カレンダー
プロフィール
中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
最新のエントリー
月別アーカイブ
リンク集
検索
2021年08月10日
試合後ミシャコメントで「プレッシャーの掛かった試合だった」と明らかにされた通り、コンサチームは、前試合・G大阪完敗にかなりなダメージを受け、昨試合が、<これからの成否・シーズン戦績を分岐する試合>との認識でした。
コンサのチームストロング・スタイルが、
《リーグ最強戦術強度と超攻撃型守備と連動した攻撃による多数決定機構築・そこで複数得点獲得》で、
そのため《走り勝つ・球際強度勝利・規律徹底》、
である事を証明する試合が必須となったものでした。
昨試合対戦チーム「浦和」は、ロドリゲス監督スタイル[ポジショナルプレーパスサッカー戦術]の整備・浸透が進み、併せて、第2ウィンドーで、高能力選手新規獲得登録による戦力拡大を実行、デンマーク人DFアレクサンダー・ショルツや日本代表DF酒井宏樹、MF江坂任、MF平野を獲得、FWキャスパーユンカーも加え、すっかり平均年齢も低下し、強力選手保有を実現し、高い質の戦術・選手となっていました。
試合は、ミシャの試合後コメント「両チーム共、非常に激しく、テンポの速いサッカーを見せ、観ている方は充分楽しまれたでしょう。そんな中、(コンサ選手は)立ち上がりから最後まで、高いテンポでアグレッシブに、ゲームをコントロールしてくれた。よく走り、戦い、狙いを持ったサッカーが出来、勝利に値する試合となった。コロナ禍の中、沢山のサポーターがスタジアムに集まり、チームを後押ししてくれた。サポーターに勝利を捧げたい。有難う。」に集約されていますね。
試合ポイントは、
①高い戦術強度を開始〜終了まで維持し、オールコートマンマークプレッシング、マンマーク型ハイプレスを、後半限定時間以外、実現し、浦和戦術の根幹〜パス交換・ビルドアップを制御し、浦和ポジショナルサッカーを封じ、コンサ超攻撃型戦術で、試合全般コントロールした。
特に、スプリントは圧倒し、球際の寄せスピードと強度で、完勝。
コンサ戦術狙い〜多数決定機は、16回構築、シュート14本を実現。
②シュート精度課題は、シュート14本で、枠内4本・得点2で、改善出来た訳では無かった。
③試合推移で、問題時間帯発生=選手交代手遅れ。ー 後半17分過ぎ〜飲水タイム25分の10分間、コンサ走力・スプリント急減、DFラインペナルティエリアまで低下、WボランチもDFラインに吸収の事態が発生。その起点が、浦和の選手交代〜興梠⇒キャスパーユンカーで、興梠マーカーの駒井・宮澤が、フィジカル疲労低下で運動量を喪失し始めていたところに、フレッシュな高能力FWユンカー交代で、マークし切れず、宮澤は上げ続けていたDFラインを、スプリントで上げられず、第1マーカー駒井が振り切られ続け、結果は、ペナルティラインのDFラインと、駒井・深井がDFラインで待つ対処で、バイタルエリアはコンサ選手は居らず、完全フリースペースを与え、当然のフリーシュート失点を喰らいました。スプリント数値は、コンサ圧倒でしたが、この時間帯のみ、コンサ40回VS浦和43回と逆転され、走り負け・球際負けで、浦和に決定機2回・シュート4本・枠内4本・1得点と<浦和の時間帯>を与えたものでした。失点後、Wボランチとセンターバックを交代し、宮澤⇆岡村、深井・駒井⇄高嶺・荒野で、コンサの戦術機能再開、コントロール展開が復活しましたが、「早目選手交代」と、フィジカル急減選手の能力改善が課題となりました。
総評としては、高戦術強度プレーを徹底し、パスサッカーの根幹であるパス交換・ビルドアップを封じ、相手ゴールに近い攻撃型守備、連動する多彩攻撃で、多数決定機構築・多数シュート・複数得点獲得の狙い・戦術で、リーグトップクラス攻撃力で、勝利。継続課題は、シュート精度・決定力と、フィジカル低下前の早い選手交代となったものでした。
試合前の分岐試合認識は、見事に、強力な戦力とその実現による勝利獲得実現力、を証明しましたね。
次戦以降、「このサッカーを続けられれば、上位への道も、チーム・選手の未来も開かれる」とのミシャ・試合後コメントの通り、高い期待で前進です!
最後に、試合推移を、試合速報値で掲載しておきます。
一時間帯以外は、コンサの支配試合の試合数値が見て取れます。
①ー試合開始〜飲水T、②ー飲水T〜HT、③後半開始〜飲水T、④飲水T〜終了
コンサ 浦和
① ② ③ ④ ① ② ③ ④
支配率 63%-56%-50%-51% 37%-44%-50%-49%
走行距離30.5-23.8-32.7-25.9 28.9-23.4-31.5-24.5km
スプリント 44 - 48 -40 -35回 28 - 29 - 43 - 26回
決定機 4回-1回-4回-7回 0回-0回-2回-0回
シュート数 4本-1本-3本-6本 1本-0本-4本-2本
枠内数 2本-0本-2本-0本 0本-0本-4本-0本
得点 1点-0点-1点-0点 0点-0点-1点-0点
パス数 193 -121 -125 -104本 105 -122 -180 -99本
成功率 85%-84%-83%-82% 77%-78%-81%-80%
*③の時間帯が問題でしたが、それ以外の時間帯は、コンサ優位でした。
カレンダー
プロフィール
中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
最新のエントリー
月別アーカイブ
リンク集
検索