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プロフィール
中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2023年04月30日
次戦⑪節ホーム鹿島戦は、今シーズンの成功のための分岐点となります。
⑴シーズン1/3までの序盤は、今シーズンのポジション・立ち位置と、戦い方と体制(質と量)構築、
⑵2/3まで期間で、上位進出と候補チーム確立、
⑶3/3の終盤が、限定チームによる、本格的な上位決定争い、となり、
次戦こそ、⑴と⑵の狭間・転換点に辺り、⑴の最終期・締め括り、とのシーズン日程です。
ミシャからのチームへの檄・方針は、[GW3連戦で勝点9奪取]ですが、「チーム体制整備と試合内容改善」期間終了時期に、その証明をする評価基準が、それに当たります。
同時に、⑵期間の[整備したチームによる戦績獲得・勝点積み上げ]こそが、「上位進出と候補チーム確立」を達成する手段・方法で、そのスタートを、現時点で可能な限り、上方・上位として置く、との戦略意図です。
次戦⑪節鹿島戦は、「連勝となる勝利必達」です!
対して、対戦チームの「鹿島」は、
直近⑩節・鹿島対G大阪試合で、[新生・鹿島復活]が謳われる、強烈な試合を実施しています。
今シーズン、これまでの苦しい戦績とその間でのチーム混乱から、遂に抜け出し、新たな[鹿島スタイル]が確立し、その威力・チーム力を鮮やかに証明する試合となった、との評価が駆け抜けているのですね。
「昇り調子」となった鹿島は、最早、「リーグ最強チームグループに復活」してしまいました。
対戦対策が、極めて重要、となっている訳です。
では、そんな鹿島戦展望を。
1.対戦チーム「鹿島」現況
現時点での戦績は、
順位9位 勝点13 4勝1分5敗 得点15失点13得失差+2
それまでの順位15位から、前試合大勝で、一気に、トップ10入り。
ちなみに、
順位10位 勝点13 3勝4分3敗 得点20失点20得失差±0 と、コンサと同勝点。
直近戦績は、
⑦節 アウェイ 柏 戦 0-1敗戦
⑧節 ホーム 神戸戦 1-5大敗
ルヴァンアウェイ福岡戦 0-1敗戦 ここまで公式戦3連敗と最悪状況
⑨節 アウェイ 新潟戦 2-1勝利
⑩節 ホーム G大阪戦5-1大勝 チーム変貌を果たした大勝の連勝
と、最直近ルヴァンGS試合まで、最悪状況が深化するも、ある意味底を打ち、⑨節から、劇的変化が始まった所です。
選手・監督指導陣も、とことん追い詰められ「瀬戸際・これ以下は無い」所まで低下し、やっと[底打ち]を掴み、新スタイルの「新生鹿島vr.」により、⑨節新潟戦での快勝を実現、続く⑩節G大阪戦では、前半はやや押し込まれる互角気味展開も、後半、一気にギアが上がり、中盤でのG大阪パスをことごとく阻止する球際プレーが作動し始め、ボール奪取からのカウンターが炸裂し、それまで苦しみ続けて来た「決定力」も同時に急上昇し、次々とシュートが得点となる大勝を掴んだ、切っ掛け・転機試合となったものでした。
もう少し具体的には、
⑥節までの鹿島は、岩政監督カラーを全面発揮として、現代サッカーとして流行の、[4-1-2-3]システム・ポジショナルプレーを導入・実施していましたが、その結果は、攻守の全項目がミドルレベルとなり、従来スタイルの[堅守速攻・球際強度とスピードカウンター型]のストロングは全て低下・消滅し、高能力選手を揃えても、チーム力は上がらない、悪循環に陥っていました。
しかし、最低戦績とチーム状況、それによる強い、サポーターからの監督解任・交代要求、と最悪最低のチーム状況となり、現在戦力による[本来スタイル復活]のラストトライとして、[4-4-2Wボランチ]システム・中盤守備強化と前線への速い攻撃サッカーに転換し、⑨節新潟戦で、新潟ミスによるゴール獲得・スタイル機能を切っ掛けに、前試合⑩節G大阪戦で、より強烈に再現成功し、[新生・鹿島スタイル復活]となったもの。ここまで苦悩・苦闘して来た分、本来の自信と誇りを取り戻した鹿島は、強烈となりました。
