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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2022年10月19日
四方田監督は、見事に就任1年目でのJ1昇格を果たしましたね。
クラブは、
[降格1年でのJ1復帰]を目標として設定し、そのため、降格年・リーグ特例の「リーグ分配金維持」措置を最大限活かした[戦力補強]を実現、との[チーム戦力の根幹~保有選手層充実]戦略と、同時に、
闘い方での戦力上昇を図るべく、
[戦術強度と強力チームプレー]を図るため、
コンサ・ミシャの下で[超攻撃型ミシャスタイル・戦術、とその実践・運営法]を、ヘッドコーチとして直接指導・薫陶を受け習得した四方田監督に、
J2トップレベルの[闘い方の急改善・急拡大]実現を目指した[戦術と運営]を託しました。
そして、そのシーズン結果は、見事にJ1昇格達成を果たしたもの。
シーズン前時点では、
その複雑さと選手定着への難しさから[早期導入困難]とされていた[ミシャスタイル]は、僅か2ヶ月のキャンプで[基本形習得]にまで至りシーズンインとなりましたが、
対戦相手チームは、初対戦から[高い戦術威力に直面し、対策の難しさ]から、[戦術負け=横浜FC想定通りの試合展開と結果]が続出し、連勝・絶好調の戦績を産み出し、選手達にも、戦術威力への自信が確信に変わり、益々、戦術強度追求、との姿勢が進行し、毎回試合実戦を重ねる毎、レベルアップ・戦術定着が進行し、当然の結果、戦績も好調持続となりました。
しかし、シーズン中盤頃から、
コンサも体験した[主力選手固定傾向の選手起用]と[過酷な試合日程]、更に[過酷な灼熱環境]、との三重苦が響き、主力選手の疲労累積から、試合全体でのフィジカルコントロール不能〜試合後半から走力低下〜元々の低守備バランスの戦術上弱点が表面化し始め、スペース・ギャップを突かれた失点が重なり、シーズン後半は、シーズン当初の[圧倒的な攻守戦力による圧勝]から、[ギリギリ試合や戦績悪化も発生]に、シーズン展開が変化しましたが、
前半戦の勝点貯金と、後半最終盤の挽回により、ギリギリで昇格獲得を果たした、とのシーズンでした。
ミシャスタイルの根幹〜走る・闘う・規律を守る〜を追求したシーズンでしたが、[選手走力やフィジカルの大幅アップ]の根本事項が、シーズン中盤以降[重要課題]となり、現在コンサ同様、来シーズン以降追求し続ける事が始まりました。
また、[戦術上弱点の、守備バランスの薄さ、サイド裏・CB脇スペースリスク、ハイライン時カウンターリスク、ビルドアップへの相手ハイプレス]による失点リスク課題は、コンサ同様悩ましい事項ですが、その対策、修正こそが、進化・成長となり、大きな課題です。コンサの様な、オールコートマンマークへの道か、川崎型の様なパス精度とコンビネーションに縦の速さ、更に、攻撃型バランスを抑えた自陣5バックスタイルなど、どんな対策とするか、チーム来シーズンに直結する大きな選択・判断となり、注目点です。
来シーズンは、四方田2年目として、ミシャスタイルに慣れや熟知まで有り、場合によっては[決定版とも成り得る対抗策を持つJ1チームだらけ、との対戦となり、そのスタイルのままでは、大分・片野坂サッカー同様、苦戦予想が高いですね。
コンサも、ミシャスタイルは、劇的とも言える程の変化を果たし、現在の、オールコートマンマークプレスとの併用型にまで到達しています。[ミシャスタイルの宿命]は、戦術変形を求められ、進化が継続する、と言う事ですが、各チームシーズン毎の戦術変化は、現代サッカーでは当たり前の事なのかも知れませんね。
さて、四方田監督が、今シーズン・横浜FC・J2カテゴリーで証明した[高い戦術威力]サッカーは、あらためて[豊富な選手保有だけでは足りず、その戦力を最大化する戦術の優劣]こそが、リーグ制覇や好戦績への道、だと言う事を再確認させました。
戦術の本来意味・目的は、
サッカーチームの原形に近い[基本形]では、
選手個々が考える固有能力によるプレーが連続した形のチームプレーとなります。しかし、その攻守力・威力は、[個々選手能力に左右され、1:1で勝ち続け無ければ、そこでチームプレーは遮断]となり、[高能力選手を完璧に揃えなければ、最後の得点獲得には到達出来ない]事となってしまいます。現在では、個々選手プレー主導傾向のチームは、名だたる名選手を完璧に揃えたドリームチーム時期の[神戸]では、イニエスタやサンパール、ビジャ、ポドルスキー、フェルマーレンが揃えば、個々選手独自スタイルとプレーがあり、戦術で縛る事など、不可能となり、実際、それが最高方法の筈でしたが、そのシーズンの戦績は、J1-8位に終わり、このスタイルの到達点は、この程度が限度だと言う事を逆証明したものでした。
そんな基本形の戦力を、大きく拡大・増加させる方法が[戦術]となり、
チーム共通・共有戦術〜選手個々に与えられた役割プレーを実践連携させ、複数選手による連携チームプレー、とする事により、個々選手能力単体プレーを、連携による有機的な、複数選手による総合力プレーとする事で、個々・単独プレーでは出来ない、スピード、球回し、突破が可能となる訳ですね。
そして、
戦術には、攻撃と守備のバランス、ストロングとウィーク、積極性と消極性、と多様に分かれている現状ですが、[戦術強度]=戦術威力には、大きな差が現実となり、試合結果・シーズン戦績に反映されています。
横浜FCクラブは、[高能力選手を移籍獲得で揃え、J2トップの選手保有]を形成し、その急拡大したポテンシャルを現実化するため、高い戦術強度を持つ四方田に監督を委ねるとの判断・選択をしました。但し、選手保有のキー基準は[ミシャスタイルの根幹〜走力・フィジカル、戦術理解]で、その判定で、既存選手流出、新規加入と、キー基準をクリアーした選手を揃えたものでした。戦術に合致する選手保有も、重要ですね。
四方田監督の成功は、新戦術を逸早くチーム浸透させた指導力が大きいですが、そのための絶好策こそが、ミシャスタイルの試合形式トレーニングの徹底でした。
その中では、選手毎の理解・習得が、試合形式のプレーで証明され、選手本人も含め、課題達成コントロールが、急速に進んだものと推測されます。次第に、形となり、チームプレーへ成長する過程で、確かな手応えと自信で、進行が加速された事でしょう。
また、コンサでは[ヨモさん]の愛称が定着し、選手個々の相談やアドバイス役は、大きな成果となっていました。監督の立場は、全く別物でしょうが、選手個々の意識や課題が成否のポイントである事は、充分に理解し、最適な意識管理をしていました。今シーズン、選手の監督への愛着の姿は、何度も目にしましたね。
と言う事で、いよいよ、師弟対決〜ミシャスタイル対決が実現します!
どちらを応援するか、当然コンサの筈ですが、四方田横浜FCも、サポートしてしまいそう!
こんな楽しみなシーズンが来る事に感謝し、大いに楽しみましょうね!
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