カレンダー

プロフィール

中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

最新のエントリー

月別アーカイブ

リンク集

検索

〜進化〜105)W戦術保有が勝利の源泉!24節で、リーグ最強戦術強打を証明!

2021年08月15日

前節23節に引き続き、コンサは想定通りの快勝を掴み取りました!
前節23節浦和戦は、オールコートマンマーク戦術がフル時間作動し、浦和のビルドアップとパス交換を阻止、相手狙い[ポジショナルサッカーの根幹=パス効果]を阻止した、戦術による快勝。
そして、今節・24節FC東京戦は、より複雑さを必要とされるも、見事にクリアーした勝利でした。
それは、FC東京が、より選手個々能力の高さと、強力走力・スプリント力による球際強度の高さ、シンプル戦術の徹底の3つのストロングのため、試合開始〜「入り」から、両チーム共に、激しく、拮抗展開で、どちらに転んでもおかしくない局面の連続となり、選手能力の高さを誇るFC東京が充分勝負出来る展開〜長谷川健太監督の想定〜で推移。コンサ、試合開始戦術〜オールコートマンマークプレッシング・マンマーク型ハイプレス戦術は、①相手ビルドアップをマンマーク型ハイプレスで阻止、②相手ショートパスサッカーをオールコートマンマークで嵌めて阻止を目的・狙いとするも、FC東京は、[自陣からのビルドアップを放棄し、GKとDFから、コンサの両ウィング、特に、コンサ右ウィング(金子)裏スペース狙いのロングパスを多用、マンマーク型ハイプレスと、オールコートマンマークプレッシングの無効化]を図られ、コンサの狙いを外されていた内容でした。
そのため、
後半、
ジェイ投入と、
コンサの根幹戦術〜コンサ式(ポストからのショートカウンターで相手ハイプレス回避・逆用)ミシャ戦術に個別ハイプレスも加味した戦術転換。
FC東京の前線からの守備は、コンサ式のリーグ最強ポスト・ジェイからのショートカウンターで、それまでの対策は破綻、守備も、ミシャスタイルのブロック守備で守備力上昇し、相手カウンター対抗力アップで、安定化。そこからは、戦術転換の狙い通りに、コンサの逆転劇となる、コンサ攻勢・試合コントロール展開を維持、最終盤は、勝ち切る選手交代と戦術で、勝利を確定させた、快勝となったもの。
勝利の原因・要因は、
①コンサが、[オールコートマンマークプレッシング・マンマーク型ハイプレス]戦術と[コンサ式ミシャ戦術・ハイプレス加算型]のW戦術を保有している事。
FC東京は、[堅守速攻]の基本戦術に[前線も含めた球際強度]しか無く、その戦術が封じられると対策は無くなり、個々選手能力をバラバラに突出させるしか有りません。今節は、その戦術強度の「差」が如実に出た・現実化された試合でした。
②ミシャは、今節の試合内戦術転換は、事前想定だった、と推測されます。その意味では、ミシャの想う通りに試合実施の《快勝》だったのでしょう。
③選手の戦術浸透・習得習熟度は、リーグ上位レベルも凌駕するレベルにまで上昇している。これまでの大量・多大なトレーニングの賜物で、個々選手能力の拡大・引き出しがどんどん進んでいる事を証明した試合でした。《苦労が報われた試合》でしたね。

失点は、福森のカバー遅滞、宮澤の甘いバックパス判断、とプレー以前の、[認識や判断]で、FC東京の球際強度に苦しみ、余裕や読みも作動出来ない[ノーヘッド]状態にまで追い込まれていた局面によるもの。しかし、そんな局面は、[味方選手のコーチングとカバー]で、その[コーチングとカバーレベル]が本当の原因です。確かに、宮澤のスピードは、今節試合でも、数回相手攻撃選手に突破を許しましたが、これも、想定内で、その時のため、カバー選手がポジショニングしているかどうかが、最重要ポイントですね。宮澤と田中駿太が寄せられた時、しばしば、福森や菅が適正ポジショニングからズレている点こそが、改善課題です。
しかし、これこそ、トレーニングで改善出来るし、菅野やボランチ選手からのコーチングで、早々改善出来ます。

