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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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~進化~(31)第2節惜敗の意味と今後・・

2021年03月07日

今シーズン、闘う中核である「Aチーム」の戦力評価となった「第2節名古屋戦」は、「2020シーズン・J1リーグ最強守備(最少失点)」の<名古屋堅守を打破出来るか・否か>との焦点となり、残念ながら、<未だ、打破力に未到達>との結果が証明されました。
これは、
〇「コンサ攻撃力が未だまだ期待レベルに未達」
〇「名古屋堅守は、更に強力化された」 と2点の証明でもあります。
一方で、
前シーズン「0-3」大敗➝今回「0-1」と、「試合内容が良化=成長」との試合後ミシャコメントがありました。
コンサ守備は、試合後宮澤コメントでは、「大きな破綻はこの一回・ワンチャンスのみに限定出来た」とありました。
実際、コンサと名古屋の「決定機」の数は、<コンサ5回ー名古屋3回>と、➀コンサが上回る、➁名古屋は、数少ない決定機数しか構築出来ず、それは、コンサの「前線~DF一体の守備力」が機能した、と言う点を証明し、しかし、それでも「勝利が名古屋に転んだ」原因が、<決定機を得点とする能力=シュート決定力>の差に在った、との重要課題が明白です。
<シュート決定力>が名古屋と同レベルなら、コンサが「引き分け~勝利」相当だった、ですが、現実は「コンサのシュート決定力レベルが問題」だという事です。
先ず、それまでの過程〜ゲームメーク・決定機構築力には、問題は無い、とのポイントは確認の上で、
前々試合「横浜FC」の「シュート阻止力」なら<大量得点>となるが、
今節「名古屋」の「リーグ随一・シュート阻止力」には<未得点>とのレベルである、との証明で、今後、同様に「シュート阻止力」が高いチームでの「得点獲得」に大課題必至、との証明となります。(名古屋の様に、守備主導で堅守を中軸とし、特にシュート阻止力が高いチーム;FC東京・G大阪・C大阪・広島辺り)
【「高いシュート阻止力」を突破する「シュート決定力」】問題です♪
その答えの模範例が、FC東京の外国籍ストライカー群です。
即ち、シュート決定力は、①適正タイミング②適正ターゲット③適正強度の3要素が必須で、コンサシュートには、最近課題改善取り組みの中、①②は改善が進むも、③が消滅気味となっています。どんなに、①タイミングと②ターゲットを絞っても、それ以上のDF・GKは、必ず予期・待機していて、その改善取り組みしても、効果は僅かしか無く、打破は困難。そのため、③シュート強度で、相手DFやGKを打ち抜く事が絶対要素となります。シュート3要素の順番は重要で、①→②→③と③は、最後ですが、決め切る=高いシュートブロックを打ち破るには、③が決め手、です。
詰まり、コンサシュートトレーニングで、①②と共に、③シュート強度も加える事が必須、と言う事です。
余談気味ですが、名古屋のシュート決定力は、コンサ以上と言う事では無い事を付け加えて置きましょう。つまり、コンサの「シュート阻止力」は、その戦術上、リーグ下位レベルで、その守備力を破るシュート決定力は、コンサ以下でも可能、となったていた、という事でした。そもそも、決定機構築力は大きくコンサ優位で、更に、シュート決定力も、コンサ優位と、攻撃力比較では大きく引き離していたものの、守備力「差」、それも、「これシュート阻止力」の一点で、で、勝敗結果となった、と言う事が、実像・本質ですね。

試合戦績・結果は、対戦チームとの戦力比・<自攻撃対相手守備・相手攻撃対自守備とのマッチアップ勝敗の総合結果>ですが、
重要な事は、
≪自チームの攻撃力・守備力の拡大・上昇≫がメイン課題であり、その間の「対戦比・試合結果」は、その評価・判定にしか過ぎない、との点ですね。

という事で、ミシャの試合後コメント「選手は良くやった、と言える、決して出来の悪い試合では無かった」の通り、試合内容は、<前試合・横浜FC戦から内容低下はなく、名古屋強力守備力、特に、強力シュート阻止力を越える事が出来なかっただけで、強力戦力は維持されたまま>と言う、及第点評価でした。

但し、「失点シーン」は、2選手の「低守備レベル・能力」を露出・露呈していました。それは、
「名古屋MF前田VSミンテ」剥がし突破ー
「名古屋前田-パス➝相馬VS福森」フリーパス~
その後「相馬VsGK菅野・1対1でシュート・ゴールイン」
ミンテ~相手進行方向を空けた横からチャージは、振り切られるもの
福森~相手突破局面に、スペースを埋めるポジショニング・1m下げ移動で、スペースカバー・コントロールすべき時、一瞬ボールウォッチャー・立ったままの傍観者となり、相馬への「パスコース」消しの「ポジショニング
」を怠ったものでした。
所謂「軽い失点・軽い守備の大半原因が、ポジショニング不良・立ったまま傍観者意識によるもので、素直に、正しく、スペースカバーしていれば「確実に、相馬へのバスは不可能で、失点はありませんでした。
「ミンテの甘い立ち位置・緩和チャージ、福森の予測不足・スペース管理意識欠如」が原因でした。

