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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。

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〜進化〜158)運命の一戦③サブの力でひっくり返した激勝・勝点3!

2022年09月03日

皆様!勝利の美酒にまだ酔い続けていますか?
こんなに、痺れ・感動し・余韻が続くとは、勝利から余りに遠のいていたコンササポには、忘れてしまっていたものでしたね。
本当に、良いもの!ですね。

と言う事で、昨夜の激勝を振り返りましょう。
感動と感激の勝利も、点検すると、[良かった点]<[悪かった・反省点]のバランスで、これで良くぞ勝利を掴んだもの、と言う事が、実態ですね。

1.昨夜・28節・C大阪戦内容
⑴試合ポイントの確認
 ①総合して、前半は完全にセレッソにコントロール〜後半開始から均衡〜途中 分頃からコンサ優勢〜優勢となった最終10分間の短時間に、コンサ圧倒し同点~逆転を実現した、との試合展開だった。
その変化原因は、間違い無く、サブ選手の途中交代による戦術機能・パフォーマンス発揮にあり、[コンサ・サブメンバー投入を切っ掛けとする勝利・勝点3だった]と言う事です。
 これまでの、コンサ・サブの非力さ・弱点課題化を、見事に覆す、強力戦力を証明しました。
 ②前半コンサ不調・失敗の原因は、特定選手のパフォーマンス不調が、チーム感染し、全Pのパフォーマンスを引き下げたもので、特にスプリント負け・ミス判断・ポジションミスとなりました。その選手は、ルーカス・福森の2選手で、
・ルーカスは、相手攻撃のスピードに脅威・不安を感じ、前線のマンマークを外し続け、C大阪・山中にフリーでの突破とパスを許し、コンサ右サイド突破を許し続け、その守備不安定は、そのまま、攻撃プレーで、切り替えの判断遅れ、予測ミス、ミスパスを多発し、コンサ自陣深くでボールロスト・そのままショートカウンターを繰り返す事態を産みました。
〜原因は、メンタルの弱さで、守備的・押し込まれると、ポジションが下がり続け、その瞬間、マンマーク破綻ポジションを作り、一気に、マークずれの連鎖をもたらすもの。
・福森も、ボールウォッチャーにしばしば陥っていましたね。プレー予測が外れ過ぎ、ポジショニングも、チャージも、タイミングが合わず、その結果、中途半端な、弱いチャージだらけで、これでは、C大阪の個々選手能力の高さでは、全く機能せず、守備の効果はゼロ状態、そうなると、攻撃も、チャレンジ精神を失い、攻撃参加の意図・タイミング・精度を欠き、攻撃力を買われている筈の福森は、攻撃でも停止。驚きは、セットプレーも、他選手がプレーしており、積極意思も、実際パフォーマンスも酷い状態。当然、ハーフタイムで交代となり、前半のプレー・パフォーマンスは完全否定される程の不調と言う事。今シーズン、この最重要時期に、こんな体たらく状態は、来期のコンサは、不確実となるしか有りませんが、それも、本人の自覚・意識や問題で、メンタルの弱さ・弱点が、ここに来て完全露呈。高嶺・中村に、完全にポジション奪取も、致し方無い事は、すぐそこ!です。福森の危機!ですね。かなりの深刻状態!
