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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2020年12月23日
シーズン終了し、いよいよストーブリーグの選手獲得期間が本格化し、コンサは、離脱リリースが先行し、交渉結果の獲得リリースはこれからですね。
その選手構成が、今回テーマです。
1.「選手構成」の基本基準
さて、コンサ選手構成戦略は、以下の2大基準で運営されますね。
(1)チーム根幹戦略「チーム強化計画」
(2)「戦術適合性」基準 です。
(1)チーム根幹戦略「チーム強化計画」
再三記載の「チーム強化計画」(2003年策定)が基本戦略で、17年も経過するも、その大戦略は、チームの一貫した戦略として、継続し「チームスタイル」として本質化されています。その中の「ステップ5」が現況とされていますが、最終段階として、「新強化計画」の企画・立案は、チームの近々課題です。
「強化計画」では、
➀活動目標~J1リーグで安定して充分に戦う事ができるチーム力ベースの完成
➁基本的な考え方~短期目標(リーグ上位・カップ戦チャンピオン)を達成し、チームとしてのベースを確定する。このベースを基に中 期・長期目標実現に向けての一歩を踏み出す
➂具体的な取組~
(ステップ5)育成・強化の中で育ってきた生抜きの選手と指針に基づく補強で獲得された選手によるチーム力ベースが完成し、短期目標を達成(今シーズン未達)。ステップ4以上の成果(リーグ・カップ戦優勝) を残す。
➃チーム構想と編成~
(ステップ4)チームコンセプトがチーム関係者全てに浸透し、精神的にも技術的にもチームを支えられる生抜きのメンバーによるチーム編成の確立と更にチーム力を強力にする為の外国人選手及び日本人選手の補強を検討するー20シーズンで完成済。
(ステップ5)チームコンセプトがチーム関係者全てに浸透し、結果を残し次のステップ(タイトル獲得)へ進む。
➄選手編成~
選手総数30名以下
外国籍(最大3名は20シーズンで制限なしに修正)及び日本人選手の移籍獲得
選手平均年齢の固定化(チームの新陳代謝のベースとなる選手平均年齢が固定)
選手平均年俸の固定化(戦力のベース確定に伴い、今後J1リーグ定着の為に必要な選手平均年俸と年俸 総額を確定する)
➅育成・普及(ユース及びスクール)との連携 ~U-18以下の組織体制の充実とトップチームとの連携及び底辺(サッカースクール)の拡大を図り、共通理解の元、一貫した指導を行い、トップチームへの最大の選手供給源とする。
a.トップへの昇格選手数:2名程度
b.コンサドーレユース育成・指導指針に基づく育成・指導の実施
c.育成・普及スタッフのライセンス取得とトップチームスタッフへの登用 、
現況は、ステップ4項目を完了し、ステップ5挑戦の2シーズン目終了。来シーズンは、ステップ5・3シーズン目で、目標結果は必達となりました。
そして、「強化計画」からの、「来シーズン保有戦略の在り方」は、
〇チーム構想・編成はほぼ完成で、想定・計画通り選手は揃い、課題解決への選手補強、即戦力若手選手獲得が累積し、大幅上昇達成。
〇保有選手数は、30名以下~後述の通り「27名」体制の現在。
〇選手平均年齢・年俸固定化も完成(リーグ最少平均年齢と黒字バランスに固定の平均年俸が確立)~石川・早坂引退と進藤移籍、既存選手複数年契約による「選手保有・総年俸額」安定化経営により、追加新規獲得「枠」も可能となりました。
〇ステップ5の完成は、短期目標=タイトル獲得を待つのみ 、となります。
この大方針「チーム強化計画」と並んで、最重要・条件基準が「戦術適合性」となります。
(2)「戦術適合性」基準
既に、今シーズン11月から<来シーズンへの準備戦略>が発動し、チーム継続の「コンサ式ミシャ戦術」に加え、最重要テーマ新戦術「マンマークハイプレス」進化・定着完成は、最終節まで、貴重かつ最高効果の「実戦での強化」を徹底し、「来シーズンメイン戦術」として、両戦術が予定されています。
