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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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〜進化〜146)いよいよ、ラスト3戦・鳥栖戦予想ー①対戦チーム鳥栖現況

2021年11月16日

本当に、過酷なチャレンジとトライだらけだった今シーズンも、ラスト3試合のシーズン幕引き場面となり、感慨深いですね。
手にした物は、
眼に見える具体的な数字となる[シーズン順位]は、<残念>との評価となる<10〜12位>の下位チームに終わりますが、
直ぐには見えませんが、確実に<莫大成果>との評価となる<個々選手と全体チームのプレー成長・戦力拡大>を、しっかり・確実に掴んだ事こそが、
来シーズンの近い将来での、シーズン結果〜シーズン順位躍進への大きく、確かな可能性を固めたものでした。
来シーズン終了時に『昨シーズンの懸命な努力の積み上げと確かな戦力向上があったから、今シーズンの躍進となった』との振り返りとなる事は、とても高く、濃厚な将来図・予想で、"努力が報われる"との命題を証明しますね。

確かに、そんな未来予想実現への重要な必須課題・ポイントは、なお、現存しています。
①決定機の得点実現力〜<シュート決定力>・・どんなに、多数シュートしても、ゴールマウスを外したり、GK・DFのシュートブロックが届くシュートでは、一本も得点とはならず、勝利は永遠に無く、リーグ戦順位も、最下位層しか有りません。ポイントは、<相手シュートブロックが届かない、ゴール内の【得点ポイント】へのシュート・プレー精度>に尽きます。全く、固有の特殊能力やセンスの問題では無く、<正しいトレーニングの量・徹底>に尽きます。高額資金でシュート決定力選手を揃える、との発想は、そんな地道な努力・トレーニングを回避し、チーム努力を省いて改善しようとする、軟弱思想、不真面目、努力不足の発想だ、と言う事ですね。まして、全員攻撃・全員シューターのコンサトータルフットボールスタイルでは、1人の高決定力の効果は、その選手のシュート分のみで、多数シュートは、無改善・無駄打ちから、脱却・改善とはならない事は、指導者・選手の自明・理解の所です。
最直近のシーズン最終盤になり、やっと全体練習の中に、シュートトレーニングがメニューとなり、更に、[ゴール四隅のみ得点ゴールカバー]の使用や、GK+DF2枚をゴールマウスに配置のシュートトレーニングなど、シュート・ゴールターゲットポイントを設定し、そこへのシュート意識付け、実際プレーとなる<ゴールターゲットポイント設定シュートトレーニング>の適正トレーニングメニュー・内容が出され、トレーニング開始となった所。
最早、今シーズンには、全くの手遅れ!ですが、来シーズンへの最有力・最短手段のトレーニングとなり、その積み上げで、積年の課題改善・解消となります。
ひたすらに、全体シュートトレーニング徹底です!
②トップチームメンバーと、サブメンバーのパフォーマンス格差も、継続課題でしたが、多数回となった、主力・トップ選手の故障離脱常時発生は、過酷・異常日程の今シーズンリーグ日程が最大原因ですが、代替サブメンバー起用が多数となり、トレーニングだけで無く、実戦・試合での実戦鍛錬・経験値積み上げは、サブメンバーパフォーマンスを大きく引き上げるものとなりました。
コンサ特有戦術の必須条件となった<走る力・闘う力・規律(戦術)を守る力>の格差・バラツキの課題でしたが、シーズン当初のバタつき試合から、シーズン終盤では、殆どトップメンバー起用時と遜色無いパフォーマンスを実現する様に成長しました。唯一、ベテラン層のフィジカル〜走力とスピードとスタミナを除くと、ほぼ全選手が一定範囲内に到達し、チーム課題は解消しつつ有ります。そのベテラン勢も、試合途中、必要局面に出番は充分に有りますし、ベンチやチームでの指導役割は重く、大変重要な存在です。
コンサの戦力・チームプレーの根幹は、中堅と若手有望選手となり、ベテランと育成選手が、今と未来を支える体制となりました。

そんな最終盤のチーム目標は、ミシャ監督がコメントする【6試合負け無し=6試合連続勝点獲得】の、今シーズン、大きな悩みの一つだった<勝負弱さ>=<先制や同点試合の安易な敗戦>、を改善する事は、意外に手を付け易く、改善容易との判断から、シーズン最後のチーム試合目標に設定したもの。
実際、【3試合連続負け無し・引き分けで達成中】となっているもの。
途中交代起用は、攻撃型一辺倒から、攻守バランス型に変更していますし、戦術転換を多用し、シーズン当初の試合展開は大きく変化しています。

