ご挨拶は、監督らしさ満載。
「責任」に関しては、絶対に外さない部分なのは推察通り、
少しばかり微毒を盛り込み？つつ、最後の「みんな有難う」には、
「あぁぁぁ・・・終わったんだ～」と、うるっと・涙
表情がなんともいえず、胸に詰まるものがありました。
一言一句に、揺るぎない信念が宿っている、そんなご挨拶でした。

振り返ってみると、２００３年の１２月は、磐田監督辞任が発表された直後、
天皇杯の合間を縫って、札幌へ視察へいらしていた様子。
準々決勝と準決勝の間頃でしたか・・・

ヤンツー監督が磐田を去る時に言っていたこと・・
「本当に若手が成長したかどうかというのは、１～２年後に
どうなっているがでわかると思います」

その時、我慢して？使い続けていた若手達。
太田選手、菊地選手、成岡選手・・・等々。
いまではレギュラークラスですものね。

札幌だって、きっと！！！
期待していますとも！！！

そして・・・
ご存じ、鳥栖の松本育夫監督は、柳下監督の師匠。
柳下選手出場の１９７９年ワールドユース大会での
日本代表監督が松本監督でしたね。

松本監督の教え子からは２５人のＪリーグ監督が出ているそうな。
おそるべし松本監督。

鳥栖と札幌は、２００４年から３年間にて、計１２回の対戦がありました。
札幌側からみると・・・

　◇　１年目　２００４年　１勝２敗１分

　◇　２年目　２００５年　２勝２敗

　◇　３年目　２００６年　１勝２敗１分


私的見解なものの、なんで鳥栖に弱いんだ～～ってのが、
ずーーっと私のトラウマだったりしてｗ
柳下監督の考えていることは、師匠＠松本監督にしてみれば、
ぜーんぶお見通しだったのかな～と、弱気になってみたり。
全然関係ないのですけど。

２年目だったかしら・・・
鳥栖勝利の試合後、挨拶に駆け寄ったヤンツー監督の肩をポンポンと
叩きながら、「ありがと、ありがと。またがんばっていこ～や」と言った
松本監督の声と、ヤンツー監督の姿が脳裏から消えません・・・
師匠の器の大きさを感じてみたり。

ずーーっと培ってきた深い絆があるのでしょうか。
普段どんなことにも真摯に受け答えして下さるヤンツー監督が、ユース時代
の松本監督の話に及ぶと、うまく交わされてしまうのは、特別な思いが
あるからなのかしら・・・と思っていたのですけど、今回最終戦後、
松本監督のことを語る柳下監督は、ずいぶんスッキリと語っていたように
お見受けしました（＾＾）

自分もそうなりたいと思う　は、率直な思いだったのでしょうか。
柳下がやっているチームだなとわかってもらえるように・・・と、
おっしゃっていましたが、今でも充分わかる！と思うのは私だけかしら？

師弟関係といえど、勝負に入ってしまえば無関係だし、
むしろ「勝ちたい」という強い気持ちがあるような気がします。

今回は松本監督と鳥栖の選手達の信頼関係ばかりが派手にクローズアップされた
印象がするものの、柳下監督とうちの子達の師弟関係だってふかーいものが
絶対にあるはず。
当事者がわかっていれば別にクローズアップされなくってもいいんです＾＾

松本監督の試合後会見は、ひねくれ者の私には一見嫌味っぽく感じるものの、
これこそが教え子の柳下監督へのエールなのでしょうね～！

柳下監督が名将と呼ばれる日がくることを、誰よりも望んで
いるのは松本監督かもしれません・・・

～柳下監督は松本監督を越えられたか～
答えは私にはわかりませーん。

うーーん・・・最後は柳下監督に勝って欲しかったなぁ。。。
柳下監督にはまだまだ未来がある！ということで。
試合後、握手した場面も心にジーンときちゃいました。

それにしても、今年ほど、カルチョの涙を流した年はなかったかも・・・
ヒデの引退に、柳下監督の退任、強化部長もお辞めになるそうで、、、
思い入れが深いこと程、動揺は激しいワケで（・▼・）
私の人生の中で、こんなにサッカーと深く関わっていたなんて！
こんな風になってしまったのは意外だったりします。
今年度の最後には、嬉し涙を流したいものですね（＾　＾）

いつもながらの、飛躍しすぎな、強引なこじつけ話と戯言に
お付き合い下さり、ありがとうございます　m(_ _)m


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お・し・ま・い