７０分過ぎからは湘南の圧にただ耐えるのみだった。

相手左サイドはやりたい放題だったし
ウェリントンは怖いし
ルヴァン柏戦の記憶もまだ新しいところだし

湘南の決定力の低さもあってか
なんとかしのぎきれた。
　　
今日のスタメンだと
誰が点を取るんだろうね？
と思いを巡らせている最中
いきなり菅野の超ファンタジーなプレーで幕開け。

続いて福森のポスト直撃ＦＫ
ルーカスの股抜きならず
荒野のボレー合わず
とチャンスは多々あれども
ネットは揺れず。

こういう流れだと
絶対に先制点を与えちゃいかん！
なのに、後半の入りはというと
失点は時間の問題か、という
鳥栖戦を彷彿させるようなマズい入り方・・

が、ＣＫから
いい左足を持ってるという菅ちゃんが
ちょこっとアウトフロントにかけ
ゴール左隅に突き刺した。

解説コータによれば
湘南からすると
アレは防げたゴールなんだと。
　　クリア、シュートブロックが
　　ダメダメでしたね、とのこと。

終盤は、冒頭に記したとおりの展開となったが
耐えに耐えてリーグ戦ホーム初勝利を
掴むことができた。

まずはメデタシ、メデタシとな。

昔々、
ＡＴに４点取られたチームがあるみたいだから
そこと比べればまだまだ・・・

とはいうものの、悔しいのう・・

風上の前半に１点しか取れなかったことが
まず残念。
これじゃ逆転負けの可能性が高いな
と思わずつぶやいてしまった。

後半に入って幾度かのピンチを凌ぎながら
時間が経過していき
もしやこのまま？
と思い始めたのだが・・・

４１、２分頃から早くも時間稼ぎのプレーに。
ちょっと早すぎるんでないかい？
そしてＡＴに突入し、菅→宏武

この直後に連続失点。
守備がかなり緩くなっていた。
おそらく体力の消耗が終盤になって
ドーンときたのだと思う。

結果論だが、最後の交代は適切だったのか？
代えるべきは中盤だったのでは？と思うのだが。

今季もＧＳ突破の行方は
最終戦まで持ち越しとなってしまいましたとさ。

相手が２軍といえども苦手京都相手に快勝。
これだけスカッとした勝ち方は
大文字の送り火の影響で
真夏なのに１５時ＫＯとなった西京極以来かな？

実況の最後に言ってたけど
今季ホーム初勝利なんだな。

それにしても先制点は美しすぎる崩しだった。

またその後の
シャビとルーカスの狭いところでのパス交換は
上手な者同士だと、ああも上手くいくものかと・・

中島は、もっともっと精進せい！
とのミシャ・コメだったが
成長する速度が早いんじゃないかと思う。
　　平成の初期にススキノで大繁殖し
　　仙台を壊滅させたレギオン
　　（最後はガメラにやられた）よりも
　　成長速度が早いんじゃ？

試合後のインタビューでは
１点目と２点目の記憶が
シンクロしてたみたいだけど
まあ、それは愛嬌だわな。

あと西大伍
ベテランの安定感はさすが。
解説のコータも褒めてた。

それから大谷さん
一昔前風にいえばファンタジーだわ。
足下が上手じゃないみたいだし
判断がコンマ１か２遅いように見えたし。
そのハラハラドキドキ感を味わわせてくれるのは
ある意味エンターテナーのプロだわ。

気になったのは
深井とドド
どうしたん？

前半は立ち上がりこそ
テンポの良いボール回しだったが
東京の圧を受けて徐々にペースダウン。

松木の非凡さばかり目についた。

後半になると少し盛り返してきて
中島投入後はさらに勢いを増し
ゴールのニオイがムンムンしてきた。

右のＣＫから打点の高い中島のスーパーなヘッド
それをＧＫが弾いて荒野が押し込もうとしたシーンでは
キタ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━ !!!!!
と叫んじまったわい。

