格は父ジョージ5世や社交的な兄エドワード8世が絡みます。時にユーモアがあり、優しさに満ちた素敵なドラマです。実話ですけどね!まさに王道を行く映画だと思います。

バーティは兄エドワード8世が王冠をかけた恋により退位した後、図らずも王位を継承します。まさに青天の霹靂。しかも、時は第2次世界大戦前夜。国民は王の声を求め、スピーチから逃げるわけにもいきません。ラストの対独開戦のスピーチには、何とも言えない感動があります。9分間のスピーチ。見つめあうバーティとローグ…!別に変な関係ではありません。

ちなみに王冠をかけた恋といえば、エドワード8世が皇太子(Prince of Wales)時代に、シンプソン夫人と出会ったのが、米国サンティエゴにあるHotel del Coronadoです。一度このホテルのBallroomで昼食を食べた折、中庭を散歩していたら、Prince of Wales Loungeというラウンジがありました。あそこで出会ったのかな。

とにかく英国系の名優たちの共演をとくとご覧あれ。ハリー・ポッターシリーズのキャストが3人出演しています。わかりますかね。


20110227-00.jpg  2010年英国・豪州合作(118分)
  監督:トム・フーパー

  出演
  コリン・ファース(ジョージ6世)
  ヘレナ・ボナム=カーター(エリザベス妃)
  ジェフリー・ラッシュ(ライオネル・ローグ)
  ガイ・ピアース(エドワード8世)
  マイケル・ガンボン(ジョージ5世)
  ティモシー・スポール(チャーチル)

  ヘレナ・ボナム=カーター:魔女ベラトリックス
  マイケル・ガンボン:ダンブルドア校長
  ティモシー・スポール:魔法使いペティグリュー


第83回アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、美術賞、撮影賞、衣装デザイン賞、編集賞、音楽賞、音響録音賞の12部門にノミネート。



ソーシャル・ネットワーク The Social Network

2011年02月06日

ユナイテッドシネマ札幌で、「ソーシャル・ネットワーク」を観てきました。監督がデヴィッド・フィンチャーです。「セブン」、「ファイトクラブ」、「ベンジャミン・バトン」。面白くないはずがありません。

この映画は、SNSサイト“Facebook”を創設したマーク・ザッカーバーグを描いたドラマです。しかし、本人の取材を行っていないので、自伝ではありません。冒頭、ハーバード大生のマークは、恋人エリカとのデートで不適切な発言を連発し、マークは振られます。頭は良くても人を気遣う気持ちに欠けています。このシーンはとても重要です。マークの性格をさらけ出し、今後の成り行きを暗示しています。

怒ったマークは、エリカの悪口をブログに書き込み、同時に友人のエドゥアルドと協力して、女子学生の顔の格付けをするサイトを立ち上げます。このサイトは、すぐに閉鎖されますが、この事件をきっかけに、優等生ウィンクルボス兄弟からハーバード大生専用コミュニティサイトの制作協力を依頼され、これをヒントにエドゥアルドから融資を受け、「ザ・フェイスブック」が誕生します。

そこにNapsterの設立者であるショーン・パーカーが出現。ショーンに魅せられたマークは、エドゥアルドを疎んじショーンに傾倒し、フェイスブックも巨大化していきます。フェイスブックから「ザ」をとったのはショーンの助言です。しかし、ウィンクルボス兄弟にアイディア盗用だと訴えられ、エドゥアルドには、持ち株比率を引き下げたことをきっかけに告訴されます。

テンポがよい映画です。ぐいぐい映画の世界に引き込まれます。今どきのハーバード大生やIT関係者の生態も面白く描かれています。マークは、悪い人間ではないけど、明確にグッドマンとは言えないタイプかな。世界最年少の億万長者はいかに誕生したのか。観る価値のある映画だと思います。

エンディングでエリカのフェイスブックページに友達リクエストを送り、リロードを繰り返すマーク。これが、監督なりの答えなのかな…。

エンドクレジットにはビートルズのBaby You're a Rich Manが流れます。素晴らしい選曲です☆


20110206-00.jpg

  2010年アメリカ映画(121分)

