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札幌育ちの川崎在住。とても軟弱なサポーター。

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チーム人件費と順位の関係について

2025年11月13日

なかなか勝てませんねぇ。 こんなはずじゃなかったと、思い続けていましたが。。。

と前回の投稿で書きましたが、本当に昇格がなくなってしまいました。 1月にチーム人件費の関連で昇格はそう難しくはないのかなぁと思ってましたが、予想は大きく外れてしまいました。 昨年からコンサドーレのチーム人件費と順位に相関はなくなっているようですね。 カネはかけても成績に結び付かないということはその原因を考えなければならないわけですが、それは他の方の分析なり、語りなりに譲ります。ただ、悲観だけが渦巻くような皆さんの言説には多少の違和感を覚えています。2012年から2013年のごとき状況とか、J3に落ちるというようなことはクラブの資金が枯渇したというような事態にならない限り起こりえないとは思いますが、とはいえカネをかけても浮かばれない状態が続くとすればありえない話ではないでしょう。そこは、新GMの手腕いかんです。

コンサドーレの置かれた位置を他のクラブと比較するにはチーム人件費(以下、人件費)を比較するのがわかりやすいのではないかと思います。そこで、2024年度のJ1からJ3までの60クラブの決算から人件費と順位の分布をグラフにしてみました。

251110_02.JPG

相関関係があるのがわかると思います。 線の上側はチーム人件費を有効に使っていると大まかに解釈できます。 報知新聞(WEB版)が10月14日に報じたところでは今年も「20億円を超える選手強化費で運営している」と伝えていますが、であれば常識的に考えてJ2上位にいなければおかしいという予算規模です。 現在、鹿島から数えて32位に位置していますが、30位以下には人件費5億円以下のクラブが団子状態でひしめいています。人件費20億円超というのはJ1の10位前後の数字になります。



クラブとして予算を組む際に人件費に20億円をあてるという判断はJ1に復帰するために必要な金額を計上したという事であれば、その判断は正しいものです(もっとも、今シーズンの予算はクラブの体制の移行期に作成されたものでしょうから現経営陣の(現社長の)意向がどこまで反映されているのかはわかりませんが)。責めるとすればその予算を有効に使えなかったのは何故かであって、それが個人の責にあるのか、クラブとしての構造的な問題にあるのかはきちんと総括しなければならないということです。この報知の記事で「膿を出し切る」という言葉からはクラブの構造的な問題に対処すると読めるのですが、如何でしょうか。



さて、J3に落ちるかもというような、あるいは低迷するのではという言説ですが、減収は覚悟するものの人件費を5億円規模まで削減し、大幅な増益(黒字化)を達成し、累積損失を半減するということでもしない限りは常識的には考えられないことではあります。それを2年続ければ累損を一掃できるくらいの数字になります。もっとも、それを良しとしますかということです。

ちょっと話がそれました。 来シーズンのJ2が始まるのが来年8月からですから時間はいつも以上にあります。北国チームだけのリーグも組まれるようですが、長く続くプレシーズンマッチのようなものでしょう。まずは新GMの人事を行いました。そして、有効に人件費を使うために監督・スタッフなのか選手なのか、それをどう構成するのか見ていきたいと思います。 チームへのあれやこれや、監督をどうする、選手の入れ替わりがどうだというような憶測やスポーツ紙等の観測記事にあまり興味はありませんが、話題としての皆さんのブログ記事を読んで一喜一憂してみたいと思います。


post by reds1917

05:10

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