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中学高校・かの埼玉・浦和でサッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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2022年10月25日
勝点あと僅か1点不足に、ラスト2戦で苦しむコンサは、リーグ3位・ルヴァン杯チャンピオン・天皇杯準優勝に輝き、絶好調の広島との対戦は、現在、最も勝点奪取困難な対戦となり、コンサ苦戦必至!
普通なら、12位チーム(コンサ)の付け入る隙は完全に封じられ、勝点獲得失敗が濃厚と言う所!
果たして、コンサはどう戦えば良いのか。
残留が掛かるチーム一大事で、勝点獲得必須となったコンサはその難題を克服した先にしか、残留は乏しいもの、となっていますね。
では、
1.対戦チーム「広島」現況
ここ数シーズンの悔しさを払拭するかの様に、今シーズンは、強い広島が復帰した、大成功シーズンとなりました。
現在戦績は、
順位3位 勝点54 15勝9分8敗 得点49・失点37・得失差+12
前年同節は、
順位10位 勝点45 11勝12分9敗 得点38・失点31・得失差+7
昨シーズンを大きく上回る戦績で、昨年対比[4勝差・勝点9差]は、[得点+11が大きく]、失点も+6と増加するも得失差が大きく拡大し、攻撃性=得点力上昇がその原因なのは明らかですね。
リーグ戦同様、天皇杯準優勝、ルヴァン杯チャンピオンと、上位総舐めと、 シーズン前想定を大きく上回った戦績です。
では、そんな戦績激変原因ですが、
過去の[攻撃型ミシャスタイル]の効果がシーズン経過で徐々に薄れ、[攻撃力低下傾向と共に戦績低下]となり、
近時は、失点減少戦略=[守備主導の堅守速攻]にまで、積極型サッカーから消極型リアクション傾向サッカーへの転換が定着し、失点は少ないが、得点力に問題を持つ戦績低下チームとなっていました。
しかし、今シーズン、[攻撃型守備=ハイプレススタイル]の、ミヒャエル・スキッベ監督就任が、ターニングポイントとなり、[攻守攻撃型]サッカーチームに変身し、大成功を掴み取ったものでした。
ミヒャエル・スキッベ監督は、
2002年W杯ドイツ代表監督ルディフェラーを支える[ヘッドコーチで戦術担当]として活躍、その後、ブンデスリーグ、特にドルトムント監督として活躍し、岡田監督下の四方田戦術担当コーチの様にその後監督、と言う経歴で、最新流行発信地の一つである、ブンデス戦術の申し子と呼べる知性派監督です。
では、今シーズンの広島スタイルですが、理論的には意外にシンプルで、
[ハイプレスハイライン戦術]+[ストーミング(強襲)戦術]のW戦術徹底で、
現実的には、
[攻撃型守備の最前線ボール奪取]+[徹底した縦パスとボールポイント殺到]をチーム全体・全員連動し、
・最前線ボール奪取からのショートカウンター、
・縦の短多数・ハイスピード攻撃、
・縦パスレシーブポイントは殺到するプレスとボール奪取からのショートカウンター、
・それに、元々あったサイドクロス攻撃、
を合わせたスタイルとなりました。
前監督城福の[消極型スタイル]との差があまりに大きく、[チーム激変]に見えますが、
戦力は、ほぼ同一でのスタートで、選手が入れ替わったものでは有りません。
詰まり、[新監督と戦術転換のみでの成果・成功]となった、[戦術転換による典型成功例]となりました。
個々選手は、他チームの様な[高能力代表主力クラス揃い]とはかなり遠く、若手新人や下位カテゴリーからの抜擢移籍が多数で、そこにベテラン・有名選手を組み合わせ、共通項は、[全選手、高い走力とスピード、無尽蔵なフィジカルとエネルギーを保有]と[個々ストロング発揮]で、相手側が後半途中から、フィジカルダウンの時間帯に、更に、ギアアップ・スピードアップが可能で、試合時間全体では、[後半途中から勝利を決める]試合展開で、戦績を積み上げて来たチームパフォーマンスです。
第2列・第3列目からの飛び出し、殺到は、リーグトップレベルとなり、最大ストロングですね。
この戦術・戦略の対抗策は、なかなか簡単では無く、実際、上位から下位まで、圧倒された勝利を成立させています。
