どこで練習するのだろう?と思っていたのだが、
新聞には「札幌市内のグラウンド」と書いてあるのみ。

写真をジーックリ眺めて、うむ、これは…と思い当たるのは、
いつも通っているコンササポだけ!?www

代表の練習と聞いて思い出すのは、
遠くトルシエJapan時代のこと。

札幌での試合の前に、
代表チームが厚別で公開練習する。
見学の整理券が発行される。

そんな情報が新聞に載って、
整理券入手のために、平日の朝から、ツドームで並んだのだ。

暑い日だった。

ズラリと列は長くなり、
代表の人気ってすごいなぁと痛感した。

あの頃は、日韓W杯前で、サッカーはずいぶん注目を集めており、
代表戦のチケットは、事前予約で、しかも抽選だったのだ。
私は抽選に外れた口だったが、
思いがけず他の隊員からチケットを回してもらうことができて、なんとか観戦できることになっていた。、
1人5枚の整理券を手にした私。
市内在住の隊員たちが練習見たさに、
それぞれ無理して集まった。

試合のチケットが手にはいらなかったから、練習だけでも…という隊員もいた。

しかし、練習当日、
練習開始時刻になっても、代表チームは現れず。
待って、待って、待って。
「トルシエの気まぐれで、もしかしたら、今日は練習しないかもしれない」との情報さえ流れ。

それでもやっとやって来た代表チームだったが、
その頃にはもうあたりは薄暗くなっていた。

もちろん、照明の準備などあるわけもない厚別で、
練習はそそくさと行われた。

ランニングして、ボールを回して…

結局、代表選手たちの目を見張るようなプレイなど、
なにも見られないままに、練習見学は終了したのだった。

それでも、
宮本がいた!とか、
川口を見た!とか、
なんとなく満足して帰ってきたあの頃。

今の代表チームが同じように、
公開練習をしたら…と考えてみると、
あの頃のような熱気が再び起こるとは、
思えないのが寂しい。