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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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〜進化〜(35)連敗の原因と意味~公式試合データより

2021年03月11日

昨晩の敗戦も「惜敗」となり、「惜敗連続」との試合結果は、ミシャ試合直後コメント「良い試合内容をしても、この様な結果となるのが、私(ミシャ)の宿命」と運命的な原因と呪い、疑いたくなるものでした。
昨晩・速報でのブログも「感情論に引きずられる」所として、冷却期間となる「リーグ公式試合データ」待ちとし、本日即日リリースとなり、記載します。
コンサの置かれた試合前条件・状況は、「極度に選手層希薄化」との<緊急事態>にまで悪化・転落し、計画的にシーズン進行の思惑は、全て飛んでしまいました。
コンサ現況は、皆さんご存知の通り、
選手登録28名+育成2種2名の30名体制でシーズンスタートするも、
「離脱者」
~キャンプ前要因2名~
故障から復帰期間中・・荒野
コロナ禍入国停止 ・・カブリエル
~キャンプ後要因7名~
キャンプ中故障離脱・・ジェイ・中野嘉大
第2節時点故障発生・・小柏・駒井・ドド・青木
昨試合前練習時発生・・チャナティップ  の 9選手離脱。
「現在、選手19選手(GK4・FP15)+育成2選手」まで、「稼働可能選手が減少」。
これは、
「試合起用数GK2・FP16」に「FP△1選手不足」で、
今後の試合メンバーは、
「スタメン11名・サブ6名(FP5名・GK1名)」と、
 交代選手「△1名」不足エントリーしか無くなったという、「試合前ハンデ」を追ってしまったという事です。
 ~ここまでのコンサ史上
  「過去に例の無い程の、極度・重大な実働選手保有壊滅状態」
   との危機です。

唯一の救いは、次戦予定「中2日」での「G大阪戦」が中止となった事で、
次戦は、「中6日」の通常日程・第5節Away浦和戦となりました。
しかし、「試合後帰札翌日移動と次戦前日移動」から「11日と16日が移動日」となり、実質「中4日」しかありません。
「明日・完全オフ」で、
「キャンプと昨夜試合、連戦起用での過度の累積疲労」(現時点推定フィジカル30%まで低下)は、<僅かな回復(推定45%程度)>程度しか無く、
13・14日も「フィジカルトレーニング中心で、プレーは短時間トレーニング」必至となります。主に「戦術理解のヘッドトレーニング中心」トレーニングとしか出来ません。そんな限定トレーニングでも、15日で「推定65%」程度までしか回復は見込めず、試合日・17日夕刻時点で、やっと「ギリギリ、75%程度回復」との浦和戦となります。その後は、「中2日」で、ホーム神戸戦、その後は「中6日」ルヴァン杯Away鳥栖戦です。
当面、次戦浦和戦ー中2日ー神戸戦の2試合を乗り切らねばなりません。
「フィジカルは、浦和戦後30%へ低下ー中2日ー神戸戦は50%」しかありません。神戸戦では、<走り回る事・スプリント・スピードアップは、故障発生>濃厚で、パフォーマンス・意図的ダウンが必要です。

選手起用は、
試合起用のベンチ入りは、稼働可能全選手でも不足し「完全固定選手起用」ですが、「スタメンと交代」を交互入れ替えと、「個々選手のフィジカル変化・状況把握の上での木目細かい起用時間設定」起用の実践が唯一の対応手段です。・・・・「フィジカル耐性」が強い選手「起用時間」を大きく、逆に「耐性弱い」選手は、故障絶対回避の「起用時間限定」縮小し、「負担は選手によりバラツキますが、チーム全体のバランスを保つ」という事です。