そんな鹿島との対戦となり、
焦点・重要ポイントは[中盤での球際強度、ボール奪取能力]対策、となります。
そもそも、鹿島の球際強度の源泉は[スプリントの量とスピード]で、新潟・G大阪両チーム共に、「圧倒的な走力によるスプリント負け」が根本原因でした。しかしら鹿島の中盤は、マンマークでは無く、ゾーン守備で、その「エリアに侵入して来る相手プレーを予測し、最速でスプリントチャージする」と言う事で、対策は、①相手チャージより早いパスまわし、②常時・タイトマンマークで至近距離カバーし続けスプリント以上に速い球際強度とする、③鹿島スプリントを超えるスプリントを実施する、の3方法があり、コンサはその全てを実施し、鹿島の中盤支配を崩す対策とするもの、ですね。
鹿島は、中盤でのボール奪取に制されたり、均衡状態とされるだけでも、そこから前線へのミドル・ロングパス展開を封ぜられ、前線経由のサイド突破も、前線短手数攻撃も、封ぜられ、攻撃手段を喪失させられます。
「新生・鹿島」として「成り上がろう」としているこの瞬間に、完膚なき程に叩きのめし、上位上昇の芽を積んでしまいましょう。
これまでのチームスタイルを、指数=回数占率と成功率=シュート到達率で、
鹿島 コンサ対比
セットプレー 高指数・中成功率 低指数・高成功率
左サイド攻撃 中指数・中成功率 低指数・高成功率
中央 攻撃 低指数・中成功率 中指数・中成功率
右サイド攻撃 高指数・中成功率 中指数・中成功率
敵陣ボール占率低指数・高成功率 低指数・高成功率
自陣ボール占率低指数・低成功率 中指数・中成功率
ショート速攻 中指数・中成功率 中指数・高成功率
ロング 速攻 中指数・中成功率 高指数・高成功率
コンパクト 短横幅・長縦幅 長横幅・長縦幅
ハイプレス 低指数・低成功率 中指数・高成功率
✳︎鹿島内容は、
セットプレー回数と右サイド攻撃のみ高指数=頻度でそれ以外は中〜低、しかし、その項目も含め、敵陣ポゼッション項目以外の全項目で、成功率高率のストロングはゼロ・無しとの実績で、プレー特徴や強味は出ていない今シーズンデータ値。コンサの多数項目・高成功率との対比からは、「コンサ圧倒とのチーム力差」が証明されているデータ値です。
ハイプレスも中途半端レベルで、敵陣ポゼッション項目の中、相手ミスを誘う狙いしか成功していないデータ値ですね。
また、鹿島の選手層は、高能力選手の宝庫ですが、個々選手の高能力が全ての源泉となるサッカーで、それこそが、ストロングで有り、ウィークとも成るチームです。重要度の高い主要選手をターゲットに複数選手でおさえられるとノッキングとなりますし、実戦起用選手が固定化していて、スタメン・サブ途中起用を、交互に反復して、ここまでやり繰りして来ましたが、この連戦では、フル起用選手が増加し、フィジカルコンディションは、かなりバラツキが問題化している現状です。
高能力個別選手、例えば、鈴木優磨が大活躍でチームが躍動し、不在の瞬間チームスタイルは不完全となる、とのチームだ、と言う事です。個々選手の、離脱有無、パフォーマンス高低が、チーム直結、との図式ですね。
そんな状況の下、前試合⑩節G大阪戦の大勝試合でも、前半はG大阪ペースで、飛ばし過ぎを抑えたパフォーマンスでしたが、それでも、[球際強度の高さ]=[自己ダメージリスク]と言う事で、「プレー可能でも、傷んでいたり、弱っている箇所多数選手」の起用となるもので、「最良フィジカルコンディション」からは、かなり低下での対戦、となる事、必至です。絶好調・鈴木優磨も、試合後インタビューで、「試合内で傷んだ箇所のダメージ」への質問に、即座に「大丈夫です」との答えでしたが、顔は歪み「故障部分の支障は間違い」との印象しか無かったでしたね。どう見ても、北海道まで移動付きで「中3日」でのリカバリーは、かなり低下レベルまでに限定、でしょう。
多方面、多内容から、コンサによる、鹿島撃破は可能となるものです!