コンサでは、「マンマークハイプレス」戦術が、
・「ゼロトップ」型 ・「攻撃強化」型 ・「最強攻撃・緩和」型 の3パターンにまで派生・到達しました。
しかし、そのパターン毎に「戦術適合性」が異なります。詰まり、その3パータン戦術の試合選択・使用では、「戦術適合性」が<選手起用の大きなポイント>となり、<そのための選手構成が必要>、となっています。
「コンサ式ミシャ戦術」は、複雑・経験値を必要とする戦術ですが、継続・有効なトレーニングにより、既存選手は全員、理解・習得の「熟知・定着」レベルです。
しかし、「新戦術」には、前提となる基本・チーム必須数値が明確・判明し、そのチーム能力獲得とレベルアップに徹底トレーニングの状況でした。
そのチーム必須数値・能力は、
<チーム総力>としての必須内容で、
試合毎に≪走行距離120km以上・スプリント数170回以上・スプリント平均最高スピード29km/h以上・決定機数10回以上・シュート数15本以上・シュート枠内数7本以上・得点3点獲得≫が、「マンマークハイプレス」での勝利のための基準値となっています。
2.コンサ現況からの考察
(1)「強化計画」から。
①保有選手数~「計画は30名以下」ですが、現況は、
中野小次郎・小柏・中島加入・岡本獲得濃厚・中村桐耶レンタルバック濃厚、5選手獲得、
石川・早坂引退、進藤・カウィン・ウーゴ移籍、5選手離脱で、
既存A契約選手21選手+新加入選手5選手、更に6/30レンタル期間終了育成選手「檀崎」レンタルバック1名を合計すると「27名」。2種登録の育成選手がで、U17代表・FW佐藤陽成、U18代表・DF成瀬護の両君2選手加わえると「29名」体制となります。計画値に合致し、約「1名」程度追加加入可能ですが、保有数は完成です。
②チーム生抜きメンバーの主戦力・中軸化も、進藤離脱がありましたが、育成選手・8選手、北海道枠育成・9選手で、強化計画は完全達成しています。
コンサは、Jリーグ中「最高レベル・その理解・習得が甚だ難しい」戦術を選択するため、アカデミー・育成世代より「ミシャ戦術・マンマークハイプレス戦術」を、時間・練習量を掛け、戦術理解・適正プレーを、徹底的に叩き込み、浸透させた若手選手〜「最新戦術保有・若手有望選手」の供給実施は最新期待課題です。
➂選手平均年齢・黒字経営年俸の固定化
コンサの来シーズン選手・現時点平均年齢は、25.2歳予定(育成選手除いて)で、本シーズン26.1歳を「△0.9歳」との想定で、主軸選手殆どが残留しチーム形成予定「平均年齢+1歳」を、反対に「若返り」させました。今後、経験値累積・能力改善で<チーム将来性=急成長・向上>加速させる内容となりました。これは、そのまま<年俸固定化・改善>推進となり、厳しい経営状態には、救いの手となったもの。これまでの「複数年契約」推進は、大きな総年俸値変動を回避し、安定化させていますが、更に、良化内容が加わったものです。
➃ステップ5の完成は「リーグ上位、カップ戦チャンピオン」獲得であり、来シーズンの必達目標です。
(2)「戦術適合性」による
戦術適合性は、
・基礎能力「走力・スプリント力・スプリントスピード・体力」
・理解能力「戦術理解・予測・判断・スピード・集中・連携・闘争心」
・技術能力「精度・シュート・パス・ドリブル・ヘディング・セーブ」の内容・レベルですが、最重点ポイントは「走る・球際の強さ・戦術規律」に集約されていますね。
では、各ポジション毎に、選手保有を点検です。
必要数 適正 トライ ポイント
GK 4 菅野 ビルドアップ◎・セーブ△
不足数【1】← 小次郎 ビルドアップ〇・経験値△
阿波加 ビルドアップ・セーブ△
CB 6 ミンテ 対人スピード◎経験〇・ビルドアップ△
田中 対人スピード・ビルドアップ・経験〇
福森 ビルドアップ・プレスキツク◎守備・予測☓
(宮澤) ビルドアップ・対人◎スピード☓
(高嶺) 対人スピードビルドアップ〇・経験△
不足数【0】← 岡本 対人スピート〇・理解ビルドアップ☓
濱 対人スピード△ビルドアップ〇経験☓
中村 スピードビルドアップ〇経験☓
