昨日はピッチに上がったウチの選手たちは皆良かったと
言えるハイパフォーマンスを見せてくれたが、今はその
中でも宮澤と福森について触れてみたい。

大八不在の中、宮澤先発に一抹の不安を覚えていた人は
少なからずいたと思うが、もちろん自分もそうだったの
だが、試合が進むにつれ不安は払拭されていき、不安ど
ころか驚きと安心感に変わっていった。

宮澤にとってというかコンサにとって幸いしたのは、ガ
ンバの攻撃陣が快足系ではなく、ゴリゴリ系だったこと
だ。ジェバリは相当な身体の強さでさすがの現役代表だ
ったが、ウチのキャプテンは身体の入れ方や予測で完全
に封じ込めていた。どれだけ芽を潰したか分からないく
らい潰していた。それも結構クリーンに刈り取ることが
多いんだよなあ、宮澤は。　素晴らしかった。

福森は数試合前くらいから、心構えが変わったんじゃな
いかと思えるほど、それまでとはちょっと集中力や守備
する気持ちが違って見えてたが、昨日もほぼ良かった。

そして、福森の気持ちが一番如実に現れたのが、ベンチ
に下がってから。
下がった当初から、最初ビブスも付けずにライン際まで
出ていき、心配そうに眺めていて、コンサのFK時には
並び方に指示を飛ばしていたりしてた。あまりにもライ
ン際にいるので副審から注意を受けたり、ウチのコーチ
からも下がるよう言われていた。
あんなにチームの勝ちに対する気持ちを見せてきた福森
を知らない。驚いたと同時に彼の思いが今どんなものな
のか少しだけ分かったような気がした。

試合後の2人が喜び以上に安堵した表情でいたことが印
象深かった。