湘南戦後、見るとはなしにいろいろなSNSを目にしたが、
残留争いを湘南・横浜FC・柏の3つにほぼ限定して捉え、
まるでウチはもう高みの見物の立場確定かのように語る
人がほとんどなのにはちょっと驚いた。

そういう気持ちの傾向はおそらく選手側にもあったよう
な感じがする試合ぶりだったから、サポーターも選手同
様でそういうものなのかと危機感の無さ加減に同意し難
い気持ちを抱いた。

あと7試合。
最下位の湘南とは勝ち点11差。
はるか下だったガンバに数試合であっという間に順位を
逆転された事実は、なかったことになる訳でもない。

正確に言えば、第16節に札幌7位(勝ち点25)・ガンバは
15位(勝ち点13)が、第22節に札幌13位(勝ち点27)・ガ
ンバ12位(勝ち点29)。
そう、たった6試合で勝ち点差12を逆転されたことがす
ぐ直近であったのに、これが2度と起こらないなんてよ
く思えるなと思う訳で。

いわゆる想像力の欠如の怖さは、いろいろな破綻に繋が
るものだと思っているが、湘南戦での湘南選手のような
、湘南サポーターのような必死さこそ、今の札幌に一番
必要なものだと思うのだが、本当にお尻に火がつかない
とその必死さはウチには出て来ないものだろうか。
例えばだが、早い段階からその必死さを見せる鹿島の選
手や鹿島サポーターを見るとやはり強さの根源は想像力
から来てるだろうなと思う。
彼らは優勝ラインからの逆算で動いているからだと考え
る訳で、ウチの意識とは雲泥の差を感じざるを得ない。

やっとＪ1に定着しつつあるクラブと最多優勝回数を誇る
クラブと比べるなとすぐツッコむ人は多いと思うが、そ
ういう考えが飛躍的成長をするかもしれない可能性を潰
しにかかっているかもしれないことにも思いを馳せても
らいたい。