SH 4 菅 走力・突破〇クロス・シュート△
ルーカス 走力・突破・クロス◎シュート△
白井 走力・突破・クロス◎シュート△
(金子) 走力・突破・クロス◎シュート△
(中野) 走力・クロス〇シュート〇
不足数【0】 檀崎 走力・突破・クロス・シュート△
DMF 4 深井 対人スピード・ボール奪取◎パス〇
荒野 対人走力奪取◎飛出しパスシュート〇
宮澤 対人奪取・パス◎走力△・シュート〇
高嶺 対人奪取・パス・走力◎シュート〇
(駒井) 対人走力パス◎スピード△シュート〇
(中野) 対人パス〇走力・スピード△
(田中) 対人スピード奪取パス◎経験△
不足数【0】 藤村 パス◎シュート〇対人・奪取走力△
[ゼロトップ型]マンマークハイプレス
トップ下2 (荒野) 奪取パスシュート飛出し◎
(駒井) 奪取パスシュート飛出し◎
(小柏) 奪取パスシュート飛出し△
CF 4 駒井 奪取パスシュート飛出し◎
金子 奪取パスシュート飛出し◎
不足数【2】 小柏 奪取パスシュート飛出し△
[攻撃強化型]マンマークハイプレス
シャドー4 ロペス パス・シュート◎飛出し△奪取☓
ドド パス・シュート・飛出し・奪取△スピード〇
金子 パスシュート飛出し〇奪取スピード◎
駒井 パス・飛出し・奪取◎シュート〇
チャナティップ パス・シュート・飛出し・奪取◎
(荒野) パス・シュート・飛出し〇奪取プレス走力◎
不足数【0】 小柏 パス・シュート・飛出し・奪取・経験△
中野 パス・シュート・奪取△飛出しスピード☓
(藤村)パス・シュート〇奪取・飛出し・走力△
(檀崎)シュート・飛出し△パス奪取・走力☓
CF 2 ジェイ シュート・パス◎奪取・飛出し・走力☓
(ロペス) シュート・パス〇奪取飛出し走力△
不足数【0】 中島 シュート・パス飛出し走力☓スピード〇
(小柏)パス・シュート・飛出し・奪取・経験△
[最強攻撃・緩和型]マンマークハイプレス
シャドー4 ロペス シュート・パス〇奪取飛出し走力△
ドド パス・シュート・飛出し・奪取△スピード〇
不足数【1】 中島 シュート・パス飛出し走力☓スピード〇
CF 2 ジェイ シュート・パス◎奪取・飛出し・走力☓
(ロペス) シュート・パス〇奪取飛出し走力△
不足数【0】 (中島)シュート・パス飛出し走力☓スピード〇
各ポジション別、前線は、戦術パターン別に、対象選手の「戦術適合性」で分類し、その結果、
【不足数】は、
GK~1名、シャドー~2名 の計3選手となっています。
特に、GKは、菅野が離脱した瞬間、代替は極度にレベルダウンとなり、ビルドアツプにGK参加が必須戦術のコンサには、戦術機能低下・停止の危機となります。ビルドアツプ能力ある代替「即戦力GK」はベテラン層からの獲得が「最適」ですが、来シーズン終了時点では「中野小次郎が第2正GKへ成長」を期しますが、来シーズン・1~2年間限定予定での獲得は必須要求です。
加えて、「即戦力・シャドー」を最低1名、出来れば2名獲得ですが、ミシャ戦術、更に、マンマークハイプレスの「最重要ポジション」で、ミシャ戦術経験済みのベテラン層選手獲得が理想的です。
⇒ミシャスタイル経験からは、広島・浦和、更に大分在籍経験選手からの「適格候補」が対象者です。
・・無理ですが~興梠、真面目では、29~35歳で~高木俊之(元浦和・C大阪)、シルバ(元浦和・中国)、李忠成(元浦和・京都)、ピーターウタカ(元広島・京都)、皆川(元広島・横浜FC)、工藤壮人(元広島・オーストラリア)辺りが候補ですね。
いかがでしょうか。
現時点での「選手保有」具体策の検討でした。
ライム
Re:〜進化〜 来シーズンチーム構成・理想形は-➂選手構成
2020/12/23 07:00
シルバは12月満了で両膝の大怪我・体力低下を理由に浦和に帰ると思ったら、武漢と延長ってニュースになってましたね。昨日の夜は長崎SBフレイレ・清水GKネトがコンサドーレに来る?って話題になってて、今後が楽しみですね。
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