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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2020年10月27日
次戦・第25節G大阪戦展望について、2回に分けて投稿します。
本稿は、その~➀です。
コンサ・残りシーズン目標「今シーズン終了時に、2021シーズンリーグ上位へのスタート準備となる戦力・チーム力向上と構築、その証明として最終盤4連勝でフィニュッシュ」を設定。
そのため、残る日程を4分割の4クール単位で、到達目標を設定し、現時点・第2クール・2試合目・次節第25節G大阪戦です。
第2クール目標は、
新戦術の習熟・定着を基本戦略とし、
「トップAチーム候補選手から、各ポジション毎<第1・2順位>20名選定」を実戦テストで決定、
また、「戦術熟成」の一環として「新戦術の作動時間コントロール、従来戦術との切り替え・転換のコントロール」をトライします。
第2クール・初戦の「横浜FC戦」では、やや戦力低下チームとの評価から、「新戦術・マンマークハイプレスをフルタイム作動までの必要性乏しく、時間帯・局面により、臨機応変・柔軟・効率的に、基本戦術と新戦術を最適選択して両戦術を使い分ける併用型としました。そのため、「新戦術フルタイム作動では、フィジカル課題で、パフォーマンスダウン懸念のある選手」も起用可能となり、選手起用・選択幅が拡大し、「ジェイ・ロペス」も活用出来る試合運び・内容としたもの。
新戦術適用の進化形を獲得した試合でした。
しかし、本稿記載の通り、次戦対戦・G大阪は、横浜FCとは異なり、現況、リーグトップレベルにまで戦力アップさせ、リーグ2位とさせた上昇チームで、強度の高いハイプレスを、執拗に、瞬時の隙間も無く、仕掛け続けて来る強敵・難敵です。
横浜FC戦の様な「甘い寄せスピード・強度」では、相手プレーに先行され、マンマーク・ハイプレスでは、全く、相手選手に、タイミング間に合わず、届かない、と戦術機能を封じられてしまいます。
マンマークプレスを省く選手も、その選手から鋭いパスが飛び、これでも戦術停止です。"オール“コートプレスで、相手全選手のパス交換を封じるレベルまで、戦術作動を上げる事が必須です。
では、次戦の展望を。
1.対戦相手チーム「G大阪」現況
➀現況
戦績は、
順位2位 勝点48 15勝3分6敗 得点35・失点26・得失差9で、得点数は、リーグ11位・失点同3位の通り、リーグ最強の守備主導チームで、ここ数年の低迷から抜け出し、戦績飛躍のシーズンとしています。
G大阪は今シーズン、決して満足のいく入りはできなかった。しかし、直近9試合は8勝1分とまさに絶好調。今節の勝利で2連勝とし、順位も2位に浮上。
「シーズンスタートをうまく切れず、シーズン途中も、なかなか勝てない時期があったが、ここ2か月チームがうまくハマりだし、勝利につながるゲームができています。一番の要因は11人全員、ベンチの選手やベンチ外の選手もチームのために戦って、途中から入る選手もチームのために役割を全うできている。この結果が勝利につながっていると思うので、いまの雰囲気を続けていきたいと思います」と、風前の灯火の契約破棄寸前となった、アデミウソンの前節試合後コメント。
しかし、昨シーズンの下位戦績は、戦術硬直化とベテラン層を主力の選手層が原因として、今シーズンG大阪・宮本恒監督は「より結果と育成」の両方を追求、との戦略に転換、従前からの「高い個々選手能力での局面勝利を基本とした堅守・パスサッカーのバランス型」から、「堅守をより高い布陣位置とし、ボール奪取位置を大きく上昇させる攻撃的守備戦術」を選択し、その必然として、「ハイプレス」戦術で、最前線からボール奪取・強力守備を指向に、転換したもの。堅守チームの今シーズン進化系でハイプレス戦術の最多パターン〜<ゾーン守備型ハイプレス>を選択したもの。
しかし、その代償・選択結果の象徴が、チーム至宝の遠藤流出。
その経緯は、
『遠藤の移籍は必然的な流れだった。ここまで18試合中11試合に出場も先発はわずか3試合。J1単独最多となる通算632(現在641)試合出場を達成した7月を境に、10年ぶりとなる2試合連続ベンチ外など出番が激減していた。遠藤の記録をリスペクトしていた宮本監督だが、達成後は若手育成にかじを切った。3列目には24歳の井手口や22歳の新人山本を起用。前線からプレスをかけるスタイルも遠藤には合わなかった。新型コロナウイルスによる特例で今季はJ2降格がない。どのクラブも世代交代を推し進めた。
だが、納得いかないのは遠藤だった。後半途中から出場した9月の札幌、名古屋戦は得意のパスから得点を演出。体は動き、結果も出した。それでも序列に変化なし。G大阪に愛着はあったが、プロとして純粋に出場機会を求め、J2で12位に低迷する名門磐田から獲得の打診が届いた。