今節試合は、戦術の重要性をあらためて確信させられた試合でした。
元々、[戦術の発祥・必要理由]が、[弱小チームが、強力チームに対抗し勝つため]の方法・手段で、高い個々能力選手を集めた強力チームに、それ程の能力は無いチームが1:1マッチアップしても、突破・打破され、全敗となる所、
<複数選手の連携で、高能力選手に対抗して勝利する役割やプレー手順の約束事=戦術>で、弱小チームが、組織化により、戦力拮抗や強化、勝利獲得、との目的です。
コンサも、一人一人の選手能力は、相当上昇して来ても、局面毎では、勝て無い高能力選手やチームとの試合も、戦術により、凌駕・突破・打破して勝利出来る訳です。
このチームスタイル・戦略こそ、ミシャスタイルの根幹で、ボールを触る選手も、触ってい無い選手も、選手個々のプレーが、連続し、一つのチームプレーとなる、守備も攻撃も分離されない、トータルフットボール、となる訳ですね。全員攻撃・全員守備は、全てのプレーが連環してチームプレーを形成するもの、です。
こんなスタイルのサッカーは、実戦だけで無く、トレーニングでさえも、選手は面白くてならないでしょうし、選手個々の意識していなかった能力も、引き出されますね。
しかし、こんな高い戦術だから可能なプレー〜多回数決定機やシュートや様に、コンサチームならではの事も多く、選手の固有能力だと勘違いし、外へ飛び出し、本当の自己能力を思い知る選手も多数出ますが、選手自身の戦術効力や結果の認識や把握が甘いと、自信過剰や自己能力見誤りに繋がるのですね。かなり横道に突き進んでしまいました。_ _)

コンサの戦術強度は、リーグトップレベルで、個々選手能力総和を大きく上昇させ、チーム力をリーグトップレベルに持ち上げています。但し、戦術の大前提が、走る・闘う・規律を守る、で、走力のサボりやダウン、闘うのサボりやスピード遅滞は、規律=戦術強度を低下させ、コンサの個々選手能力の嵩上げは消えてしまいます。
そのため、フィジカルコンディションコントロールは、チームの"生命線"とのり、フィジカルコーチや自己管理が重要、となります。詰まり、試合はるか前からの準備が、他チーム以上に、試合結果を左右するチームだ、と言う事ですね。
コンサの選手は、伸二を筆頭に、ホントに真面目で、サッカーに打ち込んでいる選手ばかりですね。 今節連勝の裏側でもあります。
このスタイルを維持し、新FWトゥーチッチ・ミランの合流は、思ったより早そうで、8月終わり頃チーム合流し、9月初旬・ルヴァン杯準々決勝戦参戦も話題となるとの、ノノコメント。過酷日程で、かなりダメージを受け、このスタイル維持も厳しくなりますが、次戦、25節大分戦の勝利・3連勝を確実に掴むもの、ですね。
最後に、今節の試合推移・試合速報スタッツを確認。
いつもの、①試合開始〜飲水T、②飲水T〜HT、③後半開始〜飲水T、④飲水T〜終了の4時間帯での推移。
             コンサ       FC東京
    ①    ②    ③     ④        ①    ②    ③    ④
支配率    61%-64%-62%-59%   39%-36%-38%-41%
走行距離25.5-26.9-27.0-27.3   26.5-26.5-25.5-27.7km
スプリント数37回-48回-38回-39回42回-50回-37回-45回
決定機 1回-5回-5回-2回 3回-3回-0回-4回
                                    13回                      10回
シュート数 6本-7本-6本-1本  3本-3本-1本-7本
          20本       14本
枠内数 0本-2本-4本-0本   1本-2本-0本-4本
           6本        7本
得点  0  1 2 0点 1 1 0 0点
パス数 149-157-122- 75本     59 -  48 - 77 - 108本
成功率 81.9-82.7-81.5-79.1   66.1-62.6-64.1-66.1%
⭐︎①は、走行距離・スプリント共に、FC東京に劣後し、戦術強度の大前提、やや走り負け・球際負けで、両チーム拮抗でも、FC東京やや優位で、決定機数で劣後の中、失点。②からは、走り負けとスプリントの球際負けを押し返し、コンサ決定機・シュート数も、コンサやや優位に逆転。
☆③の後半戦スタート時間帯で、コンサコントロール・優位の中、決定機・シュート圧倒し、逆転。
☆最終時間帯④で、FC東京の反抗で、決定機やシュート複数回となるも、堅守で勝ち切り。
★コンサのシュート精度は、20本中枠内6本で、課題改善は出来ていません。改善されていたら、大量得点〜5得点以上の圧勝の筈でした。
新戦力FW トゥーチッチ・ミランの登場待ち、その前に、現在選手の改善努力を強く、強く求めます。
★福森と宮澤の判断ミスと、その他選手、特に、GKとボランチのコーチング不徹底も、ポイント課題ですが、トレーニングで、即時改善を求めます。

次戦、宮澤が、イエロー4枚目で出場停止ですが、間近の故障回復のため今節疲労もあり、また、その後の過酷日程7連戦対策ともなり、未起用。そのポジションに、田中駿太が岡村かで、悩みどころ。サブの戦術浸透も進み、対戦相手[大分]の戦力からも、どちらも問題なく安定した起用となります。

この様に、連勝すべくしての連勝で、自信を深めますね!
コンサは"強い!"です。


post by yuukun0617

09:21

コメント(0)

この記事に対するコメント一覧

コメントする