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ずーっと飢えてる、普通のサッカーに。 ゴールまで素早く向かうサッカーに。

ボールをカットしてマイボールにしても素早く動き出さず、敵がいち早く帰陣し数的有利が皆無になって初めてボールを回し始めてゆっくり進む敵に優しい馬鹿みたいなサッカーはもう結構、何故そんなに得点する確率の低いことを何年もやり続けるのか、全く理解に苦しむ。

そして、普通のサッカーじゃないもう1つは、FWを最大の得点源と見做さない戦術を選択すること。

何のために『FW』というポジションが生まれたのか。そして、その得点源を最大限に活かす戦術で世界のトップチームは勝利を重ね続けているのに、何故そのポジションを活かすことからの発想がずっと皆無のままなのか。

普通じゃない最後に挙げたいのは守備を蔑ろにし続けてきたこと。 失点以上に得点できるチーム作りなんて、どれだけ非現実的で難しいか。 1点を失うだけで2点を必ず取らなければいけないサッカーがどれだけ大変か。 それよりも無失点で切り抜け、1点以上を取れるサッカーの方があまりない予算のチームにはより現実的なはずだ。

つまり、きちんと普通に守れる守備体系を構築し、縦に素早い展開を信条とし、FWに複数ルートからボールが供給されるような戦術を取ってほしい、ということだ。これってどれも普通のことしか言ってないはず。

その普通のことから一番掛け離れた行動ばかりを選択したらウチのサッカーになるなんて、本当に笑えない。

言い方は悪いが、7年もの間にミシャという劇薬でハイになっていた身体をまず元に戻すことが如何に大変なことかを、やっと理解したシーズンだったのかなと思う。

そういう状態の患者でもある我がチームには、やはりもっと相応しいドクターや治療法が必要だったということ。 今、適切な処置を施さないとこの身体は元には戻らなくなってしまうかもしれない。

親(オーナー)が子(チームいやクラブ)の状態を正しく把握出来ていないと、適切な治療を施すことなど無理なのだから、親の責任は大きい。