  監督:デヴィッド・フィンチャー

  出演
  ジェシー・アイゼンバーグ(マーク・ザッカーバーグ)
  アンドリュー・ガーフィールド(エドゥアルド・サベリン)
  ジャスティン・ティンバーレイク(ショーン・パーカー)
  アーミー・ハマー(ウィンクルボス兄弟:一人二役)
  ルーニー・マーラ(エリカ・オルブライト)


第83回アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、作曲賞、音響録音賞の8部門にノミネート。



白夜行

2011年01月27日

昨日、共催ホールで映画「白夜行」の試写会を観てきました。東野圭吾のミステリーですね。発行部数は200万部を超えています。凄いですねえ。2006年にはテレビドラマ化もされています。

あらすじはカットしますが、映画の出来としては、残念としか言いようがありません。カメラアングルやカット割りなど、全く好みではありません。監督の深川栄洋は、インディーズで活躍し、メジャーデビュー2作目のようですが、納得できる演出ではありません。

出演者の誰もが、いつもテレビで見慣れているためか、違和感を覚えました。それぞれの役に相応しかったのか不明です。雪穂役の堀北真希、亮司役の高良健吾の演技ももう一がんばりかな。本人より監督の責任かな。刑事役の船越英一郎は、シリアスな演技向きじゃないかと思いますけど…。

この映画は、父親を殺した少年と母親の命を奪った少女の残酷な14年間の愛を描いた物語です。

2011年映画「白夜行」製作委員会(149分)
監督:深川栄洋
出演:堀北真希(雪穂)、福本史織(雪穂:10歳時期)、高良健吾(亮司)、今井悠貴(亮司:10歳時期)、船越英一郎(笹垣潤三:刑事) 外


post by kanchi@iPhone

17:50

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ザ・タウン The Town

2011年01月26日

昨日、映画「ザ・タウン」の試写会に行ってきました。会場は道新ホール。進行の女子アナですが、背の高い小顔の方でした。名前は忘れました。

年間300件以上の銀行強盗事件が起こる街、ボストン。(ホントですかね?)ダグは、この街で幼馴染と共に銀行強盗を生業にしていた。ある日、ケンブリッジ銀行を襲った際、女性支店長クレアを人質にしてしまう。クレアを解放したものの、ダグの仲間ジェムがクレアから情報が漏れるのを心配する。そんな中、ダグがクレアに接近するが、次第にダグはクレアに惹かれ、銀行強盗から足を洗う決意をする。

タイトルのタウンは、ボストンのチャールズタウンのようです。銀行強盗などの犯罪者が多く、ダグたちは家業として銀行強盗を受け継いだという設定です。ダグの父親スティーヴンは銀行強盗で逮捕され服役中。この街では、密告なんて以ての外で、堅い結束で結ばれています。まあ、犯罪者の堅い結束なんて、結局は自分の身を守るための掟ですがね。

FBI捜査官アダムの捜査の手が迫り中、最後の仕事として、フェンウェイスタジアム(レッドソックスの本拠地)の売上金強奪を実行するダグたち。しかし、計画はジェムの妹クリスタから漏れていた…。

ダグたちの考え方や行動を理解するのは難しい。家業が銀行強盗なんてねえ。ダグは、善人とは言えないし。ジェムは、まあ完全に切れた男。銀行強盗を計画するのが花屋の店主ファーガスですが、こいつは真の悪人です。

カーアクションあり銃撃戦ありのアクションシーンも見所です。殺人だけはしないなんて言ってるのに、打ちまくる打ちまくる。狭い路地を駆け抜ける駆け抜ける。そして、人間ドラマの側面もあり、なかなか見応えがありました。やはり、ハートロッカーで主演を演じたジェム役のジェレミー・レナーの演技は見事でした。原作は、チャック・ホーガンの小説「強盗こそ、われらが宿命」です。


20110126-00.jpg  2010年アメリカ映画(124分)