この2人の不調は、ビルドアップ大幅ダウン・攻撃切り替えのスピードダウン・ピンポイントパスや飛び出しも不成立、と想定戦術を大幅ダウンさせ、前半、コンサは殆ど、サッカーにならなかった、C大阪のフリーを許した試合内容となった主因でした。
 ③支配率・運動量・スピードの[ミシャ試合三原則:走る・闘う・規律を守るプレーに徹する]の基礎パフォーマンスは、前半:走行距離やや負け(△1km)・スプリント完敗(△23回)と[大きく劣後]、後半:走行距離拮抗(+1km)・スプリント優勢(+10回)で、完全に挽回し、後半終了間際は圧倒となりました。この差は、起用選手のパフォーマンスの差によるもので、前半起用選手に問題が有り、上記2選手が原因でした。
後半、選手交代により、特に、最終盤・ラスト10分の奇跡は、"走る・闘うがフル機能した"との具体的パフォーマンスアップとの具体的現実によるもので、決して、幸運だけでは無く、努力傾注・全力プレー実現によるものだったとの数値で、完全に「C大阪に走り勝ち・闘い勝ち・戦術勝ち」となったものでした。
 ④後半起用選手パフォーマンスは、FWキムゴンヒ・シャドー青木・サイド金子・ボランチ深井・シャドースパチョークの全員が、期待通りの、パフォーマンス〜走る・闘う・規律を守る(ポジショニング・ドリブル・パス・シュート)を実現し、[途中交代による戦力アップ]戦略を見事に証明しました。同時に、スタメン〜試合当初より、今回パフォーマンス発揮し、試合を有利な展開・コントロール展開にする、との[試合当初からコントロール]戦略の可能性を示す事となりました。
次戦以降、スタメン大幅変更、も充分にあり得る有力策となりました。
 ⑤長年課題[得点力=決定力あるシュートプレー実現]の改善課題は、全体では、未改善レベルに終始していますが、新戦力は、ハイレベルで問題化は不要レベルで、チーム全体では、少しずつ改善の方向性となっています。
キムゴンヒゴールは、トレーニングで練習済み、青木シュートゴールは、名手GKキムジンヒョンの届かないタイミングとターゲットポイントへのゴール成功で、トレーニングを重ねた成果です。視線をターゲットに飛ばさない事で、キムジンヒョンの視線確認・読み予想の情報を与えず、一歩も動く事も不能とさせ、タイミング・サーブ予想も不可能となった「超高等テクニックシュート」でした。2人共に、トレーニング成果によるものとされそうです。 この様に、トレーニング次第で、改善出来、決定力不足による戦績低迷パターンからの解放となるものです。
 ⑥C大阪は、決定機前半10回・後半も拮抗からコンサ優勢への変化となっても5回と、試合全体で、15回も作り出し、コンサが与えたが、シュート16本・枠内数6本・得点1点で、[絶対的得点チャンスの悉くを失敗]と、コンサ以上に[酷いシュート決定力・プレーレベルの低さ]で、他チームの様に[標準的なシュート決定力]であれば、大量得点により敗戦必至、となる所。<C大阪の自滅敗戦試合だった>、とのポイントはしっかり認識しなければならない必須ポイントです。
 