しかし、その局面以外は、適正プレーに溢れ、パフォーマンスも高いもののままでした。適正な試合評価だ、と考えます。

では、個別項目と試合推移確認もしておきます。
速報試合データによるものです。

1.試合スタッツ(速報版)
試合時間帯毎の試合項目推移は、
「前・後半飲水タイム・Tとハーフタイム・HT」で、試合4分割<➀試合開始~飲水T、➁飲水T~HT、➂後半開始~飲水T、➃飲水T~タイムアップ>で記載します。

      コンサ       名古屋
 時間帯 ➀ ➁ ➂ ➃    ➀ ➁ ➂ ➃
支配率% 52  52  52  54      48  48  48  46
走行距離 27  31  25  30      27  31  24  32km 
スプリント数 39  53  29  42      40  57  39  52回
最高速度   28.7    30.0        28.8    27.5km/h

決定機  1  1   2   1 [5]    0   1   0   2 [3] 
シュート数本  2   1   3   2[8]  2   4   1   4[11]
枠内数本 1  1  2   1[5]  0   1   0   3[ 4]
得点 点 0   0   0   0       0   0   0   1
決定率%        0               9.0  

パス数本135 128 108 139[510]104 134  98  66[402]
成功率% 75 77 76 76[76.0]76 78 75  73[73]
AT内数本  56      66  [122]   52      27  [ 79] 
成功率%  75.6    73.3 [74.4]  78     77.3 [77.6]

コンサ選手シュート内容
福森  3本 枠内1本 得点0 ※FKでのシュート
ロペス 2    2    0 ※精度〇・強度不足で得点ならず
ルーカス1    1    0 ※精度〇
ミンテ 1    0    0
田中  1    1    0 ※精度〇  
 計  8    5    0 ※高枠内率でターゲット意識はあるもの
                 ➀タイミングと➂強度の問題。
ポイントは、
(1)スプリント回数の後半急減とそのための名古屋に劣後
  後半「スプリント負け」
(2)シュート数=決定機数は、コンサ試合基準「15回=本/試合」のに半減し、名古屋の中盤・DF陣の「スプリント・速い寄せ」守備で、コンサの「コンビネーション・パス交換」と「2次ボール回収」数が減少させられ、パス成功率「基準下限値80%」を割る「低パス成功率」となったもの。
  名古屋守備のポイント「速い寄せにより、パス交換阻止」によるもの。
(3)それでも、コンサの「決定機構築力」は、データ値は公式データリリース待ちですが、名古屋よりも、敵ゴールへ前進・突破したポイントを「シュートポイント・決定機位置」としていて、「決定機=チャンス量」は、コンサ絶体優位の試合でした。
(4)コンサの「敵陣深いシュート」は、「枠内率の高さ=高精度」となり、それでも、名古屋GK・DF陣「シュートブロック力」により、「得点実現」に至らなかったもの。

2.今後に対して
上記の通り、コンサの「攻撃力・守備力」は、前節・横浜FC戦と、同レベル内容でしたが、対戦チーム・守備強力名古屋であり、期待外れの結果となったものでした。
しかし、対戦チームの
「速い寄せ」による「決定機・チャンス構築阻止」、GK・DF陣の高能力による「シュート阻止」には、今回対戦内容となる「実戦能力」である事を証明しています。

コンサの対戦戦略・方針は、
≪全ては、より強く・高い攻撃力、得点獲得力により、得点勝負勝ちで相手を上回る≫、との大方針です。
という事で、
「速い寄せ」には、≪より速いパス交換と高い連携・コンビネーション≫、
「シュートブロック」には≪より➀ベストタイミング、➁ベストターゲット、➂強度アップ≫が、その回答であり、「攻撃でのパフォーマンス上昇・成長」です。
「トレーニング目標と必須内容」が明白となったものでした。

次戦も、「攻守の強度が高い」<広島戦>ですが、今回名古屋よりは低下です。
起用チームは、[B+@Aより田中・小柏・ルーカス起用の強化型」の予定です。
今回同様、同一課題が問題となりそうです。
「田中・小柏・ルーカスの3選手」は、「中3日」で連戦となりますが、持ち前の「高いフィジカルリカバリー力」を発揮し、水曜・第3節起用にも、合格レベルフィジカルコンディションで、準備を期待します。詳細は、次戦予想ブログで。


                   

    


post by yuukun0617

15:16

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