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2025年J2 20クラブのチーム人件費を23年決算から見てみると

2024年12月27日

また数字のお遊びをしてみたいと思います。 下のグラフを見ていただきたいのですが、2025年のJ2を構成する20クラブの売上とチーム人件費を2023年度決算をもとにグラフ化したものです。 J1から降格する3クラブとJ3から昇格する3クラブは色を変えています。 2025年度にこのような数字があてはまることはありませんので「数字のお遊び」であるわけですが、傾向はつかめるのかなとも思います。

2025_J2_仮.JPG

売上に関して降格クラブのJリーグ配分金は2億5千万円から1億円に減額になるのでこの部分が確実に減ることになりますし、スポンサー収入、入場料収入も減る可能性があります。どのような予算を組んでいるのかわからないことは多いのですが、それでも8年間J1リーグで戦っていた実績は予算規模の拡大という形で表れているのではないかと思います。 参考までに、前々回昇格を決めた2011年シーズンから2023年シーズンまでのコンサドーレの売上、チーム人件費のグラフです。

売上推移.JPG

J1の平均には届きませんが、J1で持続的に戦くだけの規模には成長してきていると言えるようです。 確かに以前の経験で降格した際には選手が移籍し、チームを再編成して出直しというイメージが強いのも確かですが、これを見る限りそこまで心配しなくてもいいのではないかという気もします。それに今は複数年契約が多く契約期限の残っている選手がいるということで選手の流出が少ないのではないかと思います。

ただ、1年でJ1に戻れるかというと別の話で、レッドブルによる買収で100%子会社になった大宮とジャパネットたかたの100%子会社の長崎の動きは気になるところです。長崎の売上と人件費の異常な関係を見るとなんとしてでも昇格したいという感じがするのですが。 それに限らず、何かの拍子で好調なチームが現れることもあります。例えば2016年シーズンのコンサドーレは首位を争い続けていましたが、その年のチーム人件費と売上の関係のをあらわしたのがが下のグラフです。

2016_J2.JPG

チーム人件費で7番目、売上で5番目という位置にいます。 私の記憶では当時の野々村社長が昇格することを想定していなかったと言っていたような気がするのですが、資料にあたって確かめたわけではないので間違えかもしれませんが、いずれにしろこれを見る限りではJ2優勝を想像するのは難しいかもしれません。

さらに昇格に向け厄介なのが昇格プレーオフに巻き込まれてしまうことでしょうか。昇格プレーオフが導入されてから降格初年度にプレーオフにまわったクラブは9クラブありますが、降格初年度4位以下でプレーオフに進んだ7クラブすべてが敗退しています。シーズン3位でプレーオフにまわった2クラブのうち16年の松本は敗退し17年の名古屋は昇格しています。

長々と書いてきましたが現在の売上・チーム人件費から察するにJ2の中でもそこそこ上位の位置づけとそれに見合った選手層で2025年シーズンを迎えられるのではないかと推測するのですが、如何でしょうか。


post by reds1917

14:52

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