ドームのビジョンに映った青木のゴールを見て驚いた。
何だ、あの軌道は！
これ、相当なファインゴールだ。

10人の気迫と青木の今季1号を観るためだけにあった
試合だったと言っておこう。
青木は、こんなシチュエーションでなければ、あそこ
まで無意識に撃った素晴らしいシュートは産まれなか
ったのではないか。
今季は『11』を背負い、自分で自分を追い込み過ぎて
いた。今季何発吹かして得点を逃していたことか。

それが、今日の悲惨な状況下で初めて本来の彼らしい
シュートが出来たようだ。
非常に高くついたが、青木の得点量産の開始と思えば
1試合をこう使ってしまったことも前向きに捉えられ
る、と思っている。
今日の試合、他はもう覚えていない、ことにしよう。