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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2022年04月30日
ミシャは、これからのゴールデンウィーク連休9日間で3試合を、シーズン挽回チャンスの3連勝・勝点9達成を狙う、との事。
中5日での[初戦・湘南戦]、中4日の[Away・G大阪戦]、中2日となる[ラストHome・京都戦]は、前2試合は[実戦のダメージ回復が可能]な日程、と言う事もあり、急回復局面に、チームコンディションが変わった[リカバリー・離脱選手復活続出]タイミングと、可能とする条件が整った事が大きな理由ですね。
今シーズンは、キャンプ直前のコロナ禍による多数出遅れ選手発生、シーズンイン後の過密日程に[京都コロナ禍延期試合]により超過密日程によりフィジカルコンディションダウン加速、2度目のコロナ禍主力選手離脱、悪化した選手層の希薄化に[主力故障多発離脱]、と三重苦を乗り越えての現在。何と、激しく、苦しいシーズンだったと言う事は間違いありませんね。
そんな困難期を乗り越えられた源泉は[若手とサブ選手の急成長と活躍]でしたし、それこそが、この期間・努力の代償・成果です。
そして、故障離脱選手の連続復帰が始まるタイミングとなりました。
そうは言っても、チーム全体トレーニングには、興梠・ドド以外合流・復帰となっていましたが、実戦レベルでは、福森・GX60分、宮澤66分でピッチアウト、小柏途中60分から30分と、フルタイムとはならず、金子はベンチ入り回避と、5選手は限定起用で、一気にフル起用可能、とはならず、徐々に、フルタイムを目指す、とのスタンスです。ここから、1試合毎に拡大となるものでしょう。
昨試合では、岡村と西大伍の途中投入は[チームを安定化させる]役割で、その安定感・パフォーマンスへの信頼性は、これまでの、若手サブ組の活躍の成果そのものでした。
残念ながら、最大成果とされている筈の、中島大嘉、田中宏武、中村桐耶は、活躍場所は貰えませんでした。汗と涙で掴んだ成果です。そのまま埋めてしまうのは惜し過ぎですし、時間と費用と努力の無駄遣いです。選手は[使い続けられてこそ成長する]事を一番知っているのが、ミシャの筈⁈これからに期待しましょう!
では、昨試合を振り返りましょう。
1.先ず、取り上げる、一番は"菅キャノン炸裂"
、だと言う事は、全員一致ですね。
昨日のリーグ試合の中でも、出色の[典型ビューティフル・キャノン砲シュート]でした。
菅ちゃんの試合後ヒーローインタビューは「真に当てる事だけに集中しました。僕の左足が凄いのは知ってる通り。小さな子も見本にして。」でしたが、
その真の意味は、[しっかりトレーニングした通りシュートし、そのシュートの威力と精度は、トレーニング済み]と言う事でした。正に、以前は、ミシャの誤解[シュートは個人領域で、必要選手が個人練習するもの。全体トレーニングは要らない]とのシュート全体トレーニング不要論により、コンサは、全体は勿論、個人の全体トレーニング後の[別メニュー]も皆無で、シュートトレーニングメニュー不在の異質クラブでしたが、全員攻撃=全員シューター思想、実戦でのシューター数がFP選手の半分〜全員となるとの現実、シュートレベルの低さが[決定機得点率を決定的に引き下げ、得点獲得失敗]を多発し、戦績低迷を招く、との事態で、やっと、全体トレーニングメニューに、シュートトレーニングが組み込まれ、特に、試合前日トレーニングに、セットプレーメニューに加え、シュートトレーニングを設定し、徹底トレーニングを実施し始め、確実に、前線選手だけで無く、
全FPが、
シュートの、タイミングと状況判断に勇気の[シュート意識]、
ゴールのシュートターゲットやGK・DFのタイミングと最適シュートプレー選択・実施の[シュートプレーレベル]、
狙い通りのシュートとする[シュート精度]を急改善し、
実戦プレーで表現、現実化し始めました。
昨日の菅のミドルシュートは、前日トレーニングで、クラブ公式でリリースしていたトレーニングそのもののシュートでしたね。最近、と言っても、2ヶ月程度実施して来たトレーニングメニューですが、その真実性・現実感を一気に上昇させる、良い切っ掛けにもなったでしょう。トレーニングで、益々、熱を上げ、徹底トレーニングが実施される事でしょう。
第2の[○○キャノン]出現を期待です!
実は、シュートトレーニングメニューの改善・工夫で、更に劇的に決定力アップとなるメニューが有ります。
【狭い局面シュート】トレーニングで、
セットプレーやクロス、深くからの折り返し、最大機会数がこぼれ球の局面で、相手DF・GKが居る、密集でのシュートトレーニングです。
その場合のポイントは、2点に凝縮され、①シュートプレーポイントとタイミング、②シュートプレー内容、です。
①シュートプレーポイント・タイミングは、[多くの局面は、共通・同一]で、そのポイントを意識・予測、タイミングも事前予測で相手選手より先んじる事を、反復トレーニングし、完全理解・意識、その局面寸前に、完全予測し、より早く、正確にプレー出来る様にする事。
②その局面のシュートプレー内容トレーニングとは、その局面での、GK・DFの位置から、最善シュート内容を選択するトレーニングで、無意識プレーで、GK・DFや味方選手へブチ当てるシュートなどの、チャンス消滅・失敗シュートを排除し、沈着冷静プレー実施を可能とします。
現在の、セットプレートレーニングでは、プレスキックの合わせ方しかトレーニングしていません。セットプレーでの、ピンポイントの限定トレーニングから、繋ぎ・連続組織シュートプレーや、こぼれプレーの、シュートチャンス増加と、決定力アップを可能とします。
また、所謂[混戦状態]の中での、シュートプレーや、深いところからの折り返しプレーも、偶々そんなプレーが出た場合にしかトレーニング出来ず、効果的シュートトレーニングとは無縁です。
[局面限定のトレーニング集中]は、現行ミシャトレーニングメニューにはありませんが、是非是非効果絶大ですので、取り入れて欲しいトレーニングメニューです。提案します!