  監督:ベン・アフレック

  出演
  ダグ(ベン・アフレク)
  ジェム(ジェレミー・レナー)
  クレア(レベッカ・ホール)
  アダム(ジョン・ハム)
  クリスタ(ブレイク・ライヴリー)
  スティーヴン(クリス・クーパー)
  ファーガス(ピート・ポスルスウェイト)




post by kanchi@iPhone

12:27

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アンストッパブル Unstoppable

2011年01月08日

ユナイテッドシネマ札幌で、「アンストッパブル」を観てきました。監督がトニー・スコット、主演がデンゼル・ワシントンですから、面白いに決まっています。ずいぶんとTVでもCMが流れていますね。このコンビの作品は、昨年の「サブウェイ123 激突」以来ですが、再び列車暴走物とはねえ。

さて、この映画は、2001年5月15日、オハイオ州で実際に起きた貨物列車暴走事故(CSX8888号暴走事故)をもとに製作されました。39両編成で全長800mの貨物列車が無人のまま暴走。積荷には、危険な化学物質やディーゼル燃料が含まれている。人口密集地で脱線したら、大惨事になっちゃうという設定です。列車が無人で走り始めるシーンは、あきれること請け合います。

暴走列車を止めるため、ヘリから列車へ降下をはじめ脱線までも試みますが失敗。時速120㎞で走る超重量級の列車は誰にも止められない。そして、運命は暴走列車と同じ線路を走行する機関車1206号のベテラン機関士フランクと新米車掌ウィルに委ねられることになります。その方法は、後進して暴走列車に追いつき、そのまま連結し、ブレーキを思いっきり掛けるというもの…。

前作の「サブウェイ123 激突」は不評だったようですが、十分楽しめた私としては、この作品も無論満足できました。ハッピー・エンドが約束されている映画なので、どれだけ観客を画面に釘付けにできるかですが、そこは細かいカットの得意なトニー・スコット、全く問題なしです。臨場感十分。手に汗握る展開で瞬きすらできませんでした。上映時間99分もちょうどよいですね。まあ、突っ込みどころもありますが、そこは大人の対応で楽しみましょう。

ウィル役のクリス・パインは、昨年封切られた映画「スター・トレック」でジェームズ・T・カークを演じていました。あとは、運行管理の担当者コニー役でロザリオ・ドーソンが出演しています。


20110108-00.jpg  2010年アメリカ映画(99分)

  監督 トニー・スコット

  出演
  デンゼル・ワシントン(フランク・バーンズ)
  クリス・パイン(ウィル・コルソン)
  ロザリオ・ドーソン(コニー・フーバー) 



追伸:きょうは外食だったので、カップメンは明日以降に登場予定です。



最後の忠臣蔵

2010年12月11日

先週の木曜日、共済ホールで映画「最後の忠臣蔵」の試写会を観てきました。映画の設定は、吉良邸討入りから16年後。原作は池宮彰一郎。2004年にNHKでドラマ化されています。

大石内蔵助をはじめ赤穂浪士47人は、仇討ちを成し遂げ切腹しますが、内蔵助から密命を与えられた2人の生き残りがいたという設定です。一人は、討ち入り前夜に行方不明となった瀬尾孫左衛門。もう一人は、討ち入り後切腹を許されず、生き証人として後世に真実を伝え、浪士の遺族を援助するよう使命を与えられた寺坂吉右衛門です。

討入りから16年後、吉右衛門は、諸国を訪ね47士の最後の遺族に会い、京に戻りますが、偶然、孫左衛門を見かけます。孫左衛門は、美しい娘と暮らしていました。だれでも察しが付く内蔵助の隠し子ですね。彼の使命は、内蔵助の遺児・可音を立派に育て上げることです。つまり、吉右衛門の役目は、永遠に続くわけですが、孫左衛門の場合は、切りがあるわけです。彼にとっては、可音を名家に嫁がせるのが切りですね。内蔵助は孫左衛門に「そちの命を拙者にもらえぬか」と頼むわけだし…。

可音は孫左衛門や吉原の花魁だったゆうにより姫君に相応しい躾やお稽古ごとを身につけ、やがて16歳の麗しい姫君になります。そして、人形浄瑠璃を観に行った際に豪商茶屋家の嫡男に見初められます。孫左衛門と暮らしたいと駄々をこねる可音。しかし、自分の定めを知り嫁入りを決断します。祝言に向う籠の列に加わる旧赤穂藩士たち。