では、昨夜・3節広島戦の分析です。

1.3節・広島戦敗戦の原因~公式試合データより
上記の通り、広島戦・直前チャナ離脱発生でしたが、「コンサ選手層極度の弱体化」影響は、「交代選手最大数に△1名」ベンチメンバー減少となるも、
スタメン選手の「フィジカルコンディション」は適正・良好でした。
しかし、突然離脱の「精神面弱化」が「マンマーク不作動のプレー混乱」を招き、「相手選手へのマーク漏れ・外れ」多発、「ミスパス・プレー精度低下」、「相手ボール保持・パス交換へのチャージ不徹底」が連発し、
攻撃は「途中停止」、守備は「破綻」で、
開始7分まで「2失点」の、試合開始「失敗」としたもの。
しかし、敗因は、「失点シーン・原因」に有るのではなく、
「得点獲得失敗」が原因です。
そんな内容を示すデータを確認します。
第1・2と対比のため併記です。
➀基本項目
項目  支配率  走行距離 スプリント数  
第1節 54.3% 118km 7位 175回13位
第2節 54.3% 113km14位 163回12位
第3節 60.2% 117km13位 178回14位 
    上昇    上昇     上昇
広島  39.8%  119km 9位 197回 5位
対比  優位  負け・劣後 大きく負け 
※前節より各項目上昇。支配率は、コンサ試合コントロール証明。
 しかし、広島に「走り負け」が明白。
スプリント最高速度は、コンサ平均30.8km/h、広島平均30.7km/hと同レベルも、回数で負けていた。両チームでの「最速選手は川辺33.6km/h、続いてが中島33.1km/h」でした。
➁攻撃項目ー1
項目 30m侵入 PA内侵入  シュート数    枠内数     PA内数    得点
第1節 49回5位  25回1位  23本1位  11本1位  19本82%   5点1位
第2節 37回5位  8回13位  8本15位   5本5位   5本62%    0点17位
第3節 44回6位  18回2位  21本1位   5本6位  12本57%    1点11位
   やや上昇 上昇   上昇   低数連続  やや上昇  獲得不足  
広島 35回11位 13回4位 13本9位  5本6位 11本84% 2点6位
対比 優位   やや優位   圧倒   同数   同数高率 劣後  
※攻撃回数・シュート数回復、広島にも優位。シュート精度低レベルとなった枠内率・決定率悪化・劣後となり、得点獲得失敗結果の「敗因直接原因」。しかし、「PA内侵入数・PA内シュート数・率の低下」がその起因原因で、
<突破・侵入不徹底、その原因スプリント数不足が真因>とのデータ値でした。
➂攻撃項目ー2
項目  パス数   成功率  クロス数  成功率   ドリブル数 セツトプレー
第1節 585本6位 81.7%3位 16本7位 31.3%3位1点 14回3位 10回0点   
第2節 512本4位 76.4%7位 8本16位 12.5%14位0  17回3位 21回0点
第3節 629本2位 81.2%10位 15本6位 33.3%3位0点 10回10位 15回0点
    上昇    上昇    上昇    上昇     低下    普通
AT内パス数・成功率も、➁122本・74.4%➂節119本・74.4%とハイレベルを維持、広島104本・78.1%とは、本数で優位でした。
広島  360本17位 68.9%14位 12本10位 25%     10回10位 19回0点
対比  圧倒   圧倒   やや優位 やや優位  同数   劣後
※パス数・成功率・クロス数・成功率と軒並み上昇回復。「相手陣内・攻撃パス(AT内パス値)も、ハイレベル継続し、広島にも圧倒し、「ビルドアップ・パス・コンビネーションは順調内容」を証明しています。
➃守備項目
項目  タツクル数  クリア数 インターセプト 被シュート数
第1節 16回15位 11回18位 1回   4本1位
第2節 21回10位 17回12位 1回   11本7位
第3節 15回13位 11回17位 1回   13本8位
     減少   減少   維持    やや増加
広島  14回14位 28回6位  1回   21本18位
対比   同水準  コンサ少 同数    コンサ優位
※「攻撃型守備時数値に復帰」。対広島で、被シュート数圧倒を得点阻止力差で失点阻止・守備力広島圧倒。阻止率ー広島4.5%Vsコンサ15.4%で大きく劣後。

確認した結果は、
(1)コンサ・積極攻撃・決定機構築力はリーグトップ内容を実現。
(2)但し、スプリント数低下で、より深い侵入・突破に至らず、ゴールからいつもより遠いシュートポイントとなり、シュート枠内率・本数低下、得点獲得力低下、得点獲得失敗となった。
 ・攻撃時スプリント数
 ・より深く侵入・突破
 ・シュート枠内率・精度
が、敗戦原因であり、次戦での改善課題、という事です。

ミシャコメント「良いゲーム・試合内容は継続出来ている。このまま継続が方針」との根拠を証明したデータ値でした。

リーグ戦連敗ですが、ゲーム内容に、根本的課題があるのではなく、「走る」「闘う」「規律を守る」の試合3原則の内、
「よく走る」「より速く深く突破」に集中した状態、です。