遠藤も宮本監督も今季限りでG大阪との契約は終わるため、関係者が「遠藤を取るのか、宮本を取るのか」と二者択一を迫った時期もあった。もちろん、2人やクラブとの間に摩擦はなかったが、さまざまな意見があったのは事実だ。
就任3年目の宮本監督は今季、波はあるものの現在7位で1歩ずつチームを成熟させている。今オフは2年の契約延長が確実。継続性も来季の武器になる流れだ。その環境に来季、遠藤が再契約を結んでまで戻ってくる可能性は低い。』との内容は、西野朗・G大阪の一時代が完全に終了した事を証明する現況。
ここで、G大阪プリンスの挑戦で、「会心の勝利」を掴みそうな、宮本恒は、将来の代表監督への道を大きく前進させる「大事なシーズン」として、<何が何でも勝ち・勝ち点3を掴む闘い>を続けています。或る意味、G大阪のどの選手よりも、宮本恒の勝利への執念・意識が上回っている現況で、G大阪のチーム経営陣も「G大阪帝王・遠藤を排除し、G大阪プリンス・宮本恒を選択」したものです。
➁戦術
既述の通り「比較的低い布陣での堅守~ビルドアップ・パスサッカー・コンビネーション攻撃」で、堅実で強固な守備と、高い支配率・パス交換を個々選手能力による突破の攻撃を展開する「攻守バランス戦術」でしたが、
今シーズン、「堅守」の布陣位置を、「ビルドアップ全盛・リーグ主流」に対応し、「ゾーン守備」のまま、より高い位置・相手ゴールへ前進させた位置に布陣変更、自陣最前線選手を、相手ビルドアツプへ近づけ、当然の結果として、最前線からの守備「ハイプレス」=「最前線でのボール奪取」戦術に進化・転換したもの。
「ボール奪取」からの「攻撃・切り替え」も、多数回パス交換のパスサッカーから、「短手数・ショートカウンター」へ転換となりました。
フォーメーションは、2018までの伝統[4-4-2]を、昨シーズンから変更し継続の【3-3-2-2】で、守備ラインから1枚抜き、アンカー・インサイドハーフの3ボランチ型で、サイドをハーフポジションまでアップさせ、高い位置に選手バランス型を継続、
しかし、ここ9試合は、
・過密日程による主力故障発生で、代替選手のフィジカル・走力ダウン、
・失点増加対策のため、
リバイバル【4-4-2・攻守バランス型】に変更。
ハイプレスも、一時の強烈ハイプレスはトーンダウンし、ミドルランクで継続実施中です。
しかし、守備では個々能力と組織戦術合体のチームですが、攻撃は高い、突出した個々選手の突破力が中心である事は変化無く、近時のベテラン離脱の代替の試合起用若手選手となり、突破力・成功回数が低下し、リーグトップランクとなるには、得点力不足が決定的です。
主力、特に攻撃選手離脱は、最直近、飲酒運転・事故発生のアデミウションの契約破棄も発生し、更に駒が減少していますが、それでも、主力選手のパフォーマンス、レベルは、リーグトップレベルです。
G大阪への対抗策は、個々選手とのマッチアップで負けず、個々でも、組織連携プレーでも、勝利する事です。
③試合展開・メンバー
ここ9試合の最大特徴が「1点差勝ち7試合」である点と、得点14得点で「後半獲得10得点」である点です。
詰まり、「楽勝展開」は全く無く「ギリギリの僅差勝利」で、一見「勝負強さ」を証明する数値ですが、
本当は逆に、「勝利獲得の危うさ・脆さと攻撃力・戦力全開の遅さ、試合前半の弱さ」を証明する数値で、ここにG大阪攻略の鍵・方法論が示されています。
また、固定化した選手起用で、累積疲労・故障発生の低レベル選手起用法です。スタメンフル起用4選手・△1起用2選手・△2起用2選手と計8選手が固定メンバーで、唯一最前線2FWのみ4選手交代起用するも、サブ起用も固定型で、最高途中8回起用FW渡辺・アデミウソン5回・宇佐美5回・パトリック4回と、FW4選手は、スタメンかサブでフル起用でした。
「育成層」起用も、福田・山本・高尾・川崎の4選手を集中起用し、「遠藤放出し山本・井手口起用」としたものですが、明らかに、他のスタメン選手レベル~代表クラス、とは、フィジカルは越えても、判断・テクニック・経験でレベルダウンし、ています。「両サイド・最前線」は代表クラスですが、ボランチ・DFは「育成途中で現状狙い処」です。
2.コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
ここからは、次稿・ブログといたします。
~次稿へつづく~
YAHARI
Re:~進化~ 着々と戦術習熟進行・第25節G大阪戦~➀
2020/10/27 15:45
やっぱりアジアンべコムさんと比べると記事の質と読みやすさが段違いですね http://1996sapporo.blogspot.com/ もう書かれなくても大丈夫ですよ 日本語ぐっちゃぐちゃだし
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