孫左衛門の裏切りの汚名も晴れ、めでたしめでたしなのですが、孫左衛門は、祝言の最中に自家に戻り切腹しちゃいます。嫁入りの日に切腹。愛しい可音はどうなるわけ。そりゃないでしょう。姿をくらまして、どっか人目のつかない場所で腹切ればいいだろうに。その方が、まだ理解できますよ。エンドロールを見つめながら、とても暗い気持ちになりました。

映像はなかなか綺麗でした。でも2時間15分は長いですね。時々挿入される人形浄瑠璃も必然性を感じません。高名な方々が、この映画に賛辞を送っているようですが、私はお勧めできません。


20101211-00.jpg  2010年日本映画(133分)
  監督:杉田成道

  出演
  役所広司(瀬尾孫左衛門)
  佐藤浩市(寺坂吉右衛門)
  桜庭ななみ(可音)
  片岡仁左衛門(大石内蔵助)
  安田成美(ゆう)




レオニー Leonie

2010年12月06日

日曜日、札幌シネマフロンティアで映画「レオニー」を観てきました。この映画は、彫刻家イサム・ノグチの母親レオニー・ギルモアの生涯を描いた作品です。イサム・ノグチといえば、大通公園のブラックスライドマントラ(滑り台)やモエレ沼公園の作品を思い浮かべますね。札幌市民には身近な存在です。

この映画で、レオニーは、かなり個性的な女性として描かれています。自分勝手で頑固といえるかも知れません。編集者志望の彼女が知り合ったのが、詩人・ヨネこと野口米次郎です。彼の編集者として働くうち、二人は愛し合いやがて彼女は身ごもりますが、ヨネは米国で高まる日本人差別を口実に単身帰国します。

レオニーは、母アルビアナを頼りカリフォルニアに移り住みますが、イサムがいじめられるのを知り、ヨネを頼り日本に渡ります。しかし、ヨネにはすでに妻子がおり、愛人のごとき扱いに怒り、自活することを決心します。その後、日本は戦争への道を進み、息子の徴兵を案じ、イサムを単身渡米させる決断をします。

この間の生活でイサムのアイデンティティは確立したのかと思います。彼は日本人であり米国人ですが、そのどちらでもないと思っていた気がします。まあ、結局イサム・ノグチという名で芸術家デビューしたので、違うかも知れませんね。映像がとても綺麗で、日本の描写もまともでしたが、深みを感じない作品でした。淡々と描かれているといえば、それまでですが。あと、ヨネ役はほかにいないのかな…。

とにかく、レオ二―の決断のすべてが、イサム・ノグチを世界的な芸術家にしたことは確かだと思います。息子のためには、疎遠になっていた大学時代の友人キャサリンや決別したヨネに無心するのは、些か勝手な気もします。また、13年間も日本で暮らしたのに、日本語が話せなかったとは信じられません。

脇役ですが、イサムに大工仕事を教える頭領役の大地康雄や女中役の吉行和子と山野海の演技が印象に残っています。特に山野さんは凄い。ブログも面白いですよ。そのほか、豪華キャスト多数出演です。映画の前半で時々挿入される彫刻に没頭するイサム役に勅使川原三郎。評価は★★★☆☆!


20101206-00.jpg  2010年日本・アメリカ合作映画(132分)
  監督:松井久子

  出演
  エミリー・モーティマー(レオニー)
  中村獅童(野口米次郎)
  メアリー・ケイ・プレイス(アルビアナ)
  クリスティーナ・ヘンドリックス(キャサリン)




アイルトン・セナ-音速の彼方に- SENNA

2010年10月11日

ユナイテッドシネマ札幌で、「アイルトン・セナ-音速の彼方に-」を観てきました。アイルトン・セナは、1960年3月21日サンパウロ生まれのF1ドライバーです。この映画は、彼が、1978年カートレースに出場するため初めてヨーロッパの土を踏んでから、1994年レース中に34歳の若さで事故死するまでを、レースの映像やプライベート映像で構成したドキュメンタリーです。