 この様に、良いポイントも有りましたが、多くの悪かったポイント・課題・問題が在った試合で、試合内容は反省だらけ、次戦までに改善必須だらけ、と言う事でした。
札幌ドームの声援、サポーターの力で、失点阻止・相手シュートミス・同点~逆転のパフォーマンスとプレーを引き出した事は、失点直後に在った[選手の自省・自信喪失・メンタル崩壊]を立ち直らせ、フレッシュな交代選手のパフォーマンスと、ピッチ内に居たスタメン組パフォーマンスの復活を果たし、最後の劇的展開を導いた事は、間違い無い事実です。
「下を向かなかった選手達・それを支え転換させたサポーター」の共同合作勝利で、選手達とサポーターに大きな賞賛と敬意が贈られるもので、それこそが【勝点3とこれからへのエネルギーと確信】ですね。
この試合を分岐点として、コンサの降格争いからの脱却、より高い順位を実現する中で、確かなチーム力・実力を装備する急成長を掴み残りシーズン・7試合となりました。

2.試合速報項目データの確認
いつも通り、前後半の時間帯推移で記載します。
      コンサ       C大阪
     前半 後半  全体 前半 後半  全体
支配率  53 55  55 47 45  45%
走行距離 55 62 117 56 61 117km
スプリント84 117     201 107    106    213回
決定機数  3  9  12 10  5  15回
シュート数 5  8  13  8  8  16本
枠内数   1  4   5  2  4   6本
枠内率  20 50  32 25 50  32%
得点    0  2   2  0  1   1点
決定率   0 25  13  0 12   6%
パス数  266   286   552 232    275    407本
成功率  85 81  81 77 74  74%

✳︎1 支配率は、想定よりも拮抗で、コンサボールロスト多発からのC大阪カウンターのパス交換カウントによるもの。
✳︎2 走行距離とスプリントは、前半C大阪圧倒、後半コンサ優勢と挽回の数値
✳︎3 決定機・シュート数は、前半C大阪圧倒、後半決定機数は逆転・シュート数は拮抗で、前半C大阪圧倒、後半コンサ拮抗から優勢構築との試合展開
✳︎4 枠内率・決定率は、両チーム共に低レベル、最終盤、特定選手の高決定力の差で、コンサ得点上回ったもの
この数値から、上記1.試合内容を証明しています。

コンサの選手別シュートプレー内容一覧を記載します。(SH:シュート)
選手    前半          後半
    SH数 枠内数 得点  SH数 枠内数 得点
田中駿  1   0  ー    0  ー         ー
福森   1   0  ー             ー 交代離脱
岡村   1   0  ー              1  1   0
菅    1   0  ー             ー   途中交代離脱
GX   1   1  0    0  ー          ー
青木    後半出場       4  1   1
キムゴンヒ 後半出場       2  2   1
金子    後半出場       1  0   ー

✳︎1 シューターは、8選手で、全員攻撃スタイル
✳︎2 枠内シュート選手は、4選手のみで、半分が枠外の得点不可能プレー。
枠内シュートも、その内2本は、GKへのパス同様シュートで、【適正シュートプレーは、僅か2本のみで、そのまま得点】となったものだけ。
詰まりは、[極めて低レベルシュートプレーが大半]
✳︎3 新加入のキムゴンヒ、青木、GXの3選手のみ、シュートプレー精度・レベル合格で、それ以外は、酷いレベルで、改善策・トレーニング必須、との証明数値

3.次戦以降への持ち越し・展望
試合ポイントに記載の通り、
多数課題が発生し、次戦の成否を左右する重要ポイントだらけですね。
①途中交代選手パフォーマンスを契機とするパフォーマンスアップによる勝利
②特定選手の低パフォーマンスと、前半の走力・スプリント・スピード・精度不足による戦術機能低下
③ミシャ試合三原則を徹底した局面の強力パフォーマンス
④後半途中交代起用選手を含んだ選手起用
⑤シュート決定力となる[シュートミスプレー改善」は、途中交代起用のキムゴンヒ、青木、GX以外は、得点不能の低レベル・ミスプレーしか無い
⑥C大阪の、決定機でのシュートミスによる自滅敗戦
と、①③④のプラス項目、②⑤⑥の致命的マイナス項目が現実で、このままでは、次戦以降の勝利は極めて不透明にしかなりません。
②⑤の大改善しか、その打開は不能となりますが、メンタル改革、トレーニング改革で、急改善を図るべきものですね。
と言う事で、勝利の美酒に酔っている時間も、根拠も全く無く、依然として、勝利は遥かに遠いパフォーマンスと戦力、重大課題を抱えたままの状態です。
必死のトレーニング徹底しか、現行打開策は有りませんが、
メンタル強化〜ミスや逆襲などの追い込まれた場面で、落ち着き、最高・最適プレーを粘り強く行う姿勢を強化する事、戦術理解や連携アップ〜何よりも、相手プレーや味方プレーの予測、判断のスピードアップを図る事は、直ぐ可能な取り組みです!
これからの、全コンサでの取り組みに、コンサと関係者全ての将来・未来が掛かっていますね!







 

 


post by yuukun0617

14:12

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