2.コンサ 対戦戦術・試合展開想定・メンバー予想
前⑩節横浜FC戦の鮮やかな勝利は、コンサに、すっかり明るく、勢い一杯前進する[マインドとメンタル]をもたらしました。
選手の前試合疲労感も、「快勝の歓喜を身体で感じる証」として、むしろ歓迎もので、リカバリーで「疲労減少」と連動し「エネルギー復活」を実感している過程です。
実際、前試合出場選手の中多数が、次戦起用志願・希望者となり、想定以上多数選手が起用可能となっている事でしょう。
そんなチーム気分の中、対戦対策事前準備は、順調に進んでいる所。
その内容は。
【対戦対策戦術】
上記の通り、上潮・上昇中「鹿島」では有りますが、その中核となる[中盤ボール奪取・支配]を阻止する対策により、攻守の根拠・源泉自体を低下・消滅させ、チームスタイル阻止とします。
そのため、
[オールコートマンマークプレス、マンマーク型ハイプレス]で、前線・中盤での「鹿島パス交換・ボール保持」を阻止し、主要選手を抑え込み、コンサの全エリア支配を狙います。それには、ミシャ試合三原則「走る・闘う・規律を守る」徹底で、「走り勝ち・球際勝ち・戦術勝ち」を狙う全力プレーは必須条件です。
また、コンサが、試合支配コントロール時間帯では、多彩多様攻撃が炸裂し、堅守を謳う鹿島守備陣を揺さぶり、ギャップ・スペースへの侵入・突破、スルーパスやドリブル突破、コンビネーション連続スピードパス交換で鹿島チャージ手遅れや破綻、反復サイドチェンジで左右・前後に揺さぶられると、あっと言う間に、堅陣が緩む欠点が露呈、派生セット攻撃はリーグトップ、と決定機多数構築、シュートプレー、複数得点奪取となってしまいます。
全エリアでマンマークによるボール奪取の攻撃型守備、その守備から連動した一体ショート・ミドル・ロングカウンター攻撃、自陣ビルドアップサッカーで全員攻撃、は鹿島撃破の最適スタイルです。
[フルタイム支配コントロール]試合を狙い、果たします。
【想定試合展開】
試合開始〜20分 両チームのハイプレス・球際・スピード勝負となり、攻防と連動する攻守交代、
が繰り返される展開。その中、コンサ・マンマークが鹿島の攻守パス交換阻止多数、
となり、コンサ攻勢、鹿島守勢・速攻狙い展開に入ります。
〜45分 コンサが優勢・攻勢の中、リーグ最強の決定機構築力のコンサが、
複数決定機にまで到達し、そこで先制点奪取で、前半戦終了。
[ 1-0 ]
後半開始〜55分 前半開始時と同様、両チーム活性化し、交互に速攻、ボール奪取を繰り返す拮抗展開
〜65分 コンサマンマーク成功で、主導権を取り、試合支配コントロール。
コンサ攻勢時間帯の中、決定機複数構築〜追加点奪取で、
65分選手交代で、フィジカル低下前に選手交代し、チーム活性化
[ 2-0 ]
〜75分 選手交代追加で、チームパフォーマンス維持
〜85分 鹿島の反撃から失点も、コンサも前線からの守備を更に強化
[ 2-1 ]
〜90分 鹿島の激しい反撃も躱し、そのまま終了。
【 2-1 】の勝利 との想定です。
【試合メンバー予想】
前試合からの「中3日」インターバル連戦試合は、「移動+@のあるアウェイ試合」となる鹿島に比べても、大きな[リカバリー差]はアドバンテージですね。
次戦⑪節に対戦可能選手は、
前試合出場選手から、小柏・浅野・駒井・菅・金子・福森・中村・岡村・田中駿太のスタメンメンバーは故障明けで出場した菅野以外は、全員可能。
当然、サブ・ベンチメンバー、小林・ミラン・中島・スパチョーク・馬場・宮澤・松原は可能。
ベンチ外も、小野・青木・田中宏武・西大伍・西野、大谷も可能。
深井は、あと少しでのチーム合流。ゴニ・ルーカス・ソンユン・大森が外れている限りですね。
※荒野は出場停止でした・・・
故障離脱から復帰し、コンディションアップを図り続けている選手、小林・小柏・駒井・宮澤・菅野は、実戦・試合起用の中で、アップを図る、とのスタンスで、各自コンディションの下、積極起用こそが、コンディションアップトレーニングとなります。
では、
[スタメン]
小柏 浅野
小林
菅 福森 駒井 金子
中村 岡村 田中駿太
大谷
[サブ・ベンチ]
ミラン・中島
青木・スパチョーク
宮澤・馬場
松原
ですね。
精鋭が揃うメンバーとなりました。
最後に、鹿島との激闘を制する原動力は、
「札幌ドームのサポーター力」で有り、その総力結集と熱い応援で、
コンサ選手とチームを押し続け、
チーム一体で、選手・指導陣・サポーター一丸で、勝利の勝点3を掴み取りましょう!
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