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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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〜進化〜137)これがコンサの実力!は間違い!個別選手課題が原因。

2021年10月25日

今シーズン最低内容試合との現実が、コンサを襲っています。
しかし、チームコンセプトを破壊した、今シーズン最低試合の原因は、そんな深刻レベルでは無く、特定選手の低能力とそんな選手起用の誤りにあり、チーム根幹や戦略・戦術の誤り、問題ではありません。

それにしても、唖然とする程の、酷い試合スタッツ・パフォーマンスは、驚きでした。
いつもと逆に、先ず、昨日試合スタッツを、試合推移変化で確認します。
1.昨日・32節福岡戦試合項目別データ
試合時間帯4分割(①〜飲水T、②飲水T〜HT、③HT〜飲水T、④飲水T〜TU)で、各項目推移を記載。
      コンサ     福岡
     ①    ②    ③   ④     ①   ②    ③   ④
支配率       67  66  66  63 33  34  34  37%    圧倒
走行距離   25  29   23  26   25  29  25  26km   拮抗
スプリント数 29  44  37  44   30  55  39  51回     ①③拮抗・②④大劣後
決定機数    0 1 2 0  3 0 1 1回  両チーム低数値の中、コンサ劣後
シュート 0 1 3 0   4 1 3 5本     酷劣後・コンサシーズン最低値
枠内           0 0 0 0   1     1 2 1本 酷劣後・コンサシーズン最低値
パス数      159 177 129 84  73  66  59  63本 コンサ③④はボロボロ状態
成功率      81   81   81   80   61   59   61  62%  コンサ成功率は自陣ボール廻しが大半

①戦術の決め手・前提条件である、適正ポジションへのスプリント、パス交換、
 闘う・球際強度〜ボール奪取・回収の前提であるスプリント数・スピード、
 全てで、最低パフォーマンスの数値で、昨日シーズン最低パフォーマンスの原因数値です。
 要約すると、
 走らず、パスを成立させず、闘わなかった、との数値。
②①が無ければ、シーズン最低決定機構築~ゲームメーク、当然、シュートチャンスが無いので、最低シュート数、更に、枠内シュートゼロはサッカーにならなかった、との証明値。
③支配率・パス成功率は、どちらも、最下位位置のDFラインでのボール廻しが多数・多占率で、攻撃失敗の数値。
この数値=プレー値では、シーズン最低内容は必至です。
2.こんな体たらく・最低値現実化の原因は。
①②③は、全て連動・連鎖の構図で、①→②・③となっていますね。
詰まり、始まりは①と言う事です。

a.戦術の決め手・前提条件である、適正ポジションへのスプリント、
b.パス交換、
c.闘う・球際強度〜ボール奪取・回収の前提であるスプリント数・スピード、
a.b.c.全てで、最低パフォーマンスの数値で<走らず、パスを成立させず、闘わなかった>とのポイントです。

スプリント不足は、全選手でしょうか?・・・それは違います!
昨日試合と前々回・横浜FM戦の90分換算スプリント数を対比記載すると、
選手 横浜戦・回 昨日戦・回
青木   22     →       22        ○
小柏   29     ↑       31         ◎
金子   15      ↑  19        ○
チャナ       18     →       19         ○
菅    18     →       17         ○
駒井   17      ↓       11         ✖️
田中駿  18      ↓        8         ✖️
ジェイ         8      ↑        9         ○
荒野   13      ↓        7         ✖️
高嶺   10      ↓        4         ✖️
柳    34     →       35        ○
福森            7
起用選手がはっきりと二分されました。
○選手が7選手に対し、✖︎選手が4人。
スプリント不足は、この4選手のみに限定されたもので、その全員が責任選手か、と言うと、それも違います。しかし、CB2名とボランチ2名、CBの菅は非該当だと言う事が、大きなヒントですね。
以下が、原因と構図です。
昨日試合の戦術は、福岡ミドルポジションハイプレス型守備主導戦術想定対策の、ジェイ起用コンサ式ミシャ戦術を選択。布陣ポジションは、自陣からのビルドアップ型となりますが、
その際の、システム可変〜左右CBがSBポジション、CB1が左CB・ボランチ1右CBポジション落ち、ボランチ1アンカーの【〜1〜4(2SB〜2CB)】となりますが、その左CB高嶺・右CB荒野に原因があります。
結論は、
荒野の守備でのスプリント激減→ポジショニング不良→パス不良
⇒高嶺の想定が崩れ→ビルドアップ戦術からの位置から動けず→ダイナミックな運動量激減
⇒駒井も不調荒野の代替のCB落ちを忌避意識→CBへ下がるだけで無く、不安定判断から前線への攻撃参加不良→駒井スプリント減少
⇒田中駿太は、唯一の高さDF者として放り込み対応DFが増加し可変不可局面急増と、SBポジションでは荒野からのパス受けが激減→CB役と、SBの攻撃参加、前線参加役の激減→田中駿太減少、
との構図です。詰まり【荒野の意識・判断の甘さと不良と怠慢から、スプリント・運動量激減。併せて、パス交換の信頼性喪失でビルドアップパス交換停止・寸断】と言う事で、荒野のヘッド・ハートからプレー不良が主因で、その不良プレーが、直ちに関連・連携の選手の不良を引き起こしたもの、です。
そんな体たらく選手を、キャプテンとした事自体、全くの不可解、ミシャの甘さと誤断、と言う事です。
 また、パス交換での信頼性をあらためて確認する機会となりました。
パス交換は、パス出し手と受け手の信頼の上に成立するプレー。
出し手は、受け手の未来位置や状態を想定したパスを出し、受け手は、出し手の意図や狙いを予知したポジションと準備をして、初めてパス成功となります。
小野のパスは、受け手への愛情レベルの配慮パスで、シルキータッチパスと呼ばれ、
菅や青木、ルーカスや金子は、福森や田中や宮澤の意図や狙いに添った位置取りと準備をしますね。
そのどれにも、パスプレー選手間の、理解と信頼が深く存在しますが、
昨日の荒野は、受け手の準備も、出し手の配慮や予想も、全く無く、恐らくは、ピッチの選手間で、不信感が生まれる瞬間が複数発生でした。自己中プレーは、組織チームプレーの破壊者!と言う事。
とても重い内容でした。チームの結束力は、シーズン最低の試合でした。

流石のジェイや、チャナ     や小柏、青木、金子も、ボール供給が上がって来なければ、何も不可能なのは、当たり前。決定機やシュート数シーズン最低も当たり前ですね。
荒野起用では無く、スタートから、深井起用なら、試合はこれ程無惨で酷くはならず、いつも通りのパフォーマンスは確保出来ました。

選手起用失敗試合でした。

荒野の対応・扱いは、とてもデリケートで難解な様に見えますが、昔の、余りに考えないスタイルを、やっと脱却変化した筈が、今シーズン故障で、一挙に、元の戻ってしまった様で、あらためて、一から積み直ししか無いですね。
荒野の天下は、既に過去の話で、過去の幻影は今は何処にも残っても居ない事を、またいい加減理解すべき。
もう、歳下選手に大きく抜かれ、自己のスタイルと役割を再構築するしか無いですね。

次戦からは、完全に来シーズン用の実戦テストとトレーニング試合となります。菅野も深井も、コンサに消化試合は無い、とのコメントですが、若手選手とサブ選手中心のテストと実戦経験積み上げが、試合の基本目的となります。
個人的にも、ミラン、中村桐耶、西野は、多いに期待です。


post by yuukun0617

13:45

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