第1ポイントは、[ハイライン]で、3CBの裏スペースや、ダイナゴル(斜め)攻撃は、ターゲットです。
広島CBは、広いカバーエリア、身体フィジカルと守備力を誇りますが、前後左右への揺さぶりは、ギャップやスペース、ズレを生みます。飛び出し、深い抉り、激しい揺さぶりがポイントです。
第2ポイントが、[縦パス出所・配給元]を抑え込む事で、GK・CB・DMへの完璧マーキングが必要です。
ハイプレスへの耐性は意外に低く(コンサ程のパスコンビネーションは有りません。しばしば、チャージが到達します。)、ボール奪取からのショートカウンターが可能です。
第3ポイントは、[前線選手動き封じマーキング]で、スピードと走力で劣後しないマンマークがポイントです。コンサCBやDMには、スピードと走力が有る選手起用が必須、となります。
しかし、ミシャ三原則[走る・闘う・規律を守る]を、そのまま実践するのが広島で、選手能力を最大限引き出す能力も、スキッペ監督の最大ストロングです。各選手、ストロングを最適ポジションとプレーで発揮し、ウィークは、チームカバー、組織プレーで補完し、消えてしまうマジックの様に、カバーされてしまいます。
監督勝負も、注目です。
2.対戦コンサ 戦術・試合展開・メンバー予想
残り2試合に[僅か1勝点獲得]を賭ける、との展開は、普通なら、そんなに深刻とはならないものの筈ですが、対戦相手が問題で、
・絶好調で、[最も勝点獲得し難い対戦チーム]の次戦・広島、
・残留に、コンサ最終戦での勝点3必須となり、チーム全力で臨んで来る最終戦・清水。清水は、残留のため、豊富な資金力を掛け、複数高資金選手を緊急獲得し、その選手がチームにフィットし始め、潜在チーム戦力ならば、リーグ中位以上に急上昇し、順位とは全く異なる[勝点獲得し難い対戦チームの一つ]に到達しています。
この様に、一時の、戦力ダウンしていた当時のコンサ戦力なら、連敗も高い可能性となったものですが、現在コンサ戦力は、かなり回復、上昇しており、ギリギリ勝負可能となっています。
しかし、[僅か1勝点獲得]と言っても、チームスタイル[超攻撃型スタイル]を変化させる事は、禁忌で有り、絶対有り得ない戦略です。
その結果、両試合共に、複数得点獲得が飛び交う、激しい撃ち合い試合となる事必至です。
2試合共、<どちらのチームが、より多く得点獲得するか>の試合となるものです。
と言う事で、コンサ対戦戦術は、不動の[オールコートマンマークプレス・マンマーク型ハイプレス+コンサ式ミシャスタイル]です。
・攻撃型守備で、前線ハイプレスから、オールコートでボール奪取を狙い、広島パス交換を阻止し、ボール奪取からのカウンター、多彩多様攻撃との攻勢展開
・自陣からは、ビルドアップ型前進、コンサ式の最前線ポストへのロングパスからのショートカウンター、スピードと変幻自在ドリブル突破、サイドやDF裏のスペース突破と折り返しクロスにカットイン、反復サイドチェンジの陣形揺さぶりによるギャップ・スペース構築とそこへの侵入、スピードと創意溢れるコンビネーション、と多彩多様攻撃が展開
・派生セットプレーは、福森不在時でも、有力手段・得点源
これらを駆使し、多数回の決定機を構築する、リーグトップのチャンス構築力が炸裂し、試合結果は、決定機の得点獲得力・[決定力]のシュート精度・タイミング・狙い所へのプレー、に成否が掛かります。
想定試合展開は、試合開始直後から、一瞬も目を離せない、緊迫・拮抗状態となり、交互に攻守を繰り返す事となりますが、一定時間後は、コンサのボール支配が継続し、攻勢が継続する中、複数決定機に先制点獲得、そのご、互いに、有効攻撃から得点獲得が有り、試合の決勝点は[3点]で、最終試合想定は、[3-2・ギリギリ辛勝]です。
最後に、試合メンバー予想です。
前日移動まで、3日間有り、基本候補は明日・明後日のトップチーム選択選手となりますが、
2日前での予想メンバーは、
[スタメン]
GX
青木 小柏
ルーカス 高嶺 荒野 金子
菅 岡村 田中駿太
菅野
[サブ]
興梠・ゴニ・スパチョーク
宮澤・福森・中村
大谷
です。
広島参戦組サポーターの活躍と、全サポーターの総力結集で、厳しい戦い・試合を勝ち取る、試合としましょう。
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