では、次戦・鳥栖戦の展望を。

1.対戦チーム「鳥栖」現況
現在の戦績は、
順位7位 勝点56 15勝11分9敗 得点42・失点32・得失差10
シーズン終了時予想順位は、6位〜8位濃厚で、最上位は4位の可能性まであります。
シーズン当初の降格圏争い候補多数予想を完全に裏切り、リーグ波乱要因となった大活躍戦績となりました。
その一番の原因は、何と言っても、失点リーグ3位を誇る[守備力]ですが、
守備型チームとは異なる特筆内容が、
【積極・攻撃型守備〜ハイプレス・ハイライン戦術】の徹底に有り、
元々の自陣堅守5バックブロック守備のゾーンディフェンスを、高い位置取りのハイライン・コンパクト陣型と、相手ビルドアップやDFラインに到達する前線選手のハイプレスが、より近距離・ポジションとなり、
ハイプレス球際とスピードの強度が格段アップし、最前線一枚目と二枚目攻撃的MFやSHが、積極果敢に相手DFを襲い、その結果、最前線守備力、中盤守備力の大幅向上、そのボール奪取からのカウンターやサイド展開で攻撃力も上昇した、と言う内容となります。
 リーグハイプレスチーム別データでも、
 試合平均プレッシング回数・成功率
コンサ ハイ120  成功率53% ミドル118 ロー34
川崎    130            51%            147           34
横浜FM        117             54%            116           39
名古屋   108            43%           145           36
広島    133            41%            135           41
鳥栖    141             46%           148          37   
リーグ断トツトップのハイプレス回数と、ミドルプレス回数もリーグ6位で、高い位置がチャージ・ボール奪取位置となり、また、リーグ6位のプレス成功率を誇ります。

もうひとつの大躍進のポイントが、選手構成で、永年、大量脱落・大量加入の、選手構成入れ替わりスタイルが悪影響し、チーム戦術・連携・選手役割の継続断絶で、チームを毎年作り直す事となり、大きなマイナスポイントとなっていました。
今シーズンも、
大きく戦力を入れ替えることとなった鳥栖。主軸であった選手たちが抜けた一方で、若手の飛躍と新戦力に懸ける形となり、
主力MF原川力、MF原輝綺、右サイドバック定着DF森下龍矢の守備陣、攻撃陣もFW趙東建、FWチアゴ・アウベス、FWレンゾ・ロペス、MF安庸佑4外国人、FW金森健志と主力流出移籍となるも、
金明輝監督が育て、昨季躍動の若手大半が残留し、加えて、経験の高いMF仙頭啓矢、MF小屋松知哉、DFファン・ソッコ、MF島川俊郎のJ1戦力補強し、その全てが、大活躍となり、例年の大幅な戦力ダウンを回避し、昨年のアグレッシブプレースタイル〜ハイプレスと後方からのビルドアップスタイル確立させたシーズンとなりました。
また、走行距離は、リーグ断トツトップで、2位横浜FMを大きく引き離し、スプリント数も、リーグ6位で、圧倒的な走力は、相手チームに走り勝ち=ポジショニング勝ちと球際強度勝ちの源泉となり、ハイプレスでも、大きな威力となる最大要因です。若いチームだからこそ、実現出来ている、パフォーマンスとなります。
 攻撃スタイルは、当然、ハイプレスからのショートカウンター、サイドは展開からのクロス攻撃、セットプレーがストロングポイントです。

特筆が、コンサからレンタルの、左SH中野嘉大のサイド突破とカットイン攻撃・シュートは、鳥栖攻撃のメインパターンとなり、更に、最近では、FW岩崎が、スピードを活かした、DF裏への飛び出しで、相手DFを混乱させ、仙頭のピンポイント・高精度スルーパスの受け手との活躍により、両選手は、試合中心選手の活躍となっています。
次戦は、レンタル制限で起用不能となり、起用は有りませんが、焦点は、レンタル契約のこれから、来シーズン動向で、鳥栖チームは、最早必須選手として、完全移籍やレンタル契約延長を求めて来るのは、極めて高い確率ですし、何より、本人が、大活躍のポジションを掴んでおり、鳥栖残留を希望する事も高いものでしょう。大活躍の成長となった選手の、レンタルバックは、中々に、ハードルも有る、との事態が想定されそうです。

以上、簡単に、鳥栖現況を確認でした。

〜次の内容は、ーその②  次ブログに続く、です。
 よろしくお願いします。


post by yuukun0617

15:04

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