この2トレーニングが加われば、コンサのシュート決定力は、全FPが一気に上昇し、ストロング時の川崎の様に、全FP選手が高決定力選手、が達成されます。
2.試合成否を決定付ける、とされた[走る・闘う]
ミシャは、湘南戦の成否は、[走力・球際]勝負の成否が絶対条件、としていました。
試合数値は、
コンサ 湘南
前半 後半 全体 前半 後半 全体
走行距離 56 54 110 59 56 115km
スプリント数 85 64 149 90 84 174回
走行距離は、やや劣後、スプリントは、前半劣後・後半完敗で、走り勝ちは到底、拮抗もギリギリでも負け気味、の数値でしたが、実は、後半先制後60分選手交代[GX→ミラン.福森→小柏(駒井DMF・高嶺LCB)]で、守備固め・カウンター型起用でピッチ選手意識の変化を行い、そこからは、自陣ゾーン型守備・びを主軸、時々ハイプレスとしたため、前線の走行距離とハイプレススプリントが激減した、意識的なパフォーマンスダウンとしたものでした。
しかし、それは何故なのか? 攻撃型で、常に攻撃=得点を目指すスタイルのコンサ・ミシャサッカーとは異質ですね。実は、チーム全体運動量で、その時間帯までと、その後を相違させざるを得ないとのポイントにありそうです。それは[宮澤CB]をフルタイムとする、更に[CBライン]を安定化させる、とのポイントによるものだったと観ます。試合終盤になり、益々走力勝負と球際勝負を仕掛ける湘南に対するには、[プレー予測力]により、素早いポジション取りと、ラインコントロールやコーチングが出来、守備力のあるDFとなり、しかし、走力フィジカルはギリギリ状態にまで低下していた宮澤に合わせ、チーム全体、走行勝負・球際スピード勝負のスタイルを変更し、湘南攻撃への予測力・事前準備スタイルの守備型に変更する、戦略転換を図ったもの、と読み解きます。
ですので、圧倒的な走り負け、と言う事では無く、意図したスタイル転換、が真相と想定します。
こんなスタイル転換を実施出来るまで、チーム力が成長している、と言う事です。
福岡や京都等にも通用しそうですが、それでも失点してしまった場合、攻撃は転換する選手や交代権を残しておくのが、ポイントです。
3.起用選手パフォーマンス活性化
フルパフォーマンスに遠い選手は、小柏・宮澤・福森のリターン組、ややダウン継続のGX・深井・青木、成長不足のミランもありますが、フルパフォーマンスや上昇中の"ヒーロー菅"、すっかり不安と感性プレーから成長の荒野・ハイプレー定着の大学コンビ・田中駿太・高嶺、キレキレ・ルーカス、器用駒井、守護神菅野、サブからトップ入り寸前・注目の西大伍・岡村、は、変わらず高評価となるプレー・パフォーマンスを実現していました。
残念なのは、期待の中島の登場が無かった事でしたね。
昨試合のパフォーマンスは、未だまだ、欠落のポイントやパフォーマンス不足が散見されましたが、この改善はそのまま、チームパフォーマンス急上昇を約束するもので、効果的トレーニングと、最適・適正準備や対策で、即時効果を期待出来るものです。
次戦~次々戦と繋がる3連勝は、高い確率となっているものです。
最後に、試合速報項目別数値を確認です。①前半・②後半の時間推移で確認します。
コンサ 湘南
前半 後半 全体 前半 後半 全体
走行距離 56 54 110 59 56 115km
スプリント数 85 64 149 90 84 174回
決定機数 4 6 10 4 4 8回
シュート 8 5 13 4 7 11本
枠内数 2 2 4 2 2 4本
枠内率 25 20 22 50 19 30%
得点 0 1 1 0 0 0点
決定率 0 20 8 0 0 0%
パス数 279 195 474 230 236 466本
成功率 79 75 75 75 72 72%
✳︎走力は上記の通り。数値は走り負けですが、スタイル転換で意図的パフォーマンスダウン。
✳︎決定機数・シュート数は、拮抗ですが、走力同様、試合途中のスタイル転換が大きな理由。
✳︎シュート精度は、枠内率も低く、そのため、得点数・決定率が低レベルとなった。
✳︎後半パス数・成功率低下は、走力の様に、後半途中からのスタイル転換によるため。湘南にボール支配を譲るスタイルを意図したもの。
コンサ・選手別シュート内容
前半 後半
選手名 数- 枠内-得点 数-枠内-得点
福森 2ー0ー0 0ー0ー0
ルーカス2ー1ー0 0ー0ー0
荒野 1ー1ー0 0ー0ー0
菅 1ー0ー0 2ー1ー1
田中駿太1ー0ー0 0ー0ー0
高嶺 1ー0ー0 0ー0ー0
宮澤 0ー0ー0 1ー0ー0
深井 0ー0ー0 1ー0ー0
駒井 0ー0ー0 1ー0ー0
ミラン 1ー1ー0
✳︎シューターは10選手、シュートが無かったのは、GX・小柏・青木・岡村の4選手だけでした。
✳︎シュート精度の悪さが顕著です。
以上 昨試合の振り返りでした。
J
Re:〜進化〜77)連休3試合・勝点9達成への祝砲!菅キャノン炸裂!
2022/04/30 13:11
きも
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