史上最速のF1ドライバー。史上最高のF1ドライバー。彼は天才であり、戦士。生きていれば50歳。24歳でトールマンからF1デビュー。その後の、ロータス、マクラーレン、ウィリアムズに至る名門チームでの日々。特に、ホンダのエンジンを搭載したマクラーレンチームで88年、90年、91年にワールドチャンピオンを獲得した絶頂期。その間のアラン・プロストとの確執やFISA会長バレストルの政治的圧力に苦悩する姿も丹念に描き出されています。

多くの天才ドライバーと呼ばれる選手がいますが、彼は特別な存在だと実感できます。端正な顔立ち、秘められた闘志。魅力あふれる人物です。ブラジルの経済状態が不安定な中、ブラジル人にとって彼が唯一の誇りであり、救いだったことがわかります。

1994年5月1日、サンマリノGP。彼はイモラ・サーキットを走行中の7周目にタンブレロ・コーナーでコースアウト。そのままコース右脇のコンクリートウォールに激突。制御不能となったマシーンは、まるで自ら壁にぶつかっていくかのように見えます。車体は大破し、破片が頭部を直撃。これが致命傷といわれていますが、事故の原因は明らかになっていません。

彼は、何のために、何を求めてステアリングを握っていたのか。確かなことは、常に新たな頂点を目指していたこと。そして、まだまだサーキットを走り抜けたかっただろうということ。34歳の死。やりきれないですね。

F1の世界を知らなくとも、セナを知らなくとも、彼の秘めたる熱意が伝わってくる映画だと思います。


20101011-01.jpg  2010年イギリス映画(108分)
  監督:アシフ・カバディア

  出演
  アイルトン・セナ
  アラン・プロスト
  フランク・ウィリアムズ
  ロン・デニス
  ヴィヴィアーニ・セナ(実姉)
  ミルトン・ダ・シルバ(実父)
  ネイジ・セナ(実母)etc




バイオハザードIV アフターライフ Resident Evil:Afterlife

2010年09月20日

ユナイテッドシネマ札幌で、「バイオハザードIV アフターライフ」を観てきました。封切りから10日後のモーニングショー。470人収容の11番スクリーンの入りは3割ぐらいでした。

雨が降る渋谷駅前スクランブル交差点。赤いピンヒールにストライプの入った黒いストッキング。華奢な脚、スリムな体型。上下黒を基調としたドレス。美形な彼女が、いきなり冴えない中年男の首に齧り付く。アンデッドというより美人バンパイア。中島美嘉さんです。

これが、バイオハザードの新作アフターライフのオープニング。それから4年後。T-ウイルスの感染で、アンデッドに埋め尽くされた世界。アリスは、単身アンブレラ社の東京本部に乗り込み、本部を破壊するのですが、アンブレラ社は簡単には叩き潰せません。生き延びたアルバートはアリスを執拗に追い続けます。

感染を逃れた僅かな生存者は、安全地帯「アルカディア」を目指していました。アリスはアラスカでクレアと再会。その後、天使の街LAで刑務所に立てこもるクリスたちと合流します。彼らの目的は、アルカディアへ行くこと。アルカディアの場所は、意外に近くにあります。しかし、これはアルバートの仕組んだわな…。

この映画に思考はいりません。そもそもゲームの映画化ですから、楽しむのみ。今回は、アンデッドとの戦いというより、アンブレラ社、いやアルバートとの戦いです。派手に打ちまくります。戦闘シーンにスーパースローや一時停止を使用した演出は、まるでマトリックスです。アンブレラ社の目的は、いや目的はどうでもいいです。美女対決ですが、胸の大きさはクレアの勝ちで、美脚はアリスの勝ちかな。

監督には1作目のポール・W・S・アンダーソンが復帰。ミラの亭主ですね、今のところ。共演は「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラー、「ヒーローズ」のアリ・ラーター。

続編は、間違いなく製作されそうです!そんなエンディングです。懲りませんねえ。この映画は、バイオハザード好きで、ミラ・ジョヴォヴィッチのファンが観る映画です。


20100920-03.jpg  2010年アメリカ映画」(100分)
  監督:W・S・アンダーソン

  出演
  ミラ・ジョヴォヴィッチ(アリス)
  ウェントワース・ミラー(クリス)
  アリ・ラーター(クレア)
  ショーン・ロバーツ(アルバート)