終盤のアダイウトンのシュート気味のクロスに
松木の足が僅かに届かなかったのなんか
シュートに至るまでずぅっと
宇宙家族ロビンソンのフライデーみたいに
キケン！キケン！キケン！
とわめいてたわ。

終わってみれば両チームノーゴールながら
結構面白い試合だったわ。

いわゆる危険なスコアからの逆転敗だったが
なかなか面白い試合ではあったな。


以下、
リーグ戦で出番のない（少ない）選手達の本日の感想。

井川、交代直前までは良かったと思うんだけど
逆転の起点となった痛恨の横パスが・・・

中村桐耶、
思い切りの良い攻撃参加もあり評価を高くしたけど
ディフェンス面ではちょっと軽い守備があったような・・

西大伍ベテランの風格を出してたと思う。

宏武はクロスの練習をもっともっと。

ミランはＦＷとしては物足りないな。
電柱でもなくスピードでちぎるわけでもなく
忘れたころに点を取る
ってタイプなのかな？

ドドは相変わらずドドだった。
別に悪い意味ではないっす。

小次郎
まだまだ菅野をベンチに追いやるには
時間がかかりそう。

今日は運も我が方に味方したみたい。

前半の酒井のドンピシャのヘッド
菅野が弾いたのを酒井が足に当てようとするもヒットせず。

前半もう一回名古屋に決定機が訪れるも
打ち損じてくれた。

ボールは保持すれどシュートが打てない展開で
いつもの負けパターンかのう・・・
と思ってたら
ＦＫで何故か宮澤がドフリーとなって
頭でねじ込んだ。

その後ポストに助けられるシーンがあったり
菅野がこぼしたのを押し込まれそうになったりと
運が味方してると思われるシーンが
幾度も見られた。

だが、追加点はお見事！
荒野がナイスカットから持ち上がって
左の青木にナイスパス
青木はオレ！オレ！と手を上げて呼び込む中島に
おらぁ～絶対決めろや！
とナイスクロス
中島はＧＫの股を抜く痛烈なヘッド！

このプレーの直前に中島を投入した
ミシャの采配も（今日は）お見事。

やっぱり勝つって、いいよな。

６連続引き分けの後
〇か●か△か？
と思ってたら大敗・・・

点取り屋不在で
シャドウも人材不足気味
そのうえ、守りも破綻してしまっては・・・

降格圏に引き込まれそうな状況に
なっちまったぞい！

戦前、この布陣でどうやって点取るんだ？
という声があちこちから聞こえたが・・

やはりというか高さがないので
シャビが決定機を外した以外は
相手が怖さを感じないような攻めに終始。

そうこうしてるうちにＶＡＲでＰＫ取られちまった。

先制に成功した浦和は勢いづき
菅ちゃんの頭、菅野の足がゴールを死守し
何とか追加点を与えずに前半を終えた。

後半も、これどうやって点取るんだろうね？
という展開が続いた後、ルーカスと中島を投入。
ルーカスはともかく
この状況で中島に過度な期待は禁物。

だが、同点は突然やってきた！
菅→高嶺→金子
金子がトラップ後素早く左を振りぬいた。
このとき中島もフリーになっていて
西川も金子にだけ集中できなかったと思う。

これでイケイケになると思いきや
荒野が赤紙をもらって退場・・・

これで万事休す！？
と思われたのだが
解説のバンも面白い！
と何度も口にするように
守りを固めてカウンターに徹する
というミシャサッカーでは
中々お目にかかれないスタイルで
中島や金子が全力でダッシュして
何とか勝ち越そうとする姿は
感動さえ覚えたわ。
まさに死闘！

しかしだ、アディショナル・タイム７分だと！？
しかも、ミシャがエキサイトして中断があった
　　もしかして脚を攣った金子が回復するよう
　　わざと時間をつかったのかも
とはいえ、１００分近くになるまで笛を吹かないって
どうなってんだよ━━━━!!!!!
　　ＩさんはＩさんだった・・・

ともかく、ＢＳ１でこの試合を見た人のうち
かなりの人が面白かったと思ったんじゃないかな？