2.第3節でのリーグ動向~公式試合データより~
リーグ全体の推移・動向で、変化項目を確認しておきます。
    第2節  第3節  変化内容
得点  32点  29点  第1節から増加傾向はダウン
シュート数 12.1本  13.1本  +1本やや増加
PA内数  7.3本   8.6本  +0.7本増加気味
決定率 14.6%  11.1%  △3.5%低下
パス数 465本   513本   +48本増加
成功率 75.4%   77.1%   +1.7%上昇
クロス得点 16点   2点  △14点激減
セット得点  7点   2点  △5点減少
タックル数 20回  19回  △1回やや減少
クリア数  23回  21回  △2回やや減少
走行距離117.4km  121.6km  △4.2km減少
他項目;枠内シュート数・クロス数・同成功率・ドリブル数・同成功率・30m侵入数・PA内侵入数等は同レベル値。   
シュート数、PA内シュート数は微増、クロスとセットプレー得点は大幅減となるも、パス数増加、逆に、守備回数微減で、攻撃バランス微増が、リーグ動向となりました。
しかし、チーム毎、得点数は、
第2節 複数点10チーム 1点6チーム 無得点2チームが、
第3節 複数点9チーム   1点5チーム 無得点4チームと、取れるチームと、取れないチームの2分化が進む事となりました。
得点獲得力チームは更に得点獲得、逆に、低獲得力チームは、益々困難は進んだリーグ動向です。
その結果、最多得点川崎14点・次点が、何と鳥栖10点、   コンサは6点の7位。
対して、最小はG大阪無得点、次点が3点の仙台・浦和・横浜FM・横浜FC・徳島は、驚きと、納得混在です。
一方、最多失点は、仙台16~3.3失点/試合、次点が横浜FM11失点、   コンサは5失点・8位、逆に、最少失点は、鳥栖の無失点、次点が、1失点の清水・名古屋・G大阪で、試合が少ないG大阪は比較外で、それ以外は、納得と驚きの結果です。
3試合で、既に大差が現実化しているシーズンとなりました。

3.コンサ現況
前書きの故障離脱選手急増の緊急事態となった中、
チャナティップの故障状態は、最悪予想されていた「肉離れ〜最低2週間離脱」までの故障には至らず、「累積疲労による筋萎縮」程度との診断となり、1週間程度のリカバリーで、復帰可能、との好情報が、本人SNS発信されました。
また、全体ランニングに、青木、駒井、小柏、中野が加わり、別メは、チャナティップ・ジェイ・荒野との情報もあり、ここ1〜2週間程度で、チャナティップ+複数人の復帰が見込み、〜3/21迄の期間を、残る選手全員でカバーして乗り切る、との見通しが見えて来ました。
しかし、この間、戦績は悪かったものの、試合内容、特に、ビルドアップと決定機構築までのゲームメーク力は、ハイレベルを維持したままで、この緊急期間も、充分、勝利を狙い続けられるものです。
ここ連敗の原因、シュート決定力、その前提の、より深い位置までの突破・侵入を、レベルアップ、パフォーマンスアップして、連敗阻止、連勝へのスタート勝利獲得を、次戦浦和戦で掴み取る、チャレンジに邁進です!


post by yuukun0617

22:11

コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

yuukun0617

Re:〜進化〜(35)連敗の原因と意味~公式試合データより

2021/03/12 15:52

追加記載 読売新聞報道で、Jリーグとプロ野球の新外国籍選手入国特別許可の検討開始、とのリリースが有りました。あくまでも、緊急事態宣言解除後に、強い要請が寄せられている、プロスポーツ選手限定措置という事。やっと、待機中の、各チーム監督・選手の一斉入国となりますが、あくまで限定措置のため、今回タイミングのみの特例ですね。しかし、宣言解除自体が、かなり怪しくなっていて、まだ余談を許さない状況が続きます。 入国許可となれば、ガブリエルを始め、リンコンや有力選手が、リーグを活性化するのは、間違い無く、期待と激化予想となります。

あいう

Re:〜進化〜(35)連敗の原因と意味~公式試合データより

2021/03/12 16:03

元データはどこで見られますか? >リーグ公式試合データ

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