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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2021年04月04日
前回ルヴァン杯対戦で、やや甘く観ていたコンサ選手は、コンサ戦術と戦力の強弱ポイントを見極められ、想定したプレーをさせて貰えないものとなり、驚きも加わり、益々歯車は修正出来ないままでしたが、そんな試合内容でも、文字通り、転がり込んで来た勝利でした。
何よりも、一番のストロングポイントと自負していた「決定機構築=ゲームメーク力」は、コンサ・前半2回、後半3回の5回、対する福岡・前半1回後半10回の11回と、徹底して抑え込まれ、一方で、福岡が全面躍動とされた事は、コンサの、対戦準備が、福岡対コンサ準備に圧倒された事態を証明されたものでした。
対戦準備は、大きく負け越しでしたが、極々僅かの差で、勝利した「結果オーライ」な、たまたま、ラッキーな勝利で、コンサが苦しむリーグ戦大連敗を辛うじて、止めたものでした。
試合内容は《最低レベル》だった、との点に焦点を当て、直ちに修正しなければ、次戦勝利は、極めて遠く、少ないもの、です!
重要ポイントは、その様な試合内容・展開となった原因です。
想定されるものは、
①コンサ選手によりタイトなポジションを取られ、プレス・チャージタイミングが、想定以上に速かった。
特に、パス先・ターゲット選手のマーキングがタイトで、フリーターゲットが少なく、パス交換を制約された。〜事前コンサ対策「よりタイトポジション取り」ー自陣ミドルのゾーンポジションを想定したいた所、よりタイトポジションでプレー制約を受けた。
ロングパス対策として、ロペス潰しとして、高サイズDFでの空中戦勝負と2次ボール想定ポジション配置で、ビルドアップと、ロングパスを制約。
②走力は、
チーム全体では、
走行距離 km スプリント 回
前① ② 後① ② 計 前① ② 後① ② 計
コンサ 26ー30 26ー35 117 38ー55 36ー73 202
福岡 27ー30 26ー36 119 34ー35 39ー65 173
と、走行距離は同レベル、スプリントは優位となっていましたが、
個々選手では、
走行距離 km スプリント 回
前半 後半 計 前半 後半 計
ロペス 5 5 10 11 13 24 〜良好
チャナ 5 1 7 11 2 13〜後半激減
金子 5 4 9 18 12 30〜良好、特に前半最多数
菅 5 1 7 16 1 17〜後半激減
深井 5 5 11 6 13 19〜良好、特に後半スプリント
駒井 5 6 11 5 4 9〜不足
福森 4 5 10 2 3 5〜スプリント不足
宮澤 5 3 8 5 1 6〜スプリント不足後半スプリント激減
岡村 5 5 11 4 8 12〜良好
サブ
小柏 4 4 21 21〜良好、後半最多スプリント数
ミンテ 3 3 6 6〜不足
高嶺 2 2 6 6〜不足
柳 1 1 7 7
この様に、特定選手チャナ・菅・駒井・福森・宮澤の走力、スプリント不徹底があり、途中交代では、小柏の高い強度があるも、ミンテ・高嶺の走力不足が顕著で、
サイド、左シャドー、ボランチ、最終ラインと、全ポジションに、走力不足があったもの。
③個々選手での、プレー数バラツキ=プレーに絡む動きの質が顕著で、
・最前線〜ロペス34回・チャナ53回・金子65回、とロペスのプレー数が激少で、更に、Aゾーン15・Mゾーン17・Dゾーン2と、Mゾーンプレーが最多は、ポジション不適の証明数値でした。因みに、金子のAゾーンプレー数は39回と、ロペスプレーは、1/3となっていたもの。また、チャナもAゾーン24回は期待以下です。
・サイド〜菅62回・ルーカス86回と菅のプレー不足が顕著。
・ボランチ〜深井123回・駒井167回で、Mゾーンの最高数は駒井89回。
ここでの、走力・スプリント勝負が、中盤支配に直結ですが、駒井のスプリント不足は、致命でとなりました。
・DF〜福森132回・宮澤104回・岡村95回で、宮澤、それ以上に岡村のプレー数が少ないですね。信頼性とパス能力の低評価により、現在値でしたが、DFのNo1運動量で、いずれは、宮澤並みに上昇して、DF中軸となれますね。注目は、A・M・Dゾーンの分布が、福森Aゾーン最多、宮澤・岡村Mゾーン最多で
宮澤・岡村は、ボランチ駒井のDゾーンプレー数よりも少ない事で、DF選手も、Mゾーンプレーが中心となり、走力・スプリント数は絶対条件となります。しかし、福森・宮澤の走力とスプリント不足は、ボランチ同様、中盤支配の阻害原因となったもの、でした。
このポイントも、特定選手のパフォーマンス低数値・レベルが、コンサパス交換、コンビネーションを停止させ、試合内容悪化とした主因でした。
この様に、今節・福岡戦は、コンサの心臓・チーム根幹となる「走る・闘う」原則が、特定選手パフォーマンスダウンにより、低下・低迷すると、一気に、パス交換・コンビネーションストップとの事態となる、事を証明した試合でした。
今節は、特定選手の問題プレーを、その他選手のフルパフォーマンスで、カバーし、頭一つ、足先ひとつの違いを産み出し、決定機・得点・失点阻止としたものでした。
最終試合スタッツは、
コンサ 福岡
58% 支配率 44% 〜コンサ優位
117km 走行距離 119km 〜全体では互角
202回 スプリント 173回 〜コンサ優位
17本 シュート 8本 〜福岡圧倒的優位
7本 枠内数 4本 〜福岡圧倒的優位
5回 決定機数 10回 〜福岡圧倒的優位
578本 パス数 428本 〜コンサ優位
76.1 成功率% 67.8 〜コンサ優位
攻撃項目は、全て、コンサ大幅劣後、との内容でした。
ミシャ試合原則
走る
闘う
規律を守り抜く
がひとつでも欠けば、戦術は機能せず、停止となります!
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