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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2018年09月24日
幾つもの意味・価値を掛けた試合に「完敗」の結果が突きつけられました。
前節川崎戦の大敗と今節鹿島戦の敗戦は、同一の完敗でした。
「スコア」からは「前節の7失点が今節2失点に減少」となりますが、鹿島は「大量得点を取りに来るチームコンセプト・戦略ではない」ため、2失点に止まった、という内容でしかありません。
ミシャコメントもマスコミリリースも「ボール支配率60%(正式は57%)」「パス数コンサ620本VS鹿島336本」と、試合時間帯はコンサ優位を「成長の証」としていますが、負け惜しみにしか過ぎず、実態は「鹿島の意図した支配率・パス数通りに展開」した、という事です。
言い換えれば、鹿島の戦略<ボール支配率もパス数対比も、試合成否には関係なく、重要なのは「局面の支配のみ」>との価値観で、守備・攻撃でのポイント局面での数的優位・高能力発揮での「突破・得点決定力・ボール奪取・阻止」プレイ、とのチーム戦略によるものです。
川崎は「得点に貪欲で、大量得点主義」戦略で「7得点まで到達」しましたが、鹿島は「堅守に自信を持ち、自陣でのボール奪取からのカウンターの短時間帯カウンターにプレイを集中」し、基本は「自陣で待つ」スタイルを通しました。途中で「前線からの守備(鈴木・土居)」で、ソンユン・進藤・福森・石川にハードチェックを仕掛けましたが、その時間帯は短時間で、「川崎戦」の再発は起きませんでした。しかし、その理由は、コンサにあるのではなく、鹿島のコンディションによるものでした。リーグ戦・ACl戦と厳しい闘いでのフィジカル低下があり、今節は「自陣自重型のやや守備的戦術」を選択したもので、前線からの激しいボールアタックは無く、川崎戦の再現は無かったものでした。
詰まり、2戦連続で完敗、という事です。
同時に、大きな欠陥・弱点が露呈されました。
川崎戦は「ビルドアップ力の拙さ・脆弱さ」が主因でしたが、
鹿島戦は、言わば「ミシャスタイルとなったコンサの硬直性・限界」が主因でした。
ここまでの順位上昇の主因は、誰もが認める処の「ミシャスタイル採用と実践」ですね。
その中、チームは、現在起用されている選手に限り「ミシャ戦術の理解と実践」を必死で学習・練習し、現在「ミシャスタイルチーム」となった訳ですが、その代償が「選手の自由・自主・自在性喪失」で、川崎戦・鹿島戦でも、同一パターンの反復しかプレイがありません。そのため、「現在ミシャスタイル戦力」の範囲内対戦は、優位・勝利となりますが、範囲外の「格上・上位チーム」には、現場・局面での「インスピレーション・工夫」の「独創性・創造性」による優位のトライが完全に消滅し、劣後・敗戦となる、という事です。
今節でも、
①プレイの中での自在なポジションチェンジ
②ショートパスに固執し、攻撃全プレイショートパスのみで、サイド攻撃もそのサイドのみとなり、すべて失敗でした。好調時は、長短パスで、攻撃エリア・ポイントも多彩で、相手の準備・的絞りを防止していました。
③同時に、以前得意だった「効果的なサイドチェンジ反復」による、相手陣型を揺さぶりましたが、現在は全くありません。
つまり<攻撃力が完全に停滞>し、現在攻撃力で通用する相手は限られたチームのみ、となっている、という事です。
しかし、上記3項目を意識して改善すれば「ミシャスタイルは更に進化・レベルアップ」します。
その意味では、未だまだ進化形・発展形で、トレーニング次第で上昇も可能、となります。
別の意味で、ミシャコメントが少し気になります!
「累積疲労・限定選手層」の指摘・コメントは、外的要因ですね。今まで外的要因を原因とする事は一切無かったですね。この時点に来てミシャは「本心から、現時点での限界点を認識」している事にみえてしまいます。
選手の成長の限界点・チーム実践力の限界点、シーズンも終盤戦、選手もチームもシーズン終盤戦。選手は次シーズンの存在・契約を懸けられ、チームは次シーズンのポジション・体制を懸けています。
監督としては、当然の意識・認識で、「良くやりました」との評価はあっても、批判・酷評はありませんね。
起用無し選手の<最後の奮起>には期待したいですね。
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