海外の面白いなと思った話。

新年まで続くクリスマス休暇の間、スペインのバルセロナの
カンプ・ノウの各施設では演劇やコンサートなど多くのイベ
ントが公開された。特に人気だったのが演劇「Barcarets」で
ある。バルセロナのあるカタルーニャ地方でよく演じられる
古典をフットボール風にアレンジしたものだ。

2人の羊飼いの子供たちの冒険劇で、悪魔に邪魔されながらも
、途中で天使の助けを受けながら、キリスト誕生に立ち会う
というストーリーである。
ポルトガル語のアクセントで話す悪魔が『メッシ=ア(救世主)』
の誕生を阻もうとする。この悪魔は、ロナウドの有名なゴール
パフォーマンスで雄叫びを上げる。
この劇に登場する悪魔の衣装は白で、天使たちは全員がバルサ
のユニフォームを着ている。天使たちが暴れる悪魔に対して、
「ユヴェントスに帰れ！」と叫ぶ場面が一番拍手と笑いが起こ
った。


素晴らしいなあ、と思う。サッカーが本当に身近にあり、バル
サが誇るべき象徴であり、こんなに人々に溶け込んでいるなん
て。
北海道のあちこちで、コンサの赤黒のユニフォームを着てイベ
ントがごく当たり前のように行われてたら、それはもうサッカ
ー以上の存在になっているなと思えるんだろうなあ。
そのごくごく最初の兆しが、マラソンなどでコンサのユニを着
て走る人たちが年々増えているのが、そうなるかなあ。