昨日も書いたように、Ｊ1で10位前後には居られるだけ
で良しとするなら、今のままで我慢をし、上位進出への
ここぞと言う一番にはほぼ負けることも良しと認められ
るくらいの度量を持たなければいけないに違いない。

なぜって、ウチの監督はずっとコーチングエリアに立ち
間近でピッチを見ているが、自分たちの攻撃がハマる形
になっているかどうかしかチェックしていないんじゃな
いかと思われる。
つまり、敵側の変化、その変化によるウチのシステムの
ズレやハマらなさに気付かないか気付いてもかなり遅い
段階でしか把握出来ていないように見える。
(ましてや、ワンマンだから後ろにいるスタッフたちが
気付いたことをミシャに伝えるのを見たことがない)

長谷部さんはイヤホンとマイクで時々刻々と何かの指示
ややり取りをしている。彼に限らず、スタンドの見渡し
易い席にスタッフを配置し、俯瞰でしか分からない点の
情報収集をしている監督も見受けられる。
彼らとミシャを比べたら、まるで最新スマホとガラケー
の違いくらいに差を感じる。
やり方が昔のままでいいことは勝負事にはなかなか当て
ハマらないと思うし、実際にそうに違いない。

ミシャがあのエリアに立ちっぱなしで他にはないメリッ　
トがあるのだろうか。ミシャの檄で鼓舞されて試合に勝
った話は聞いたことがない。(ハーフタイムではなく、
コーチングエリアでの檄で)

これらの不満はあるのだが、彼だと一般的な監督には無
理めなＪ1で10位前後というミッションは遂行してくれ
るところが、やはり凄いっちゃあ凄い。
コンサドーレとして、従来は望外だったミッションを何
年も続けてくれる人は他には見当たらない。

コンサドーレのサポーターとしては、どうしても欲目に
駆られてしまいがちなのだが、それさえ無ければほぼほ
ぼ幸せなＪリーグサポーター生活を送れるのだろうなあ
とも思っている。