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2025年10月05日
限られた資金でチームを強くしたいなら、一番高いお金で監督を雇え、という言葉があり、あるチームが1億でそのチームを強くしたいなら、1億のFWではなく、また1億のGKでもなく、1億で監督を呼び込んだ方がいい、という話だ。
その論理がピタッとハマったのはミシャを招聘した当初からコロナ禍になるまでの間の札幌は正にそれを体現したと言っていいと思う。
コロナ禍以降にミシャマジックが効かなくなったのは、3人→5人交代制という資金量のあるチームがより有利になるルール改正があったからで、それによる選手の質の差による総合力に札幌が太刀打ち出来なくなってしまった。 それでもミシャの経験則を含む総合力でやり繰りしたが限度があった。 (ミシャ期後半は彼が疲弊したのか限界だったのか、より有効な手立てを正しい選手と配置で展開出来なくなっていた)
選手の質の差と言ったが、クラブ体質や風土は決して誇れるものではないという土壌にも差があり、負けを心底忌み嫌う精神がこのクラブには乏しいことも弱さを跳ね返せない一因にもなった。
何故こんなことを言い出したかというのは、ウチの選手たちそれぞれは個人レベルでは結構なものを持っているはずなのに、何故いつも相手よりパスが下手で、走れなく、自分たちの穴になる部分を途中修正出来ないままに、やられっぱなしでだいたい終わるのか、不思議で堪らないからだ。
監督はそんな選手たちの試合中の似たような失敗を何度も見ていて、何故有効な修正を加えられないのか。 今回のホーム3連続惨敗を見せられて、選手たちの持っている個性や特徴を踏まえ、犯してきた失敗群を1つ1つ潰しながら特徴を伸ばして勝利への道筋を付けていく、ということにいつまで経っても繋がらないのは、監督の資質とスキルなのかと思い、冒頭のような話を持って来た。
もしもどこかに本当に素晴らしい監督がいたとして、今の札幌で指導し始めたなら、日に日に変わっていくのだろうか。それともどんなに優秀な監督がいたとしても、今の柴田さんとさほど変わらない状況でしかないのだろうか。
すごい実績のある世界一の監督を招聘しようとする夢物語を話していても仕方ない。 現実的な話じゃないと意味がないし、もはや来季以降に目を向けていくべき段階になったと思うので、まずは柴田監督が適任かどうかを正確に見定めてもらいたい。
その際、アカデミー絡みとかコンサカラーとかミシャ的なものを残すとかは個人的には二の次にすべきだと思っている。 トップチームを純粋に強くしていくこと以外に考えることは極力排除していいかと。 トップチームを強くしてくれる監督に柴田さんが本当に相応しいかどうか、だ。
もしも当初考えていたほどのレベルにないようなら、石水社長には頭を切り替えてもらいたい。就任当初の構想は崩れた今、2027年にJ1昇格を可能に出来るだろう人を選んでもらいたい。
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2025/10/05 10:53
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